チラシ印刷のみの発注は、問い合わせ・仕様ヒアリング、見積りと社内稟議、正式発注、データ入稿、校正、印刷から発送・着荷確認までの6ステップが基本です。納品先の数や住所は最初に伝えておくと後戻りを防げます。
この記事でわかること
- 印刷だけを発注する法人・本部に多い3つの場面
- 入稿から納品までの6ステップと各工程の目安日数
- 複数拠点への納品先指定・分納で準備しておく情報
- 納期が延びやすい要因と配布開始日からの逆算例
「ポスティングは自社や既存の業者に任せているので、チラシ印刷だけを発注したい」「本部でまとめて印刷し、各店舗・各営業所へ直接届けてほしい」——こうしたご相談は、複数拠点を持つ法人のご担当者から特に多く寄せられます。印刷会社によっては配布とセットでなければ受けられない場合もあり、納品先を複数指定したいときの段取りや、分納(分割納品)の扱いがわからず戸惑うケースも少なくありません。
この記事では、チラシ印刷のみを発注する際の入稿から納品までの流れを手順に沿って整理し、納品先を複数指定する場合の準備物、分納の考え方、送料や加工費の扱い方までを実務目線で解説します。株式会社ポスティングくんでは、ポスティングを伴わない印刷のみのご依頼にも対応しており、特にA4両面カラー1万〜3万枚程度のロットを得意としています。社内稟議や発注書作成の前段階で押さえておきたいポイントを、具体的にお伝えします。
チラシ印刷だけを発注するケースとは?法人・本部でよくある3つの場面
ポスティング会社に依頼すると聞くと「印刷から配布まで一式」をイメージしがちですが、実務では印刷のみを発注するケースが少なくありません。特に複数拠点を持つ本部や法人の販促担当にとって、印刷と配布を切り分けることは、コスト管理とブランド統一の両面で合理的な選択になります。まずは、どんな場面で「チラシ印刷だけ発注」が発生するのかを整理しておきましょう。
場面1:配布は自社スタッフや既存業者が担当する
店舗スタッフが手配りする、地元の配布業者と長年の付き合いがある、新聞折込を併用している——こうしたケースでは、印刷だけを外部に出し、配布は従来どおりの体制で回します。不動産会社が現地販売会のスタッフ配布用に刷る、飲食チェーンが店舗周辺の手配り用に刷る、といった形が典型です。
場面2:配布以外の用途で使う
店頭のチラシラック設置用、来店客へのレジ渡し用、請求書やDMへの同封用、展示会やイベントでの配布用など、ポスティング以外の用途でチラシが必要になる場面です。治療院の院内掲示用や、住宅設備会社の営業担当が訪問時に持参する資料も同じ系統です。この場合は納品先が本部や各店舗になり、納品先指定の流れをきちんと伝えることが重要になります。
場面3:本部一括調達で複数拠点へ配る
学習塾の各校舎、医療法人の各クリニック、フランチャイズの加盟店など、同じデザインのチラシを複数拠点で使う場合、本部がまとめて発注して各拠点へ分納する方法が一般的です。まとめて刷るほど1枚あたりの単価は下がりやすく、複数納品先への分納を組み合わせれば、拠点ごとに個別発注するより管理の手間も費用も抑えやすくなります。
印刷と配布を分けるメリット・デメリット
切り分けには良い面と注意点の両方があります。発注前に社内で共有しておきましょう。
- メリット:印刷費と配布費を別建てで把握でき、予算の内訳が見えやすい
- メリット:デザイン・用紙・色味を本部で統一でき、拠点間のブランドのばらつきを防げる
- メリット:在庫を本部で管理し、必要な拠点へ必要な数だけ出せる
- デメリット:納品先・納品日の調整が増え、担当者の事務負担が発生する
- デメリット:各拠点に保管スペースが必要で、湿気や日焼けによる劣化リスクがある
- デメリット:多めに刷ると余剰在庫になり、内容変更時に廃棄が出る
対策としては、年間の使用見込みから発注ロットを決め、キャンペーン情報など変わりやすい要素は別紙や差し替え部分に逃がす設計が有効です。価格や日付を刷り込むと、変更のたびに全数が使えなくなります。
ポスティングくんは印刷のみの発注も可能
当社は配布とセットでなくても、チラシ印刷だけの発注を承っています。得意とするのはA4両面カラーの1万〜3万枚程度のレンジで、この帯域は単価・納期・品質のバランスを取りやすい枚数帯です。もちろん数千枚の小ロットや10万枚規模の大量印刷にも対応します。納品先を複数指定したい、拠点ごとに枚数を変えたい、時期をずらして分納したいといった要望も、条件さえ整理いただければ見積りに反映できます。次章から、入稿から納品までの具体的な流れを順に見ていきましょう。
チラシ印刷の発注、いま必要な進め方は?
