太陽光・蓄電池チラシで反響を出す訴求と配布設計の注意点

太陽光・蓄電池のチラシ集客で成果を出すには、戸建て持ち家層に絞った配布設計と法令に配慮した訴求が重要です。屋根形状や築年数によるエリア選定、反響率・費用の目安、クレーム予防策までポスティング実務の観点で解説します。

太陽光発電や家庭用蓄電池は、単価が高く検討期間も長い商材です。だからこそ「今すぐ客」だけを狙うWeb広告だけでは取りこぼしが生まれやすく、戸建て・持ち家層へ直接届くチラシ配布(ポスティング)が有効な選択肢になります。実際、電気代の上昇や卒FIT、災害時の停電対策といった関心の高まりを受け、紙のチラシから資料請求や無料現地調査につながるケースは少なくありません。

一方で、この業種のチラシは注意点も多いのが現実です。「必ず〇円お得」といった断定的な訴求は景品表示法や特定商取引法の観点からリスクがあり、飛び込み訪問販売と混同されやすいため、配布方法や問い合わせ導線を誤るとクレームにつながります。この記事では、太陽光・蓄電池の販売施工会社の集客担当者に向けて、反響が出やすい訴求の作り方、屋根形状や築年数を踏まえたエリア設計、反響率や費用の目安、クレーム予防策までを実務目線で整理します。数字はあくまで目安として、自社の商圏に合わせた検証の出発点にしてください。

目次

太陽光・蓄電池の集客でチラシが有効な理由と反響率の目安

太陽光発電や蓄電池は、100万円単位の投資判断をともなう高単価・長期検討型の商材です。飲食店のクーポンのように「見た瞬間に決める」ことはまずなく、比較検討期間が数か月に及ぶケースも珍しくありません。だからこそ、家庭内に物理的に残り、家族間で回覧されるチラシという媒体が機能します。

紙のチラシが太陽光・蓄電池と相性が良い理由

  • 家族の合意形成が必要:契約者本人だけでなく配偶者・同居家族の同意が要る。紙は食卓やリビングに置かれ、会話のきっかけになりやすい
  • 保管される:電気代や補助金の情報が載ったチラシは、すぐ捨てられず「検討フォルダ」に入りやすい
  • 戸建て世帯をピンポイントで狙える:設置可能な持ち家層に絞って配れる媒体は限られる
  • 地域密着の安心感:施工エリアと会社所在地が近いことを紙面で示すと、訪問販売への警戒感を和らげやすい

Web広告との違いと併用の考え方

リスティング広告やSNS広告は「太陽光 見積もり」などと能動的に調べている顕在層に強い一方、検索していない層には届きません。太陽光・蓄電池の購入者の多くは、当初から積極的に探していたわけではなく、電気代の請求書や近所の設置事例をきっかけに関心を持ちます。チラシはこの潜在層への面の露出と地域認知を担う役割で、Web広告と役割分担させるのが実務的です。配布エリアに合わせて指名検索が増えることも多いため、配布週の「社名検索数」「サイト直接流入」もあわせて確認しておくと効果が見えやすくなります。

反響率の目安と「1件受注で回収できる」構造

ポスティングの反響率は業種平均で0.01〜0.3%程度とされますが、高単価かつ検討期間の長い太陽光・蓄電池では0.01〜0.1%程度が一つの目安です(商圏・時期・訴求内容・競合状況により大きく変動します)。1万枚配って問い合わせが1〜10件というレンジ感です。一見すると低い数字ですが、1件あたりの粗利が数十万円規模になり得る商材のため、費用対効果は他業種と異なる計算になります。

判断のときは、次の順で逆算してください。

  1. 1件成約あたりの平均粗利(工事・機器・アフターを含む)を算出する
  2. 問い合わせ→現地調査アポ→見積提示→成約の各歩留まりを自社実績から入れる
  3. 「何件の問い合わせで1件成約か」を出し、配布費用が1件受注の粗利内に収まる枚数を決める

この逆算をしておくと、反響が数件でも撤退すべきか継続すべきかを感情ではなく数字で判断できます。

反響が動きやすいタイミング

  • 卒FIT(固定価格買取期間の満了)が近い世帯が多いエリア。売電単価の変化が蓄電池検討の入口になりやすい
  • 電気代の値上がりや燃料費調整額の変動が話題になった時期
  • 台風・大雪・地震などの後の停電対策意識が高まる時期(不安を煽る表現は避け、事実ベースで)
  • 自治体の補助金の受付開始前後。申請期限が検討の後押しになる
  • EV・V2Hへの関心が高まっている層への訴求

