印刷会社から配布拠点へ直送|ポスティング納品手配の手順と注意点

印刷は別会社、配布だけ委託したい販促担当者向けに、印刷物を配布拠点へ直送する際の納品先指定・納品日・梱包単位・数量の過不足・検品の段取りを手順で解説。エリア別原稿の梱包表示や配布日程の逆算、GPS配布報告での確認方法まで実務目線でまとめます。

印刷会社から配布拠点へ直送する場合は、配布会社から書面で正式な納品先情報を受け取り、配布開始日から逆算して納品日を決め、荷姿と送り状の記載内容を事前にすり合わせる手順が基本です。

この記事でわかること

  • 直送で輸送・保管・リードタイムを抑えられる理由と前提条件
  • 荷受け拠点・時間帯・車両制限など確認すべき納品先情報
  • 配布開始日から逆算した納品日の決め方と分納時の考え方
  • 送り状の記載や梱包単位など着荷後の検品を楽にする工夫

チラシの印刷はいつもの印刷会社に任せたまま、配布だけをポスティング会社に委託したい——販促担当者からよくいただくご相談です。この場合、印刷物を自社に一度納品してから送り直すのは手間も送料も二重にかかります。印刷会社から配布拠点へ直送してもらえば、輸送コストと保管スペースを抑え、配布開始までのリードタイムも短縮できます。ただし、直送には「納品先をどう指定するか」「納品日はいつに設定するか」「梱包単位と表示はどうするか」といった段取りが欠かせません。ここを曖昧にしたまま進めると、荷受けできない、エリア別の原稿が混ざる、数量が足りないといったトラブルが起こります。

本記事では、印刷会社直送でポスティングを手配する際の実務手順を、納品先指定から検品、配布日程の逆算、GPSによる配布報告での着地確認まで順を追って解説します。エリアごとに原稿を分けるケースの梱包・表示方法や、持ち込み配布と印刷込み発注で料金条件がどう変わるか(いずれも目安)にも触れます。はじめて直送手配をする方でも、そのまま印刷会社への指示書として使える内容を目指しました。

目次

印刷会社からポスティング拠点へ直送するメリットと前提条件

印刷は付き合いのある印刷会社に、配布はポスティング会社に——という分業は、法人の販促実務では珍しくありません。このとき効率を大きく左右するのが、刷り上がったチラシを自社に一度納品せず、配布拠点へ直送する手配です。印刷会社 直送 ポスティング 納品 手配の段取りを最初に固めておくと、送料・保管・人手の三つを同時に削れます。

直送で得られる3つのメリット

  • 二重輸送の解消:自社倉庫やオフィスを経由すると、印刷会社→自社→配布拠点と運賃が二重に発生します。数万枚のチラシは重量物で、A4・B4クラスでも1万枚で20〜30kg前後になることがあり、往復分の運賃差は無視できません。
  • 保管スペースと荷扱いの削減:オフィスの一角に段ボールを積む必要がなくなり、受け取り・積み替え・再発送にかかる担当者の時間もなくなります。
  • リードタイム短縮:経由地が一つ減るだけで、配布開始を1〜3日前倒しできるケースがあります。キャンペーン告知のように配布日が動かせない案件ほど効きます。

直送を成立させるための前提条件

直送は「送り先を変えるだけ」の作業に見えますが、受け取る側の条件が合わないと当日に荷物が宙に浮きます。発注前に次の点をポスティング会社へ確認してください。

  1. 荷受け可能な拠点があるか:配布エリアを担当する拠点が荷受けできるのか、本社一括受けなのかで送り先が変わります。
  2. 営業時間と荷受け可能な時間帯:平日のみ・午前のみといった制約があると、時間指定便を使う必要が出ます。
  3. 保管期間:配布開始の何日前から預かってもらえるか。早着しすぎると置き場がなく受け取れない場合があります。
  4. パレット納品・バラ積みの可否とフォークリフトの有無:大量配布ではパレット単位が効率的ですが、荷下ろし設備がなければ手下ろし前提の梱包にする必要があります。
  5. 時間指定・路線便/チャーター便の可否:複数エリアへ分納する場合、便の種類で到着の確実性が変わります。

