チラシ印刷の分納とは、1回の発注で刷った同一データを印刷会社側で拠点ごとに梱包し、各店舗へ直送する仕組みです。本部での仕分け・再梱包・再発送が不要になり、手配の成否は納品先リストの精度が左右します。
この記事でわかること
- 本部一括納品と分納で生じる手間・社内コストの違い
- 納品先リストの必須項目と、住所・電話番号のよくあるミス
- 版下差し替えと完全同一データで単価が変わる理由
- 確定版リストの提出時期は出荷日の3〜4営業日前が目安
「本部でまとめてチラシを印刷し、全国の店舗へ必要な枚数ずつ送りたい」——チェーン本部や支店を持つ企業の販促担当者から、こうしたご相談をよくいただきます。印刷自体は一括で発注したほうが単価は下がりますが、完成品を本部に全量納品してしまうと、今度は本部での仕分け・梱包・再発送という手間とコストが発生します。これを解決するのが分納(分割納品)です。
この記事では、印刷のみの発注で完成したチラシを各店舗・各拠点へ分けて納品する流れを、実務目線で解説します。納品先リストの作り方、箱数と部数の割り振り方、納品日の指定方法、送料の考え方、費用の目安と変動要因まで、担当者がそのまま社内調整に使える粒度でまとめました。ポスティングくんでは、配布を伴わない印刷のみ・分納のみのご依頼にも対応しており、A4両面カラー1万〜3万枚規模の案件を多く手がけています。
チラシ印刷の「分納」とは?複数拠点への納品が本部の負担を減らす理由
分納(分割納品)とは、1回の印刷発注で刷った同一データのチラシを、印刷会社側で部数ごとに梱包し、各拠点へ直接発送する仕組みのことです。たとえば30店舗のチェーンで合計6万枚を印刷する場合、本部へ6万枚をまとめて届けるのではなく、A店へ3,000枚、B店へ1,500枚……と店舗ごとの部数で箱詰めし、それぞれの住所へ配送します。チェーン本部や多拠点展開の法人にとっては、販促物の配送実務をほぼ丸ごと外部化できる手段です。印刷のみの発注でも対応できるケースが多く、配布は自社スタッフや地域の業者が行う、という体制でも利用できます。
本部一括納品と分納のコスト差
本部へ一括納品した場合、見えにくい社内コストが発生します。分納と比較すると違いは明確です。
- 検品・仕分けの人手:数万枚を店舗別に数え直し、帯掛けして仕分ける作業に半日〜1日がかかる
- 再梱包の資材費:段ボール、緩衝材、伝票の手配と作成の手間
- 保管スペース:1万枚単位の荷物は本部の会議室や倉庫を数日間占有する
- 送料の二重負担:印刷会社→本部、本部→各店舗と2回分の配送費がかかる
- 納期のロス:本部到着から再発送までに1〜3日の空白が生まれる
分納にすると、このうち仕分け・再梱包・保管・再発送がまとめて不要になります。本部担当者の作業は「納品先リストを作って渡す」ことが中心になり、配布日直前の繁忙期ほど効果を実感しやすい進め方です。
チェーン本部が分納を選ぶ代表的なケース
- 新店オープン告知:開店前の店舗には常駐スタッフが少なく、本部経由より直送のほうが確実
- 季節キャンペーン:全店同時スタートで、各店の配布開始日を揃える必要がある
- 価格改定・リニューアル告知:告知解禁日が決まっており、前倒しでの配布事故を避けたい
- 店舗ごとに配布枚数が異なる場合:商圏人口や世帯数に応じて1,000枚〜5,000枚と差があり、本部仕分けだと誤配リスクが高い
枚数配分そのものの考え方については、チェーン本部の店舗別配布枚数の決め方も合わせて確認しておくと、納品先リストの作成がスムーズになります。
「版下差し替え」と「完全同一データ」の違い
多拠点向けのチラシには、大きく2つの作り方があります。ひとつは全店同一デザインで店舗名・住所・電話番号だけを差し替える版下差し替え、もうひとつは全店まったく同じ内容の完全同一データです。
版下差し替えは店舗ごとの来店動線を伝えやすい反面、差し替え点数の分だけ版や印刷工程が分かれるため、1枚あたりの単価は上がりやすくなります。30店舗分を個別に組めば、実質的に30種類の印刷として扱われることもあります。一方、完全同一データであれば1種類を大量に刷って箱分けするだけなので、まとめ刷りの効果が効き、単価を抑えやすいのが一般的です(単価・費用はいずれも目安で、部数・用紙・納期・納品先数により変動します)。
実務上は、店舗情報を裏面の共通マップにまとめて全店同一データにする、あるいは差し替えをエリア単位(5〜6グループ)に集約して版数を減らす、といった折衷案がよく使われます。デザイン段階で「どこまで共通化できるか」を決めておくことが、分納全体のコストを左右する最初の分岐点です。
複数拠点へのチラシ手配、次の一手は?
