法人のチラシ印刷での請求書払い(掛け払い)は、多くの印刷会社で条件付き対応とされるのが一般的です。法人登記や取引実績、与信審査などを経て可否が決まり、初回は前払いという運用もあります。
この記事でわかること
- 請求書払いが認められる際に確認される一般的な条件
- 見積書から発注書・納品・検収・請求書までの発注フロー
- インボイス制度や電子帳簿保存法まわりで事前に確認したい点
- 見積書・発注書に記載すべき項目と検収基準の決め方
チラシ印刷を外注するとき、デザインや部数以上に社内で詰まりやすいのが「支払い方法」と「経理の手続き」です。法人として発注する以上、クレジットカードや前払いではなく請求書払い(掛け払い)にできるのか、締め日と支払いサイトはどうなるのか、発注書や注文請書は必要か、といった確認事項が次々に出てきます。稟議や与信の都合で、条件が合わないと発注そのものが止まってしまうこともあります。
この記事では、法人の経理・販促担当者が印刷会社へ発注する際に押さえておきたい、見積書から発注書、納品、検収、請求書、支払いまでの一連の流れを実務的に整理します。あわせて、納品先の指定や分納、部数の過不足(予備紙の扱い)、校正の責任範囲といった、トラブルになりやすい項目の確認ポイントも解説します。金額は紙質・部数・納期・加工によって大きく変わるため断定はできませんが、条件を揃えて比較すれば判断はぐっと楽になります。印刷のみの発注、印刷から配布までのワンストップ、どちらの場合にも使える視点でまとめました。
法人のチラシ印刷で「請求書払い」は使えるのか|支払い方法の基礎知識
結論から言えば、法人がチラシ印刷を発注する際の請求書払い(掛け払い・後払い)は、多くの印刷会社・販促会社で「条件付きで対応可能」とされているのが一般的です。ただし誰でも初回から後払いにできるわけではなく、法人格の確認や取引実績、金額規模などの条件が関わります。まずは支払い方法の選択肢を整理しておきましょう。
チラシ印刷でよく使われる支払い方法
- 銀行振込(前払い):入金確認後に印刷工程へ進む方式。初回取引や少額案件で採用されやすい。
- 銀行振込(後払い=請求書払い):納品後に請求書が発行され、月末締め翌月末払いなど自社の支払いサイトに合わせて処理する方式。
- クレジットカード決済:法人カードがあれば即時に発注でき、少額・短納期の案件と相性が良い。
- 代金引換:納品時に配送業者へ支払う方式。小ロットでは使われるが大量部数には不向き。
なぜ法人は請求書払いを求めるのか
法人担当者が請求書払いを希望する背景には、社内手続きの事情があります。稟議・決裁を経てから発注するため、前払いだと「決裁前に立替が発生する」「経費精算の手間が増える」という問題が起きがちです。また月次で締めて支払いをまとめている企業では、案件ごとに振込処理を起こすこと自体が負担になります。請求書払いにできれば、発注から支払いまでの流れを通常の購買フローに乗せられるため、経理・購買双方の負担が軽くなります。
請求書払いが認められる一般的な条件
印刷会社側は代金回収のリスクを負うため、後払いには審査が入るのが通例です。実務では次のような点が確認されることが多いと考えておくとよいでしょう。
- 法人登記の確認:登記簿情報、会社名・所在地・代表者名、設立年など。
- 取引実績:過去の発注と支払い履歴。初回は前払い、2回目以降は掛け払いという運用も少なくありません。
- 与信審査:信用調査会社の情報や、金額規模に応じた与信枠の設定。
- 取引基本契約・取引口座の開設:継続発注が前提の場合、基本契約書や注文書・注文請書の取り交わしを求められることがあります。
- 部数・金額の規模:単発の小ロットか、年間を通じた継続発注かで条件が変わる場合があります。
インボイス制度・電子帳簿保存法まわりの確認点
経理処理の観点では、請求書そのものの要件確認も欠かせません。仕入税額控除を前提とするなら、取引先が適格請求書発行事業者かどうか、登録番号が請求書に記載されているかを発注前に確認しておくと、後の差し戻しを防げます。あわせて、印刷代と配布代、デザイン費、送料などで消費税区分や計上科目が分かれるケースがあるため、見積書の段階で内訳を明確にしてもらうのが安全です。
また、メールやウェブからPDFで受け取った請求書は、電子帳簿保存法に沿った形での電子データ保存が求められます。取引年月日・取引先名・金額で検索できる状態にする、改ざん防止の運用ルールを定めるなど、社内の保存方法と整合するかを事前に確認しておきましょう。請求書の送付方法(郵送か電子か)、宛名の表記、締め日の扱いは、最初の打ち合わせで決めておくとスムーズです。
なお、ポスティングくんでは配布を伴わないチラシ印刷のみのご依頼にも対応しており、法人のお客様の支払い条件や請求書の発行方法についても事前にご相談いただけます。社内規定で前払いが難しい、月次でまとめて精算したいといった事情がある場合は、見積り依頼の段階でお伝えいただくと手続きが進めやすくなります。
チラシ印刷と配布、次に進める一手は?
