原稿を共通・エリア別・店舗別の3階層に分けて版数を決め、原稿名・市名・部数・納品先・配布開始日を1枚の表に一本化することが基本です。納品先ごとの着荷を確定してから配布日を固定し、報告の粒度と提出時期も発注時に揃えます。
この記事でわかること
- 複数市の同時発注で本部担当がつまずきやすい4つの論点
- 共通・エリア別・店舗別に要素を分けた原稿の出し分け設計
- ファイル名ルールと一覧表による部数・納品先・日程の管理
- 市ごとの住宅構成に応じた配布方法と日程の揃え方
東京と神奈川にまたがる複数市で、同じ週に数万枚のチラシを一斉に配る。店舗や拠点が増えるほど、本部の販促担当はこの「同時発注」の調整に時間を取られます。市ごとに訴求が違う、印刷会社からの納品先が店舗なのか配布会社の倉庫なのかで話が噛み合わない、配布開始日が揃わずキャンペーンの立ち上がりがバラける——いずれも、発注前の段取りで大半が防げる論点です。
この記事では、東京・神奈川の複数市へ同時にポスティングを発注する本部担当者に向けて、原稿の出し分け設計、納品先と部数の割り振り、日程調整の組み方、そしてGPS配布報告をエリア別に受け取って社内共有するまでの運用を、数万枚規模を前提に実務目線でまとめます。料金は枚数・エリア・時期で動くため目安としてお伝えし、何が費用を左右するのかも併せて整理します。なお当社の対応エリアは首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)と大阪・福岡・仙台で、その他の地域はご相談ベースです。
複数市をまたぐ同時発注で、本部担当がつまずく4つのポイント
1つの市・1種類の原稿で完結する発注と、東京・神奈川の複数市へ同時に出す発注は、実務の難易度がまったく違います。枚数が数万枚規模になると、作業量が増えるというより「誰がどの表を管理するか」が曖昧になった瞬間に破綻します。ここでは本部担当がつまずきやすい4点を、首都圏の具体例で整理します。
(1) 市ごとに住宅構成が違い、同じ配布方法が最適とは限らない
同じ首都圏でも、世田谷区や横浜市青葉区のように戸建と中低層マンションが混在するエリアと、川崎市中原区や東京都心部のように集合住宅比率が高いエリアでは、効率の良い配布方法が変わります。多摩地域や相模原市の一部は戸建中心で、同じ1万枚でも配布にかかる日数が長くなりやすい。全店舗一律で「軒並み配布」と指定すると、集合住宅中心の市では投函効率が良すぎて想定より早く終わり、戸建中心の市では日程が後ろ倒しになる、という不揃いが起きます。市ごとに軒並み・集合住宅集中・エリア指定を選び分ける前提で設計してください。人口密度から枚数と日数を試算する考え方を先に押さえておくと、割り振りの精度が上がります。
(2) 原稿が店舗ごとに違うのに、部数管理が一本化されていない
店舗ごとに住所・電話番号・地図・キャンペーン内容が変わると、原稿は5種類・10種類に増えます。ところが部数の管理が各店舗任せになっていると、「A店向け原稿を横浜市分として何枚刷ったか」が本部で追えなくなる。印刷会社への発注数と、配布会社に渡す部数、実際の配布予定数がズレたまま進み、最後に余剰在庫と不足が同時に発生します。原稿名・市名・部数・納品先を1枚の表で持つことが前提です。
(3) 印刷の納品先と配布開始日が連動していない
複数市の同時発注では、印刷物の納品先が配布会社の複数拠点や各店舗に分かれることがあります。納品日が配布開始日の直前すぎると、1市だけ着荷遅れで開始がずれ、折込やWeb広告との連動が崩れます。印刷の繁忙期と重なればさらにリスクが増すため、納品先ごとに「いつ・何枚・どの原稿が届くか」を確定させてから配布日を固定します。
(4) 完了報告がバラバラに届き、週次会議に間に合わない
東京23区分は早く終わり、相模原市分は1週間遅れ——という状態で報告が個別に届くと、本部の週次会議で全体進捗を説明できません。報告の粒度(市単位か、町丁単位か)と提出タイミングを発注時に揃えておくことが、社内共有のコストを大きく下げます。
数万枚規模は「表の一本化」で決まる
以上の4点は、原稿管理表・部数割り振り表・日程表を別々に持つことから生じます。本記事では次章以降で、原稿の出し分け設計、納品先と部数の割り振り、配布開始日の揃え方、GPS配布報告の受け取り方、見積りの取り方の順に解説します。あわせて大量配布の基本的な考え方を確認しておくと、全体像がつかみやすくなります。
複数市へのポスティング、次の一手は?
