チラシ印刷・ポスター・冊子を同時発注する費用と進め方|まとめ外注の実務ガイド

チラシ印刷にポスターや冊子を同時発注すると費用や手配はどう変わるのか。用紙・加工・部数・納期で変動する料金の目安、入稿データの注意点、印刷のみ依頼やポスティングとの組み合わせまで実務目線で解説します。

チラシ・ポスター・冊子は窓口を一本化して同時発注すると、見積りや入稿、色味や納期の管理をまとめられます。費用は用紙・加工・部数・納期で変動するため、仕様と販促開始日の確定状況を整理した上で判断するのが目安です。

この記事でわかること

  • 別々発注で起きやすい手間と、同時発注で変わる点
  • チラシ・ポスター・冊子それぞれの役割と一般的な仕様
  • サイズ・部数・紙厚を決める順番と見積り依頼のコツ
  • あえてまとめないほうがよいケースと分割発注の考え方

新店舗のオープンやキャンペーンのたびに、チラシ、店頭ポスター、商品カタログや会社案内の冊子を別々の業者に発注していないでしょうか。発注先が分かれると、見積り依頼・入稿・色味の確認・納期管理がそれぞれ発生し、担当者の工数は想像以上に膨らみます。さらに、チラシとポスターで色の出方が違う、冊子だけ納品が遅れて展示会に間に合わない、といったトラブルも起こりがちです。

この記事では、チラシ印刷にポスターや冊子を加えて同時発注する場合の進め方と、費用が変わる要因を実務目線で整理します。印刷料金は用紙・加工・部数・納期で大きく動くため、本記事では断定的な単価ではなく考え方と目安をお伝えします。あわせて、印刷のみのご依頼(A4両面カラー1万〜3万枚が得意な領域です)や、印刷から配布までをワンストップで進める流れもご紹介します。販促物をまとめて外注したい店舗・法人のご担当者の方は、社内稟議の材料としてもご活用ください。

目次

チラシ・ポスター・冊子を同時発注するとどう変わるのか

チラシは集客、ポスターは店頭・掲示での認知、冊子(パンフレットや会社案内)は検討段階の説明資料。役割が違うため、つい別々の業者・別々のタイミングで発注しがちです。しかし販促物を個別に手配すると、見積り依頼も入稿も色確認も納期管理も、単純に品目の数だけ増えていきます。3点を別々に動かせば、担当者の連絡工数は実質3倍になると考えておいたほうが現実的です。

別々発注で起きやすい4つの手間

  • 見積り比較が重複する:用紙・部数・加工の条件を品目ごとに揃え直し、それぞれで相見積もりを取る必要がある
  • 入稿作業が分散する:業者ごとにデータ形式・塗り足し・解像度のルールが違い、確認のやり取りが増える
  • 色味がそろわない:同じロゴ・同じキャンペーン色でも、印刷機・用紙・インキが変われば仕上がりの印象は変わる
  • 納期の管理が煩雑:納品日がバラバラだと、店頭掲示とチラシ配布の開始日がずれ、販促の立ち上がりが鈍る

同時発注で変わる4つのポイント

  1. 窓口の一本化:仕様の相談、入稿、校正、納品先の指定までを一つの担当とやり取りでき、確認漏れや伝達ミスを減らせます。
  2. デザインと色味の統一:同じ素材・同じ色設計で一括して進めれば、チラシとポスターと冊子の世界観がそろい、販促全体の印象が強まります。色の再現性が気になる場合は、色校正の確認手順を事前に相談しておくと安心です。
  3. 納期の一括管理:キャンペーン開始日から逆算し、3品目の校了日と納品日をまとめてスケジュール化できます。
  4. まとめ発注による調整余地:用紙を共通化したり、同じ印刷工程に載せられたりすると、条件次第で費用や納期の調整を相談できる場合があります(必ず安くなるわけではなく、仕様・部数・時期により変わります)。