3つの質問に答えるだけで、見積りや社内稟議の進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
配布エリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
社内の検討はどの段階ですか?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
配布の計画はどのくらい先まで?
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診断結果:配布費用の目安を比べる進め方がおすすめです
A4などのサイズ、配布したいエリア、枚数の3点を揃えると、配布費用の目安が出しやすくなります。同じ条件文で各社に依頼すれば、金額の差がどこから生まれているかも見えてきます。印刷のみか、印刷から配布までまとめるかでも段取りが変わるため、請求書払いの可否や締め日とあわせて早めに確認しておくと、稟議も進めやすくなります。
診断結果:エリアと枚数を伝えて見積り相談がおすすめです
配布したいエリアと枚数が固まっているなら、具体的な見積りと配布プランの相談に進めます。納品先や分納の条件、配布開始日から逆算した納品日まで含めて相談でき、配布拠点への直納も検討できます。法人の支払条件や請求書の発行方法は見積り依頼の段階で伝えておくと、発注書から検収、請求までの手続きが進めやすくなります。
見積書から請求書まで|チラシ印刷の発注フロー6ステップ
法人のチラシ印刷は、口頭やメールのやり取りだけで進めると、部数違い・納品先違い・支払条件の食い違いといったトラブルが起きやすくなります。見積書・発注書・納品書・請求書という書類の流れを押さえておけば、社内の稟議も経理処理もスムーズに進みます。ここでは実務の流れを順に整理します。
ステップ1:要件整理(社内で仕様を固める)
最初に決めるのは、サイズ(A4・B4など)・部数・用紙(コート90kg、マットコートなど)・色数(両面カラー等)・折り加工の有無・納期・納品先の7点です。ここが曖昧なまま見積りを取ると、各社の金額がバラバラになり比較になりません。配布代行まで依頼する場合は、配布開始日から逆算して印刷納品日を決めます。
ステップ2:見積依頼(条件を揃えて複数社へ)
依頼文には上記7項目に加え、入稿データの形式(PDF入稿か、デザインから依頼か)、色校正の要否、分納の有無を明記します。同じ条件文を複数社に送るのが、チラシ印刷の相見積もりで比較すべきポイントを踏まえた基本です。
ステップ3:見積書の受領と社内稟議
見積書で確認すべき記載項目は次の通りです。
- 件名と仕様(サイズ・用紙・色数・加工)
- 数量と単価、合計金額、税区分(税抜/税込、消費税額)
- 納期と納品先(複数拠点なら各拠点の数量)
- 送料・梱包費が込みか別途か
- 支払条件(請求書払いの可否、締め日と支払サイト)
- 見積有効期限(用紙価格の変動があるため30日程度が一般的)
稟議にかける際は、見積有効期限内に決裁が下りるかを逆算しておくと、承認後に再見積りとなる手戻りを防げます。
ステップ4:発注書(注文書)の発行と注文請書の受領
金額と仕様に合意したら、自社の発注書を発行し、相手方から注文請書を受け取ります。メールの「この内容でお願いします」だけでも契約は成立しますが、仕様の記載が本文に散らばっていると、後から「どの条件で合意したか」が特定しづらくなります。発注書に仕様・数量・単価・納期・納品先・支払条件を一枚にまとめておくことが、社内監査や経理の証憑としても有効です。あわせて検収基準(数量の数え方、色味のブレの許容範囲、断裁誤差の扱い)を事前に取り決めておくと、納品後の判断が揺れません。
ステップ5:データ入稿・校正・校了
入稿後はPDFや色校正で内容を確認し、問題なければ校了の連絡を入れます。校了以降の修正は刷り直し費用が発生するのが通例のため、社内の最終承認者を事前に一人決めておくのが安全です。住所・電話番号・価格表記・有効期限は必ず複数名でダブルチェックします。
ステップ6:印刷・納品・検収、そして請求書払い