3つの質問に答えるだけで、あなたに合った進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
チラシを配るエリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
配る枚数の見通しはどうですか?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
今回の配布の位置づけは?
当てはまる方を選んでください
診断結果:配布費用の目安を出して比べる進め方がおすすめです
チラシのサイズ、配りたいエリア、おおよその枚数を入力すれば、配布費用の目安を確認できます。条件を変えながら比べられるので、社内で予算を通す前の概算づくりに向いています。拠点ごとの枚数がまだ固まっていない段階でも、暫定の数字で見通しを立てておくと、その後の相談が進めやすくなります。
診断結果:エリアと枚数を伝えて見積りを相談する進め方がおすすめです
配布したいエリアと枚数が見えているなら、そのまま伝えて具体的な見積りと配布プランを相談する段取りが向いています。拠点別の部数や納品先リスト、配布開始日のご希望を共有いただければ、印刷・分納・配布の流れに合わせた組み立てをご提案します。継続して配る計画も、あわせてご相談ください。
納品先リストの作り方|ミスを防ぐ項目と記入のコツ
分納手配の成否は、極端に言えば納品先リストの精度でほぼ決まります。印刷データが完璧でも、住所の建物名が抜けていれば配送は止まり、電話番号が代表番号だけなら配送業者は店舗に連絡が取れず、保留扱いのまま配布日を迎えてしまいます。逆に、項目が揃ったリストを最初の見積り段階で提出できれば、箱数の割り振りも送料計算もスムーズに進み、本部側の確認作業は一度で済みます。ここでは実務で使えるリストの作り方を整理します。
エクセル・スプレッドシートに用意する必須項目
- 拠点コード(001、TK-05など本部管理用の固有番号)
- 拠点名(店舗名・支店名)
- 郵便番号
- 住所(都道府県〜市区町村〜番地まで)
- 建物名・階数・テナント区画名(商業施設内はフロアと区画番号まで)
- 電話番号(代表ではなく、その拠点に直通でつながる番号)
- 受取担当者名(不在時の代理受領者も併記できると安全)
- 納品希望日(曜日も併記すると休業日の誤指定に気づきやすい)
- 時間帯指定(午前・14〜16時など)
- 納品部数(箱単位に割り切れるかも確認)
- 備考(搬入経路、エレベーターの有無、駐車場なし、定休日、館内搬入ルールなど)
よくあるミスと防ぎ方
実際のトラブルは、ほとんどが次のパターンに集約されます。
- ビル名・階数の記入漏れ:番地までは正しいのに建物名がなく、配送員が到着しても受取先が特定できない。
- 旧住所のまま:移転した拠点の住所が社内台帳で更新されておらず、転送扱いで遅延する。
- 代表電話しか書いていない:本部の代表番号では現場確認ができず、再配達になる。
- 商業施設内テナントの搬入口未指定:館内の荷捌き場や搬入時間の制限があり、指定がないと持ち帰りになることがある。
- 休業日に納品日を指定:日曜定休の拠点に日曜指定、臨時休業日と重なる、など。
防止策はシンプルで、リストを作ったら各拠点に一度そのまま共有し、現場側で住所・電話・定休日・受取担当を確認してもらうことです。本部の台帳より現場の情報の方が新しいケースは珍しくありません。
作成・運用の実務的なコツ
- 必ず1行1拠点にする。1行に複数住所を書いたり、セル内改行で住所を分けたりすると、手配側のシステム取り込みでずれが起きます。
