チラシ印刷の折り加工・製本オプション|種類と費用・納期の目安

二つ折りや中綴じなど、チラシ印刷の加工オプションを徹底解説。折り・筋入れ・ミシン目・ステープル留めの種類別の特徴、費用と納期への影響、部数による単価の下がり方を目安でわかりやすく整理します。

チラシの加工オプションは、折る・筋入れ・ミシン目・綴じる・表面保護・形状加工の6種類に大別されます。加工費は段取り時間が部数で薄まるため、部数が多いほど1部あたりの負担は下がる傾向が目安です。

この記事でわかること

  • 折り・筋入れ・ミシン目・綴じなど加工オプション6種類の全体像
  • 二つ折り・巻三つ折り・観音折りなど折り方ごとの向いている用途
  • 用紙の厚さや目方向と折り割れ、筋入れが必要になる条件
  • 情報量と配布方法から逆算する加工の選び方と発注時の伝え方

チラシやパンフレットを外注するとき、「二つ折りにしたい」「ステープル留めで冊子にしたい」「切り取りクーポンを付けたい」といった要望が出てくると、見積書に並ぶ加工オプションの項目が一気に増えます。折り加工、筋入れ、ミシン目、中綴じ——名前は聞いたことがあっても、それぞれが費用と納期にどれくらい影響するのかは分かりにくいものです。結果として「とりあえず折りなしの1枚もので」と妥協してしまい、本来伝えられたはずの情報量を削ってしまうケースも少なくありません。

この記事では、販促物の印刷外注を担当する方に向けて、代表的な加工オプションの種類と向いている用途、費用・納期への影響の考え方、そして部数が増えるほど1部あたりの加工費負担が下がる仕組みまでを、実務目線で整理します。金額はあくまで目安であり、用紙・サイズ・部数・時期によって変動します。正確な条件は無料のお見積りでご確認ください。ポスティングくんでは配布を伴わない印刷のみのご依頼も承っており、A4両面カラー1万〜3万枚のボリュームゾーンを特に得意としています。

目次

チラシ印刷の加工オプションとは?まず押さえたい全体像

チラシ印刷の「加工オプション」とは、印刷機から出てきた紙を断裁した後に行う後加工(こうかこう)工程の総称です。印刷そのものは「紙にインキを乗せる」までで完結しますが、販促物として使える形に仕上げるには、折る・綴じる・切り取り線を入れるといった別の機械と人手が必要になります。見積書で「印刷代」と「加工代」が分かれているのは、この工程の違いによるものです。

加工オプションは大きく6種類に分けられる

  • 折る:二つ折り・巻三つ折り・観音折りなど。情報量を増やしつつサイズを小さくする
  • 筋を入れる(スジ押し・筋入れ):厚紙を折る前の下処理。折り目の割れを防ぐ
  • 切り取り線を入れる(ミシン目):クーポン券・申込書を切り離してもらうため
  • 綴じる:中綴じ(ステープル留め)・無線綴じなど。複数ページの冊子化
  • 表面を保護する:PP加工(マット/グロス)・ニス引き。耐久性と高級感、擦れ防止
  • 形を加工する:穴あけ(吊り下げ・ファイリング用)・角丸(安全性と印象の柔らかさ)

なぜ加工が入ると見積りが複雑になるのか

加工は「機械のセットアップ+稼働時間+人手」が工程ごとに加算される構造になっています。たとえば巻三つ折りなら、折り機に用紙サイズと折り位置をセットし、試し折りで位置ズレを確認してから本稼働に入ります。この段取り時間は部数が1,000部でも50,000部でもほぼ同じため、小ロットほど1部あたりの加工費が割高になりがちです。逆に部数が増えるほど段取り費が薄まり、単価は下がっていきます。