3つの質問に答えるだけで、今のあなたに合う進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
配布する市区は決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
チラシの原稿と部数の状況は?
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質問 3 / 3
今いちばん知りたいことは?
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診断結果:まずは配布費用の目安をつかむ進め方がおすすめです
チラシのサイズ、配布したいエリア、枚数を入力すると、配布費用の目安を確認できます。東京・神奈川の市区ごとに条件を変えて比べれば、社内の予算会議にかける材料がそろいます。対応エリアは首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)と大阪・福岡・仙台で、その他の地域はご相談ベースです。おおよその規模感がつかめたら、具体的なご相談へ進みましょう。
診断結果:エリアと枚数を伝えて見積りを相談するのがおすすめです
配布したい市区と部数、配布開始日の希望をお伝えいただければ、市ごとの住宅構成に応じた配布方法と日程を含むプランをご提案します。印刷物の納品先の集約、版ごとの仕分け、GPS配布報告をエリア別に分けて提出する運用まで、発注前にまとめて調整できます。複数市の同時発注も、一枚の表に揃えた形でご相談ください。
原稿の出し分け設計:市・店舗ごとに変えるべき要素と、共通化すべき要素
東京・神奈川の複数市へポスティングを同時発注するとき、最初に決めるべきは「原稿を何種類作るか」です。版数が増えれば印刷単価は上がり、校正・納品仕分け・配布指示の管理コストも比例して増えます。逆に全エリア共通の1版で押し切ると、最寄り駅や来店導線が噛み合わず反応が鈍ります。そこで、原稿要素を共通・エリア別・店舗別の3階層に分解してから版数を決めるのが実務的です。
3階層で要素を仕分ける
- 共通化する要素:ブランドロゴ、コーポレートカラー、全社キャンペーンの訴求コピー、保証・返品・資格表記、プライバシーポリシーや問い合わせ窓口の基本表記。ここを統一しておくと、ブランドの印象がぶれず、法務チェックも一度で済みます。
- エリア別に変える要素:最寄り駅名、周辺地図、徒歩・車での来店導線、駐車場の有無、配布エリア名(例:世田谷区・港北区・川崎市中原区など)を入れた「お住まいの地域の方へ」という一文。地域名が入るだけで自分ごと化されやすく、地図の縮尺もエリアの移動手段に合わせて変えます。
- 店舗別に変える要素:電話番号、営業時間・定休日、担当者名や顔写真、店舗限定クーポン、QRコードのトラッキングパラメータ。来店・問い合わせの受け口はすべて店舗単位で分けておくと、後から反応の差が読めます。
版数は「効果が変わるか」で判断する
判断基準はシンプルで、その要素を変えることで反応が変わる見込みがあるかどうか。例えば東京都内の駅近店舗と神奈川の郊外ロードサイド店では、地図と駐車場表記を変える意味は大きいですが、キャッチコピーまで変える必要はないケースが多いものです。多くの場合、表面は共通、裏面の下部1/3だけを差し替える「部分差し替え方式」にすると、版数を抑えながらエリア最適化できます。複数デザインの同時発注と部数の振り分けの考え方も合わせて検討してください。
ファイル名ルールと一覧表で管理する
版が3つを超えたら、ファイル名ルールを先に決めます。例:2025春_横浜港北_A4表裏_v2 のように「時期_エリア(または店舗)_仕様_版数」で統一し、エクセル等で版名・部数・納品先・配布エリア・配布開始日を1行にまとめた一覧表を作ります。この表が印刷会社への発注書、配布会社への指示書、社内の進捗確認表を兼ねる状態が理想です。校了期限は配布開始日から逆算し、配布準備(仕分け・エリア割り)に数日、印刷・納品に数日〜1週間、予備日を数日見て、少なくとも2〜3週間前には校了を置くと無理がありません。
クーポン番号とQRを版ごとに分けて検証する
