新聞折込とポスティングの費用比較|到達世帯で選ぶ販促手法

新聞発行部数の減少を踏まえ、新聞折込とポスティングの費用と到達世帯の考え方の違いを中立に整理。単価目安、CPM換算、エリア別の使い分け、切り替え時の注意点まで販促担当者向けに解説します。

「毎年同じように新聞折込を出しているが、以前ほど手応えがない」——販促担当者からこうした声を聞く機会が増えました。背景にあるのが、公表統計でも確認できる新聞発行部数の長期的な減少です。折込チラシは新聞購読世帯に届く仕組みのため、購読世帯が減れば、同じエリアに同じ枚数を出しても実際に届く世帯数は変化していきます。

一方でポスティングは、購読の有無に関係なくエリア内の世帯へ直接投函する手法です。ただし「ポスティングのほうが常に有利」という単純な話ではありません。単価の考え方、到達の確実性、クレームリスク、地域特性など、比較すべき軸は複数あります。本記事では新聞折込とポスティングの費用と到達世帯の考え方の違いを中立に整理し、エリアごとに手段を組み替えるための実務的な判断材料をまとめます。金額はいずれも目安であり、エリア・枚数・時期・仕様により変動する点を前提にお読みください。

目次

新聞発行部数の減少という前提を、公表データでどう読むか

新聞折込とポスティングの費用を比較するとき、最初に押さえておきたいのが「新聞の発行部数」という前提条件です。日本新聞協会などが毎年公表している発行部数調査では、新聞の総発行部数が長期的に減少傾向にあることが確認できます。ここで大切なのは、細かい年次の数値を記憶することではなく、自社の商圏について最新の公表値を毎回確認する習慣を持つことです。数値は年ごとに更新されるため、数年前の資料や社内の古い企画書をそのまま使うと、実際に届く世帯数と企画の想定がずれていきます。より詳しい背景は新聞折込の部数減少をデータで確認する記事も参考になります。

全国平均を自社商圏に当てはめない

公表データを読む際の最大の注意点は、減少の度合いが全国一律ではないという点です。県庁所在地の中心市街地とその周辺の住宅地、あるいは同じ市内でも単身世帯が多い駅前エリアと戸建てが多い郊外では、購読の実態が大きく異なります。世代差も無視できず、高齢世帯が多い地域では購読率が相対的に高く保たれている一方、若年・単身世帯が集まるエリアでは購読が少ない傾向があります。つまり全国平均の購読率をそのまま自社商圏に当てはめると、到達世帯を過大にも過小にも見積もることになります。

「世帯数÷発行部数」で購読率の感覚をつかむ

実務では、自治体が公表している住民基本台帳ベースの世帯数統計を組み合わせて考えると精度が上がります。手順はシンプルです。

  1. 配布したい市区町村・町丁目単位の世帯数を、自治体の公表統計(人口・世帯数月報など)で確認する
  2. 同エリアの折込可能部数を、折込を扱う代理店や新聞販売店に見積として出してもらう
  3. 部数を世帯数で割り、そのエリアで折込がおおむね何割の世帯に届くのかを目安として把握する

世帯数は地域によって増減が異なり、単身世帯や集合住宅の増加で世帯数自体が伸びているエリアもあります。分母となる世帯数が増え、分子の部数が減れば、割合としてのカバー率はさらに下がります。この計算は厳密な購読率ではなくあくまで目安ですが、エリアごとの差を数字で比較できるようになります。

折込の枚数は「販売店の配達部数」で決まる

もう一つ理解しておきたいのが、折込の仕組みです。折込チラシの枚数は、広告主が自由に決めるのではなく、対象エリアを担当する新聞販売店の配達部数を基準に決まります。ある地区に折込を入れるなら、その地区の配達部数分を用意するのが原則です。したがって部数が減れば必要な枚数も減り、印刷費は下がる一方で、同じエリアをカバーするために届く世帯数も一緒に減るという構造になります。枚数が減ったから安く済んだ、という見え方になりやすいのが折込の落とし穴です。

だからこそ、折込の企画は「何枚配るか」ではなく「何世帯に届くか」で捉え直す必要があります。同じエリアで到達世帯を増やしたいなら、購読の有無に関係なくエリア内の世帯へ投函できるポスティングを組み合わせる、あるいは置き換える判断が現実的な選択肢になります。次のセクションでは、この到達世帯の考え方の違いを整理していきます。