配布のみ委託と印刷込みワンストップの違い

印刷を別会社に出して配布のみ委託(持ち込み配布)する形は、既存の印刷単価を活かせる一方、納品の責任分界点が増えます。到着遅れ・数量不足・梱包違いが起きたとき、原因の切り分けに時間を取られがちです。対して印刷込みでワンストップ依頼する場合は、印刷から配布までの納品管理が一本化され、スケジュールの逆算も一社内で完結します。チラシ印刷だけ発注する流れと比較したうえで、自社にとって管理コストの小さい方を選ぶとよいでしょう。

なお料金は、枚数・配布エリア・時期・配布方法によって変動する目安として捉えてください。繁忙期は配布枠も運賃も逼迫します。全国対応のポスティング会社であれば、配布エリアに近い拠点を納品先に指定でき、輸送距離が短くなる分だけ運賃と到着リスクを抑えられます。まずは「どの拠点に、いつ、どんな形で届ければよいか」を一枚の指示シートに落とすことが、直送手配の第一歩です。

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まずはチラシのサイズ、配布したいエリア、おおよその枚数という三つの条件を整理してみましょう。配布費用は枚数・エリア・時期・配布方法によって変わる目安のため、条件をそろえて比べると判断しやすくなります。印刷会社に印刷を任せて配布のみ委託する形と、印刷込みで一本化する形では管理の手間も変わります。条件が見えてきたら、気になる点をお問い合わせください。

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手順1〜3:納品先の指定・納品日の確定・荷受け条件のすり合わせ

印刷会社から配布拠点への直送は、「どこへ・いつ・どんな荷姿で届くか」の3点が固まれば、ほぼ失敗しません。逆にこの3点が曖昧なまま印刷会社へ発注すると、拠点が受け取れない時間帯にトラックが着いたり、担当者不在で持ち戻りになったりして、配布開始日そのものがずれ込みます。以下の順番で進めてください。

手順1:配布会社から「正式な納品先情報」を書面で受け取る

まず配布会社に、納品先の情報を口頭ではなくメールや書面で出してもらいます。拠点は倉庫を兼ねていることが多く、営業所の住所と荷受け場所が別というケースもあるため、必ず「荷物の届け先」として確定した情報をもらうことが重要です。受け取るべき項目は次のとおりです。

  • 拠点名・正式住所(建物名・階・搬入口の位置まで)
  • 荷受け担当者名と直通の電話番号
  • 受入可能な曜日と時間帯(例:平日9時〜17時、12時〜13時は不可)
  • 車両制限(4トン車まで、大型不可、前面道路の幅員、荷下ろしスペースの有無)
  • パレット受け入れ可否、フォークリフトの有無、手下ろしが必要かどうか

この情報をそのまま印刷会社へ転送します。要約したり自分の言葉で書き直したりすると、建物名や階数が抜けて配送事故の原因になります。原文のまま共有するのが安全です。

手順2:納品日を配布開始日から逆算して確定する

納品日は「印刷が仕上がる日」ではなく「配布開始日から逆算した日」で決めます。目安として、検品・エリア別の仕分け・配布員への荷渡しに数日を見込み、配布開始日の3〜5営業日前の着荷が安心です。数万枚規模や複数エリア同時展開なら、さらに余裕を取ってください。あわせて次の点も決めておきます。

  • 土日祝の荷受け可否(多くの拠点は平日のみ。週末着になりそうなら金曜着か翌月曜着に寄せる)
  • 納品前日までに印刷会社から配布会社へ着荷連絡(便名・到着予定時間・箱数)を入れるルール
  • 遅延が出た場合の連絡先と、何時までに連絡すれば日程を再調整できるかの締め切り

繁忙期は印刷も配送も混み合うため、ポスティング繁忙期の発注スケジュールも踏まえて、通常より数日早めの着荷設定にしておくと安全です。

手順3:荷姿と送り状の記載内容をすり合わせる

荷姿の取り決めは、着荷後の検品効率に直結します。パレット積みかバラ積みか、1箱あたりの枚数、総箱数、総重量を事前に共有しておきましょう。宅配便は時間帯指定ができて少量向き、チャーター便(路線便・貸切便)は大量向きで、荷下ろしに人手やフォークリフトが必要になります。どちらを使うかで拠点側の準備が変わるため、必ず事前に伝えます。

送り状には、発注者名・案件名・エリア名・箱番号(例:3-1/全5箱中)を記載してもらうと、着荷時の照合が一気に楽になります。印刷の都合で分納になる場合は、何便目に何が何枚入るかを一覧化し、全便が揃う日を配布開始日の基準にしてください。複数拠点への分納手配の流れも参考になります。