- 部数合計を関数で自動計算し、印刷部数と突き合わせる。予備分(本部保管やクレーム対応用)を別行で計上しておくと差異が出ません。
- 拠点コードを振る。同名店舗や「○○店/○○駅前店」の混同を防げ、納品完了報告や追跡番号の照合も一瞬で済みます。配布枚数の設計段階から同じコードを使うと、店舗別の配布枚数の決め方とも数字を連動させやすくなります。
- 住所はコピー&ペーストではなく一度プレーンテキスト化し、全角半角や番地のハイフン表記を揃える。
提出タイミングと入稿後の変更
リストは見積り依頼の段階で暫定版、入稿時に確定版という二段構えが現実的です。暫定版があれば送料と梱包費の概算が出せ、予算承認を先に回せます。確定版の提出期限は、一般的には出荷日の3〜4営業日前が目安ですが、印刷会社や物流の繁忙期によって変わるため事前確認が必要です。入稿後の変更は、梱包作業に入る前であれば部数や納品日の修正に応じてもらえることが多い一方、梱包・送り状発行後の住所変更は転送料や再梱包費が発生する場合があります。拠点の増減が見込まれる案件では、変更の締切日を手配先と文書で共有しておくと安全です。
箱数と部数の割り振り|A4チラシ1箱あたりの目安と梱包の考え方
分納手配でつまずきやすいのが、拠点ごとの部数をどう箱に割り振るかという点です。ここを曖昧にしたまま発注すると、「1箱が重すぎて店舗スタッフが運べない」「端数の束がどの店舗のものか分からない」といった現場トラブルにつながります。印刷会社に渡す前に、箱数と部数の設計を本部側で固めておくことが重要です。
A4チラシ1箱あたりの枚数目安
一般的な段ボール箱(宅配100サイズ前後)にA4・コート紙90kg前後のチラシを詰める場合、1箱あたり概ね4,000〜6,000枚程度が目安レンジです。ただしこれはあくまで目安で、実際には次の要因で大きく変動します。
- 紙厚・用紙種類(コート55kg〜110kg、マットコート、上質紙など)
- 箱のサイズ規格(印刷会社ごとに標準箱が異なる)
- 折り加工の有無(二つ折りは厚みが増し、1箱の枚数は減る)
- 重量上限の社内基準(1箱20kg以内に抑える運用など)
用紙の選択は重量にも直結するため、コート紙とマットコート紙の比較を踏まえて厚みを決めておくと、箱数の見通しも立てやすくなります。
端数が出ない単位で部数を設計する
拠点ごとの部数は、500枚単位または1,000枚単位に丸めて指定するのがおすすめです。印刷会社の現場は通常500枚や1,000枚ごとに帯巻き・小分けして梱包するため、単位を揃えると検品が格段に楽になります。「A店1,370枚」のような中途半端な数字は、帯をほどいて数え直す工程が発生し、ミスの温床になります。配布枚数の算定で端数が出た場合も、切り上げて丸めるほうが運用コストは下がります。店舗別の枚数そのものの決め方は、商圏世帯数や過去実績から逆算して設計します。
重量と現場負担への配慮
納品先が店舗の場合、受け取るのは本部のロジ担当ではなく現場スタッフです。1箱15kg前後、重くても20kg以内に収まるよう箱割りを指定しておくと、女性スタッフ1人でも無理なく運べます。逆に箱数を増やしすぎると送料が箱単位で積み上がるため、「軽くする」と「箱数を減らす」はトレードオフです。部数設計と送料は必ずセットで検討してください。
梱包オプションとラベル運用
- 小分け袋・帯巻き:配布委託先に渡す単位でまとめておくと再梱包が不要
- 納品書・指示書の同梱:配布期間や注意事項を1枚入れておく