到達世帯の考え方の違い|「購読世帯にしか届かない」と「エリア内世帯に届く」

新聞折込とポスティングの費用を比較するとき、単価だけを並べても意味がありません。両者は「誰に届くのか」という母集団の作り方がそもそも違うためです。ここを整理しないまま単価だけで判断すると、安く見えた手法のほうが1世帯あたりの到達コストは高かった、ということが起こります。

折込は「すでに絞られた母集団」に届く

新聞折込は、対象エリアの新聞販売店が配達している購読世帯に対して、新聞と一緒にチラシを届ける仕組みです。つまり届く先は新聞を購読している世帯だけ。母集団があらかじめ絞られている代わりに、次のような利点があります。

  • 新聞という媒体と同時に届くため、受け取り側の心理的な信頼感を得やすい
  • 購読者は比較的年齢層が高い傾向があり、シニア向け商材(配食・介護・墓石・健康関連など)と相性が良い場合がある
  • 販売店単位・エリア単位で発注でき、発注から配達までの手続きが簡便
  • 配達日が明確で、特定日の一斉到達が読みやすい

ポスティングは「エリア内世帯」に直接届く

一方ポスティングは、購読の有無に関係なく、指定したエリア内の各世帯のポストへ直接投函します。届く範囲を自分で設計できるのが最大の違いです。

  • 新聞を取っていない若年層・単身世帯・共働き世帯にも届く
  • 集合住宅が多い地域でも、建物単位・階層単位で配布方法を選べる
  • 丁目単位、道路の片側だけ、築年数の古い戸建てのみ、といった細かな指定が可能
  • 戸建て中心・集合住宅中心など、商材に合わせて配布比率を調整できる

ただし、ポスティングにも正直に押さえておくべき制約があります。チラシ投函お断りの表示がある集合住宅やポスト、管理体制上入れない建物、オートロックで共用部に入れない物件は配布対象から外れます。また、1日で全戸に配りきるわけではないため、枚数が多いほど配布完了までに日数がかかります。特定日に一斉到達させたい販促には、期間設計の相談が必要です。集合住宅の増加と届き方の変化を踏まえると、この配布可否の見積もりは年々重要になっています。

到達世帯数を同じ土俵で試算する手順

  1. 折込:対象エリアの販売店ごとの配達部数を合算する。これがそのまま到達世帯数の目安になります(1部=1世帯として計算)。
  2. ポスティング:自治体が公表する対象エリアの世帯数を確認し、そこから配布不可物件・お断り表示分を差し引く。差し引き率はエリアによりますが、都市部の集合住宅密集地ほど大きくなる傾向があります。
  3. 両者の到達世帯数が出たら、総費用÷到達世帯数×1,000=CPM(1,000世帯到達あたりコスト)を計算する。

このCPMを揃えて初めて、折込とポスティングは同じ土俵で比較できます。たとえば同じ地域に2万世帯があり、折込の配達部数が4,000部であれば、折込のCPMは世帯全体ではなく4,000世帯を分母に計算しなければなりません。単価が安く見えても、母集団が小さければ1世帯あたりのコストは上がります。逆に、シニア層に限定して届けたい商材なら、母集団が絞られていること自体が効率につながる場合もあります。数字を出したうえで、商材のターゲットとエリアの世帯構成に照らして判断するのが実務的な進め方です。

費用の比較|単価の内訳と1世帯あたり到達コストの目安

新聞折込とポスティングの費用を比較するとき、配布単価だけを並べても判断を誤りやすくなります。両者は費用の構成要素が異なり、さらに「その単価で何世帯に届くのか」が違うためです。まずは内訳を分解し、そのうえで到達世帯あたりのコストに換算する手順を押さえておきましょう。

新聞折込の費用構造

  • 折込手数料:チラシのサイズ(B4・A4など)と地域ごとに1枚あたりの単価が決まる。サイズが大きいほど単価は上がる傾向。
  • 印刷費:紙質・色数・部数で変動。折込は部数がまとまるため1枚あたりは下がりやすい。
  • 輸送・搬入の手間:指定の折込センターへ期日までに納品する必要があり、印刷会社からの直送手配や納期管理の工数がかかる。