納品時は納品書と現物の箱数・入数を照合し、検収印を押します。分納の場合は拠点ごとに受領確認を取り、数量差異があればその場で記録します。検収完了後に請求書が発行され、月末締め翌月末払いなどの支払サイトに沿って支払う流れです。初回取引では与信審査や取引先登録が必要になることがあるため、支払条件の確認は見積り段階(ステップ3)で済ませておくと、請求書受領後に経理が止まりません。
なお、同じ版下での再版・増刷は、仕様が確定しているため見積りから発注までを簡略化できます。前回の発注書番号と「同一仕様・部数のみ変更」と伝えれば、短期間での手配が可能です。増刷の可能性がある案件は、初回の見積り時に増刷単価の目安も併せて提示してもらうとよいでしょう。
見積書で必ず確認したい項目|納品先・分納・送料・納期の条件
チラシ印刷の請求トラブルは、単価の誤解よりも「納品と納期の条件が曖昧だった」ことから起きるケースが目立ちます。法人発注では、印刷単価のほかに配送・分納・保管といった付帯条件が費用を左右します。見積書を受け取った段階で以下を読み合わせ、口頭合意を書面に残しておくことが、請求時の認識違いを防ぐ最短ルートです。
納品先と分納の条件を先に決める
まず「どこに、何部ずつ届けるか」を確定させます。本社一括納品なら送料は抑えやすい一方、各店舗へ再配送する社内コストが発生します。各拠点へ直接届ける分納は手間が減りますが、配送先ごとに送料が加算されるのが一般的です。見積り依頼時には次の情報を揃えて伝えると、精度の高い金額が返ってきます。
- 納品先の住所・担当者名・電話番号と、拠点ごとの納品部数
- 分納の可否と、2か所目以降の追加送料の単価
- 離島・山間部など割増が発生する地域の有無
- 大型トラックが進入できるか(進入不可なら小型車への積み替え費用)
- 荷下ろしは軒先渡しか、指定の場所まで運び入れるか
- 時間指定・曜日指定の可否と、立会いが必要かどうか
チラシ1万部は用紙によっては数十キロ単位の重量になり、段ボール数箱に分かれます。店舗のバックヤードに入り切らない、受け取れる時間帯が限られる、といった現場事情は事前に共有しておきましょう。複数拠点へ送る場合は、チラシ印刷の一括発注と分納による在庫管理の手順も参考になります。
分納時の請求の立て方
分納では「請求をどう立てるか」を先に決めておきます。全数を印刷した時点で一括請求するのか、出庫(納品)の都度に分割請求するのかで、計上月と支払サイトが変わります。拠点ごとに予算を持つ企業であれば、拠点別の内訳明細を請求書に付けてもらえるか確認しておくと、社内配賦の処理が一度で済みます。検収のタイミング(最終納品日か各納品日か)も合わせて取り決めましょう。
納期の数え方と特急対応
納期は「入稿日」ではなく「校了日起算」で数えるのが基本です。データ不備があれば再入稿となり、その分だけ後ろにずれます。また多くの印刷会社は営業日ベースで日数を表示するため、土日祝や連休を挟むとカレンダー上の日数は伸びます。年末年始、新年度、決算期などの繁忙期は通常より数日長く見るのが安全です。特急対応が可能かどうか、割増率と締切時刻(当日何時までの校了か)も見積り段階で確認しておきます。
保管サービスと配布拠点への直納
まとめて印刷して単価を下げつつ、必要分ずつ出庫する保管サービスを用意している業者もあります。保管料の有無、保管期間の上限、出庫1回あたりの手数料を確認しましょう。さらに、ポスティング配布まで同じ会社に依頼する場合は、印刷物を社内倉庫を経由せず配布拠点へ直接納品できるため、再配送費と保管スペースの負担を減らせます。配布後はGPSによる配布報告で実際の配布状況を確認できるので、印刷部数と配布実数の突き合わせもしやすくなります。これらの条件は見積書の備考欄に明記してもらい、社内の稟議資料としてそのまま使える状態にしておくと安心です。
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部数の過不足・刷り増し・校正の責任範囲をどう取り決めるか
チラシ印刷のトラブルで多いのが「部数が足りない」「誤植が見つかった」という納品後の問題です。どちらも発注前の取り決め次第で、負担する側と費用が大きく変わります。法人として発注する以上、見積書・注文書の段階で責任範囲を文書に残しておくことが実務上の防衛線になります。
