仕様は用途→サイズ→用紙の種類→厚さ(連量)→部数と納期の順に絞り込むと迷いにくくなります。用紙はコート紙・マットコート紙・上質紙が基本の3択で、厚さは連量(kg)で表されます。
この記事でわかること
- 発注前に仕様を決める5ステップと、その順番の理由
- コート紙・マットコート紙・上質紙の違いと向く用途
- 連量(kg)が示す紙の厚さの考え方と選び方の目安
- 発注時に聞かれる項目と、配布開始日から逆算する納期管理
チラシを作ろうと印刷の見積りフォームを開いたとき、「用紙:コート110kg/マットコート90kg/上質70kg…」といった選択肢が並び、どれを選べばいいか手が止まった経験はないでしょうか。紙の名前と連量(kg)の意味が分からないまま“なんとなく”で決めてしまうと、仕上がりが想像と違ったり、必要以上に費用がかかったりすることがあります。
この記事では、印刷仕様を自分で決めなければならない販促担当者・店舗オーナーの方に向けて、用紙の種類・厚さ(連量)・部数という3つの軸をどの順番で決めればよいかを、発注フローに沿って整理します。ポスティング配布用・店頭での手渡し用・DMの封入用では最適な仕様が異なるため、用途ごとの考え方も解説します。費用については目安のレンジと「どの条件で上下するか」を示し、断定的な金額は記載しません。最後に、迷ったときに見積り段階で何を伝えれば話が早いかもまとめます。
チラシの仕様はこの順番で決める|発注前の5ステップ
チラシ印刷の用紙・厚さ・部数の選び方で迷う最大の原因は、決める順番が逆になっていることです。「とりあえず光沢のある紙で」「安いから薄い紙で」と紙から入ると、ポスティングでポストに入れたときに折れる、手渡しで安っぽく見える、といったズレが後から判明します。仕様は用途→サイズ→用紙の種類→厚さ(連量)→部数と納期の順に絞り込むと、選択肢が自然に減り、迷いが少なくなります。
ステップ1:目的と配布方法を決める
最初に決めるのは「誰に、どう届けるか」です。ポスティングで各戸のポストに投函するのか、駅前や店頭で手渡しするのか、封筒に入れてDMとして送るのか、店内やラックに設置するのか。配布方法が決まれば、必要な耐久性やサイズの上限が決まります。たとえばポスティングなら雨や折れへの耐性、手渡しなら持ち歩きやすさ、封入ならサイズと重さの制約が優先条件になります。
ステップ2:サイズと折り加工を決める
次にサイズです。情報量が多い不動産や求人はA4、クーポンや告知中心ならB5・A5、封筒に入れるなら長3封筒に合わせた三つ折りA4、といった具合に用途から決まります。サイズが決まると選べる紙の候補も自然に絞られ、折り加工の有無によって「折りやすい厚さ」という条件も加わります。
ステップ3〜4:用紙の種類と厚さ(連量)
用紙はコート紙・マットコート紙・上質紙が基本の3択で、写真を鮮やかに見せたいか、文字を読ませたいか、書き込みをさせたいかで選びます。厚さは連量(kg)で表され、薄いほど安く、厚いほど高級感と耐久性が増します。用紙と厚さの比較はコート紙とマットコート紙の比較も参考にしながら、用途に合う範囲で選ぶと失敗しにくくなります。
ステップ5:部数と納期を決める
最後に部数です。印刷は版を作る工程に費用がかかるため、部数が増えるほど1枚あたりの単価は下がります。配布エリアの世帯数から必要枚数を算出し、予備(破損・差し替え用)を2〜5%程度見込んでおくと安心です。
発注時に必ず聞かれるチェックリスト
- サイズ(A4/B5/A5/B4など)と折り加工の有無
- 片面/両面、カラー/モノクロ
- 用紙の種類と連量(例:コート90kg)
- 部数と納品先(1か所か分納か)
- 入稿データ形式(PDF推奨)、塗り足し3mm、画像解像度は原寸350dpi目安
- 文字のアウトライン化、特色・モノクロ指定の有無
納期は配布開始日から逆算する
スケジュールは「原稿確定→校了→印刷→納品→配布開始」の順に流れます。配布開始日が決まっているキャンペーンなら、そこから逆算してください。ポスティングと連動させる場合、印刷の納品が遅れるとその分だけ配布開始もずれ、イベント当日に間に合わないという事態になりかねません。印刷に3〜5営業日、配布に数日〜2週間程度かかることを前提に、原稿確定日を先に押さえておくのが実務上の鉄則です。
チラシの仕様と配布、次に進めるのは?