反響指標は「問い合わせ数」だけで見ない

問い合わせ数だけを追うと、資料請求や価格だけを知りたい層が多いキャンペーンが「成功」に見えてしまいます。太陽光・蓄電池では現地調査アポ数・見積提示件数・成約単価まで含めて評価するのが実務的です。アポにつながらない問い合わせが多い場合は、訴求が価格に寄りすぎている可能性があります。

また、1回の配布だけで良し悪しを決めないことも重要です。検討期間が長い商材ほど、初回配布は認知にとどまり、2回目・3回目で「前も見た会社だ」という信頼が生まれて反響に転じます。同一エリアへ4〜8週間おきに2〜3回配布し、その累計で評価する設計が現実的です。3ヶ月継続配布による反響の変化を前提に予算を組んでおくと、途中で判断を誤りにくくなります。

戸建て・持ち家層に絞った配布設計の基本

太陽光・蓄電池の検討者は、屋根と設置スペースの使い方を自分の判断で決められる立場にある人です。つまり持ち家の戸建て世帯が中心で、賃貸や分譲マンションの居住者は原則として対象外になります。同じ1万枚を配るとしても、集合住宅を含む軒並み配布と戸建て中心の配布では、届く「見込み客の数」がまったく変わります。まずは配布方法の選び方から整理しておきましょう。

配布方法の比較|太陽光・蓄電池は戸建て中心が定石

  • 軒並み配布:エリア内の戸建て・集合住宅を問わず全戸に投函。単価は下がるが、太陽光では対象外世帯に多く入ってしまう。
  • 集合住宅集中配布:短時間で枚数を消化できるが、太陽光・蓄電池ではほぼ反響につながらない。
  • 戸建て中心のエリア指定配布:町丁目を指定し、戸建て住宅を優先して投函。単価はやや上がるが、1枚あたりの見込み度が高い。

太陽光・蓄電池では三番目が基本です。単価の安さより「有効到達単価(対象世帯1件あたりの費用)」で判断するのが実務的な考え方です。集合住宅の増加によって配布の届き方が変わってきている点は、集合住宅の増加とチラシの届き方の解説も参考になります。

商圏は「施工できる範囲」で切る

反響が出ても現場に行けなければ意味がありません。商圏は自社拠点から車で30〜60分圏を目安に設定し、その内側で優先度の高い町丁目から埋めていきます。設計手順の例は次のとおりです。

  1. 拠点から30分圏/60分圏を地図上に線引きし、対応可否を明確にする。
  2. 圏内の町丁目ごとに戸建て比率・世帯数を確認し、配布可能枚数を試算する。
  3. 1回あたり5,000〜10,000枚程度を1〜2週間で配布し、問い合わせ数を計測する。
  4. 施工・見積訪問の処理能力(月に何棟対応できるか)と枚数のバランスを取る。

枚数を一気に増やすと、見積訪問が追いつかず機会損失になります。営業人員1名が月に対応できる訪問件数から逆算し、配布量を決めるのが安全です。

反復配布で認知を積み上げる

高額かつ検討期間の長い商材なので、1回の配布で決まることは多くありません。同一エリアに1〜2か月間隔で3回以上投下し、「この地域で施工している会社」という認識を作る設計が有効です(反響率はエリアや訴求により変動する目安です)。配布時期としては、電気料金の改定・値上げが報じられた直後、夏冬の電気代明細が届く時期、台風・停電シーズン前などが検討動機と重なりやすいタイミングです。

GPS配布報告を使ったPDCA

戸建て指定配布は「本当に戸建てに入ったか」の確認が要になります。GPSによる配布報告を使えば、どの町丁目にいつ何枚投函したかを地図と記録で確認できます。問い合わせがあった住所と配布履歴を突き合わせ、反響が出た町丁目には次回多めに再投下、反響ゼロが2回続いたエリアは訴求を変えるか外す——この判断を数字で回すことが、太陽光・蓄電池のチラシ集客では最も効率的な改善方法です。