部数は「◯部以上」と下限を明記する
印刷では予備紙や断裁の端数の関係で、仕上がり部数が発注数の前後で変動する場合があります。業界慣習として少量の過不足を許容する取引もあるため、配布計画上きっちり必要な枚数がある場合は、注文書に「30,000部以上納品」と下限を明記しておくと安全です。ポスティング用途では配布会社へ直送するケースも多く、数量差異が配布計画に直結します。複数納品先への分納と数量差異を防ぐ手順もあわせて確認しておくと、納品先ごとの過不足を抑えられます。
刷り増しは単価が上がる前提で予備を確保する
不足が判明してからの少部数の刷り増しは、1部あたりの単価が当初より高くなりやすい点に注意が必要です。理由は、データ処理・刷版・刷り出し調整といった固定費が部数に関係なく発生するためで、5,000部の追加でも初回1万部の時の単価では刷れません。納期も通常の新規発注と同等(数営業日〜1週間程度が目安)かかります。配布予定数に対して数%の予備を初回に含めておくほうが、結果的に総額も納期も抑えられるのが一般的です。
校了後の誤植は原則として発注側負担
責了(軽微な修正を印刷会社に任せて校了とする)と校了(内容を最終承認し修正なしで印刷に進む)の違いを理解し、どちらで進めたかを社内でも共有しておきます。実務では、校了後に発見された誤植の刷り直し費用は発注側が負担するのが一般的です。社内の校正体制として、次の点を複数人でチェックしましょう。
- 電話番号・住所・地図・アクセス表記
- QRコードの実機読み取り(リンク先の表示確認まで)
- 価格・税込税別の表記、割引率と計算の整合
- 営業時間・定休日・キャンペーン期間の年月日と曜日
- 社名・商標・免責表記、有資格者名や許認可番号
- 最終承認者を1名に定め、承認メールを証跡として残す
色校正とデータ不備への備え
色味は簡易校正(インクジェット等の出力)と本機校正(実際の印刷機・用紙で出力)で再現性が異なり、簡易校正は費用と日数を抑えられる反面、厳密な色一致は保証されません。モニターは発光による表示、印刷物はインクの反射による発色のため、同じデータでも見え方が変わります。コーポレートカラーや食品の色が重要な場合は、事前に色校正の進め方を確認しておくと安心です。
また、塗り足し不足、画像解像度の不足、フォントのアウトライン化漏れ、RGBのままの入稿といった不備があると再入稿となり、その分だけ納期が後ろにずれます。配布日が決まっている案件では致命傷になりかねないため、入稿前チェックリストの運用を徹底してください。あわせて、明らかな印刷不良(汚れ・断裁ズレ・色転び等)が発生した場合の再印刷の範囲、申し出期限(納品後◯日以内)、返品可否を見積条件に記載してもらうと、万一の際の判断がスムーズになります。
価格だけで比べない|条件を揃えた相見積りと「追加料金なし」の考え方
法人のチラシ印刷で相見積りを取ると、同じ「A4両面カラー1万部」でも金額に差が出ます。ところがその差額は、品質や企業努力の差ではなく見積り条件がそろっていないだけというケースが少なくありません。経理・購買の立場で稟議を通すには、総額だけでなく「何が含まれ、何が含まれないか」を同じ土俵に乗せて比べる必要があります。
条件をそろえるための比較チェックリスト
- 用紙:種類(コート/マットコート/上質)と斤量(例:90kg・110kg)が同一か
- 印刷面:片面か両面か、カラーかモノクロか
- サイズと加工:仕上がりサイズ、折り加工・筋入れの有無
- データチェック費:入稿データの不備確認や軽微な修正が無料か有料か
- 校正:校正回数、PDF校正か実物校正か、色校正の費用
- 送料:納品先までの運賃が含まれるか、個別見積りか
- 分納費:複数拠点への分納・直送の手数料と、2件目以降の加算額
- 納期:標準納期と、特急対応時の割増条件
- 税表記:税込か税抜か(相見積りで最も誤解が起きやすい項目)
この9項目を一覧表にして各社の見積書を並べると、見かけの安さが「送料別」「校正1回まで」といった前提の違いによるものかが見えてきます。詳しい比較軸はチラシ印刷の相見積もりで比較すべきポイントも参考にしてください。