版を分けるなら、必ず回収側も分けます。クーポン番号の末尾を市ごとに変える、QRの遷移先URLに版を示すパラメータを付けるといった工夫で、どの市のどの版が反応したかを後から集計できます。これを1回やっておくと、次回の枚数配分の根拠になります。
業種別の出し分け例
- 不動産:物件情報と価格帯は店舗・現場別、会社概要と免許番号は共通。
- 飲食:メニューとロゴは共通、店舗住所・地図・テイクアウト可否・限定クーポンは店舗別。
- 学習塾:指導方針と合格実績の全体集計は共通、対象中学校名・教室の時間割・体験会日程は教室別。
- 治療院:施術メニューと料金は共通、院長挨拶・予約電話・駐車場案内は院別。
このように階層を決めてから版数を固めると、原稿のやり取りが一度で収束し、複数市の同時発注でも進行が崩れにくくなります。
納品先・部数の割り振りと、印刷から配布までの受け渡し手順
東京・神奈川の複数市へ同時発注する場合、原稿が複数版に分かれると「どの版を、どこへ、何部送るか」という物流設計が一気に複雑になります。数万枚規模では段ボール1箱あたり2,000〜4,000枚程度(紙厚・サイズによる)になるため、5万枚なら十数箱以上。受け渡しの設計を曖昧にしたまま走らせると、版違いの配布という取り返しのつかない事故につながります。
納品先は店舗か、配布会社の指定場所か
判断基準はシンプルで、次の4点を比べます。
- 保管スペース:テナント型の店舗はバックヤードが狭く、数箱でも営業の邪魔になる
- 検品の手間:店舗スタッフに開梱・数量確認をさせると業務負荷と確認漏れが発生する
- 誤配送リスク:納品先が多いほど版違い・数量違いの発生確率が上がる
- 再配送コスト:誤納品の振り替えは送料と日程ロスが二重でかかる
複数市をまとめるなら、原則は配布会社が指定する搬入先へ集約し、版ごとに仕分けてもらう形が安全です。店舗で店頭配布分も使いたい場合のみ、その分だけ別梱包で店舗直送にするのが現実的です。
外装表示と梱包ルールを先に決める
印刷会社への指示書には、最低限この項目を入れておきます。
- 納品日と納品時間帯(荷受けできる曜日・時間を明記)
- 荷受け担当者名と連絡先(不在時の対応も)
- 梱包単位(1箱あたりの入数を揃える/端数箱は明示)
- 外装表示:市名・版名・入数・総箱数のうち何箱目かを全面に印字または貼付
- 版ごとに梱包を分け、異なる版を同一箱に混載しない
- 予備部数の割合と、予備分の箱の識別方法
外装に市名と版名が書かれているだけで、搬入時の目視確認が数分で済み、版違い事故はほぼ防げます。
予備(ロス分)の考え方
配布現場では、雨天時の湿気、集合住宅での投函口の破損、折れ・汚れによる除外などで必ず数枚単位のロスが出ます。目安として発注枚数の2〜3%程度を予備として上乗せしておくと、終盤で「あと数百枚足りない」という事態を避けられます。余剰分は、同一原稿で有効期限の表記が無ければ次回持ち越しも可能ですが、割引期限や日付入りのチラシは持ち越せません。版を分ける際は、持ち越し前提の「日付なし版」と期間限定の「日付あり版」を分けておくと在庫が活きます。
配布会社へ渡す情報をひとつの表に
搬入と同時に、配布条件を市・版ごとの一覧で共有します。配布開始日、完了予定日、配布方法(軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定)、対象町丁目、除外エリア、禁止事項(商業施設内・指定の管理物件など)、そして投函お断り表示のある住戸は投函しないという原則の再確認まで含めます。お断り表示の分だけ到達枚数は目減りするため、投函禁止表示による到達枚数の減り方も織り込んで部数を決めると、着地のズレが小さくなります。数万枚規模のロジ設計や日数の考え方は 大量配布のページ も参考にしてください。
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日程調整の組み方:配布開始日を揃えるか、ずらすか
東京・神奈川の複数市へポスティングを同時発注するとき、最初に本部が決めるべきは「全市を同じ日にスタートさせるか、数日〜1週間ずらすか」です。どちらが正解ということはなく、販促全体の設計と受電体制、そして繁忙期かどうかで選び分けます。