3つの質問に答えるだけで、見積りと配布の進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
チラシの仕様は決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
納品先や配布エリアの状況は?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
今回の発注はどんな位置づけですか?
当てはまる方を選んでください
診断結果:サイズと枚数から目安を比べる進め方がおすすめです
まずはチラシのサイズ、配りたいエリア、必要な枚数の3点を整理してみましょう。この3つが見えてくると、印刷と配布それぞれの費用の目安を出して比べやすくなり、社内稟議に必要な予算の内訳もまとめやすくなります。納品先が複数ある場合は、拠点の数と住所も早めに控えておくと、後の段取りで迷いにくくなります。
診断結果:エリアと枚数を伝えて具体的な見積り相談がおすすめです
配布エリアと枚数、各拠点の住所や割当部数が固まっているなら、その情報をそのままお伝えください。納品先の指定や分納、希望着日まで含めた見積りと配布プランをご提案できます。配布開始日から逆算した入稿スケジュールもあわせて確認しておくと、拠点ごとの着荷のずれや直前の調整を抑えやすくなります。
入稿から納品までの基本の流れ|6ステップで理解する印刷のみ発注
チラシ印刷だけを発注する場合、配布まで依頼するときと比べて工程はシンプルですが、「どの段階で何が確定するか」を押さえておかないと、納品先指定や分納の調整が後手に回ります。ここでは問い合わせから着荷確認までを順に整理します。日数はいずれも目安であり、仕様・部数・時期・印刷会社の混み具合によって変動します。
ステップ1:問い合わせ・仕様ヒアリング(0.5〜1営業日)
最初に伝えるべき項目は、サイズ(A4・B4・A3二つ折りなど)、用紙と斤量(コート90kg等)、印刷色(両面フルカラーか)、部数、折り加工の有無、希望納期、そして納品先の数と住所です。印刷のみの発注でも、納品先が複数あるかどうかで見積り構成が変わるため、この時点で申告しておくと後戻りがありません。
ステップ2:見積り提示と社内稟議(1〜3営業日)
見積りは印刷費・加工費・送料(納品先ごと)に分かれます。法人の場合はここから稟議や予算決裁が入るため、社内承認に何日かかるかを事前に把握しておくことが重要です。チラシ印刷の発注スケジュール逆算の考え方で、承認待ちの日数も工程に組み込んでおきましょう。
ステップ3:正式発注・仕様確定(即日〜1営業日)
発注書を交わし、仕様・部数・納品先・希望着日を確定させます。ここで決めた仕様の変更は、以降は追加費用や納期延長の原因になります。特に部数と納品先の配分数は、確定後の変更が難しい項目です。
ステップ4:データ入稿(入稿締切の厳守)
PDF入稿が一般的で、塗り足し3mm・文字のアウトライン化・CMYK変換が基本要件です。入稿締切は「当日◯時まで」と時刻で区切られていることが多く、締切を1時間過ぎただけで翌営業日扱いになり、納品日が丸1日ずれることもあります。
ステップ5:データチェックと校正(1〜2営業日)
印刷会社側でデータ不備(解像度不足、フォント、断裁位置)を確認し、必要に応じてPDF校正や色校正を行います。色校正を取る場合は、出力と確認・戻しで2〜4営業日ほど追加になるのが目安です。
ステップ6:印刷・加工〜梱包・発送・着荷確認
データ確定後、印刷・加工はおおむね3〜7営業日が目安。折り加工や特殊用紙が入ると延びます。その後、納品先ごとに梱包・発送し、輸送に1〜2日(離島・遠隔地はさらに加算)。着荷後は拠点側で箱数と数量の確認を行い、差異があれば当日中に本部へ報告する流れを決めておきます。
納期が延びやすい要因と逆算スケジュール例
- 入稿データの不備による差し戻し・再入稿(1〜3営業日のロス)
- 校正戻しの社内確認が滞る(複数部署の承認は要注意)
- 連休・年末年始・新学期・決算期などの印刷繁忙期
- 納品先が多く、梱包・仕分けに時間がかかるケース