「安さの理由」を聞くと業者の質がわかる
価格差には必ず理由があります。確認したいのは、根拠のある安さかどうかです。
- まとめ発注による割引:年間分や複数媒体をまとめることで、版や段取りの費用を分散できる
- 配布エリアの最適化:商圏から逆算して必要部数を絞り込み、余剰印刷そのものを減らす
- 小ロット対応:テスト配布分だけ少部数で刷り、反響を見てから本番部数を決められる
- デザイン・印刷・配布のワンストップ:工程ごとに別会社を挟まないため、中間マージンや再入稿の手間が減る
逆に、工程を省いた結果として校正が省略されていたり、データ不備の確認を一切行わない前提で安くなっている場合は、刷り直しのリスクが総額を押し上げます。
後から積み上がる追加費用に注意する
発注後に請求額が膨らむ典型例が、データ修正費、分納手数料、特急料金、再入稿時の再出力費です。これらは見積書の備考欄に小さく書かれていたり、記載自体がないこともあります。対策はシンプルで、見積書に「上記以外の費用は発生しない」旨を明記してもらうこと。発生し得る追加費用がある場合は、条件と単価(例:特急対応は○%加算)まで書面化しておけば、請求書と突合する経理側の確認も一度で済みます。
ポスティングくんでは、見積り提示後に想定外の追加料金が発生しない明朗会計を基本としており、印刷のみ・配布のみといった部分的なご相談にも対応しています。なお、ここで触れた費用はいずれも目安であり、実際の金額はエリア・枚数・用紙・時期によって変動します。正確な金額は条件をそろえたうえでのお見積りでご確認ください。
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業種別・目的別に見る発注部数と予算配分の考え方
請求書払いの条件が整ったら、次は「何部刷るか」「いくらの予算を割り当てるか」という設計です。部数は印刷単価にも配布費にも直結するため、経理・販促の双方にとって重要な判断になります。ここでは業種ごとの考え方と、段階発注・予算計上の実務ポイントを整理します。
業種別に見る商圏と部数の目安
- 飲食店:来店圏は徒歩・自転車圏が中心。半径1〜2km程度に絞り、1回5,000〜20,000部を複数回に分けて配るケースが多い傾向です。
- 不動産・住宅:現地販売会やオープンハウスの告知は開催日から逆算し、1回10,000〜30,000部規模。戸建て中心エリアなら軒並み配布が相性良好です。
- 学習塾:校舎から通学可能な範囲に限定し、入塾・講習シーズンに合わせて年間を月別に分割。小学生・中学生の多い住宅街を重点化します。
- 治療院・クリニック:来院圏は狭く、1回3,000〜10,000部を同一エリアに繰り返し配布して認知を積み上げる設計が取られます。
- 小売・スーパー:特売やリニューアル告知は商圏が広がるため、数万部規模で段階的に広げる方法が一般的です。
反響率は一般に0.01〜0.3%程度が目安とされますが、業種・エリア・時期・デザイン・オファー内容によって大きく変動します。確約できる数値ではないため、予算を組む際は「想定レンジの下限でも投資判断が成り立つか」を基準に考えると安全です。
テスト配布から本配布へ|段階発注で在庫リスクを抑える
一度に大量部数を刷れば単価は下がりますが、デザインや訴求が合わなかった場合は在庫が残り、広告効果のない支出になります。初めての商圏や新しいクリエイティブでは、次の順序が現実的です。
- テスト配布(例:5,000部前後)で反応を確認する
- 問い合わせ件数・来店数を配布エリア別に集計する
- 反応の良かったエリアと訴求に絞って本配布の部数を決める
一方で、同一デザインを年間通して使う場合は、まとめて印刷したほうが部数単価は下がります。複数回まとめて発注するメリットも踏まえ、「検証が必要な段階は小ロット、固まったら大ロット」と切り替えるのが合理的です。
年度予算と広告宣伝費の計上で押さえる点