同時に必要になりやすい時期の例

  • 新規オープン:告知チラシ(複数回配布)+店頭ポスター+サービス説明の冊子
  • 季節キャンペーン:訴求内容を揃えたチラシとポスター。冊子は既存在庫で対応することも多い
  • 展示会・内覧会:来場誘致チラシ+ブース掲示用ポスター+配布用の会社案内やカタログ
  • 周年・リニューアル:感謝企画のチラシ、店内掲示、取引先向けの冊子

同時発注が向かないケースもある

一方で、無理にまとめないほうがよい場面もあります。たとえば冊子だけ原稿や掲載許可の確定が大幅に遅れている場合、冊子に引きずられてチラシの納品まで遅くなり、配布開始日を落としかねません。またポスターが数十枚程度と極端に少ない場合は、まとめたからといって条件が大きく変わるとは限りません。版の更新頻度が品目ごとに違う(チラシは毎月、冊子は年1回)ケースも同様です。

その場合は「納期が読める品目だけ先に発注し、冊子は内容確定後に分割発注する」といった分け方が現実的です。同時発注はあくまで手段であり、判断軸は販促の開始日に間に合うかと仕様が確定しているかの2点。発注前に3品目の確定状況を並べて書き出すところから始めてください。

販促物の発注、次の一手は?

3つの質問に答えるだけで、今のあなたに合った進め方がわかります(約30秒)

質問 1 / 3

チラシの仕様は決まっていますか?

当てはまる方を選んでください

質問 2 / 3

配布の計画はどこまで進んでいますか?

当てはまる方を選んでください

質問 3 / 3

販促の開始日は決まっていますか?

当てはまる方を選んでください

診断結果:費用の目安を比べる進め方がおすすめです

まずはサイズ・エリア・枚数という3点を書き出すところから始めましょう。印刷費も配布費も、用紙・加工・部数・納期やエリアによって変わります。条件を同じ土俵に揃えて比べれば、社内稟議の材料にもなります。仕様が固まっていない段階でも、用途と予算感を伝えれば概算の考え方をご案内できます。

サイズ・エリア・枚数から参考見積もりを出す

診断結果:見積りと配布プランの相談がおすすめです

エリアと枚数の見通しが立っているなら、具体的な条件をお伝えいただくのが近道です。チラシ・ポスター・冊子の仕様と希望納品日、配布したいエリアを整理のうえご相談ください。印刷のみのご依頼も、印刷から配布までをまとめて進める流れも対応しています。開始日から逆算した日程もあわせてご提案します。

エリアと枚数を伝えて見積りを相談する


配布費用の目安を、先に知っておきませんか?

サイズ・エリア・枚数を選ぶだけで、配布費用の目安がその場で出ます。見積り依頼にもそのまま引き継げます。

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販促物ごとの仕様と役割を整理する(チラシ・ポスター・冊子)

同時発注の見積もりを正確に取るには、まず販促物ごとの「役割」と「一般的な仕様」を分けて整理することが近道です。役割が決まればサイズが決まり、サイズが決まれば用紙と部数の判断がしやすくなります。ここではチラシ・ポスター・冊子の3つについて、実務でよく使われる仕様と決め方の考え方を整理します。

チラシ|配布して手元に残す販促物

チラシはポスティング・新聞折込・店頭手配り・DM同封など、配布を前提にした販促物です。サイズはA4が最も一般的で、情報量が多い場合はB4、コストを抑えたい場合やラックに置く用途ではA5が選ばれます。印刷は両面カラー、用紙は光沢のあるコート紙、落ち着いた質感のマットコート紙が中心です。

  • A4両面カラー:汎用性が高く、ポスティング・折込の標準的な選択
  • B4:スーパーや住宅系など、掲載点数が多い業種で使われやすい
  • A5:単価を抑えやすく、小ロットの手配りやDM同封に向く

紙厚は90kg前後が配布用の目安で、しっかり感を出したい場合は110kg以上を選ぶこともあります。厚みのある用紙は手に取ったときの印象が変わりやすく、高単価商材やブランド訴求では反響印象に影響する傾向があると言われます。ただし厚くすれば反響が上がるとは限らず、配布枚数とのバランスで判断するのが現実的です。用紙選びの基礎はチラシ印刷だけ依頼する際の用紙・納期の決め方も参考になります。