ポスティングの費用構造

  • 配布単価:軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定などの配布方式、エリアの世帯密度、枚数によって変動する。
  • 印刷費:小ロットでも発注できるが、枚数が少ないと1枚あたりは上がりやすい。
  • デザイン費:初回のみ発生する場合が多く、複数回配布で分散して考える。

目安としては、折込手数料はサイズ別で1枚あたり数円台、ポスティングは軒並み配布でおおむね1枚あたり4〜8円前後が一つの目安です。集合住宅集中の配布や数千枚以下の小ロット、山間部・過疎エリアなど移動効率の悪い地域では上振れします。いずれもエリア・枚数・時期・仕様により変動する目安であり、年末年始・引越しシーズン・新学期などの繁忙期は単価も納期も動きやすいため、早めの見積り取得が前提です。単価の考え方をさらに細かく知りたい場合は、ポスティング配布単価の内訳を分解した解説も参考になります。

到達1,000世帯あたりコストに換算する手順

  1. 対象エリアの総世帯数を自治体の統計などで把握する。
  2. 折込はそのエリアの配達部数(=購読世帯数)を確認し、単価×部数で総額を出す。
  3. ポスティングは投函予定世帯数に配布単価を掛け、印刷費・デザイン費を加えて総額を出す。
  4. それぞれ「総額 ÷ 到達世帯数 × 1,000」で到達1,000世帯あたりコストを算出する。

たとえば1万世帯のエリアで、折込の配達部数が3,000部だとします。単価3.5円+印刷費2円なら総額は約16,500円で、到達1,000世帯あたりは約5,500円。一方ポスティングで8,000世帯に投函し、配布5円+印刷2円なら総額56,000円、到達1,000世帯あたりは約7,000円です。単価では折込が有利に見えても、エリア内カバー率が大きく違うため、必要な到達世帯数を先に決めてから比較しないと判断がぶれます。

コストを抑える現実的な打ち手

  • 配布エリアを商圏の実態に合わせて最適化し、反響の薄い地域を削る。
  • 小ロット対応を活かして、テスト配布→良かったエリアに再投下する。
  • 複数回・複数エリアをまとめて発注し、まとめ配布の割引を利用する。
  • デザイン・印刷・配布をワンストップで手配し、輸送や進行管理の工数を削減する。

安さの理由はこうした設計と運用の工夫にあります。単価表の数字だけでなく、到達世帯あたりのコストと反響の質まで含めて比較することが、切り替え判断の土台になります。

配布の確実性と検証性|「本当に届いたか」をどう確認するか

費用と到達世帯を比べたら、次に確認すべきは「配ったと言われている枚数が、本当に狙ったエリアに投函されたか」という検証性の論点です。ここは折込とポスティングで性質が大きく異なります。

新聞折込は配達網が安定、ただし検証の粒度は粗い

折込は新聞販売店の配達ルートに乗るため、配達実績としては安定しています。毎日決まった時間に決まった世帯へ届く仕組みなので、「投函されなかった」というリスクは相対的に小さい手法です。一方で広告主側から見ると、どの丁目に何枚入ったかを細かく検証するのは難しいのが実務です。申込単位は販売店・エリア単位が基本で、購読状況は日々変動します。結果として「◯◯地区に◯万枚」という粒度までしか把握できず、反響が出たエリアと配布実態を一対一で突き合わせるのは容易ではありません。

ポスティングは可視化できるかどうかで差が出る

ポスティングは人が一軒ずつ投函するため、配布員の技量や当日の天候によって品質のばらつきが起こり得ます。だからこそ、記録の残し方が重要になります。株式会社ポスティングくんではGPSによる配布報告を標準運用としており、いつ・どのルートを・どの範囲まで配ったかをログとして確認できるため、報告書がそのまま販促データになります。あわせて確認したい報告項目は次の通りです。

  • 配布日・配布時間帯と担当区分(丁目単位での配布枚数)
  • GPSログによる配布ルートの軌跡
  • 戸建て/集合住宅の内訳、お断り表示による未投函件数
  • 必要に応じた現地の写真報告
  • 残枚数の報告と、未配布分の扱い