さらに、用紙が厚い・コート紙で折り目が割れやすい、といった条件では筋入れを挟む必要があり、工程が1つ増えます。「折るだけ」と思っていた案件が、実際には筋入れ+折りの2工程になるケースは珍しくありません。見積り依頼の段階で用紙の種類と斤量(厚さ)を伝えておくと、後出しの追加費用を避けられます。

選定の軸は「情報量」と「配布方法」から逆算する

加工は多いほど良いものではありません。判断の順番は、①載せたい情報量を決める→②必要な面数(ページ数)を出す→③配布方法に合う形状とサイズを選ぶ、の3ステップです。用途別の相性は次の通りです。

  • ポスティング用:A4ペラ、またはA4二つ折り。ポストに入れやすく、折り加工を増やしすぎると単価と納期が膨らむ。クーポン訴求ならミシン目が有効
  • 店頭配布・手渡し:角丸やPP加工で手触りと保存性を上げると、持ち帰ってもらいやすい
  • DM同封:封筒サイズに収まる巻三つ折りが定番。DM同封チラシのサイズと封入段取りも合わせて検討したい
  • 会場配布・説明会:情報量が多いため中綴じ冊子やファイリング用の穴あけが向く

まずはこの全体像を押さえたうえで、次章以降で折り加工・製本・費用の目安を具体的に見ていきます。

折り加工ありのチラシ、次の一歩は?

3つの質問に答えると、配布までの進め方が分かります(約30秒)

質問 1 / 3

チラシの仕様は決まっていますか?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

配るエリアは決まっていますか?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

今後の配布の予定は?

当てはまる方を選んでください

診断結果:まずは配布費用の目安を比べるのがおすすめです

仕様がこれから固まる段階なら、サイズ・配布エリア・枚数を仮に置いて配布費用の目安を出してみましょう。ペラと二つ折りなど、加工の違いで印刷と配布の条件がどう変わるかを並べると、判断材料が整います。条件を変えた複数パターンで試算し、無理のない進め方を選んでください。

サイズ・エリア・枚数から参考見積もりを出す

診断結果:エリアと枚数を伝えて配布プランを相談するのがおすすめです

配るエリアと枚数の見通しがあるなら、折り方・用紙の厚さ・部数まで含めて具体的な見積りを取る段階です。折り物は束ねると厚みが出るため、配布効率も合わせて確認しておくと安心です。ミシン目で切り取りクーポンを付ける場合は、エリア別の記号を入れて回収状況を次の配布設計に活かす相談もできます。

エリアと枚数を伝えて見積りを相談する


配布費用の目安を、先に知っておきませんか?

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折り加工の種類と選び方:二つ折り・巻三つ折り・観音折りの違い

折り加工は「どの情報を、どの順番で見せたいか」で選ぶのが基本です。同じA4仕上がりでも、折り方を変えるだけで紙面の使い方も封入可否も変わります。まずは代表的な折り方の特徴を押さえましょう。

代表的な折り方と向いている用途

  • 二つ折り:A3を半分に折ってA4仕上がり。4ページ相当で、表紙・見開き・裏表紙という単純な構成。情報量が中程度の店舗案内やメニュー、イベント告知に向きます。加工費も最も安価な部類です。
  • 巻三つ折り:A4を三つに巻き込むように折り、仕上がりは約99×210mm。長3封筒にそのまま入るためDM同封に最適。開くごとに情報が展開するので、導入→サービス説明→申込方法という流れを作りやすい折り方です。
  • 外三つ折り(Z折り):ジグザグに折るため、開いたときに3面が一度に見渡せて一覧性が高い構成。料金表・比較表・時間割など、横並びで見せたい情報と相性が良いです。
  • 観音折り:左右の扉を中央で開く形。開く動作そのものが演出になり、高級感を出したい不動産の物件案内やブライダル、ハイクラスな住宅設備の販促でよく使われます。
  • 十字折り(クロス折り):大判を二方向に折って小さくまとめる方法。A2やA1の地図・路線図付きチラシを、ポストに入るサイズに落とし込みたいときに使います。