ポスター|掲示して目に留める販促物

ポスターは店頭・店内・掲示板・イベント会場などで掲示する用途が中心です。サイズはA2・B2・A1が多く、店内掲示ならA2〜B2、屋外に近い大型掲示ならA1が選ばれます。部数はチラシに比べて圧倒的に少なく、数十枚〜数百枚単位が一般的です。

  • 掲示場所の明るさ:照明が強い場所では光沢紙の反射が読みづらさにつながるため、マット系が無難
  • 掲示期間:1か月以上掲示するなら厚手の用紙やラミネート加工を検討
  • 貼り方:巻きグセが出にくいよう平判納品にするか、筒状発送にするかを事前に確認

冊子|じっくり読ませる販促物

冊子は会社案内、飲食店のメニューブック、学習塾の教材、不動産の物件集など、情報量が多く保存されやすい用途に使います。製本方法は大きく2種類です。

  1. 中綴じ:針金で中央を綴じる方式。8〜32ページ程度に向き、ページ数は4の倍数で設計する。薄く開きやすい
  2. 無線綴じ:背を接着する方式。ページ数が多い場合や、背文字を入れて棚に並べたい場合に適する

冊子は本文用紙と表紙用紙を分けて指定するのが基本で、表紙を厚手にすると質感が上がりますが単価も上がります。

サイズ・部数・紙厚を決める順番

自社の場合どう決めるか迷ったら、次の順番で考えると整理しやすくなります。

  1. 使う場面(配布/掲示/手渡し・郵送)を先に決める
  2. 場面から必要サイズを決める(配布=A4中心、掲示=A2以上、読ませる=冊子)
  3. 配布計画や在庫期間から必要部数を算出する
  4. 最後に用紙と加工で、予算に合わせて調整する

部数を先に決めず用紙から入ると、予算超過の調整が難しくなります。仕様が固まっていない段階でも、この4項目を箇条書きで伝えれば、複数品目をまとめた概算見積もりを取りやすくなります。

費用が変わる4つの要因(用紙・加工・部数・納期)と目安の考え方

チラシ印刷・ポスター・冊子を同時発注するとき、「結局いくらかかるのか」が一番の関心事だと思います。ただ、印刷費は単純な定価表で決まるものではなく、用紙・加工・部数・納期の4つの条件が組み合わさって決まります。ここでは単価を断定するのではなく、どの条件を動かすと費用が上下するのかという「構造」を押さえておきましょう。仕様が固まれば、見積りの比較も格段にやりやすくなります。

①用紙|種類と斤量(連量)で単価が動く

用紙は種類と厚さの2軸で考えます。種類は一般に、書き込みやすくマットな質感の上質紙、写真の発色が良く光沢のあるコート紙、落ち着いた質感で読みやすいマットコート紙が定番です。厚さは「連量(斤量)」で表され、数字が大きいほど厚く、1枚あたりの単価も上がります。

  • チラシ:薄〜中厚のコート紙やマットコート紙が選ばれることが多い
  • ポスター:掲示時の腰の強さを考え、チラシより厚めの用紙が向く
  • 冊子:本文と表紙で用紙を変えるのが一般的(表紙のみ厚紙など)

特殊紙(マットな質感の高級紙やエンボス紙など)は見栄えが上がる一方でコストも納期も伸びやすいため、使う範囲を表紙だけに絞るなどの調整が有効です。

②加工|「後工程」が増えるほど積み上がる

印刷後の加工は、工程が1つ増えるごとに費用と日数が加算されます。代表的なものは以下です。

  • 折り加工(二つ折り・巻三つ折り・観音折りなど)
  • 筋入れ(スジ押し)/厚紙を折る際の割れ防止
  • PP貼り(マット・グロス)、ニス引きなどの表面加工
  • 角丸カット、ミシン目(クーポン切り離し用)、穴あけ
  • 冊子の綴じ方(薄いページ数は中綴じ、厚みが出れば無線綴じ)