法人発注では、印刷費・配布費はおおむね広告宣伝費として扱われます。期末に発注する場合、印刷の納品日と配布の実施日が期をまたぐことがあり、どの事業年度の費用とするかは納品・役務提供の時期によって判断が分かれます。前払いとなる分の処理も含め、具体的な計上時期は自社の経理方針と顧問税理士に確認することを前提に進めてください。見積書・納品書・請求書に日付と内訳が明記されていれば、判断材料がそろいます。
配布方法と配布報告を次回の部数設計に活かす
部数は配布方法とセットで決まります。軒並み配布は世帯数に近い部数が必要になり、集合住宅集中なら同じ部数でも短期間で配りきれます。エリア指定で町丁目を絞れば、無駄打ちを減らして部数を圧縮できます。配布禁止表示などの除外分も見込み、計画部数には数%の余裕を持たせておくと安心です。
さらに、GPSログや写真付きの配布報告をエリア別に残しておけば、「どの地域に何部配り、どれだけ反応があったか」を次回の稟議資料にそのまま使えます。感覚ではなく実配布データで部数を説明できることは、社内承認を得るうえでも大きな武器になります。
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まとめ|法人のチラシ印刷は条件確認と見積り比較から始めよう
法人のチラシ印刷は、価格だけを見て決めると、支払条件や納品方法の食い違いで経理・販促の双方に手戻りが発生しがちです。最後に、この記事で解説してきた実務ポイントを整理します。
発注前に押さえる5つの要点
- 支払条件は初回取引の前に確認する:請求書払い(掛け売り)の可否、与信審査の有無、締め日・支払サイト、振込手数料の負担、初回のみ前払いといった条件は、見積依頼の段階で確認しておくと社内承認がスムーズです。
- 書類の流れを定型化する:見積書→発注書(注文書)→入稿→校正承認→納品書→請求書という流れを社内で標準化し、誰が承認し誰が保管するかを決めておくと、担当者が替わっても運用が崩れません。適格請求書(インボイス)の登録番号や記載要件も、取引開始時に確認しておきます。
- 納品先と分納を見積書に明記する:本部一括か店舗直送か、分納の回数と各納品先の部数、送料の扱い、時間指定や車上渡しの可否まで書面に残します。複数納品先への分納と数量差異の防止手順も合わせて整えておくと在庫管理が安定します。
- 部数の過不足と校正責任を取り決める:印刷の性質上、仕上がり部数に若干の増減が生じる場合があるため、許容範囲と不足時の対応(刷り増し単価・納期)を事前に合意します。校正承認後のデータ起因の修正は誰の負担かも明確にしておきましょう。
- 条件を揃えて相見積りを取る:サイズ・用紙・斤量・色数・加工・納期・納品先を同一にしてはじめて比較が成立します。安さの理由(まとめ発注の割引、エリア最適化、デザインから配布までのワンストップ)が説明できる業者を選ぶと、追加料金の心配が減ります。
経理と販促の連携が販促サイクルを速くする
支払条件と書類フローが固まっていれば、キャンペーンが決まってから発注までの社内調整が短縮され、入稿・印刷・配布・効果検証というPDCAを月単位で回しやすくなります。逆に、毎回支払方法から確認し直すと、それだけで数日のロスが生まれます。年間の販促計画がある場合は、あらかじめ年間取引として与信枠や単価条件を相談しておくのも有効です。
印刷のみでも、配布まででも相談できます
ポスティングくんは全国対応で、チラシの印刷のみのご依頼にも対応しています。法人のお客様には、見積書・発注書・請求書といった書類の発行や支払条件のご相談も承ります。配布までご依頼いただく場合は、GPSによる配布報告で実施状況を確認でき、社内報告や上長への説明資料としてもご活用いただけます。料金はエリア・枚数・時期により変動するため、まずは条件を揃えたお見積りでご比較ください。
お問い合わせの際に、チラシのサイズ・部数・用紙(希望があれば)・希望納期・納品先(分納の有無)・配布希望エリアをお知らせいただくと、より正確なお見積りを迅速にご提示できます。無料査定・法人向けお見積りは随時受け付けておりますので、印刷だけのご依頼でも、支払条件のご相談だけでも、どうぞお気軽にお問い合わせください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