報告書を販促のPDCAに使う手順

  1. 配布前に測定の仕込みをする:チラシごとに専用電話番号、計測用QR(エリア別に別URL)、クーポン券番号やチラシ末尾の記号を分けておく。
  2. 受付側でヒアリングを統一する:来店・入電時に「チラシをご覧いただきましたか/お住まいの町名」を必ず聞き、記録フォーマットを固定する。
  3. 配布報告と反響を突き合わせる:GPSログの配布エリアと、問い合わせ・来店の発生エリアを地図上で重ねる。
  4. 反響率を算出する:反響件数÷配布枚数×100で算出し、丁目単位で高低を比較する。
  5. 次回の配布エリアを取捨選択する:反響が出た地区は枚数を増やし、複数回配っても動きがない地区は縮小・入れ替えを検討する。

反響率は業種・オファー内容・エリア・配布時期によって大きく変わり、一般には0.01〜0.3%程度が目安とされると言われますが、これはあくまで参考値です。1回の配布結果だけで判断せず、同一エリアで2〜3回配って傾向を見るのが実務的です。数値が想定を下回った場合も、原因が配布エリアなのか、訴求・オファーなのか、受け皿の体制なのかを切り分けて考える必要があります。せっかく反響が出ても電話が取れていなければ機会損失になるため、受電・予約体制の準備も配布前に整えておきましょう。折込からの切り替えを検討する際は、「安いかどうか」だけでなく検証できる仕組みがあるかを判断軸に加えることをおすすめします。

エリア特性で使い分ける|都市部・郊外・地方での組み替え方

新聞折込とポスティングの費用や到達世帯を比較するとき、「どちらが優れているか」を全国一律で決めることはできません。新聞購読率も住宅の形態も人口密度も、商圏ごとに大きく異なるからです。実務では、商圏を都市部・郊外・地方に分けて、それぞれで到達コストが有利な手段を選び直す(あるいは併用する)という発想が現実的です。

都市部|集合住宅密集エリアはポスティングの効率が高い

マンション・アパートが密集する都市部は、1棟あたりの投函数が多く、移動距離が短いため配布効率が高くなります。結果として1世帯あたりの到達コストを抑えやすいエリアです。加えて、都市部の単身世帯・若年層は新聞を購読していないケースが多く、折込では構造的に届きにくい層に対しても、ポスティングであればエリア内世帯として到達できます。集合住宅の増加と届き方の変化を踏まえると、都市部では「集合住宅集中」の配布方法を選ぶだけで到達効率が変わります。ただし管理規約で投函を断っている物件もあるため、お断り表示のある建物は除外する運用が前提です。

郊外|戸建て中心なら軒並み配布、折込との併用も検討余地

戸建てが並ぶ郊外の住宅街は、1軒ずつ回る「軒並み配布」が基本になります。世帯構成が比較的安定していて、ファミリー層・持ち家層に届きやすいのが特徴です。郊外は都市部に比べて新聞購読が残っている地域もあるため、折込とポスティングを併用し、購読世帯には折込、非購読層を含めた面の網羅にはポスティング、という役割分担も検討余地があります。判断材料は、対象エリアの折込単価と配布可能部数、ポスティングの配布単価を並べ、1世帯あたり到達コストで比べることです。

地方・低密度エリア|移動コストで配布単価が上振れしやすい

人口密度が低い地域は、1軒あたりの移動距離が長くなるぶん配布単価が上振れしやすくなります。地域によっては、折込のほうが到達コストで有利になる場合もあり、ここは中立に見るべき点です。それでも、購読世帯が限られる商圏では折込の到達世帯数自体が少なく、必要な母数に届かないこともあります。まずは「必要な到達世帯数」を先に決め、それを満たす手段を単価で比較する順番が安全です。

業種別の相性とエリア設計の目安

  • 飲食・美容・治療院:来店動機が徒歩・自転車圏に依存するため、半径0.5〜2km程度に絞り、回数を重ねる設計が向きます。
  • 学習塾:学区と対象学年の子どもがいる世帯を意識し、通塾動線に沿ってエリア指定で配布します。
  • 不動産:物件周辺を中心に、分譲(持ち家・買い替え層)と賃貸(集合住宅・単身層)で配布先を分けます。
  • リフォーム:築年数が経過していると想定される住宅街を選び、戸建て中心の軒並み配布が基本です。