特に冊子は、ページ数が4の倍数(中綴じなら基本的に4ページ単位)で構成される点に注意が必要です。詳細は折り加工・製本オプションの種類と費用も参考に、必要な加工だけに絞ると無駄がありません。

③部数|ロットが増えるほど1部あたりは下がる傾向

印刷は版や機械のセッティングといった初期費用の比重が大きいため、部数が増えるほど1部あたりの単価は下がる傾向があります。おおまかには、少部数はトナー方式のオンデマンド印刷、数千部以上の大ロットはオフセット印刷という分岐になり、その境目で単価の下がり方が変わります。チラシは多め、ポスターは数十枚、冊子は数百部といったように品目ごとに適正部数が違うため、まとめ発注でも部数は個別に設計するのが基本です。

④納期|余裕があるほど抑えやすい

特急対応は割増になりやすく、逆に通常スケジュールで組めれば費用を抑えやすくなります。同時発注では加工の多い冊子が最も日数を要するため、冊子の納期から逆算してチラシ・ポスターの入稿日を決めると、全体を無理のない日程に収められます。

見積り依頼時に伝えるべき項目チェックリスト

  1. 仕上がりサイズ(A4/B3など)と、冊子はページ数
  2. 部数(品目ごとに明記)
  3. 色数(両面カラー/片面カラーなど)
  4. 用紙の種類と厚さ(迷う場合は「用途」と「予算感」を伝える)
  5. 加工の有無(折り・PP貼り・綴じ方など)
  6. 希望納品日と入稿予定日
  7. 納品先(複数拠点か、分納の有無)
  8. データの状態(完全データか、デザイン依頼か)

これらを揃えて依頼すれば、複数社の見積りを同じ土俵で比較できます。なお印刷費・配布費はエリア・枚数・時期により変動するため、ここで示した考え方はあくまで目安です。実際の金額は必ず見積りで確認してください。

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入稿データの準備とサイズ違いをまとめるときの注意点

同時発注で最もトラブルが起きやすいのが入稿データです。チラシ・ポスター・冊子を別々に発注していれば1件の不備は1件の遅延で済みますが、まとめて進めている場合、1点のデータ不備が全体の納期や配布開始日に影響します。入稿前の確認を仕組み化しておくことが、結果的に費用と時間の節約につながります。

共通して押さえる入稿データの基本

  • データ形式:印刷用PDF(PDF/X系)が基本。フォントは埋め込み、またはアウトライン化しておく。Illustrator・InDesignの元データで入稿する場合は、リンク画像とフォントを同梱する。
  • 画像解像度:原寸で300〜350dpi程度が目安。Web用に保存した画像(72dpi)をそのまま拡大配置すると、印刷ではぼやけて見えやすい。
  • カラーモード:CMYKで作成する。RGBのまま入稿すると、鮮やかな青や緑、蛍光色に近い色が沈んで見える可能性がある。
  • 塗り足し:仕上がりサイズの外側に3mm程度の塗り足しを付ける。背景色や写真を断ち切りで使う場合は必須。
  • 文字切れ防止:仕上がり線から内側に3〜5mm程度の余白を取り、電話番号やQRコード、地図などの重要情報を端に寄せすぎない。

サイズ違いを同時に作るときの落とし穴

「チラシのデザインをそのままポスターに」と考えると、見た目以上に手戻りが発生します。A4のチラシで使った画像をB2ポスターへ拡大すると、必要解像度を満たさず粗くなることがあります。使用写真は元データの画素数を確認し、大判で使う素材は最初から高解像度のものを選んでおくのが安全です。

また、文字量のバランスも崩れます。チラシは手に取って読む前提なので情報量を詰められますが、ポスターは数メートル離れて数秒で見られる媒体です。同じ原稿を流用すると「文字が多すぎて何も伝わらない」状態になりがちで、ポスター用には見出しと価格、日付、連絡先程度に絞り込む設計が現実的です。