たとえば配布開始日が4月1日なら、3月28日に全拠点着荷、3月25日出荷、3月17日データ確定(入稿)、3月10日デザイン社内承認完了、2月下旬に見積り・発注、という逆算が現実的な目安です。余裕日を3営業日ほど見込んでおくと、再入稿が発生しても計画が崩れません。
入稿データの準備チェックリスト|不備で止まらないための実務ポイント
印刷だけを発注する場合、進行が止まる原因のほとんどは入稿データの不備です。本部側でデータを用意して複数拠点へ分納する段取りでは、データ差し戻しが1日発生するだけで全拠点の着荷日がずれます。下記の項目を発注前にひと通り確認しておくと、校了から印刷開始までを滞りなく進められます。
入稿形式とデータ作成の基本ルール
- PDF入稿が基本:印刷用PDF(PDF/X-1aなど)で書き出すと、フォント埋め込みや画像リンク切れのリスクを抑えられます。Illustrator等のネイティブデータで渡す場合は、使用フォント・リンク画像を同梱し、バージョンも併せて伝えます。
- 塗り足し3mm・トンボ付き:仕上がりサイズの外側に3mmの塗り足しを確保します。背景色や写真が端まで届くデザインで塗り足しがないと、裁断時に白フチが出ます。
- 文字のアウトライン化:ネイティブ入稿ではフォント置換を防ぐためアウトライン化します。アウトライン後は文字修正ができないため、修正用の原本データを別に保管しておきます。
- 画像解像度は原寸300〜350dpi目安:拡大配置した画像は実質解像度が下がります。配置倍率を考慮して確認します。
- カラーモードはCMYK:RGB画像のまま入稿すると、鮮やかな青・緑・蛍光色がくすんで見えることがあります。ブランドカラーがある場合は事前に色指定を共有しておくと安心です。
仕上がりに影響しやすい設計上の注意
黒ベタの面積が大きいデザインは、単色の黒だけだとムラや薄さが出やすいため、リッチブラック(4色掛け合わせ)の指定を検討します。ただし掛け合わせが濃すぎると裏写りや乾きにくさの原因になるため、総インキ量の上限は印刷会社に確認してください。髪の毛のような細線や小さな文字は、4色の掛け合わせだと版ずれで輪郭がぼやけることがあるため、スミ1色にするのが無難です。紙も重要で、薄い上質紙は裏写りしやすく、両面に濃い色面を置くデザインでは厚みのある紙やコート系を選ぶと読みやすさが保てます。自作テンプレートでの入稿データの作り方も併せて確認しておくと、社内制作時の手戻りを減らせます。
よくある入稿不備トップ5
- 塗り足しがない、またはトンボが入っていない
- 画像がRGBのまま、または解像度不足(原寸で150dpi以下など)
- フォント未アウトライン・リンク画像の添付漏れ
- 仕上がりサイズとデータサイズの不一致(A4指定なのにB5で作成等)
- 特色・不要なレイヤーやトリムマークの残存
校正でチェックすべき項目
データの技術面が問題なくても、内容の誤りは刷り直しになり費用も納期も二重にかかります。複数拠点へ分納する場合は、拠点ごとに差し替える情報の確認が特に重要です。
- 電話番号・住所・営業時間:拠点別に差し替えた箇所は、必ず拠点担当者本人にも確認してもらう
- QRコード:実機で読み取りテストを行い、遷移先ページが公開済みかを確認
- 地図・アクセス:最寄り駅名や周辺目標物が最新か、駐車場の有無の記載
- 有効期限・キャンペーン条件:配布時期と期限の整合、対象者・併用可否・除外品の明記
- 景品表示上の表現:「No.1」「最安」などの訴求は根拠資料の有無を確認し、価格表示は税込・税別を統一する
なお、デザインデータが手元にない場合や、拠点別の差し替え版を一から作る余裕がない場合は、デザイン制作から印刷、その後の配布までをまとめて相談できます。ワンストップで任せると、入稿形式のすり合わせや拠点ごとの版違い管理を一本化でき、確認の往復も減らせます。
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納品先を複数指定するときの段取り|必要情報と依頼シートの作り方
本部でまとめてチラシを印刷し、各店舗・各拠点へ直接届けてもらう「複数納品先指定」は、印刷のみ発注でもっとも手間取りやすい工程です。やり取りをメール本文の箇条書きで進めると転記ミスが起きやすいため、納品先リスト(Excel・スプレッドシート)を1枚つくって渡すのが最短ルートです。印刷会社側もそのまま送り状データに流用できるため、確認の往復が減り、納期ブレも抑えられます。