屋根形状・築年数・エリア特性から狙う地域を見極める

太陽光・蓄電池のチラシは、配る枚数よりも「どの屋根の上に情報を届けるか」で反響が大きく変わります。戸建て・持ち家層に絞り込んだ次のステップとして、屋根形状・築年数・エリア特性の3つの軸でターゲット地域を絞る作業を行いましょう。ここを丁寧にやるほど、同じ配布枚数でも見積依頼の質が上がります。

屋根形状・屋根材で見る適性

屋根は搭載枚数と施工コストを左右する最重要要素です。一般的には次のような傾向があります。

  • 切妻・寄棟で南面が広く取れる屋根:パネルを整然と並べやすく、提案しやすい傾向
  • スレート・金属屋根:施工方法が確立しており工期・費用を読みやすい
  • 瓦屋根:施工手間が増えやすく、見積が高くなる場合がある
  • 陸屋根・複雑形状・ドーマーや天窓が多い屋根:搭載量が伸びにくく、優先度は下げる判断も

勾配がきつすぎる屋根や、北面しか空いていない住宅も候補から外す方が効率的です。これらは航空写真である程度判別できます。

築年数で訴求を切り替える

  • 築5〜15年:屋根材の劣化が少なく、そのまま搭載提案がしやすい中心ゾーン
  • 築20年超:屋根の葺き替え・カバー工法と組み合わせた同時提案の余地がある
  • 築浅の新築分譲:オプションで既設のケースがあるため、蓄電池単体やV2Hの訴求に寄せる

分譲地は同一仕様・同一築年の住宅がまとまって並ぶため、屋根形状も揃いやすく一括してターゲット化しやすいエリアです。逆に既設パネルが目立つ地域では、新規搭載ではなく蓄電池・卒FIT後の自家消費を主訴求に切り替えると反応が拾いやすくなります。

エリア特性のチェック項目

  • 日当たり(南側の高層建築、隣家との距離、樹木や電線の影)
  • 積雪地域・塩害地域など、施工条件に制約が出る地域かどうか
  • オール電化率やガス供給状況(電気料金への関心度の目安)
  • EV・V2Hの保有が増えている新興住宅地かどうか

事前確認の具体的な手順

  1. 候補エリアを地図上で区切り、航空写真で屋根形状・向き・既設パネルの有無をざっと確認する
  2. 既設率が高い区画は「蓄電池向け」、低い区画は「新規搭載向け」とタグ付けする
  3. 住宅地図で戸建て比率と区画の広がりを確認し、集合住宅が多いエリアは除外する
  4. ポスティング会社が持つ町丁目単位の戸建て件数データと突き合わせ、配布可能枚数を算出する
  5. 反響が見込める上位エリアから優先順位を付け、実際に現地を車で下見して屋根状態・世帯の生活感を確認する

航空写真は撮影時期が古い場合があるため、最終判断は必ず現地確認と合わせて行うのが安全です。エリア単位の絞り込みは、配布エリア設計の考え方と同様に、地図上での可視化と実データの突き合わせが基本になります。なお屋根や既設状況の判断は目安であり、最終的な搭載可否は現地調査によります。チラシ上でも「現地調査のうえご提案」と明記しておくと、誤解による問い合わせのミスマッチを減らせます。

反響につながる訴求の作り方と、断定表現を避ける書き方

太陽光・蓄電池のチラシは、商品説明を並べるほど反響が落ちます。読み手が知りたいのは「自宅でいくら変わるのか」「停電のときどうなるのか」「いつまでに動けばいいのか」の3点です。訴求はこの3点に絞り、専門用語よりも生活の言葉で書くのが基本です。

刺さりやすい4つの切り口

  • 電気代:燃料費調整や再エネ賦課金を含む月額の負担感に触れ、自家消費でどの部分が置き換わるのかを図解する
  • 停電・災害への備え:冷蔵庫・照明・スマホ充電・エアコン1台など、蓄電池で動かせる家電を具体的に列挙する
  • 卒FIT後の売電単価:固定買取期間が終わった後は売るより使うほうが有利になりやすい、という構造を説明する
  • 補助金・受付期間:国や自治体の制度は年度・自治体により内容と受付期間が異なるため、「〇年度の〇市の制度について無料でご案内」という案内型にする