冊子は別の注意点があります。綴じ側(ノド)に文字や写真の主要部分がかかると読みにくくなるため、ノド側の余白は外側より広めに取ります。中綴じ・無線綴じで必要なページ数の単位(中綴じは4の倍数など)も異なるため、ページ順と面付けの指定は印刷会社の仕様に合わせて確認します。

色の統一は「近づける」が現実解

チラシ・ポスター・冊子で用紙も印刷機も異なる場合、同じデータでも色は完全には一致しません。コート紙とマットコート紙では発色が変わり、大判出力とオフセット印刷でも差が出ます。ブランドカラーを揃えたいときは、CMYK数値を固定したうえで重要な色だけ色校正を取り、許容範囲をすり合わせておくと認識のズレを防げます。

入稿前チェックとスケジュールの逆算

  1. 仕上がりサイズ・塗り足し・余白が仕様どおりか確認する
  2. フォントの埋め込み/アウトライン化を確認する
  3. 画像の解像度とカラーモード(CMYK)を確認する
  4. ページ物は総ページ数・ページ順・ノド余白を確認する
  5. 社内の最終校正(価格・日付・電話番号・URL)を責任者が承認する

日程は配布日や使用開始日から逆算します。目安として、入稿から納品までに数営業日〜1週間程度、色校正を挟むならさらに数日、修正対応の予備日を2〜3日、社内校正に2〜3日を見込みます。印刷後にポスティングを行う場合は、配布期間も別途必要です。余裕のないスケジュールほど不備時のリカバリーが効かないため、仕様が固まった段階で早めに印刷会社へ相談しておくことをおすすめします。

印刷のみの依頼と、印刷+ポスティングをまとめる選択肢

販促物をまとめて外注する際、発注先に「印刷だけを頼むのか」「配布まで任せるのか」で、段取りも費用の考え方も変わります。ポスティングくんは配布を伴わない印刷のみの依頼にも対応しており、ポスターや冊子と合わせてチラシだけを印刷して納品する、という使い方も可能です。

印刷のみを依頼する場合の得意領域

特に対応実績が多いのはA4両面カラー1万〜3万枚の帯です。この枚数帯は店舗の商圏配布やイベント告知で最も使われるため、用紙(コート90kg前後が定番)・刷り色・仕上がりの基準が固まっており、品質と納期を安定させやすい領域といえます。ポスターはB2やA1など枚数が少なく厚手の用紙、冊子は折り・中綴じ加工が入るため工程が異なりますが、同じ窓口でまとめて進行管理すれば、入稿から納品までのやり取りを一本化できます。小ロットから大量部数まで、全国どこへでも納品可能です。より詳しい発注の流れはチラシ印刷だけ依頼したい場合の業者の選び方も参考にしてください。

印刷と配布を同じ窓口にまとめる利点

  • 横持ち輸送が不要:刷り上がったチラシを一度店舗や事務所へ納品し、そこから配布会社へ再送する手間と送料が発生しません。保管場所の確保も不要です。
  • 配布日程から逆算した納期設計:「◯月◯日から配布開始」という予定を起点に、入稿締切・印刷・配布開始日を逆算して組めるため、刷り上がりが遅れて配布がずれ込む事態を防ぎやすくなります。
  • 部数の無駄を減らせる:配布エリアの世帯数を先に確定させてから印刷部数を決められるため、余り過ぎ・足りな過ぎを避けられます。予備分を見込む場合も、根拠のある枚数で調整できます。

配布方法と部数設計の関係

配布方法は目的に応じて選べます。軒並み配布は指定エリアの戸建て・集合住宅を幅広くカバーするため部数が読みやすく、商圏全体への認知拡大に向きます。集合住宅集中はマンション・アパートに絞るため同じ枚数でも短時間で回りやすく、単身者向けサービスなどと相性が良い方法です。エリア指定は町丁目単位で対象を絞り込むので、競合店との距離や既存顧客の分布をふまえた精度の高い設計ができます。いずれの方法でも、お断り表示のあるお宅には投函しないため、計画枚数と実配布数に差が出る点は事前に見込んでおくと安心です。