三者で共有する「納品指示シート」の項目

印刷会社・配布会社・発注者の三者が同じ内容を見られるよう、1枚のシートにまとめます。記載すべきは次の項目です。

  1. 案件名・発注者名・担当者連絡先
  2. 納品先(拠点名・住所・担当者・電話・受入時間帯・車両制限)
  3. 納品日と納品希望時間帯、分納の場合は便ごとの内訳
  4. 原稿の種類・エリア別の割当枚数・予備枚数
  5. 荷姿(箱数・1箱入数・総重量・パレット有無)と送り状の記載ルール
  6. 着荷連絡と検品結果の報告フロー、不足時の対応と再送の判断期限

このシートを納品前に三者で確認しておけば、「聞いていない」による手戻りはほぼ防げます。

手順4〜5:梱包単位・エリア別原稿の表示ルールと数量の過不足対策

直送でトラブルが起きるのは、荷物が「届かない」ときより「届いたけれど中身が分からない」ときです。印刷会社は印刷物を正確に刷るプロですが、配布現場の都合まで把握しているとは限りません。梱包単位と外装表示は、発注者側が指示シートで明確に伝えるべき項目です。

梱包単位は配布単位に合わせる

鉄則は「1箱=配布しやすい枚数で統一する」ことです。一般的には1箱2,000枚または2,500枚といった区切りで揃え、配布員1人あたりの持ち出し量や拠点での小分け作業に合わせます。箱ごとに枚数がバラバラだと、拠点側で全数を数え直す必要が生じ、着荷検品に余計な時間がかかります。

  • 端数が出る場合は端数箱を1箱にまとめ、外装に「端数◯◯枚」と明記する
  • 1箱の重量は目安として15kg前後までに抑え、持ち運びと段積みの安全を確保する
  • 雨天搬入に備え、外装の防湿対策(内袋・パレット積みの養生)を依頼しておく

エリア別に原稿を分ける場合の表示ルール

A版・B版の出し分けや、店舗別の地図を差し替えた複数原稿を同時に配る場合、現場での取り違えが最大のリスクです。版違いの誤配は刷り直しと再配布につながり、費用も日程も大きく崩れます。外装表示は次の4点を、箱の四面すべてに大きく印字したラベルで示してもらいましょう。

  1. 版名(例:A版/B版、◯◯店版)
  2. 配布エリア名(市区町村・丁目単位まで記載)
  3. 入り数(例:2,000枚)
  4. 通し番号(3-1、3-2、3-3のように「総箱数-連番」形式)

さらに、版ごとに養生テープやラベルの色を変える(A版=青、B版=赤など)と、積み上がった状態でも一目で判別できます。色の対応表は指示シートに明記し、印刷会社・配布拠点の双方に事前共有しておくのが確実です。

予備率と過不足への備え

配布枚数ちょうどの納品は避け、目安として数%程度の予備を見込んで印刷しておくと安心です。理由は、搬送中の折れ・角つぶれ、雨濡れ、投函不可住戸の振替、検品での抜き取りなど、現場で必ず一定数の目減りが発生するためです。増刷・再版は入稿データが残っていても、印刷から納品まで数日〜1週間程度のリードタイムがかかり、色味も完全一致しない可能性があります。配布開始後の不足は日程修正に直結するため、最初から余裕を持たせるほうが結果的に低コストです。

  • 不足時:増刷の最短納期を事前に確認し、不足エリアの配布を後ろ倒しにする代替案を決めておく
  • 余剰時:返却・拠点保管・次回繰越のどれにするか、保管期間と費用負担を契約時に取り決める
  • 余剰分を店頭配布や手配りに転用する場合は、有効期限の記載がある原稿かどうかを確認する

梱包・表示・予備率の3点を数字で指示しておけば、印刷会社と配布拠点の間に認識のずれは生じにくくなります。

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手順6:着荷検品の進め方と、配布日程を納品日から逆算する考え方

直送手配で最後のとりでになるのが「着荷検品」です。印刷会社と配布拠点が別会社である以上、荷物が届いた瞬間に中身を確認できるのは配布側しかいません。検品は荷受け当日に実施することを原則とし、万一の刷り直しや追加出荷の時間を確保しておきます。