試算は「条件明示」が絶対条件

紙面に金額を載せるなら、必ず前提条件を併記します。世帯人数、年間使用電力量(kWh)、想定パネル容量、地域の日射条件、現行の電気料金単価、想定年数、機器の経年劣化の扱いまで小さくても明記します。条件が抜けた金額表示は、実態より有利に見せる表示と受け取られかねません。

また「必ず〇円得します」「絶対に元が取れる」「電気代ゼロ」などの断定は使わないでください。景品表示法では、実際より著しく優良に見せる表示(優良誤認)や、取引条件を著しく有利に見せる表示(有利誤認)が問題となり得ます。注釈で条件を補う打消し表示も、本文と離れていたり文字が極端に小さければ、消費者に伝わっていないと評価される考え方が一般に示されています。注釈は同じ面に、読める大きさで置きましょう。特定商取引法では訪問販売や電話勧誘販売について一般的な規制が定められており、チラシ反響後の訪問・電話の運用も社内ルールとして整えておく必要があります。訪問販売と誤解されない書き方の工夫も併せて検討してください。

実務チェックポイント

  1. 試算の根拠資料(メーカー資料・日射データ・料金表)を版ごとに保管し、いつの数値かを記録する
  2. 体験談は実際の施工事例の事実の範囲にとどめ、効果を保証する表現にしない
  3. 「最安」「業界No.1」など最上級表現は客観的な根拠がなければ使わない
  4. 制度説明は「〇年〇月時点の情報です」と時点を入れる

紙面構成の具体例

  • 表面上部:生活者目線の見出し(例:卒FIT後の電気、売るか使うか)
  • 中段:条件付きの試算例(前提条件を必ず併記)
  • 下段:施工実績エリアと施工枚数、写真
  • 裏面:保証内容とアフター体制、点検の頻度
  • 会社情報:所在地・代表者・電気工事業などの許認可や登録の記載
  • 導線:QRコード+フリーダイヤル、受付時間、担当者の顔写真

オファーは無料シミュレーション・屋根診断・現地調査のように、契約前の一歩を小さく設定すると反響が取りやすくなります。「その場で契約を求めません」と明記するだけでも、問い合わせのハードルは下がります。

クレームを防ぐ配布ルールと問い合わせ導線の設計

太陽光・蓄電池は、過去の訪問販売や強引な勧奨のイメージと結び付けられやすい商材です。そのため、チラシそのものが「また営業が来るのか」という警戒心を生むことがあります。反響を最大化する前提として、まず不安を与えない配布プル型であることが伝わる紙面を設計しておくことが重要です。

配布員に徹底すべき現場ルール

  • 「チラシ不要」「投函禁止」「セールスお断り」などのお断り表示がある住戸には、必ず投函しない(表示の有無は玄関・門扉・ポスト周辺を確認)
  • 集合住宅は管理規約・掲示に従い、禁止表示がある物件は除外リストに登録して以後の配布からも外す
  • ポストからはみ出さないよう奥まで丁寧に投函し、前回分が残っている住戸には重ねて入れない(複数枚投函は最も苦情になりやすい)
  • 雨天時はチラシが濡れて他の郵便物を傷めるため、防水対策または配布日の変更を検討する
  • 早朝・深夜の配布は避け、生活時間帯に合わせた時間で実施する
  • インターホンは押さない、住民に声をかけない、敷地内に深く立ち入らない

これらは口頭の注意だけでは徹底されません。発注時に禁止事項を書面で共有し、ポスティング配布員のマナー教育がどう行われているかを確認しておくと安心です。

紙面で「訪問しない」ことを明示する

太陽光・蓄電池の場合、紙面に一文添えるだけで警戒心が大きく下がります。

  • 「当社から訪問営業・電話営業は一切いたしません」
  • 「ご連絡をいただいた方にのみ、ご案内・お見積りをお送りします」
  • 「点検を口実にお伺いすることはありません」

また、社名・所在地・代表電話に加え、建設業許可や電気工事業登録などの許認可番号、加入している保証制度の有無を記載すると、事業者としての実在性が伝わります。

問い合わせ導線に載せる情報

  1. QRコード+専用LP(シミュレーション入力フォームや事例ページへ直結させる)
  2. フリーダイヤルまたは代表電話と受付時間、担当部署名(例:住宅設備ご相談窓口)
  3. LINEやWebフォームなど、電話に抵抗がある層向けの非通話チャネル
  4. 個人情報の取り扱い方針(第三者提供の有無、営業利用の範囲)
  5. 配布停止の依頼を受け付ける連絡先