配布報告と費用の考え方

配布後はGPSによる配布報告を提出するため、どのエリアをいつ回ったかを確認できます。「本当に配ったのか」が見える形で残ることは、社内報告や次回のエリア見直しの材料としても役立ちます。料金は明朗会計で、見積もり後に追加費用が発生しない形をとっています。費用を抑えられるのは、配布エリアを世帯数ベースで最適化し無駄な部数を削れること、小ロットにも対応して試験配布から始められること、複数回・複数エリアのまとめ配布で日程を調整できること、デザインから印刷・配布までワンストップで進められることによるものです。なお料金はあくまで目安であり、エリア・枚数・時期によって変動します。まずは配布予定日と対象エリアを伝えて相談するのが近道です。

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同時発注を成功させる進め方チェックリストと注意点

チラシ・ポスター・冊子をまとめて外注する場合、工程が並行して進むため「どこで止まりやすいか」を先に把握しておくことが重要です。以下の流れを時系列で押さえ、納品希望日から逆算して計画しましょう。

発注から納品までの7ステップと日数の目安

  1. 目的と使用シーンの確認(1〜3日):チラシは配布用、ポスターは店頭掲示、冊子は来店者への説明用など、誰にいつ渡すかを言語化します。
  2. サイズ・部数・納品日の決定(1〜3日):ポスティング用チラシはA4またはB4、ポスターはA1〜B2、冊子はA4中綴じ、といった具体的な仕様に落とし込みます。
  3. 見積り依頼(2〜4日):用紙や加工を変えた複数パターンで取ると、予算調整の余地が見えます。チラシ印刷の相見積もりで比較すべきポイントも参考に条件を揃えましょう。
  4. デザイン制作・原稿確定(1〜3週間):冊子はページ数に比例して伸びます。
  5. データ入稿・色校正の要否判断(2〜7日):ブランドカラーや商品写真が重要なら簡易校正を挟みます。
  6. 印刷(3〜7営業日):加工が入るとさらに数日加算。
  7. 納品・分納・配布開始(1〜3日):ポスティングは配布期間を別途確保します。

全体では、原稿が固まっていない状態からだと4〜6週間の余裕を見ておくと安心です。繁忙期(年末年始・新年度前)はさらに数日上乗せして考えてください。

つまずきやすい注意点

  • 原稿確定の遅れが全工程を押す:社内承認のルートと期限を事前に決めておく。
  • 途中の仕様変更は費用・納期に跳ね返る:サイズやページ数の変更は再見積りになることが多い。
  • 冊子は校正回数を見込む:2〜3回のやり取りを前提にスケジュールを組む。
  • 納品先が複数ある場合は早めに共有:店舗別の数量・住所・受取担当を一覧化して渡すと数量差異を防げます。

配布まで任せる場合の実務配慮

印刷とポスティングをまとめる場合は、配布時の運用も確認しておきましょう。「チラシお断り」表示のある住戸やポストへは投函しない運用が基本で、この除外分を見込んだ枚数設計が必要です。また、問い合わせやクレームが発生した際に、誰が一次対応するかの窓口を一本化しておくと、店舗スタッフが混乱せずに済みます。配布報告書やGPSログで、どのエリアをいつ回ったか確認できる体制があると、照会にも迅速に答えられます。

効果が出やすい業種としては、飲食・不動産・学習塾・治療院・美容・リフォームなど、来店や訪問の範囲が地理的に限られる商売が挙げられます。商圏設計は「徒歩・自転車圏か、車で15分圏か」を基準に町丁目単位で区切るのが実務的です。なお反響率は業種・エリア・時期・デザイン内容によって大きく変動するため、あくまで目安として捉え、2〜3回の配布で傾向を見ながら調整していく進め方をおすすめします。

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まとめ|販促物の同時発注は「仕様の整理」と「早めの相談」が鍵