- 外装ラベル:拠点名・部数・箱番号(3箱中1箱目など)を明記
特にラベルは必須です。複数拠点へ同時出荷すると、伝票だけでは中身の部数が分からず、誤納品の発見が遅れます。
1万〜3万枚を数十拠点へ割る場合の考え方
例えば2万枚を40拠点へ配る場合、1拠点あたり平均500枚です。この規模なら拠点ごとは1箱にも満たないため、帯巻き500枚束を複数拠点分まとめて1箱に同梱し、箱の中で拠点別に仕分ける方式が現実的です。一方、3万枚を10拠点に割って1拠点3,000枚なら、拠点ごとに1箱で完結します。1拠点あたりの部数が1箱の目安枚数を超えるかどうかが、箱割り方式の分岐点と考えると設計しやすくなります。送料は箱数に比例するため、この判断が費用にも直結します。
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納品日の指定と配送手配|配布日から逆算したスケジュール設計
複数拠点への分納で最も事故が起きやすいのが、納品日の設計です。1拠点納品なら多少の前後は吸収できますが、分納は「どこか1拠点でも着荷が遅れると、その店舗だけ配布開始がずれる」という構造になります。配布日・キャンペーン開始日から逆算し、各工程に必要な日数を積み上げて組むのが基本です。
各工程にかかる日数の目安
標準的なA4チラシ(コート紙・両面カラー)の場合、おおよそ次のような日数が目安になります。あくまで目安で、数量・加工・時期によって変動します。
- データチェック・校正:入稿から1〜2営業日
- 印刷:校了後1〜3営業日(数万枚規模はさらに加算)
- 加工(折り・筋入れ・ニスなど):1〜2営業日
- 梱包・拠点別仕分け:拠点数に応じて半日〜2営業日
- 出荷〜着荷:近距離で1日、遠隔地は2〜3日、離島はさらに日数が必要
配送日数は全国一律ではありません。北海道・東北・九州・沖縄や山間部、離島は中継が入るため余裕を見ます。お盆・年末年始・3月・9月の決算期は物流全体が混み合い、通常より1〜2日遅れる前提で組むのが安全です。
配布日から逆算する標準スケジュール例
- デザイン確定(配布日の約3週間前)
- 入稿・校正戻し、校了(約2週間前)
- 印刷・加工(約10営業日前〜)
- 拠点別の梱包・仕分け・送り状作成(約7営業日前)
- 出荷(配布日の5〜6営業日前)
- 各拠点着荷(配布日の3〜4営業日前)
- 店舗での検品・部数確認・本部への受領連絡(着荷当日〜翌日)
着荷から配布日まで最低2〜3営業日の余裕を持たせておくと、欠品や部数違いが見つかっても追送で間に合わせられます。配布期日を厳守する逆算スケジュールの考え方と合わせて設計すると精度が上がります。
拠点ごとに納品日を変えたい場合
エリア別にキャンペーン開始日が異なる、先行オープン店舗だけ早く配りたい、といったケースでは、納品先リストに「希望着荷日」列を設けて拠点ごとに指定します。ただし印刷は1回でまとめ、出荷日だけ分ける運用のほうが単価面では有利です。倉庫保管を挟む場合は保管料の有無を事前に確認しておきます。
時間帯指定と受取体制の共有
時間帯指定は多くの宅配便で可能ですが、チャーター便や路線便(パレット納品)では「午前中着」程度しか指定できないこともあります。店舗の定休日・営業開始時刻・荷受けできる人員がいる時間帯を事前に集約し、送り状に反映してください。不在による再配達は丸1日のロスになります。本部からは全拠点へ「着荷予定日・箱数・検品方法・受領報告の宛先」を一斉連絡しておくと、受け取り漏れを防げます。
校了遅れは全拠点に波及する