納品先リストに入れる項目
- 拠点名(正式名称):「○○店」など、看板名と登記名が違う場合は両方記載
- 郵便番号・住所:ビル名・階数・部屋番号まで省略せずに記入
- 担当者名・電話番号:日中つながる番号。代表電話と店舗直通が別なら両方
- 各拠点の割当部数:合計が発注総部数と一致しているか必ず検算
- 希望納品日・時間帯:拠点ごとに異なる場合は行単位で記載
- 荷受け条件:定休日、荷受け不可の時間、搬入口の指定、エレベーター有無
項目を固定した依頼シートを一度作っておけば、次回以降は部数と納品日を書き換えるだけで再利用できます。増刷や季節販促で同じ拠点構成を使う法人ほど、資産として効いてきます。
つまずきやすい注意点
- 営業時間と荷受け可否のズレ:開店前の時間帯は無人、という店舗は珍しくありません。受け取れる時間を拠点ごとに確認しておきます。
- 搬入ルールの違い:路面店は店頭受け取りで済んでも、商業施設テナントやオフィスビルは「荷受けは館内の検収場所経由」「搬入は指定時間のみ」といった規定があります。事前申請が必要なケースもあります。
- 個人宅・無人拠点への配送:自宅兼事務所や無人のレンタルスペースは、配送会社の規定や受け取り体制の都合で不可・条件付きになることがあります。
- 時間帯指定と再配達:配送便や地域によって時間帯指定の可否が異なります。不在で持ち戻りになると、配布開始日に間に合わないリスクが出ます。
- 重量と箱数の把握:A4サイズのチラシは用紙の厚さにより1箱あたりの入り数が変わり、1箱で十数キロになることもあります(具体的な枚数・重量は紙質や仕様により変動します)。女性スタッフ1人の店舗に重い箱が複数届く、という事態を避けるため、箱数と概算重量を事前に共有しておきましょう。
割当部数の決め方と予備分
各拠点の部数は、感覚ではなく商圏人口や配布エリアの世帯数から逆算するのが基本です。配布エリアを市区町村・町丁目単位で切り出し、世帯数に配布率を掛けて必要枚数を出し、店頭配布・設置分を上乗せします。さらに、折れ・汚れによる差し替えや急な追加配布に備えて全体の5〜10%程度を予備として確保しておくと安心です。予備分は本部に集約して保管し、不足が出た拠点へ横持ちする運用にすると、増刷の手間と費用を抑えられます。
部数配分と在庫の突き合わせまで含めた具体的な進め方は、複数納品先への分納と数量差異を防ぐ実務手順もあわせて確認してください。
分納(分割納品)の考え方|時期をずらす・拠点を分ける2つの型
分納と一口に言っても、実務では大きく2つの型に分かれます。混同したまま依頼すると見積りが食い違い、納期トラブルの原因になります。まずは自社の分納が「場所で分ける」のか「時期で分ける」のかを切り分けましょう。
型1:場所で分ける(拠点別分納)
本部で一括印刷し、各店舗・各営業所・各クリニックへ同時に送り分ける方式です。1回の出荷指示で複数住所に配送されるため、段取りとしては比較的シンプル。拠点ごとの数量表を作り、箱数と梱包単位(例:500枚=1梱包)を揃えておくと、受け取り側の検品が楽になります。拠点別の数量差異を防ぐ具体手順は複数納品先への分納と在庫管理の実務も参考になります。
型2:時期で分ける(第1便・第2便)
同じ納品先に対し、納品のタイミングを分ける方式です。春夏キャンペーン用を4月に、秋冬用を9月に、というように出荷を区切ります。
- メリット:店舗側に大量の在庫を置かずに済む/キャンペーン開始に合わせて鮮度の高い状態で投入できる/日焼け・折れなどの劣化リスクを抑えられる/途中で価格改定や内容変更があっても第2便で差し替えやすい(※刷り直しが必要な場合は別途費用)
- デメリット:送料・梱包費が便ごとに発生する/倉庫保管が発生する場合は保管料がかかることがある
「印刷は一括、出荷だけ分割」が効率的な理由
印刷は刷る枚数が多いほど1枚あたりの単価が下がる構造です。そのため、1回目・2回目で別々に印刷すると、都度の版下セットアップ費や刷り出し調整が重複し、合計コストが上がりやすくなります。さらに用紙ロットやインキの状態が変わることで、色味が微妙にずれる可能性もあります。