全市同日スタートが向くケース
- テレビCM・交通広告・SNS投稿・店頭POPと同時に立ち上げ、面で認知を取りたいとき
- セール期間や来店キャンペーンの開始日が全店共通で、期限を揃える必要があるとき
- 本部の管理を単純にしたいとき(進捗確認も報告受領も一本化できる)
一方で、同日スタートは印刷と配布のリソースが一点に集中します。世田谷区・川崎市・横浜市のように配布枚数の大きい市区が重なると、繁忙期には希望日の枠が取れず、結果として一部エリアだけ後ろ倒しという中途半端な形になりかねません。
数日〜1週間ずらす「波状配布」が向くケース
- 先行エリアの反応(来店数・問い合わせ件数・クーポン利用率)を見て、後発エリアのキャッチコピーや特典を微調整したいとき
- 問い合わせ電話・予約の受電が一度に集中すると取りこぼしが出る業種(治療院、不動産、学習塾など)
- 店舗ごとにスタッフ体制や在庫量が異なり、受け入れ能力に差があるとき
波状配布では「先行=東京側3市、1週間後=神奈川側4市」のように地理でまとめると、配布員の稼働も組みやすく、報告の区切りも明確になります。
繁忙期は早めの枠押さえが前提
年度替わり(2〜3月)、ゴールデンウィーク前、夏休み前、年末は、印刷・配布ともに需要が集中します。この時期は希望日の確保が難しく、納期や料金(目安)にも影響しやすいため、通常より2〜4週間前倒しで動くのが安全です。チラシ印刷の繁忙期に納期遅れを回避する発注術も合わせて確認しておくと、入稿締切の設定を誤りません。
逆算スケジュールの組み方
- 配布開始日を確定(全市共通か、エリア別か)
- 配布物の搬入日=配布開始日の3〜5営業日前に設定
- 印刷納期から逆算して校了日を決める(複数デザインがある場合は最も遅いものに合わせる)
- 校了日の1〜2週間前にデザイン着手日を設定
- その前段にエリア設計・部数確定・見積り確定日を置く
この5ステップを1枚の表にまとめ、市ごとの行で管理すると抜け漏れが減ります。部数と日程感を先に掴んでおきたい場合は、料金シミュレーターでおおよその枚数と費用の目安を確認してから、社内の予算会議にかけるとスムーズです。
「数日前後する」前提を社内で共有する
ポスティングは天候、配布エリアの集合住宅の状況、投函禁止表示の多寡などで実配布ペースが変動します。配布期間は「◯月◯日から約5日間」のように幅を持たせ、チラシの有効期限やイベント日も余裕を持たせた表記にしておくことが実務上のポイントです。社内や店舗には「開始日は目安で、前後数日ずれる可能性がある」と事前に共有しておくと、現場の混乱やクレーム対応の手戻りを防げます。
GPS配布報告をエリア別に受け取り、社内で共有・検証する流れ
複数市を同時に動かす案件でいちばん不安なのは「本当に予定どおり配られたのか」が見えないことです。当社では配布員の移動軌跡をGPSで記録し、どの範囲をいつ回ったかを地図上で確認できる配布報告をお渡ししています。複数市案件では、この報告を市・エリア単位で分けて受け取ることをおすすめします。1本にまとめた報告は全体像の把握には向きますが、店舗ごとの反響データと突き合わせる段階で必ず分解し直す必要が出るためです。発注時に「報告はA市・B市・C市で分けて提出」と依頼しておけば、受領後の手間が減ります。
社内共有の実務手順
- 配布完了の連絡と同時にエリア別の配布報告を受領する(完了日・配布枚数・軌跡)
- 案件フォルダの下に「市名_店舗名_配布月」のエリア別フォルダを作り、報告とチラシ版データを一緒に格納する
- 店舗から上がってくる来店数・問い合わせ件数・クーポン回収枚数を、同じ行に並べた一覧表に入力する
- 配布枚数あたりの反響件数を算出し、次回の枚数配分を再検討する
ポイントは、報告ファイルと反響数値を別々の場所に置かないことです。報告は配布担当、反響は店舗、集計は本部という分断が起きると、半年後に「このエリアは効いていたのか」が誰にも分からなくなります。配布証跡の保存期間と報告資料化の考え方も合わせて、保管ルールを決めておくと安心です。
見るべき指標と、判断のタイミング
- 配布枚数あたりの反響件数:1,000枚あたり何件かで横並び比較する。絶対値ではなくエリア間の差を見る