3つの質問に答えると、用紙や部数の決め方と配布の進め方が見えます(約30秒)
質問 1 / 3
用紙や厚さは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
配るエリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
配布はいつ頃の予定ですか?
当てはまる方を選んでください
診断結果:まずは配布費用の目安を比べる進め方がおすすめです
サイズ・エリア・枚数の条件を変えながら、配布費用の目安を並べて比べてみましょう。用紙や厚さは仕上がりの印象と重量に関わるため、仕様の候補をいくつか持った状態で比較すると判断しやすくなります。条件ごとの目安が見えてから、配布エリアの絞り込みに進むと、社内での検討もまとめやすくなります。
診断結果:エリアと枚数を伝えて配布プランを相談するのがおすすめです
配布したいエリアと枚数が見えているなら、具体的な見積りと配布プランの相談に進めます。チラシのサイズ・用紙・厚さとあわせて配布開始日を伝えると、印刷の納品から配布までのスケジュールを逆算して組み立てやすくなります。継続して配りたい意向も最初に共有しておくと、エリアの分け方まで含めて設計できます。
コート紙・マットコート紙・上質紙の違いと向いている用途
チラシ印刷で最初に迷うのが用紙の種類です。一般的な商業印刷では「コート紙」「マットコート紙」「上質紙」の3種類が標準的な選択肢で、ほとんどのチラシはこの中から選べば大きく外しません。それぞれ表面の加工(塗工)の有無と度合いが違い、発色・質感・筆記性に差が出ます。
コート紙|写真を目立たせたいチラシの定番
コート紙は紙の表面に塗工剤を塗り、光沢を持たせた用紙です。インクが紙に沈み込みにくいため発色が鮮やかで、写真の再現性が高いのが特徴。スーパーの特売、飲食店のメニュー写真、不動産の物件外観・間取り、美容サロンの施術イメージなど「ビジュアルで惹きつけたい」チラシと相性が良い用紙です。半面、表面の光沢で照明や日光が反射し、小さな文字が読みにくく感じられる場合があります。文字がぎっしり詰まった情報量の多いチラシでは、文字サイズや背景色の設計で読みやすさを補う工夫が要ります。
マットコート紙|落ち着いた高級感と読みやすさ
マットコート紙は塗工はされているもののつや消し仕上げで、光の反射が抑えられています。文字量が多くても読みやすく、しっとりした質感で落ち着いた印象になるのが強みです。治療院・整体、士業の相談案内、住宅会社やリフォーム、学習塾の説明会案内など、単価が高く「信頼感」で選ばれるサービスに向きます。写真の発色はコート紙よりやや穏やかですが、その分の上品さが価値になる場面も多く、どちらが良いかは業種とデザインの方向性次第です。選定に迷う場合はコート紙とマットコート紙の比較基準も参考になります。
上質紙|書き込み・記入欄があるチラシに
上質紙は塗工をしていない非塗工紙で、コピー用紙に近い質感です。最大の利点は筆記性の高さ。ボールペンでもにじみにくく乾きやすいため、クーポンの記入欄、アンケート、申込書一体型のチラシ、学習塾の体験申込用紙などに適します。発色はコート系に劣り、写真はやや沈んで見えますが、コストを抑えやすい傾向があり、文字中心の告知やモノクロ寄りのデザインなら十分実用的です。
その他の選択肢と実務的な決め方
- 微塗工紙:塗工量が少なく、上質紙とコート紙の中間。コストと発色のバランス重視に。
- 再生紙・環境配慮紙:環境方針を打ち出したい企業・自治体案件で選ばれることがある。
- 片面コート紙:表は写真で見せ、裏は記入欄という使い分けが可能。
実務での判断はシンプルで構いません。チェックポイントは次の3点です。
- 写真重視か、文字重視か:写真が主役ならコート紙、文章で説明するならマットコート紙。
- 読み手が書き込むか:記入欄・返信欄があるなら上質紙か片面コート紙。
- 伝えたい印象:にぎやか・お得感ならコート紙、落ち着き・信頼感ならマットコート紙。
なお、同じ用紙でもメーカーや銘柄で白色度や手触りが異なります。初めて発注する場合や大量部数の前には、印刷会社に用紙サンプルを依頼し、実物の質感を確認してから決めると仕上がりのイメージ違いを防げます。