配布停止依頼とエリア除外の運用

「うちには入れないでほしい」という連絡は必ず発生します。受け付けたら住所を記録し、ポスティング会社へ即日共有して除外リストへ登録、次回以降の配布対象から確実に外します。この運用があるかどうかで、苦情が一度で終わるか繰り返されるかが変わります。

加えて、GPSによる配布報告が残る会社であれば、「その日その住所周辺を実際に配布したか」を記録で確認できます。事実関係が早く確定するため、謝罪すべきケースと事実誤認のケースを切り分けやすく、初動対応が迅速になります。太陽光・蓄電池のように信頼が受注を左右する商材では、こうした記録の透明性そのものが安心材料になります。

費用の目安とポスティング会社の選び方

太陽光・蓄電池のチラシ配布にかかる費用は、大きく分けて「配布単価×枚数」と「デザイン・印刷費」で構成されます。配布単価はエリアの住宅密度、枚数のロット、配布方法(軒並み配布か戸建て限定か)、繁忙期かどうかによって変動するため、公開されている単価はあくまで目安と考え、必ず自社の配布条件で見積もりを取ることをおすすめします。特に太陽光・蓄電池のように戸建て・持ち家層に絞る案件は、集合住宅を除外して歩く分だけ1枚あたりの歩行距離が伸びるため、軒並み配布より単価が上がりやすいのが実情です。単価だけを見て高い・安いを判断すると、かえって無駄打ちが増えることもあります。

判断はCPA(反響1件あたり費用)で行う

比較すべきは配布単価ではなく、反響1件あたりの費用(CPA)です。たとえば総額20万円の配布で問い合わせが10件なら、CPAは2万円。そこから現地調査・見積もりを経て成約に至る率を掛ければ、1件あたりの受注コストが算出できます。太陽光・蓄電池は1件あたりの受注単価が比較的大きい商材のため、CPAが数万円でも十分に採算が合うケースがあります。逆に、反響が取れないエリアに大量配布して単価だけ安く抑えても意味がありません。単価が抑えられる理由は、配布エリアの最適化によるムダの削減、小ロットからのテスト対応、まとめ配布による割引、デザインから印刷までワンストップで進められることなどにあり、こうした配布単価の内訳を理解した上で比較することが大切です。

ポスティング会社の選定チェックリスト

  • GPSによる配布報告があるか:どのエリアをいつ配ったかが地図で確認でき、反響のエリア分析にも使える
  • 追加料金のない明朗会計か:エリア指定料、区分け料、配布方法変更料などが後から発生しないか事前に確認する
  • 全国対応と施工エリア外の除外:施工不可の地域や町丁目を除外して配れるか
  • 小ロットからのテスト配布が可能か:3,000〜5,000枚程度から試せると初回の検証がしやすい
  • 戸建て指定・住宅種別での絞り込み可否:集合住宅を外し、持ち家層に的を絞った配布ができるか
  • クレーム受付体制:投函お断り表示の除外管理、苦情発生時の一次対応と報告フロー
  • 配布員の教育:敷地内立ち入りのマナー、投函時間帯のルールが徹底されているか

テスト配布から勝ちエリアを育てる手順

  1. テスト配布:複数の候補エリアに、それぞれ数千枚単位で同一デザインを配布する
  2. エリア別に反響を計測:問い合わせ時にヒアリングする、エリアごとにQRコードや電話番号を分けるなどして出所を特定する
  3. CPAを比較:反響数だけでなく、現地調査に進んだ数・成約数まで追い、質の高いエリアを見極める
  4. 勝ちエリアを反復:成果の出たエリアに予算を寄せ、時期をずらして複数回配布する

太陽光・蓄電池は検討期間が長い商材のため、1回の配布で判断せず、同一エリアへの複数回配布で認知を積み上げる設計が有効です。訴求内容を少しずつ変えながら継続し、反響データを蓄積していくことが、結果的に費用対効果を高める近道になります。