- 版別のQR読み取り数:市や店舗ごとに原稿を出し分けている場合、QRのリンク先を分けておけば版ごとの反応が数字で残る
- 曜日・時間帯の傾向:配布日と来店・問い合わせの発生日のズレを見ると、反響が立ち上がるまでの日数が分かる
反響率は業種・商材・エリア・時期で大きく変わるため、あくまで目安として扱ってください。横浜市のある区で手応えがあった数値が、川崎市や東京都内の別の区でそのまま再現されるとは限りません。単発の結果でエリアの良し悪しを決めず、同じ条件で2〜3回続けて配布し、その平均で比較するのが現実的です。初回は認知、2回目以降で動きが出る商材も多く、1回だけで「効かないエリア」と切り捨てると機会を逃します。
クレームが入ったときの記録と次回への反映
苦情が発生した場合は、受付日時・住所または建物名・内容・対応結果を記録に残し、該当の集合住宁や戸建てを次回の配布対象から除外します。除外リストはエリア別フォルダ内で管理し、次回発注時に配布指示へ反映させてください。投函お断りの表示がある集合住宅・各戸には投函しない運用を徹底しており、表示のある戸数が多い地域では到達枚数が計画より減ることもあります。報告上の差異として説明できるよう、事前に想定しておくと社内説明がスムーズです。
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料金の考え方と見積りの取り方:明朗会計で複数市をまとめる
複数市の同時発注では、市ごとにバラバラの見積りを並べると比較ができなくなります。まずは料金が何で構成されているかを本部側で理解し、同じ分解の仕方で各エリアの金額を把握することが出発点です。
料金の構成はシンプルに分解する
ポスティング費用の基本は「配布単価×配布枚数」です。ここにオプションが加わります。
- 配布費:配布単価×枚数(市・エリアごとに算出)
- 印刷費:版数(デザインパターン数)と部数で変動
- デザイン費:原稿制作を依頼する場合
- 納品・仕分け関連:納品先が複数に分かれる場合の取り扱い
配布単価は目安であり、エリア・枚数・時期により変動します。主な変動要因は次のとおりです。
- 住宅密度:集合住宅が密集する都心部は1時間あたりの投函数が多く、郊外の戸建て中心エリアは移動距離が伸びるため単価差が出ます
- 配布方法:軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定のどれを選ぶかで効率が変わります
- 枚数規模:まとまった枚数ほど1枚あたりの効率は上がりやすい傾向
- 時期:年末年始・年度末・新学期前などの繁忙期は日程に余裕が必要
- 版数・納品先数:原稿を市別に出し分けるほど印刷・仕分けの工程が増えます
複数市をまとめると最適化しやすい理由
東京・神奈川の複数市を同時発注すると、エリア設計と配布員の移動を一体で組めます。たとえば川崎市と大田区、横浜市北部と東京南西部のように隣接する商圏を一つの配布計画として扱えば、重複や空白を避けつつ稼働日を効率的に割り当てられます。結果として、まとめ配布の割引が適用できる場合があります。これは「値引きのサービス」ではなく、設計と稼働が最適化されるからこそ単価に反映できるという考え方です。逆に、市ごとに別々のタイミングで小分け発注すると、その都度エリア設計と人員手配が必要になり効率は落ちます。
見積書で必ず確認する項目
- 配布範囲の定義:丁目単位か、町名単位か。集合住宅のみか、戸建てを含むか。投函お断り表示のある住戸は除外する前提になっているか
- 報告の形式:GPSログの提供範囲、エリア別に分けて受け取れるか、提出時期はいつか
- 再配布・未配分の扱い:天候や交通事情で配布しきれなかった分をどう処理するか、追加費用の有無
- 追加料金の有無:仕分け、エリア変更、日程変更などで後から請求が発生しないか
ポスティングくんは追加料金が発生しない明朗会計を基本としています。見積りの段階で上記4点を書面で揃えておけば、複数市の金額を同じ土俵で比較でき、社内稟議もスムーズです。発注条件を揃える比較表の作り方も参考に、市別の条件欄を統一しておくと精度が上がります。
小ロットとワンストップの使い方