これを避けるには、印刷は一括で行い、出荷のみ分割するのが基本形です。単価メリットを確保したまま、拠点の保管負担だけを軽減できます。印刷会社側で残部を預かれるかどうか、保管期間の目安(数週間〜数ヶ月程度が一般的ですが条件により異なります)、保管料の有無は会社ごとに扱いが違うため、必ず発注前に確認してください。
分納指定は「発注時に申告」が原則
分納は生産計画と出荷手配に関わるため、後出しの変更は追加費用や納期遅延につながります。以下は発注時に伝えておきたい項目です。
- 便ごとの出荷希望日(または「〇月上旬」など幅のある指定か)
- 便ごとの数量と納品先
- 残部の保管可否と保管期間の見込み
- 出荷指示を出す担当者と連絡方法
- 出荷日変更を受け付けられる締切(何営業日前まで可か)
年間キャンペーンでの運用例
- 年間の販促カレンダーを作り、チラシ投入月を確定する
- 共通デザインと差し替え部分を切り分け、刷り分けの要否を判断する
- 年間必要枚数を合算して一括で見積りを取る(単価の目安を把握)
- 第1便=直近2ヶ月分、第2便以降=残りを倉庫保管として出荷計画表を作成
- 各便の出荷10〜14日前を目安に、数量と納品先の最終確認を行う
- 消化実績を記録し、翌年の印刷枚数と分納回数を見直す
分納は「印刷の分割」ではなく「出荷の設計」と捉えると判断を誤りません。条件を整理したうえで見積りを依頼すれば、コストと在庫負担のバランスを取りやすくなります。
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料金の内訳と見積り依頼のコツ|印刷費・加工費・送料は何で変わるか
「チラシ印刷だけ発注する」場合でも、見積書の総額は複数の費用が積み上がった結果です。内訳を分解して理解しておくと、どこを削れば予算に収まるか、どこは削ってはいけないかの判断がしやすくなります。以下の金額感はすべて目安であり、エリア・枚数・時期・仕様によって変動します。
見積りを構成する5つの費用
- 印刷費:サイズ(A4・B4・A3など)、紙質(コート・マットコート・上質紙)、紙厚(連量)、部数、片面/両面、色数(カラー/モノクロ)で変わります。最も金額インパクトが大きい部分です。
- 加工費:折り加工(二つ折り・三つ折り・観音折り)、ミシン目、スジ入れ・筋押し、変形サイズの断裁など。加工は工程が増えるほど費用と納期の両方に影響します。
- 梱包費:箱詰め・緩衝材・納品先別のラベル貼りなど。拠点別に小分け梱包すると手間が増えるため、別途費用になる場合があります。
- 送料:納品先の件数、地域、箱数で決まります。北海道・沖縄・離島や遠隔地は割増になることが多く、1拠点あたりの箱数が少ないほど1枚あたりの送料負担は重くなります。
- デザイン費:完全データ入稿なら不要ですが、修正や文字差し替えを依頼する場合は別途発生します。拠点ごとに住所・電話番号を差し替える「版替え」も費用項目になります。
1万枚より3万枚のほうが1枚単価が下がる理由
印刷には、刷版の作成や印刷機のセッティング、色調整といった「部数に関係なく発生する段取りコスト」があります。この固定費を部数で割るため、部数が増えるほど1枚あたりの負担が小さくなります。たとえば1万枚で1枚あたり数円台だった単価が、3万枚では1割以上下がるケースも珍しくありません(仕様により変動)。ただし余った在庫を保管・廃棄するコストも考慮し、実際に使い切れる部数でロットを最適化することが重要です。年間の使用見込みが読める定番チラシなら、まとめ発注で単価を抑える効果が出やすくなります。
価格が抑えられる理由は「安売り」ではなく、まとめ発注によるロットの最適化、デザインから印刷までワンストップで進めることによる修正・やり取りの削減、そして用途上不要な加工(過剰な紙厚や特殊加工)を削る提案にあります。見積り段階で「この仕様は本当に必要か」を一緒に検討できる相手を選ぶと、同じ予算でも配布枚数を増やせます。印刷枚数と単価の関係を整理した解説も参考になります。
見積り依頼時に伝えるべき7項目
- サイズと仕上がり形状(A4/B4、二つ折りの有無など)