展開サイズとページ構成の考え方

発注時は「仕上がりサイズ」と「展開(印刷)サイズ」を必ずセットで伝えます。A4仕上がりの二つ折りならA3、A4仕上がりの観音折りならA2相当が印刷原寸です。巻三つ折りでは、内側に巻き込まれる面を他の面より1〜2mm短く設計するのが実務の定石で、これを怠ると折り口が膨らみ、束ねたときに揃いません。

ページ構成は面付け(折ったときにどの面がどこに来るか)を紙で確かめるのが確実です。実際にコピー用紙を同じ折り方で折り、鉛筆で1〜6の番号を書き込んでから展開すると、読み順の間違いが一目で分かります。特に巻三つ折りは「表紙の裏が中面の最後になる」など直感と逆の並びになりやすく、校了前のチェックポイントです。ページ番号の取り違えは刷り直しに直結するため、入稿データの事前チェックに折り見本の確認項目を加えておくと安心です。

用紙の目方向と折り割れ

紙には繊維の流れ(目方向)があり、折り線と繊維が平行だときれいに折れ、直交するとシワや波打ちが出やすくなります。発注時に折り方向を伝えておけば、印刷会社側が目方向に合わせて面付けしてくれます。また、コート110kg以上などの厚紙は、そのまま折ると表面が白く割れる「折り割れ」が起きやすいため、事前に筋を入れる加工が必要です。この筋入れについては次のセクションで詳しく解説します。

ポスティングでの投函しやすさも考慮する

配布まで見据えるなら、折り加工は反響にも関わります。折ってコンパクトにした販促物は投函時に折れ曲がりにくく、巻三つ折りのようにA4より小さい形状は他のチラシに埋もれずに目を引く場合があります。一方で、折り物は束ねたときに厚みが出て1回の持ち運び枚数が減るため、大量配布では配布効率への影響も確認しておきましょう。折り方を決める際は「見せたい順番」「封入の有無」「ポストでの見え方」の3点から逆算するのがおすすめです。

筋入れ・ミシン目・スジ押し|効果を高める細かな加工

折りや製本ほど目立たないものの、仕上がりの印象と反響測定の精度を左右するのが、筋入れ・ミシン目・穴あけ・表面加工といった細かな加工です。1枚あたり数円程度の加算で済むケースが多い一方、選び方を誤ると「折り割れだらけのパンフレット」「切り取ったら連絡先が消えるクーポン」といった失敗につながります。目的から逆算して要否を判断しましょう。

筋入れ(スジ入れ・クリース)は折り割れ対策の基本

筋入れとは、折る位置にあらかじめ溝状の筋を付けておく加工です。紙は厚くなるほど折り曲げたときに表面の繊維が割れやすく、おおむね連量110kg(厚さ約0.13mm)以上のコート紙・マットコート紙では、筋なしで折ると折り山に白い割れが出ることがあります。特にベタ塗りの濃い色面や、トナー・インキが厚く乗る面は割れが目立ちます。

  • 筋入れを推奨する条件:連量110kg以上/折り位置が濃色ベタ/高級感を打ち出すパンフレットや会社案内
  • 省略しても問題が出にくい条件:連量90kg以下の一般的なチラシ/折り位置が白地や淡色
  • 費用の目安:1本あたりの筋入れで数百円〜の基本料金+部数加算。条件・業者により変動します

巻三つ折りや観音折りのように折り線が複数ある場合は、筋の本数分だけ加算されるのが一般的です。見積り時は「折り加工料に筋入れが含まれるか」を必ず確認してください。

ミシン目加工は反響測定に直結する

ミシン目は、切り取りクーポン・申込書・アンケート返信欄・回数券などに使われます。読者が手で切り取って持参・返送する動線ができるため、回収枚数=反響数として数えられるのが最大の実務メリットです。配布エリアごとに券面へ小さな記号や番号を入れておけば、どのエリアから回収されたかまで把握でき、次回の配布設計に活かせます。エリア別の配布報告の集計と突き合わせると、反応率の高い地域が見えてきます。