配布方法は、軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定/併用から選べます。全国対応であれば、都市部は集合住宅集中、郊外は軒並み、地方は範囲を絞ったエリア指定というように、同じキャンペーンでも地域ごとに設計を変えられます。エリアごとの配布枚数と反響数を記録し、次回は反響の出たエリアへ配分を寄せていくのが、費用対効果を高める実務的な進め方です。

切り替え・併用を進める実務手順とクレーム対策

新聞折込からポスティングへ移す、あるいは併用する場合、いきなり全商圏を切り替えるのは得策ではありません。到達世帯とコストを比較しながら、小さく試して検証し、範囲を広げる順序で進めます。以下の5ステップが実務的です。

切り替え・併用の5ステップ

  1. 商圏の世帯数を把握する:自治体が公表する町丁目別の世帯数・人口統計を確認し、店舗から半径1〜3kmなどの商圏内に何世帯あるかを数える。集合住宅比率や高齢化率も併せて見ておくと、配布方法(軒並み/集合住宅集中)の判断材料になります。
  2. 過去の折込実績を棚卸しする:いつ・どの地区に・何枚入れて、問い合わせや来店が何件あったか。折込は購読世帯にしか届かないため、同じ地区でもポスティングなら到達世帯が増える余地がどれだけあるかを見積もります。
  3. テスト配布のエリアと枚数を決める:まずは反響の見込みが高い1〜2地区、数千枚単位(3,000〜10,000枚程度)から。予算に応じて配布枚数と回数のシミュレーションを組み、比較したい条件(地区・訴求)は1回に1つだけ変えるのが原則です。
  4. 効果測定の仕込みを用意する:クーポン番号・専用電話番号・QRコードの分岐など、どのチラシからの反響か判別できる仕掛けをデザイン段階で入れておきます。来店時のヒアリング項目も統一しておくと集計がぶれません。
  5. 配布報告と反響を突き合わせる:GPSログや配布完了報告で「どの地区にいつ何枚入ったか」を確認し、地区別の反響件数と並べて次回の配布エリアを組み替えます。

1回で判断せず、複数回で認知をつくる

チラシは1回の投函で覚えられるとは限りません。判断は最低でも2〜3回、2週間〜1か月ほど間隔をあけた配布結果を見てから行うのが現実的です。同一エリアへ期間をあけて繰り返すことで想起されやすくなり、回を重ねるごとに反響が安定してくるケースもあります(結果はエリア・業種・時期により変動します)。

クレームを未然に防ぐための留意点

  • 投函お断り表示のあるポスト・集合住宅には投函しない。管理規約で禁止されている物件も同様です。
  • 深夜・早朝の配布は避ける。生活時間帯に配慮し、日中の常識的な時間に配布する運用とします。
  • 宗教・政治的内容、公序良俗に反する表現、誤認を招く表示は掲載しない。
  • 景品表示法(優良誤認・有利誤認、価格の打ち消し表示)や、特定商取引法に基づく表示(通信販売の申込を受ける場合の事業者名・所在地・連絡先など)に留意する。「必ず」「日本一」といった断定・最上級表現は避けます。
  • 郵便受け以外の場所(ドアノブ、玄関前、敷地内)への差し込みは、事前に運用ルールを取り決めておく。

クレーム発生時の一次対応フロー

  1. 連絡を受けたら、まず投函の事実と日時・地区を確認し、相手の要望(今後不要/表示の見落とし等)を正確に記録する。
  2. 速やかに謝意を伝え、当該住所を配布除外リストに登録して次回以降の投函を止める。
  3. 配布会社と共有し、配布員への周知・再教育まで行う。

このとき、GPSによる配布報告や配布日報などの記録が残っていることが説明責任の裏づけになります。「いつ、どのエリアを、誰が配布したか」を提示できれば、事実確認が早く、誤解による苦情も切り分けられます。記録の取れる体制を発注前に確認しておくことが、切り替え後の安心につながります。