連量(kg)で決まる紙の厚さ|ポスティングに向く厚みの目安
チラシの仕様で用紙の種類と並んで迷いやすいのが「厚さ」です。印刷の世界では厚さをミリ単位ではなく連量(れんりょう/kg)という単位で表します。連量とは、その紙の原紙(断裁前の大きな紙)1,000枚=1連あたりの重さのこと。つまり数字が大きいほど厚く、重い紙だと理解しておけば発注時にはほぼ困りません。「コート90kg」「上質55kg」といった表記は、紙の種類+厚さの組み合わせを示しています。
チラシでよく使われる連量の目安
- 上質紙55〜70kg:コピー用紙に近い薄さ。モノクロ中心の案内、学習塾の時間割、単価を最優先する大量配布向け
- コート/マットコート73〜90kg:ポスティングチラシの標準的な帯。両面カラーでも扱いやすく、コストと見栄えのバランスが良い
- コート/マットコート100〜135kg:しっかりしたコシと高級感。不動産の物件広告、住宅会社、高単価サービスの訴求、手渡し用に向く
一般的な目安として、ポスティング用の両面カラーチラシであればコート90kg前後が最も選ばれやすい厚みです。迷ったらここを基準に、薄くするか厚くするかを検討すると判断が早くなります。
薄い紙・厚い紙のトレードオフ
薄い紙は紙代が安く、同じ枚数でも軽くなるため配送費や作業負荷を抑えられます。一方で裏写り(裏面の絵柄が透けて見える現象)が起きやすく、両面印刷で写真やベタ面を多用すると読みにくくなることがあります。特に上質55kgクラスで両面フルカラーにすると、文字が重なって見える可能性があるため注意が必要です。
逆に厚い紙はコシがあり、手に取ったときの満足感や信頼感につながります。ただし重量が増えるぶん印刷費・送料が上がり、配布現場での持ち運び負担も大きくなる点は見落とせません。ポスティングでは配布員が数百枚単位を束ねて持ち歩くため、過度に厚い紙は1回あたりの携行枚数が減り、作業効率に影響することがあります。
ポスティングで厚みを選ぶときのチェックポイント
- 両面印刷か:両面カラーなら73kg以上、写真が多いなら90kg以上が無難
- ポストでの折れにくさ:適度なコシがあるほうが投函時に折れにくく、他の郵便物に埋もれても読まれやすい
- 扱う商材の価格帯:高額商材ほど厚手にすると訴求内容と紙質の印象が揃う
- 配布枚数と予算:数万枚規模では1kgの差が総額に効くため、厚みの1段階差で見積りを比較する
- 折り加工の有無:二つ折り・三つ折りを入れる場合、厚すぎると折り部分が割れやすい
なお、紙の厚さや質感の違いは言葉だけでは伝わりにくいものです。発注前に紙見本(サンプル帳)を取り寄せる、過去に配布したチラシの現物を見せて「これと同じくらい」と伝えるのが最も確実です。用紙の種類による見え方の違いはコート紙とマットコート紙の比較もあわせて確認すると、厚さと質感の両面から仕様を決めやすくなります。表面加工を加える場合は、同じ連量でも手触りや強度の印象が変わる点も覚えておきましょう。
かんたん診断チラシの仕様と配布、次に進めるのは?30秒でチェック ▲
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用途別おすすめ仕様|ポスティング配布・手渡し・封入・設置
同じチラシでも、ポストに投函するのか、手渡すのか、封筒に入れるのかで最適な仕様は変わります。ここでは用途別に「サイズ・紙種・厚さ・印刷面」の組み合わせを整理します。いずれも目安であり、デザインや季節、予算によって調整してください。
①ポスティング配布|コスト効率と視認性のバランス
- サイズ:A4またはB5。情報量が多い不動産・リフォームはA4、単品訴求のクーポン型はB5が扱いやすい
- 紙種:コート紙(写真の発色重視)またはマットコート紙(文字の読みやすさ重視)
- 厚さ:コート90kg前後が定番。薄すぎると他社チラシの束に埋もれ、抜き取られる前に流し読みされる確率が下がります
- 印刷面:両面カラー。裏面に地図・営業時間・クーポンを置くと保存されやすくなります
厚手にすれば目立つ一方、紙代と重量が増え、部数あたりの単価も上がります。数万枚規模では1ランク厚くするだけで総額が大きく動くため、コート紙とマットコート紙の比較基準も踏まえて決めると無駄がありません。