設計で押さえたいコツは次のとおりです。

  1. 切り取られた後も本体に店名・電話番号・地図・有効期限が残るよう情報を重複配置する
  2. クーポン側にも店名と使用条件を必ず入れる(券だけ持参されても対応できる状態に)
  3. ミシン目から文字・ロゴまで5mm以上の余白を確保し、断裁誤差で欠けないようにする
  4. 切り取り線に「キリトリ」表示とハサミのアイコンを入れ、行動を促す

穴あけ・角丸・表面加工の使いどころ

  • 穴あけ:ドアノブ掛けやファイリング用。配布物を保管してもらいたい価格表・年間カレンダーなどに有効です。
  • 角丸:四隅を丸く加工し、手に当たりが優しく高級感が出ます。ショップカードや診察券に向きます。
  • PP加工(グロス/マット):フィルムを貼り、耐久性と耐水性を高めます。飲食店のメニュー表や繰り返し使う案内に適します。
  • ニス引き:PPより安価に擦れ・汚れを軽減。大量配布のチラシでコストを抑えたい場合の選択肢です。

判断基準はシンプルで、「その加工がなければ目的を達成できないか」です。1回配って捨てられる前提のチラシに高価なPP加工は不要ですが、半年間店頭に置くメニュー表なら耐水性の投資は回収できます。加工費はいずれも部数・サイズ・紙厚で変わる目安であり、複数パターンで見積りを取って比較するのが確実です。

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中綴じ・ステープル留めなど製本オプションの基礎知識

情報量が多く、1枚のチラシに収まらない販促物は「冊子」にするという選択肢があります。カタログ、学習塾の講座案内、治療院の施術メニュー表、会社案内などが代表例です。製本方法によって適したページ数・開きやすさ・費用の傾向が変わるため、まずは3つの基本を押さえておきましょう。

中綴じ|8〜40ページ程度の販促冊子に最適

中綴じは、用紙を重ねて二つ折りにし、折り目の中央をステープル(針)で留める方法です。構造上、総ページ数は必ず4の倍数になります。8〜40ページ程度の冊子に向き、ページが根元までしっかり開くため、見開きで写真や料金表を大きく見せたいカタログやメニュー表と相性が良い仕様です。薄い冊子でも仕上がりが軽く、ポスティングやDM封入にも使いやすいという利点があります。

平綴じ・無線綴じ|ページ数や厚みで使い分ける

  • 平綴じ:用紙を重ねて左端を針や糸で綴じる方法。ページ数の制約が中綴じより緩く、報告書的な冊子にも使えますが、ノド(綴じ側)が開きにくいため、余白を広めに設計する必要があります。
  • 無線綴じ:背を糊で固め、表紙でくるむ方法。40ページを超えるような厚みのある会社案内や総合カタログ向きで、背表紙にタイトルを入れられるのが強みです。工程が多いぶん、同じページ数なら中綴じよりコストは高くなる傾向があります。

中綴じで注意したい「クリープ」と面付け

中綴じは、内側のページほど外側へ押し出され、断裁すると背側の余白が狭く、小口側が削られる現象が起こります。これがクリープ(ページずれ)で、ページ数が多いほど、また用紙が厚いほど影響が大きくなります。対策として印刷会社側で面付け時に調整をかけますが、発注側でも次の点に気をつけると安全です。

  • 小口側・ノド側ともに文字や重要な図版を仕上がり線から5mm以上内側に配置する
  • 見開きで写真をまたがせる場合は、中央でずれても違和感が出ない絵柄を選ぶ
  • ページ番号を必ず振り、入稿時にページ順を明示する