分納では、校了が1日遅れるとその遅れが全拠点の着荷に等しく波及します。社内の承認フロー(販促部→法務・薬機表示チェック→役員承認など)は、想定より1〜2日前倒しでスケジュールに組み込み、承認者の不在日も事前に押さえておくことをおすすめします。
費用の考え方|印刷費・梱包費・送料の目安と変動要因
複数拠点への分納を手配するときの費用は、ざっくり分けると「印刷費」「梱包・仕分け費」「配送費」の3要素で構成されます。1拠点に全量を納める通常納品との違いは、後ろ2つが拠点数に応じて増える点です。総額を見るときは「チラシ1枚あたりいくら」ではなく、3要素を合算した着地総額で比較するのが実務的です。
印刷費|部数が増えるほど1枚単価は下がる
印刷費は、版の準備や機械のセットアップといった固定的なコストを部数で割る構造のため、部数が増えるほど1枚あたりの単価が下がる逓減型になります。1万枚と3万枚では1枚単価に相応の差が出るのが一般的で、拠点ごとに小ロットで個別発注するより、本部でデータを統一して一括印刷し分納したほうが有利になりやすい理由はここにあります。単価を動かす主な要因は次のとおりです。
- 部数:数千枚単位より数万枚単位のほうが1枚単価は下がる傾向
- 用紙と紙厚:薄い用紙ほど安価になりやすく、厚紙や特殊紙は上がる。コート紙とマットコート紙の比較も判断材料になります
- 片面/両面:両面カラーは片面より工程が増える分、単価が上がる
- 納期:特急進行は割増になりやすく、通常進行で組めれば抑えられる
- 加工:折り、ニス、角丸などの後加工を入れると加算
いずれも目安であり、時期・用紙の調達状況・仕様によって変動します。正確な金額は仕様を固めたうえでの見積りでご確認ください。
梱包・仕分け費|拠点数と小分け単位で変わる
分納で特有なのが仕分けの手間です。費用は拠点数×小分け単位の細かさでほぼ決まります。10拠点に均等配分するだけなら作業は単純ですが、「同じ拠点でも配布会社用と店頭設置用を別箱にする」「500枚ずつ帯で小分けする」といった指定が増えるほど工数が積み上がります。見積り依頼時には、拠点数・1拠点あたりの箱数・小分けの有無を数値で伝えると精度が上がります。
配送費|箱数×距離が基本、集約で総額が変わる
送料は箱数と配送距離が基本の計算軸です。同じ3万枚でも、1拠点にまとめれば箱数は多くても配送先は1か所、20拠点へ分ければ少量の箱が全国に散ることになり、総額は後者のほうが高くなりがちです。近隣の2〜3店舗を1拠点に集約し、そこから各店へ横持ちするほうが安くなるケースもあります。部数設計の段階で、拠点をどこまで分けるかの送料試算を並行して行うのが失敗しないコツです。
コストを最適化する4つの実務ポイント
- 年間計画でまとめ発注する:四季のキャンペーンを年初に洗い出し、同一仕様をまとめると逓減効果が効きやすい
- デザインデータを共通化する:店舗名や住所だけ差し替える設計にすると、版下コストと管理工数を抑えられる
- 拠点ごとの部数を実配布実績から見直す:前回の残部数を報告してもらい、余りが多い拠点は減らす
- 近隣拠点は集約納品にする:配送先数を減らすだけで送料が下がる場合がある
見積書で確認すべき項目
- 用紙の種類・紙厚・サイズ・色数(片面/両面)
- 総部数と拠点別の内訳部数
- 梱包仕様(1箱あたり枚数、小分けの有無、箱の表示内容)
- 配送先数と送料の算出根拠(箱数単価か一式か)
- 納品希望日と、時間帯指定・再配達時の扱い
- データ修正や再入稿が発生した場合の費用と納期への影響