②手渡し・街頭配布|受け取った瞬間の質感が勝負
手に取った瞬間の手触りが印象を左右するため、光沢が強すぎないマットコート系が無難です。サイズはA5〜B5程度にして、バッグに入れやすく持ち帰りやすい形に。厚さはコシのある90〜110kg程度が目安で、薄すぎると「配られたチラシ」感が強まり、その場で丸められやすくなります。
③封入・DM同梱|重量規定から逆算する
封筒に入れる場合は、郵送料金の重量区分が最優先の制約になります。用紙は軽めの70〜90kg、サイズはA4を三つ折りにして長形封筒へ、またはA3二つ折りでA4サイズへ、といった折り加工前提で設計します。折り位置に写真の顔やQRコードが来ないよう、デザイン段階で折り線を想定しておくことが失敗を防ぐポイントです。
④店頭設置・ラック用|自立するコシが必要
卓上ラックや什器に差す用途では、紙がへたると見栄えが悪くなります。110〜135kg程度のやや厚手を選び、長期間置くならマット系や光沢を抑えた仕上げにすると指紋が目立ちません。
⑤申込書・クーポン兼用|書き込める紙を
記入欄や切り取りクーポンがある場合は、ボールペンが滑らないよう上質紙やマットコート紙を選びます。光沢の強いコート紙は筆記性が低く、書けないという問い合わせにつながりがちです。
業種別に起こりがちな選択ミス
- 飲食:料理写真を重視してコート紙にしたが、文字が小さく光沢で読みづらい。写真面と文字量のバランスを事前確認
- 不動産:間取り図と条件を詰め込みB5にしてしまい判読性が低下。情報量が多いならA4へ
- 学習塾:体験申込欄をコート紙に配置して書きにくい。申込書部分はマット系か上質紙へ
- 治療院:薄手にしすぎて他のチラシに紛れる。90kg前後を基準に検討
- リフォーム:施工事例を多く載せるため厚手を選び、数万枚で予算超過。厚さは1ランク落とし部数に回す選択も有効
迷ったときは「どこで、どんな状態で読まれるか」から逆算すると仕様は自然に絞り込めます。
部数と費用の関係|ロットが増えると単価が下がる理由と目安レンジ
チラシ印刷の見積りを見比べると、同じ用紙・同じサイズでも部数によって1枚あたりの単価が大きく違うことに気づきます。これは印刷費の構造によるものです。印刷の費用は「刷るたびにかかる費用(用紙代・インキ代)」と「最初に一度だけかかる費用(データチェック、刷版の出力、印刷機の版セットと色合わせ、裁断の段取り)」に分かれます。後者は100部刷っても1万部刷ってもほぼ変わらないため、部数が増えるほど1枚に乗る初期費用の負担が薄まり、単価が下がっていくわけです。
オンデマンドとオフセットの使い分け
一般的な目安として、数十〜数百部の小ロットは刷版を作らないオンデマンド印刷、数千部以上はオフセット印刷が選ばれやすい傾向にあります。オンデマンドは初期費用が小さい代わりに1枚あたりの単価が下がりにくく、オフセットは刷版代などの初期費用がかかる代わりに大量になるほど割安になる、という性質の違いです。そのため境界付近(おおむね数百部〜1,000部前後)では、部数を少し増やしたほうが総額がほとんど変わらない、あるいは逆転して安くなるケースもあります。見積り時に「500部と1,000部の両方で出してください」と並べて依頼すると判断しやすくなります。
仕様変更が単価に与える影響の考え方
用紙や仕様を変えたときの影響は、同条件比でおおよそ次のように捉えておくと見積りが読みやすくなります(いずれも目安で、エリア・枚数・時期・印刷会社の設備により変動します)。
- 用紙を一段厚くする:用紙代の比率が上がるため、数%〜十数%程度の増加になることが多い
- 特殊紙・マット系の指定:標準のコート紙より紙単価が上がり、数%〜数十%の幅で変動
- サイズを大きくする:用紙の取り都合が変わるため影響が大きく、A5→A4のように面積が倍になれば費用も相応に上がる
- 片面→両面、特色やニス加工の追加:工程が増える分だけ加算される
サイズ別の費用感はB4とB5の費用目安とサイズ選びも参考になります。
余らせない部数設計の手順
- 配布エリアの世帯数を確定する:配布する町丁目の世帯数を集計し、これが必要枚数の土台になります
- 予備分を上乗せする:破損・投函不可・営業用の手持ち分として、配布枚数の3〜5%程度を目安に加えます