まとめ|戸建て特化の配布設計と誠実な訴求が反響を左右する

太陽光・蓄電池のチラシは、届ける相手と伝え方の設計次第で結果が大きく変わります。最後に、反響を出すために押さえるべき要点を整理します。

配布設計の要点チェックリスト

  • ターゲットは持ち家の戸建て層:賃貸や分譲マンションは設置判断ができないため、軒並み配布ではなく戸建て中心のエリア指定に切り替える。
  • 屋根形状・築年数でエリアを絞る:南面の屋根が確保しやすい住宅地、築10〜25年程度で設備更新期に入る分譲地などは相性が良い傾向。売電期間の満了時期が重なる地域も検討対象になります。
  • 試算は条件を明示する:発電量・削減額・回収年数は「〇kWの場合」「当社施工実績にもとづく試算」など前提を必ず添え、「必ず得します」「絶対に電気代ゼロ」といった断定表現は避ける。補助金は年度・自治体で変わるため「〇年度時点」と記載します。
  • プル型であることを明記する:訪問営業と誤解されないよう「ご連絡をいただいてから訪問します」「飛び込み訪問は行いません」と明記し、会社名・所在地・登録番号・担当窓口を大きく載せる。訪問販売と誤解されない書き方の考え方はそのまま応用できます。
  • 問い合わせ導線は複数用意する:電話・フォーム・LINEなど、比較検討層が匿名で動ける入口を残すと反響数が伸びやすくなります。

反響率と費用は「自社データ」で検証する

一般に語られる反響率や配布単価はあくまで目安であり、エリア・枚数・時期・競合状況で変動します。重要なのは、目安を出発点に自社の数値へ置き換えていくことです。チラシに配布エリア別の記号や専用番号を入れ、問い合わせ1件あたりの獲得コスト、そこから契約に至った率を記録すれば、2回目以降の配布で「残すエリア」と「外すエリア」が判断できます。太陽光・蓄電池は検討期間が長いため、1回で判断せず同一エリアへ複数回配布し、累積での反響を見る設計が現実的です。

配布の事実と費用を見える化して改善する

検証の前提になるのが「本当に配られたか」の確認です。株式会社ポスティングくんではGPSによる配布報告で配布ルートと実施状況を確認でき、見積りは追加料金のない明朗会計。配布の事実と費用の両方が可視化されるため、反響のブレが配布側の問題なのか、訴求やタイミングの問題なのかを切り分けやすくなります。あわせて、投函禁止表示のある住戸・集合住宅を除外する運用を徹底することが、クレーム予防と広告効果の維持につながります。

配布エリアの選定から枚数設計、デザイン・印刷までワンストップでご相談いただけます。まずは小ロットのテスト配布で反響を確かめ、手応えのあったエリアへ広げる進め方がおすすめです。無料エリア査定・法人向けお見積りは、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q. 太陽光・蓄電池のチラシは何枚くらいから始めるのが現実的ですか?
A. 戸建て中心のエリアで5,000〜10,000枚を1回の目安とし、同一エリアに4〜8週間おきで2〜3回配る前提で計画すると判断材料が揃いやすくなります。反響率の目安は0.01〜0.1%程度とされ、商圏や時期、訴求内容で大きく変動するため、初回は「テスト配布」と位置づけるのが安全です。配布費用が1件受注の粗利内に収まる枚数から逆算して決めてください。小ロットからのご相談も可能です。
Q. 訪問販売と混同されないためにチラシで気をつけることは何ですか?
A. 会社名・所在地・許認可や施工実績、担当者名などを明記し、地域に根ざした事業者であることを紙面で示すのが基本です。あわせて「無料現地調査は電話・Webからのお申し込み後に日程調整」と導線を明記し、突然の訪問を行わない旨を書くと警戒感を和らげやすくなります。ポスティング時も「チラシお断り」表示のある住戸へは投函しない運用を徹底することが、クレーム予防につながります。
Q. ポスティングの料金相場と、配布されたかどうかを確認する方法はありますか?
A. 料金は1枚あたり数円台からが一般的な目安で、エリア・枚数・配布方法(軒並み/戸建て限定など)・時期によって変動します。当社は配布員のGPS軌跡による配布報告をお出ししているため、どのエリアをいつ回ったかを後から確認できます。追加料金のない明朗会計で、お見積り時に総額をご提示します(金額はあくまで目安としてご確認ください)。


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