まず反論せず不快にさせたことを謝罪し、住所・建物・投函日などを聞き取って配布停止を明言、即日で社内と配布会社に共有し除外リストへ登録する流れが基本です。記録が残る形で共有し、再発防止につなげます。
この記事でわかること
- 「無断投函」は法律用語ではなく、注意すべき投函態様の整理
- クレームを受けた直後の対応5ステップと避けるべきNG対応
- 該当住所の特定方法と除外リストの運用・配布員への共有
- GPS配布報告など、クレーム対応力で見る業者選びの視点
チラシのポスティングを続けていると、ある日突然「無断で投函しないでください」「勝手に入れるな」と住民の方から連絡が入ることがあります。店舗オーナーや販促担当者にとっては、集客のために配っているだけのつもりでも、言われた瞬間に「法律違反なのでは」「このまま配布を止めるべきか」と不安になるものです。実際には、感情的に謝罪だけして終わらせてしまい、同じ住所に翌月もチラシが届いて再クレームに発展するケースが少なくありません。
本記事では、「無断投函」という言葉が実務上どこまでを指すのかを一般的な範囲で整理したうえで、クレームを受けた直後にやるべき対応手順、該当住所の特定方法、除外リストの運用、配布員への共有と再発防止報告までを具体的に解説します。あわせて、GPSによる配布報告で「どの日のどのコースを配ったか」を確認できる体制の重要性や、料金の目安、クレーム対応力で見る業者選びのポイントもご紹介します。ポスティングを止めずに、トラブルを減らしながら集客を続けるための実務ガイドとしてお役立てください。
「無断投函」と言われたときに、まず知っておきたい実務上の意味
住民から「無断で投函するな」「勝手に入れるのは違法だ」と言われると、多くの発注者は「法律違反をしてしまったのか」と不安になります。しかしまず押さえておきたいのは、「無断投函」は法律上の用語ではないということです。多くの場合、それは「自分が許可していないのにチラシを入れられた」という住民側の不快感・不満を表す言い回しとして使われています。つまり、クレームの本質は条文違反の指摘ではなく、「望んでいないものが届いた」という感情面の訴えであることが少なくありません。
投函そのものが直ちに違法と決まるわけではない
戸建てや集合住宅の郵便受けへ商業チラシを投函する行為は、一般的な販促手段として広く行われており、それ自体が常に違法と断定できるものではありません。一方で、態様によっては別の論点が生じます。実務上、特に注意すべきなのは次のようなケースです。
- 「チラシお断り」「投函禁止」「広告物お断り」などの掲示・貼り紙がある場所への投函…明示的な拒否の意思表示がある以上、投函は避けるべきです。トラブルの起点として最も多い類型です。
- オートロック内や管理区域への無断立ち入り…住人の後に続いて入る、暗証番号を使うなどは論外で、住居侵入に関わり得る行為として問題視されます。
- 管理人・管理会社の制止を無視した滞留…退去を求められたのに留まる行為は不退去の論点になり得ます。
- 私有地への立ち入り方…門扉の中、敷地奥まで入る、施錠部分を開けるなど、通常の配達行為を超える態様。
ただし、これらの評価は掲示の内容や場所の管理状況、行為の具体的な様子など個別の事情によって判断が分かれます。トラブルが大きくなっている場合や損害賠償・警察への通報を示唆されている場合は、自己判断せず弁護士などの専門家に相談してください。ポスティングの法律・条例と発注側のリスク管理の考え方も、あわせて整理しておくと社内の判断基準を作りやすくなります。
発注者も「委託したから無関係」ではいられない
配布を代行業者に委託していても、チラシに印刷されているのは自社の店名・ロゴ・電話番号です。住民から見れば苦情の相手は配布員ではなく「その店」であり、SNSや口コミサイトに書き込まれれば、法的に白か黒か以前にブランド毀損・信用低下という実害が発生します。特に地域密着型の店舗(飲食店、治療院、学習塾、不動産など)にとって、近隣住民との関係悪化は売上に直結しかねません。
実務の基本は「言われたら止める」
以上を踏まえると、発注側が取るべき姿勢はシンプルです。
- 違法かどうかの議論を相手と争わない(勝っても失うものが大きい)
- 該当住所・該当物件への配布を即時停止する
- 停止した事実を記録に残し、次回以降の除外リストに反映する
「法的に問題ないはずです」と反論するのは、実務上もっとも避けたい対応です。相手の意思表示を受け止めて確実に止めることが、結果的に最短のクレーム収束につながります。次章では、実際にクレームを受けた直後の具体的な対応手順を5つのステップで解説します。
クレーム対応まで見据えた配り方は?
かんたんな3問で、除外リストの運用まで見据えた進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
ポスティングの実施状況は?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
配るエリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
クレーム対応で気になることは?