- まずテスト配布:新規の訴求なら全体の2〜3割程度の部数で配布し、反響を確認します
- 反響を見て増刷:手応えがあればエリアを広げて増刷、弱ければ原稿を修正してから本番へ
反響率はエリア・業種・時期・チラシ内容によって大きく変わる目安であり、事前に確定できるものではありません。だからこそ、単価の安さだけを理由に過大な部数を一度に刷るのは避けたいところです。大量に余らせると、保管中の湿気による反りや色あせ、価格改定やキャンペーン終了による内容の陳腐化で結局廃棄する、という損失が発生します。「安くなるから多めに」ではなく「使い切れる量+段階発注」を基本に、単価と在庫リスクのバランスで部数を決めるのが実務的です。
かんたん診断チラシの仕様と配布、次に進めるのは?30秒でチェック ▲
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まとめ|仕様に迷ったら用途を伝えて見積り時に相談を
チラシ印刷の仕様は、専門用語が多く難しそうに見えますが、判断軸は大きく3つに整理できます。「用紙の種類」「連量(厚さ)」「部数」です。それぞれ単独に正解があるわけではなく、誰に・どこで・どう渡すかという用途から逆算して決まります。最後に、発注前に自分で確認できるチェックリストとして振り返っておきましょう。
3つの判断軸をもう一度整理する
- 用紙の種類=写真重視か文字重視か:料理写真や商品画像で訴求するならコート紙、文字量が多く読ませる内容や、書き込み欄・クーポン記入がある場合はマットコート紙や上質紙が向きます。コート紙とマットコート紙の比較も判断の参考になります。
- 連量=用途と作業性:ポスティング配布は90kg前後が扱いやすく、コストと見栄えのバランスも取りやすい目安です。手渡しや店頭設置では110〜135kg程度にすると、折れにくく安っぽさが出にくくなります。封入用途や大量部数では70〜90kgで軽量化し、送料や作業性を優先する考え方もあります。
- 部数=配布エリアの世帯数とテスト設計:商圏内の世帯数を調べ、「何回届けるか」を前提に部数を決めます。初回はテストとして5,000〜10,000枚規模で反応を見て、手応えがあったエリアに部数を寄せる進め方が現実的です。
発注前チェックリスト
- 配布方法は決まっているか(ポスティング/手渡し/封入/設置)
- サイズはA4・B4・B5のどれか、折り加工は必要か
- 写真中心か文字中心か、片面か両面か
- 連量は用途に合っているか(薄すぎて折れないか、厚すぎて単価が跳ねないか)
- 配布エリアの世帯数と部数が釣り合っているか
- 配布希望日から逆算して、入稿・印刷・納品の日数に余裕があるか
- 増刷の可能性があるか(あるならデータ保管や色味再現を事前確認)
この7項目が埋まれば、見積り依頼の精度は大きく上がります。逆に、ここが曖昧なまま複数社へ問い合わせると、各社が異なる前提で見積るため比較が難しくなります。
仕様が決めきれないときは用途を伝えるだけでよい
株式会社ポスティングくんでは、全国対応のポスティング配布に加えて、デザイン・印刷までワンストップでご相談いただけます。すでに配布会社が決まっている場合や、社内で配る分だけが必要な場合など、印刷のみのご発注も対応可能です。配布と印刷をまとめることで、納品先の手配や分納の段取りを一本化でき、やり取りの手間も抑えられます。
配布面では、GPSによる配布報告で「いつ・どのエリアを回ったか」を確認でき、追加料金のない明朗会計、小ロットから数万枚規模の大量配布まで対応しています。ご相談の際は、用途(何を告知したいか)・配布エリア・希望予算・配布希望時期の4点をお知らせいただければ、用紙・厚さ・部数の組み合わせを具体的にご提案します。料金は目安であり、エリア・枚数・時期によって変動しますので、条件をいただいたうえで個別にお見積りいたします。
チラシ印刷の仕様や配布部数でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。配布エリアの無料査定、法人様のお見積りを無料で承っております。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