着荷検品でチェックする項目

  1. 箱数と送り状の一致:発送明細の口数と実際の箱数が合っているか。分納・複数拠点の場合は拠点ごとに照合します。
  2. 外装の破損・濡れ・つぶれ:雨濡れや角つぶれは配布品質に直結します。該当箱は開封して内側まで確認します。
  3. 版ごとの枚数:A版・B版などエリア別原稿がある場合、外装表示と中身が一致しているか。全箱開封が難しければ、抜き取り検品の割合(例:10箱に1箱)を事前に決めておきます。
  4. 見本1部の仕上がり:刷り色の濃淡、折り位置、断裁ズレ、表裏の組み合わせ違い、文字切れの有無を目視します。
  5. 日付・価格などの表記:セール期間や電話番号の誤植は配布後では取り返せません。入稿データと突き合わせます。

確認が済んだら、写真付きの着荷報告を受け取る流れにしておくと安心です。箱の外観、送り状、開封状態、見本1部を撮影した画像があれば、印刷会社との責任の切り分けもスムーズになります。

不備が出たときの連絡ルートと期限

不備は「誰が・誰に・いつまでに」連絡するかを決めておかないと動きが止まります。配布会社から発注者(販促担当)へ連絡し、発注者が印刷会社へ指示を出す一本化ルートが混乱しにくい形です。報告期限は着荷当日中、遅くとも翌営業日午前までと取り決めておくとよいでしょう。併せて、軽微なズレは配布続行か、全量差し替えかの判断基準も事前に共有しておきます。

配布開始日からの逆算で納品日を決める

納品日は「印刷が仕上がった日」ではなく「配布開始日から逆算した日」で決めます。差し引くべき日数の目安は次のとおりです。

  • 着荷検品:半日〜1日
  • エリア割付・配布員への仕分け:1〜3日(枚数とエリア数が多いほど長い)
  • 天候予備日:2〜3日
  • 配布期間:枚数とエリアに応じて数日〜2週間程度が目安

たとえば「4月12日の土曜にオープンするので、10日までに全戸へ届けたい」という案件で、3万枚を2週間弱で配る計画なら、配布開始は3月末ごろ。そこから仕分けと予備日を引いて、納品日は3月25日前後に設定する、という組み立てになります。セール初日やイベント告知のように「到達してほしい日」が動かせない案件ほど、この逆算を最初に固めてから入稿スケジュールを決める順番が安全です。配布期日を厳守したい場合はキャンペーン告知の逆算スケジュールの考え方も参考になります。

なお、年末年始や新生活期(2〜4月)、お盆前などの繁忙期は、印刷の納期も配布員の稼働も逼迫します。通常より1週間程度の前倒しを見込み、納品日と配布開始日の両方に余裕を持たせてください。

大量配布・複数エリア同時展開で直送手配を失敗させないコツ

数万枚〜十万枚規模になると、1か所へまとめて納品する方式は現実的ではなくなります。配布拠点の保管スペースには限りがあり、エリアごとに配布員の動線も異なるためです。複数市区町村へ同時展開するなら、配布エリアごとに最寄りの拠点へ分けて納品する「分納」を前提に、印刷会社と配布会社の三者で早めに段取りを固めておくと失敗が減ります。分納の全体像は複数拠点へ納品する流れと費用の目安も参考になります。

分納表は「版」と「納品日」まで書き切る

分納の事故は、ほぼ情報不足から起こります。最低限、次の項目を1枚の表にまとめ、印刷会社・配布会社の双方に同じものを渡してください。

  • エリア名(市区町村・丁目単位まで)
  • 原稿の版(A版/B版、店舗名や地図の差し替え有無)
  • 枚数(予備を含む数と、予備の内訳)
  • 納品先の住所・担当者・電話番号
  • 納品日と時間帯、荷受け可能な曜日
  • 梱包単位(1箱あたりの枚数)と外装表示の文言

特に版違いがある場合は、箱の外側に「○○店版・△△市用」といった表示を必ず入れてもらいます。中身を開けないと判別できない状態だと、着荷検品で全箱を開梱することになり、配布開始が遅れます。

輸送費と配布効率のバランスを取る

分納先を増やすほど配布の動線は短くなりますが、1便あたりの積載が小さくなり輸送費は上がりやすくなります。目安としては、同一市区町村内で数千枚規模なら1拠点にまとめ、市をまたぐ場合や1エリア1万枚を超える場合は分けると、保管と配布のバランスが取りやすくなります。最終判断は配布会社の拠点配置によるため、分納案を2パターン出して比較するのが実務的です。