仕様決めの実務チェックポイント

  1. ページ数の調整:原稿が14ページなど4の倍数にならない場合は、16ページにして白ページを設けるか、よくある質問・アクセス地図・お客様の声などを追加して埋めるのが実務的です。白ページも印刷工程上は1ページとしてカウントされます。
  2. 表紙だけ用紙を変える:表紙をコート135kg、本文をコート90kgにするなど、表紙を厚くして高級感と耐久性を出す仕様は定番です。費用は上がりますが、保存性が求められる会社案内では効果的です。
  3. 納期・費用に余裕を見る:折り・丁合・綴じ・断裁と工程が増えるため、1枚もののチラシより制作日数も単価も上がります。印刷のみなら数日で仕上がるケースでも、製本ありは余裕を持った日程で組むのが安全です。入稿から納品までの日数の目安を踏まえ、配布開始日から逆算して発注しましょう。

いずれの方法も、見積り段階で「ページ数・サイズ・用紙・綴じ方・部数」を揃えて伝えることが前提です。条件が曖昧だと比較できる見積りになりません。費用はページ数・部数・用紙により変動するため、必ず目安として確認し、複数パターンで試算してもらうとよいでしょう。

費用と納期への影響|部数が増えるほど1部あたりが下がる仕組み

折り加工や製本オプションの費用は、感覚的に「1部いくら」で決まっていると思われがちですが、実際は初期セットアップ費(固定費)と1部あたりの処理費(変動費)の合計で構成されています。この構造を理解しておくと、部数と加工内容のバランスを自分で判断できるようになります。

固定費と変動費の構造をイメージする

固定費にあたるのは、折り機の刃や折り板の位置を調整する段取り、試し折りによる仕上がり確認、製本機のセッティング、加工後の検品ラインの準備などです。これらは1,000部でも30,000部でも、作業としてはほぼ同じだけ発生します。一方の変動費は、1部を折る・綴じる・結束するといった処理そのものにかかる費用で、部数に比例して増えます。

たとえば段取り費が同額だとすると、1,000部ならその費用を1,000で割った金額が1部に乗りますが、30,000部なら30分の1の負担で済みます。実際には変動費も部数が増えると条件が良くなる場合があるため、部数が増えるほど1部あたりの加工費負担は下がりやすいという傾向になります。部数が増えると単価が下がる仕組みは、印刷本体でも加工でも考え方は共通です。

少部数なら「加工を減らす」のも立派な選択

500部や1,000部といった小ロットでは、加工費の割合が相対的に高くなりがちです。その場合は次のような判断も有効です。

  • 巻三つ折りや観音折りをやめ、二つ折りのみに簡素化する
  • 製本をやめ、1枚ものの両面チラシで情報を整理し直す
  • 折り加工を外し、スジ入れのみにして自社で折る(配布枚数が少ない場合に限る)
  • 必要部数だけ加工し、残りは1枚もののまま保管する

納期は「1枚もの→折り→製本」の順に伸びる

工程が増えるほど、印刷後の加工日数が積み上がります。一般的には1枚ものが最短、折り加工ありでプラス数日、中綴じなどの製本ありではさらに日数を見ておく、という順序になります。加工後の検品・結束・梱包にも時間がかかるため、配布開始日から逆算してスケジュールを組むことが重要です。

また、年末年始・年度末・大型連休前は印刷会社も加工工場も混み合い、通常期より納期が延びやすい時期です。この時期に出稿予定がある場合は、通常より数日〜1週間程度の余裕を持って入稿する前提で動くと安全です。

コストを抑える実務テクニック

  1. 標準サイズを使う:A4やB4など定番サイズは加工機の設定が標準化されており、特殊サイズより割安になりやすい
  2. 標準紙を選ぶ:コート紙・マットコート紙など流通量の多い用紙は調達が安定し、納期も読みやすい
  3. 複数種をまとめて発注する:同じ用紙・同じ折り方の案件をまとめれば段取り回数が減らせる
  4. 早めに入稿する:特急対応の割増を避けられ、修正が出ても余裕を持って対応できる
  5. 加工の必要性を再検討する:情報量が収まるなら1枚ものに戻す判断も有効