当社は見積り提示後に追加料金が発生しない明朗会計を基本としており、分納の仕分け費や送料も含めた総額をあらかじめご提示します。印刷のみのご依頼にも対応しており、A4両面カラー1万〜3万枚の進行を特に多く手がけています。拠点リストと希望納品日をお送りいただければ、集約パターンを含めた試算をご案内できます。
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まとめ|複数拠点へのチラシ分納は事前設計と見積り相談から
チラシ印刷の分納は、特別な技術が必要な作業ではありません。発注前に「どこへ・何部・いつ届けるか」を整理できていれば、ほとんどのトラブルは未然に防げます。ここまで解説してきた複数拠点への納品手配のポイントを、最後にもう一度整理します。
分納手配で押さえる4つの要点
- 納品先リストの精度:郵便番号・住所(建物名・階・部屋番号まで)・宛名・電話番号・受取可能時間を1行1拠点で整理する。モール内店舗や搬入口が別の拠点は備考欄に明記する。
- 部数と箱数の設計:A4チラシは1箱あたり2,000〜4,000部前後が目安(用紙の厚さにより変動)。端数が出る拠点は切り上げ、予備分を本部に集約しておくと再発送を防げる。
- 納期の逆算:配布日から逆算し、配布準備日・納品日・出荷日・印刷日・入稿日・データ校了日の順にスケジュールを引く。拠点が遠隔地(北海道・沖縄・離島など)にある場合は配送日数を上乗せする。
- 費用の3要素:印刷費・梱包(小分け)費・送料。分納では「納品先件数」が費用を動かす主因になるため、拠点数と1拠点あたりの部数を伝えた時点で概算が出せます。
分納は手間ではなく、工数とコストの削減策
「拠点ごとに分けて送ると割高では」と考える方もいますが、本部へ一括納品した場合、段ボールの開梱・仕分け・再梱包・伝票作成・再発送という作業がすべて本部の負担になります。人件費と再発送の送料を合算すると、最初から分納で手配したほうがトータルで効率的になるケースは少なくありません。さらに、再梱包時の部数間違いや送り先の取り違えといったヒューマンエラーも減らせます。
印刷のみ・分納のみの発注も可能です
ポスティングくんでは、配布を伴わない印刷のみ・分納のみのご発注にも対応しています。全国の拠点へ直接納品でき、お見積り提示後の追加料金が発生しない明朗会計が基本方針です。チラシ印刷だけを発注する流れと納品先指定の段取りも併せてご確認いただくと、社内説明の資料として使いやすいかと思います。
また、「一部の拠点は印刷物を納品、別の拠点は配布まで依頼したい」といった組み合わせのご相談も可能です。配布までお任せいただく場合は、GPSによる配布報告で、どのエリアをいつ回ったかを本部側で確認できます。店舗任せになりがちな販促の実施状況を、本部が数字と記録で把握できる体制づくりにもつながります。
概算見積りに必要な情報は3つだけ
- 拠点数(納品先の件数)
- 総部数とサイズ・用紙の希望(A4・B4、コート90kgなど)
- 希望納品日(または配布開始日)
この3点をお知らせいただければ、詳細な納品先リストが未完成の段階でも概算のお見積りをご提示できます。予算取りの段階でのご相談も歓迎です。金額や箱数の目安が分かれば、社内稟議や拠点への事前連絡も進めやすくなります。
複数拠点へのチラシ分納をご検討中の方は、ぜひ無料査定・法人向けお見積りをご利用ください。拠点数・総部数・希望納品日をお伝えいただくだけで、印刷費・梱包費・送料を含めた概算をご案内します。配布まで含めたご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