段階配布なら納品も分ける

第1弾・第2弾と時期をずらす段階配布では、納品も弾ごとに分けます。全量を先に納品すると保管負担が大きく、紙の反りや日焼けの原因にもなります。第2弾分は印刷会社側で保管してもらい、配布開始の3〜5営業日前に出荷する運用にしておくと安全です。運用中は週次で「配布済み枚数・残数・エリア進捗」を共有し、残数が計画とずれた時点で追加納品や配布方法の調整を判断します。

配布方法と部数配分はセットで決める

部数だけ先に決めると、現地の世帯構成と合わずに配り切れないことがあります。軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定のどれを採るかを決めてから、エリア別の枚数を割り付けてください。戸建て中心の住宅地は軒並み、マンションが多い駅周辺は集合住宅集中、というように方式を変えると消化率が安定します。

料金の考え方

ポスティング料金は、枚数がまとまるほど1枚あたりの単価が下がる傾向があります。また、印刷を別会社に発注して刷り上がりを持ち込む場合は、印刷費を含まない配布のみの条件での見積もりとなります。いずれも目安であり、エリア・枚数・配布方法・時期(繁忙期かどうか)によって変動しますので、分納表を添えて見積依頼をすると精度が上がります。大量配布の進め方は大量配布のご案内もご確認ください。

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納品分が配り切られたかをGPS配布報告で確認する方法

印刷会社から配布拠点へ直送した場合、発注者は現物を見ていないまま配布が終わります。そこで最大の不安になるのが「納品した枚数が本当に配られたのか」という点です。これを解消する手段が、GPSによる配布ルート記録と、配布後に提出される報告書の突合です。どのエリアをいつ回ったかが地図上の軌跡で確認でき、納品枚数と配布完了枚数・残数が数字でつながる状態をつくれれば、直送でも管理の精度は落ちません。

配布報告書に含まれる主な項目

  • 配布日・配布時間帯(日別に分けて記録されているか)
  • 配布エリア(市区町村・町丁目単位、地図での色分け)
  • 配布員のルート軌跡(GPSログを地図に重ねた記録)
  • 配布完了枚数と残数(原稿種別・エリア別の内訳)
  • 現地写真(集合住宅の集合ポスト、配布状況など)
  • 未投函の理由(お断り表示、管理規約による禁止、立入制限など)

報告書を受け取ったら発注者側で確認すること

  1. 納品枚数=配布完了枚数+残数になっているか。計算が合わない場合は内訳の再確認を依頼します。
  2. 依頼したエリアと、軌跡が示すエリアがずれていないか。隣接市区へはみ出していないか。
  3. エリア別原稿を分けた案件で、指定どおりの原稿が指定エリアに入っているか。
  4. 配布日がキャンペーン開始日や来店訴求の期間に合っているか。前倒し・後ろ倒しがないか。
  5. 集合住宅中心・戸建て中心など、依頼した配布方法の比率と実績が合っているか。

残部・未投函分の扱い

軒並み配布でも、お断り表示のある住戸、管理会社がチラシ投函を禁止している物件、オートロックで共用部に入れない建物などは投函しません。これはクレーム予防のための正当な除外であり、結果として残部が発生します。残部は返送・保管・次回分への繰り越し・廃棄のいずれにするか、直送手配の段階で決めておくと処理がスムーズです。数千枚単位の残部は保管料や返送費が発生する場合もあるため、見積時に条件を確認しておきましょう。あわせて、配布品質の基準と検品の実務を事前に共有しておくと、報告書の読み合わせも短時間で済みます。

反響計測と配布日を突き合わせて次回に生かす

報告書の価値は「配ったことの証明」だけではありません。クーポン券の回収数、QRコードの読み取り数、チラシ専用の電話番号への着信数を、配布日・エリアごとに並べて見ることで、どのエリアが反応したかが見えてきます。たとえば同じ1万枚でも、A地区は配布翌日から3日間に問い合わせが集中し、B地区はほとんど動かない、といった差が数字で確認できます。次回はA地区の周辺へ枚数を寄せる、B地区は原稿を変えてテストする、といった判断につながります。

なお、ポスティングの反響率は業種・エリア・原稿・時期によって差が大きく、一般的には0.01〜0.3%程度が目安とされますが、これは保証値ではありません。1回の結果だけで判断せず、同条件で2〜3回配布して平均を見る姿勢が、直送を前提とした継続運用では特に重要です。

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まとめ:直送手配は「指示シート」と「逆算」で決まる

印刷会社から配布拠点へチラシを直送する手配は、特別な専門知識が必要な作業ではありません。決めるべきことを事前に書面(納品指示シート)へ落とし込み、配布開始日から逆算して納品日を置く。この2点を押さえるだけで、着荷遅れ・数量違い・原稿取り違えといった事故の大半は防げます。最後に、ここまでの決めごとをチェックリストとして整理します。