なお、ここで挙げた費用・納期の考え方はいずれも目安であり、実際の金額や日数はエリア・部数・時期・用紙・加工内容によって変動します。最終的な費用と納品日は、仕様を具体的に伝えたうえで無料見積りを取り、書面で確認することをおすすめします。

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発注前チェックリストとデータ入稿のポイント

折りや製本が入る印刷物は、通常のペラチラシよりも入稿時の確認項目が増えます。折り位置が1か所ずれただけで全部数が刷り直しになることもあるため、発注前に項目を潰しておくことが結果的にコストと納期を守る近道です。ここでは実務で手戻りが起きやすい箇所を順に整理します。

仕上がり・折り位置に関するチェック

  • 展開サイズと仕上がりサイズの両方を明記する(例:A3展開→A4仕上がり二つ折り)。どちらか一方だけだと解釈違いが起きます。
  • どの面が表紙になるかを指示する。巻三つ折りや観音折りは面の並び順が複雑なので、面番号を振った簡易の折り見本(PDFや手折りの紙)を添えると確実です。
  • 折り目をまたぐ位置に文字・ロゴ・QRコード・顔写真を置かない。特にQRコードは折り目が入ると読み取りに影響するため、折り線から10mm以上離すのが無難です。
  • ミシン目は切り取った後の両側の見え方を確認する。クーポン側に有効期限・店名・連絡先が残っているか、本体側のレイアウトが欠けないかを必ず見ます。

製本(中綴じ)の場合の追加確認

  • 総ページ数が4の倍数になっているか。8P・12P・16Pが基本で、半端な場合は白ページを足すか内容を調整します。
  • ノド(綴じ側)の余白を広めに取る。見開きで使う写真は中央で約2〜3mm隠れる前提で配置します。
  • ページ数が多い中綴じは外側のページほど小口がはみ出すため、小口側のマージンも余裕を見ます。

入稿データの基本

  1. PDF入稿(PDF/X-1a等)を推奨。レイアウトの崩れが起きにくく、確認もスムーズです。
  2. 塗り足し3mmを付け、文字や重要要素は仕上がり線から内側に3〜5mm以上のマージンを確保。
  3. 画像は実寸で原則350dpi前後。Webから拾った72dpi画像は印刷でぼけます。
  4. フォントはアウトライン化、またはフォント埋め込み済みのPDFで。
  5. 大きなベタ面の黒はリッチブラック、細い文字はスミ1色など、用途で黒の指定を分ける。
  6. 色味が売上に直結する商材(食品・化粧品など)は色校正の要否を事前に判断する。校正を挟むと数日納期が伸びる点も織り込みます。

納品と配布の段取り

納品形態も入稿時に決めておきます。梱包単位(1箱あたり何部か)、納品先が本社1か所か複数店舗への分納か、配布業者へ直送するかで、送料も作業も変わります。分納を希望する場合は住所・担当者・希望着日を一覧にして渡すと行き違いが起きません。

配布まで一括で依頼する場合は、印刷部数と配布エリアの設計を同時に固めておくとムダが出ません。予備分(破損・サンプル用)を配布枚数の2〜3%程度上乗せしておくのが実務上の目安です。もちろん印刷のみの依頼も可能で、自社で配布する・既存の配布ルートがあるケースにも対応できます。弊社はA4両面カラー1万〜3万枚を得意レンジとしており、折り加工や簡易製本を含めた見積りも部数・加工内容を伝えていただければ算出できます(費用・納期はエリアや時期により変動する目安です)。

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まとめ|加工オプションは目的から逆算し、まずは無料見積りで比較を