まとめ|到達世帯とコストで比較し、エリアごとに最適な手段を選ぶ

ここまで、新聞折込とポスティングを「費用」ではなく「到達世帯」の観点から比較してきました。最後に要点を整理し、明日から動ける形にまとめます。

本記事の要点

  • 新聞発行部数の減少は公表統計で確認できる傾向であり、感覚論ではなく数字で前提を押さえることが出発点になります。エリアごとの購読率は自治体単位でも差があるため、商圏の実情に合わせた確認が必要です。
  • 折込は「購読世帯」、ポスティングは「エリア内世帯」に届くという到達構造の違いがあります。同じ1万枚でも、届く相手の母集団がそもそも異なります。
  • 比較すべきは枚数単価ではなく1世帯あたりの到達コストです。単価が安くても購読世帯にしか届かなければ、商圏カバー率は下がります。
  • 費用はいずれも目安であり、エリア・枚数・時期・配布方法によって変動します。見積時は総額(印刷・デザイン・配布)で並べて比較しましょう。
  • ポスティングは配布報告で「本当に届いたか」を検証できる点が、改善サイクルを回すうえで大きな違いになります。
  • 都市部は集合住宅比率が高くポスティングが効きやすく、地方は購読率が相対的に高く折込が機能する場合もあります。併用という選択肢も現実的です。

切り替え前に確認したいチェックポイント

  1. 商圏(半径1〜3km、または学区・町丁目単位)の総世帯数を公表統計で把握する
  2. そのエリアの購読世帯数の目安を折込業者に確認し、カバー率を算出する
  3. 折込・ポスティングそれぞれの到達世帯あたりコストを同じ条件で並べる
  4. 戸建中心か集合住宅中心かで、軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定のどれが合うかを決める
  5. いきなり全面切替せず、一部エリアでテスト配布して反響数を比較する
  6. お断り表示への配慮や配布員教育など、クレーム対策の運用ルールを業者と共有する

より詳しい背景は新聞折込の減少とポスティング需要の変化もあわせてご覧ください。

株式会社ポスティングくんができること

  • 全国対応:都市部から地方まで、エリア特性に合わせた配布設計をご提案します
  • GPSによる配布報告:「本当に配ったか」を記録で確認でき、折込では見えなかった到達状況を可視化します
  • 明朗会計:追加料金のない見積りで、総額を事前に把握したうえで稟議にかけられます
  • 小ロット〜大量配布まで:テスト配布の数千枚から、広域展開の大量配布まで柔軟に対応します

商圏の世帯数試算、折込からの切り替えシミュレーション、配布プランのご提案は無料で承っております。法人のお客様のお見積り・稟議用資料のご相談も歓迎です。「このエリアで何枚配れば商圏をカバーできるのか」からお気軽にお問い合わせください。

よくある質問(FAQ)

Q. 新聞折込とポスティングでは、結局どちらが安いのですか?
A. チラシ1枚あたりの単価だけを見ると折込のほうが低く見えるケースが多い一方、購読世帯にしか届かないため「1世帯に届けるためのコスト」で比べると逆転することもあります。判断の目安としては、配布エリアの世帯数と折込可能部数を確認し、到達世帯あたりの費用に換算して比較する方法が実務的です。いずれも金額は目安で、エリア・枚数・時期・仕様により変動します。
Q. 折込とポスティングは併用したほうがよいのでしょうか?
A. エリアによって購読率が大きく異なるため、購読率が比較的高い地域は折込、単身世帯や集合住宅が多く購読が少ない地域はポスティング、といった使い分けは現実的な選択肢です。同一エリアで両方を出すと重複が生じるため、町丁目単位でエリアを分ける設計をおすすめします。まずは小ロットで両方を試し、反響の出方を比較してから配分を決めると無駄が出にくくなります。
Q. ポスティングは本当に投函されたか確認できますか?クレームも心配です。
A. 当社ではGPSによる配布報告をお出ししており、いつ・どのエリアを回ったかを地図で確認いただけます。クレーム対策としては「チラシお断り」の表示がある住戸への投函を避ける、集合ポストのルールに従うなど、現場での基本対応を徹底しています。それでもお問い合わせが発生した場合は配布記録をもとに状況を確認し、対象エリアの除外設定などで再発防止を図ります。


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お電話でも受付:03-6821-8170
株式会社ポスティングくん(全国対応のポスティング代行)
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