- 部数(拠点別内訳がある場合はその数量も)
- 紙質・紙厚の希望(迷う場合は「新聞折込相当」など用途で伝える)
- 片面/両面とカラー指定
- 加工の有無(折り・ミシン目・スジ入れ)
- 希望納期と、納品先の住所・件数・分納の時期
- 入稿形式(完全データか、デザイン依頼か)
相見積りを比較するときの観点
金額だけを横並びにすると判断を誤ります。納期が同条件か、複数納品先への送料が総額に含まれているか、データ修正や再入稿で追加料金が発生しないかの3点を必ず揃えて比較してください。特に送料は「別途実費」とだけ書かれていることが多く、拠点数が多いと最終請求が大きく変わります。見積書に納品先件数と箱数の前提を明記してもらうと、後からの差額トラブルを防げます。
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まとめ|チラシ印刷だけの発注も納品先指定も、まずは条件整理から
チラシ印刷だけを発注する流れは、問い合わせ・仕様確定から見積り、データ入稿、データチェック、色校正や確認、印刷・加工、そして出荷・納品という6〜8ステップで進みます。特別に複雑な工程はありませんが、途中で止まる原因のほとんどは「仕様が固まっていない」「入稿データに不備がある」「納品先情報が揃っていない」の3点に集約されます。逆に言えば、発注前に社内で条件を整理しておけば、見積りも納期もスムーズに確定します。
この記事の要点
- 流れは6〜8ステップ。仕様確定→見積り→入稿→データチェック→印刷・加工→出荷という順で、確認の往復が増えるほど納期は後ろにずれる。
- 納品先リストが段取りの鍵。拠点名・住所・電話番号・担当者・納品数量・受取可能曜日と時間帯・荷下ろし条件を一覧にしておけば、送料計算も出荷指示も一度で済む。
- 分納は「印刷は一括、出荷を分割」が効率的。印刷は数量をまとめるほど1枚あたりの単価が下がるため、時期をずらす場合も刷りは一度にまとめ、保管と小口出荷で調整する考え方が基本。
- 料金は仕様で変動するため目安として捉える。サイズ・用紙・色数・部数・加工・納期・納品先数で変わり、同じ枚数でも条件が違えば金額は一致しない。比較するときは条件を揃えることが前提。
発注前に社内で決めておきたいチェックリスト
- サイズ・用紙・厚み・片面/両面・色数などの仕様
- 総部数と、拠点ごとの配分数量
- 納品先の一覧(住所・担当者・連絡先・受取条件)
- 希望納期(各拠点の「着日」)と、分納する場合の各回の日程
- 折り加工・ラミネート・帯巻きなどの加工有無
- 入稿データの形式・作成者・修正対応の担当者
- 請求のまとめ方(本部一括か拠点別か)と支払条件
この7項目を埋めた状態で相談すれば、初回のやり取りでほぼ見積りが確定します。複数拠点への出荷をまとめて任せたい場合は、チラシ印刷を一括発注して複数納品先へ分納する手順も合わせて確認しておくと、在庫管理や数量差異の防ぎ方まで整理できます。
印刷のみでも、配布まででも対応できます
株式会社ポスティングくんは全国対応で、ポスティングを伴わない印刷のみの発注にも対応しています。A4両面カラー1万〜3万枚のロットを得意としており、複数拠点への納品先指定や分納のご相談も可能です。料金は明朗会計で、見積り提示後に追加料金が発生しない形を基本としています(仕様変更があった場合を除く)。さらに、印刷したチラシをそのまま配布まで任せたい場合は、GPSによる配布報告付きのポスティングまで一括でお引き受けできるため、本部側の管理工数を抑えたまま各エリアの実配布状況まで確認いただけます。印刷会社と配布会社を別々に手配する手間や、納品のタイミング調整の負担も減らせます。
チラシ印刷だけのご発注も、複数拠点への納品先指定・分納のご相談も歓迎です。無料査定・法人向けお見積りを承っておりますので、お問い合わせの際は「納品先リスト(拠点名・住所・数量)」と「希望納期」を添えてお送りいただくと、初回のご返信で具体的な金額とスケジュールをご提示でき、やり取りがスムーズです。仕様が固まっていない段階のご相談でも構いませんので、まずはお気軽にご連絡ください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