チラシ・ポスター・冊子をまとめて外注するときの費用は、用紙・加工・部数・納期という4つの要因で上下します。したがって「A4チラシ1枚いくら」という単一の単価だけで全体を判断するのは現実的ではありません。やるべきことはシンプルで、仕様をできる範囲で固め、同じ条件で見積りを取ること。これが結果的にいちばんの近道になります。逆に、仕様が曖昧なまま複数社に相談すると、各社の前提がバラバラな見積りが並び、比較に余計な時間がかかります。

この記事の要点

  • 費用は変動する:用紙の種類と厚さ、折り・製本などの加工、部数、納期(特急か通常か)で金額は変わる。提示される単価はあくまで目安で、エリアや時期によっても差が出る。
  • 同時発注の利点は窓口の一本化:チラシ・ポスター・冊子を一社にまとめれば、やり取りの重複が減り、デザインのトーンや納期を統一しやすくなる。担当者の管理工数そのものが下がる。
  • 入稿データは共通の落とし穴がある:カラーモードはCMYK、塗り足し(裁ち落とし)は3mm程度、画像解像度は原寸で350dpi前後、冊子はページ順と総ページ数(製本方法によっては4の倍数など)の確認が必須。
  • 依頼の形は2通り選べる:印刷のみを依頼する形と、印刷から配布までをまとめるワンストップの形。目的に応じて使い分ける。

発注前の最終チェック

  1. 各販促物の役割(誰に・どこで・何を伝えるか)を言語化したか
  2. サイズ・用紙・色数・部数・加工を一覧表にまとめたか
  3. 使用開始日から逆算した納品希望日を決めたか(校正・予備日を含む)
  4. 納品先が複数ある場合、分納先と数量を整理したか
  5. 入稿データのチェック項目(CMYK・塗り足し・解像度・ページ順・フォントのアウトライン化)を確認したか

株式会社ポスティングくんでは、A4両面カラー1万枚前後のチラシ印刷から3万枚規模まで、印刷のみのご依頼にも対応しています。さらに、印刷したチラシをそのままGPS報告付きのポスティングまでつなげるワンストップのご依頼も可能です。配布エリアの最適化や小ロット対応、まとめてのご発注による調整など、費用を抑える方法は仕様が見えてからご提案できます。

サイズや部数がまだ確定していない段階でも、ご相談いただけます。「このエリアで新規客を増やしたい」「開店告知に合わせて店頭ポスターと冊子も用意したい」といった目的とエリアをお聞かせいただければ、適した部数・用紙・配布方法の組み合わせをご提案します。無料査定・法人向けお見積りは、お問い合わせフォームよりお気軽にご依頼ください。概算のご提示と、スケジュールの逆算までまとめてサポートいたします。

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よくある質問(FAQ)

Q. チラシ・ポスター・冊子をまとめて発注すると、どれくらい安くなりますか?
A. 条件次第で調整の余地は出ますが、「まとめれば必ず安くなる」とは言えません。用紙を共通化できる、同じ印刷工程に載せられる、納期に余裕があるといった条件が重なったときに費用や納期の相談がしやすくなる、というのが実務上の目安です。金額は用紙・加工・部数・納期・時期で変動するため、仕様を書き出したうえで見積りを取って比較してください。
Q. 同時発注の場合、いつまでにデータを入稿すればよいですか?
A. 販促の開始日から逆算し、3品目のうち最も工程が長いもの(多くは折りや綴じのある冊子)を基準にスケジュールを組むのが目安です。色校正を挟むか、修正の往復が何回必要かで必要日数は変わるため、初回相談の時点で「掲示・配布を始めたい日」を伝えておくと調整しやすくなります。原稿や掲載許可が未確定の品目がある場合は、先に確定した品目だけ分割発注する方法も検討してください。
Q. デザインデータがなくても、印刷から配布まで依頼できますか?
A. デザインの制作からご相談いただけますので、原稿やラフ、掲載したい写真・文章の素材があれば進められます。印刷のみのご依頼も承っており、A4両面カラー1万〜3万枚のような部数は特に対応しやすい領域です。配布まで続けてご依頼いただく場合は、納品先を配布拠点に指定できるため、保管や再送の手間を減らせます。


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