テスト配布として1市だけ数千枚から試し、反響を見て他市へ広げる進め方も可能です。デザイン・印刷から配布までをまとめて依頼すれば、入稿データのやり取りや納品先の調整を一本化でき、本部担当の管理工数そのものが減ります。おおまかな予算感をつかみたい段階では、配布枚数と費用のシミュレーターで当たりを付けてから相談すると話が早く進みます。
なお対応エリアは首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)と大阪・福岡・仙台が中心で、その他の地域はご相談ベースでの対応となります。
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まとめ:複数市の同時発注は「表の一本化」と「報告の粒度」で決まる
東京・神奈川の複数市へポスティングを同時発注する場合、難しさの正体は配布そのものではなく「情報が複数のファイルと複数の担当者に散らばること」にあります。ここまで解説した内容を、本部担当が実務で押さえるべき順に再整理します。
5つの要点を再確認
- 原稿は3階層で出し分ける:全社共通(ブランド・商品・キャンペーン条件)、市・商圏単位(価格表記や競合状況に応じた訴求)、店舗単位(住所・電話番号・地図・営業時間・担当者名)に分け、変える箇所だけを差し替える設計にすると、校正ミスと修正工数が大きく減ります。
- 納品先と梱包単位を先に確定する:どのデザインを何枚、どの配布拠点へ、何枚束のどの梱包単位で送るか。納品先別の仕分け指示が曖昧だと、印刷は正しくても現場で混ざります。
- 配布開始日から逆算して日程を組む:配布期間→印刷納品日→入稿日→デザイン確定日の順に逆算し、繁忙期や連休は余裕日を足す。全市同時スタートか、主要エリア先行かも最初に決めます。
- GPS配布報告はエリア別に受け取る:市単位・店舗単位で報告が分かれていれば、反響データと突き合わせて次回のエリア配分に反映できます。社内共有は「配布日・エリア・枚数・報告リンク」を定型化しておくと、営業部門や店長にもそのまま渡せます。
- 見積りは変動要因とセットで理解する:単価はエリアの住戸密度、配布方法(軒並み・集合住宅中心・エリア指定)、枚数、時期で変わります。複数市をまとめることで配布計画を最適化でき、追加料金のない明朗会計で総額を把握しやすくなります。
最初に用意したい「1枚の管理表」の項目例
エクセルでもスプレッドシートでも構いません。次の項目を横に並べ、行を「市×店舗×デザイン」の単位にすると、原稿・納品・配布・報告がすべて同じ表で追えます。
- エリア(市区名/対象町丁目)
- 担当店舗名・店舗担当者
- デザイン番号(共通版/エリア版/店舗版の別)
- 配布枚数と配布方法(軒並み・集合住宅中心など)
- 印刷部数と予備部数
- 納品先住所・納品希望日・梱包単位
- 配布開始日/配布完了予定日
- GPS配布報告の受領日とリンク
- 反響数(来店・問い合わせ・応募など)と記録方法
- 備考(投函禁止表示の多い地区、過去の苦情履歴など)
この表を1つに一本化し、更新権限を本部側に置くのがポイントです。あわせて配布開始・進捗報告の進行管理のルールを決めておけば、複数市が並行して動いても状況を即答できます。
見積りは枚数が固まっていなくても相談できます
枚数・エリア・配布開始日の3点が決まっていれば、東京・神奈川の複数市分をまとめてお見積りできます。まだ配分が固まっていない段階でも、「○市と△市で合計3万枚程度、来月中に配布したい」といった粗い条件から概算をお出しできますので、社内稟議用の金額感を先に掴みたい場合もお気軽にご相談ください。おおよその費用感は料金シミュレーターでその場で確認できます。
複数市の同時発注は、条件が決まるほど配布計画を最適化でき、総額も読みやすくなります。配布エリアの選定からデザイン・印刷・GPS配布報告までワンストップでご対応しますので、まずは無料査定・法人向けお見積りのお問い合わせから、現在の計画と予算感をお聞かせください。料金・お見積りのご相談だけでも歓迎します。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