ここまで、チラシ印刷の折り加工・製本オプションについて種類と費用・納期の目安を整理してきました。最後に要点を振り返ります。折り加工は「載せたい情報量」と「配りやすさ」の調整弁です。二つ折りはA3をA4サイズに収めて情報量を倍にでき、巻三つ折りはA4をDM・ラックサイズに、観音折りは中央を開いた瞬間の見せ場をつくれます。筋入れ(スジ押し)は厚紙の折り割れを防いで仕上がりの品質を守る加工、ミシン目はクーポンや申込票を切り取って持参・返送してもらうことで、反響の経路を測定しやすくする加工です。中綴じなどの製本は、ページ数(4の倍数)と用途から選ぶもので、商品点数が多いカタログや学習塾の年間案内など、読み込ませたい販促物に向きます。費用は加工機のセット(段取り)という固定費と部数の関係で決まるため、部数が増えるほど1部あたりの加工費は下がっていきます。

加工は「増やすほど良い」ではない

加工オプションは足すほど効果が上がるものではありません。ポスト投函が中心なら、開封率を下げない折り方や、折らずに読める一枚もののほうが結果が良いこともあります。判断の順番は次の通りです。

  1. 目的を決める(認知/来店/申込・問い合わせ)
  2. 配布方法を決める(ポスティング/手配り/設置/封入)
  3. 必要な情報量からサイズとページ数を決める
  4. そのうえで折り・筋入れ・ミシン目・製本の要否を判断する
  5. 部数と納期を加えて見積りを取り、加工ありと加工なしの両案で比較する

見積りを比較する際は、加工費が単価に含まれるのか別建てなのか、折り加工によって納期が何日延びるのか、分納や直送が可能かまで条件を揃えて確認してください。条件がそろっていない見積りは、金額だけ見ても判断を誤ります。詳しくはチラシ印刷の相見積もりで比較すべきポイントも参考にしてください。

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  • GPSによる配布報告で、どのエリアをいつ配布したか実態を確認できます
  • 全国対応・明朗会計で、見積り後の追加料金はありません
  • 小ロットから大量部数まで対応。A4両面カラー1万〜3万枚の印刷が得意です
  • 軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定など配布方法を目的に合わせて選べます
  • 配布を伴わない印刷のみのご依頼も承ります

「折るかどうか決めきれない」「部数も納期もこれから」という、仕様が固まっていない段階でのご相談も歓迎です。用途と予算をお聞きしたうえで、加工ありと加工なしの比較案をご提案します。無料査定・法人向けお見積りは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。配布エリアの設計までまとめてサポートいたします。

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よくある質問(FAQ)

Q. 折り加工を入れると納期はどれくらい延びますか?
A. 折りや筋入れは印刷後の別工程になるため、通常のペラチラシより1〜2営業日程度余裕を見ておくのが目安です。中綴じなど綴じ加工が入る場合はさらに日数が必要になることがあります。部数・時期・用紙によって変動するため、配布開始日が決まっている場合は、発注前に希望納期を伝えて逆算した進行スケジュールをご確認ください。
Q. ポスティングするチラシに折り加工は必要ですか?
A. ポスティングでは、A4ペラかA4二つ折り程度が扱いやすく一般的です。折り数を増やすと情報量は増やせますが、加工費と納期が増えるうえ、ポスト投函時にかさばる面もあります。クーポンや申込書を切り取ってほしい場合は、折りよりミシン目を入れるほうが目的に合うケースが多く、判断は載せたい情報量と訴求内容から逆算するのが実務的です。
Q. 見積りを依頼するとき、加工について何を伝えればいいですか?
A. 用紙の種類と斤量(厚さ)、仕上がりサイズと折り方(二つ折り・巻三つ折りなど)、部数、ミシン目や綴じの有無、希望納期を伝えると精度が上がります。特に用紙の厚さは、折り割れ防止の筋入れ工程が必要かどうかに関わるため、後からの追加費用を避けるうえで重要です。仕様が未定の段階でも、用途と配布方法をお伝えいただければ、候補となる仕様と費用の目安をご案内できます。


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