直送手配で決める6つの項目

  • 納品先の指定:住所だけでなく、拠点名・担当者名・電話番号・受付可能な曜日と時間帯まで印刷会社へ伝える。
  • 納品日の確定:配布開始日から逆算し、検品と仕分けの余裕日を見込んで設定する。
  • 荷受け条件のすり合わせ:車両サイズの制限、パレット受け可否、台車や荷下ろし人員の要否を事前共有する。
  • 梱包単位:1箱あたりの枚数を統一し、外装に枚数と原稿名を明記してもらう。端数箱は別表示にする。
  • エリア別原稿の表示:複数原稿がある場合、外装のどこに何を書くかを指定し、見分けがつく状態にする。
  • 数量の予備と検品:汚損・折れを見込んで数%程度の予備を確保し、着荷時に箱数と外装表示を照合する。

日程は「配布開始日」から逆算する

  1. 配布開始日を確定する(セール初日やイベント日から逆算)
  2. 検品・仕分け日を1〜2営業日確保する
  3. その前日までに着荷するよう納品日を設定する
  4. 印刷会社の生産日数と輸送日数を足し、入稿締切を決める

年末年始・年度末・大型連休前などの繁忙期は、印刷の生産枠も配布員の稼働も逼迫しやすく、輸送の遅延も起こりやすい時期です。通常より数日前倒しで組むのが安全です。詳しい組み方はポスティング繁忙期の発注スケジュールも参考にしてください。

料金の考え方

費用は「印刷済みチラシを持ち込んで配布だけ依頼する場合」と「印刷から一括で依頼する場合」で条件が変わります。いずれもエリア・枚数・配布方法(軒並み/集合住宅集中/エリア指定)・時期によって変動するため、提示される単価はあくまで目安としてお考えください。まとめ配布や複数エリア同時発注では条件が整理しやすく、見積りも比較しやすくなります。追加料金の有無を含め、最初に条件を明示したお見積りをご確認ください。

ポスティングくんの体制

  • 全国対応:複数エリアへの同時展開や、拠点ごとの分納にも対応します。
  • 明朗会計:見積り時点で費用内訳を提示し、後からの追加請求はありません。
  • GPS配布報告:配布ルートの記録を報告書としてご提出し、納品分が配り切られたかを確認いただけます。

配布エリアの選定や枚数配分、納品指示シートの作成そのものについてもご相談いただけます。「印刷は別会社に発注済みで、配布だけ任せたい」というご依頼も歓迎です。

チラシの配布エリア・枚数のご相談、無料査定、法人向けのお見積りは、お気軽にお問い合わせください。数万枚規模の広域展開をご検討の場合は大量配布ページもあわせてご確認ください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 印刷会社から配布拠点へ直送する場合、納品日は配布開始日の何日前に設定すればよいですか?
A. 配布開始日の3〜5営業日前を納品日に設定するのが一つの目安です。到着後の検品、数量確認、エリア別の仕分けに時間が必要なためで、エリア数が多い案件や分納の場合はさらに余裕を見てください。早着しすぎると保管スペースの都合で受け取れないこともあるため、保管可能期間を事前に配布会社へ確認しておくと安全です。
Q. エリアごとに原稿が違う場合、梱包や送り状はどう指定すればよいですか?
A. 原稿ごと・エリアごとに箱を分け、外装の見やすい面に「原稿名・エリア名・入数・箱番号(例:3箱中1箱目)」を記載してもらうのが基本です。1箱あたりの入数を揃えておくと着荷後の検品が早く、数量過不足にも気づきやすくなります。送り状の品名欄にも案件名やエリア名を入れてもらうと、複数案件が同時に届いた際の取り違えを防げます。
Q. 持ち込み配布(配布のみ委託)と印刷込みの依頼では、料金はどのくらい違いますか?
A. 持ち込み配布は配布料金のみ、印刷込みは印刷費と配布費を合わせた金額になりますが、いずれも枚数・エリア・時期・配布方法によって変動するため、あくまで目安としてお考えください。印刷込みの場合はまとめ発注による単価調整や、納品管理が一本化されて手配の手間が減るという利点があります。既存の印刷単価と、二重輸送や調整にかかる社内コストを合わせて比較するのがおすすめです。


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