当てはまる方を選んでください
診断結果:費用の目安を比べる進め方がおすすめです
まずはチラシのサイズ、配りたいエリア、枚数の組み合わせから配布費用の目安を出し、条件を変えて比べてみましょう。あわせて、クレームを受けた直後の対応手順や除外リストの考え方も確認しておくと、社内の判断基準を作りやすくなります。エリアや枚数の候補が固まってきたら、そのままご相談いただけます。
診断結果:エリアと枚数を伝えて見積り相談がおすすめです
配りたいエリアと枚数をお伝えいただければ、具体的なお見積りと配布プランをご相談いただけます。除外リスト(配布禁止リスト)の共有方法や反映までの流れ、GPS配布報告で配布経路を確認できる体制まで含めて整理しておくと、万一クレームが入った際も、事実に基づいた説明と除外対応を進めやすくなります。
クレームを受けた直後にやるべき対応手順(5ステップ)
「無断で入れるな」という連絡は、電話・メール・問い合わせフォーム・来店など、どの経路から届くか分かりません。しかし初動でやるべきことは共通しています。重要なのは、その場で議論をしないことと、二度と同じ住戸に入らない仕組みに落とすことの2点です。以下の5ステップを社内の共通手順として決めておけば、誰が電話を取っても対応品質がぶれません。
ステップ1:まず短く謝意を伝える(反論しない)
事実確認より先に「不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません」と一言伝えます。ここで「お断り表示がなかったので」「配布は違法ではありません」といった正当性の主張をすると、相手の感情が一気に悪化し、近隣への口コミや管理会社への連絡に発展しやすくなります。謝罪は配布行為の是非ではなく、不快な思いをさせたことに対して行う、と整理しておくと社内でも説明しやすくなります。
ステップ2:特定に必要な情報をヒアリングする
再発防止には「どこへ入ったか」の特定が不可欠です。次の項目を、相手の負担にならない範囲で確認します。
- 住所(町名・丁目・番地)
- 建物名・棟・階数・部屋番号(集合住宅の場合)
- 投函されたおよその日付・時間帯
- チラシの種類(表面の色・掲載内容・自社名の有無)
名乗りたくない、部屋番号は言いたくないという方も少なくありません。その場合は建物名と階層だけでも確認し、該当フロア全体、あるいは建物全体を除外対象にする判断をします。また、自社のチラシかどうか不明なケースもあるため、記載社名や電話番号を確認し、他社のものであれば「当社のものではない可能性が高い」と伝えつつ、念のため自社も除外登録する姿勢が安全です。
ステップ3:配布停止を明言して約束する
「確認します」だけで終わらせず、「以降この住所への投函を止める手続きを本日中に行います」と具体的に伝えます。期限を切ることで相手の不安が収まり、再連絡の確率が下がります。曖昧な表現や「検討します」は避けてください。
ステップ4:即日、社内・配布会社へ共有し除外登録
聞き取った内容はその日のうちに販促担当とポスティング会社の双方へ共有し、除外リスト(配布禁止リスト)へ登録します。口頭伝達だけでは必ず漏れるため、メールやチャットなど記録が残る形で送るのが鉄則です。配布エリアが外れた苦情の確認手順と同様に、日付・コース・配布員まで遡れる体制があると原因特定が早まります。
ステップ5:連絡先が分かる場合のみ、完了報告をする
登録が完了したら、電話番号やメールが分かっている相手には「除外登録が完了しました」と短く報告します。これだけで印象は大きく変わります。匿名の場合は社内記録に残すだけで十分です。
やってはいけないNG対応
- 担当部署をたらい回しにする(相手は同じ説明を繰り返すことになる)
- 担当者不在を理由に折り返さない/翌営業日以降に放置する
- 「業者がやったことなので」と責任転嫁する(発注者として管理責任が問われます)
- 法律論・条例論でその場で反論する
- 「次から気をつけます」だけで具体的な停止措置を取らない
電話対応の簡易スクリプト例
- 「このたびはご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません。」
- 「今後の投函を止めるため、お住まいの建物名と階数をお教えいただけますでしょうか。お部屋番号はお話しいただける範囲で構いません。」
- 「ありがとうございます。本日中に配布担当へ連絡し、該当箇所を配布禁止として登録いたします。」
- 「ご連絡先をお伺いできれば、登録完了後にご報告いたします。」
この流れを紙1枚にまとめ、電話機の近くやスタッフ共有フォルダに置いておくと、アルバイトや新人でも同じ対応ができます。初動が整っているかどうかで、その後の負担は大きく変わります。
「どの日のどのコースか」を特定する方法とGPS配布報告の活用
クレーム対応で最も時間がかかるのが、「本当に自社が配ったチラシなのか」「いつ・誰が配ったのか」の特定です。ここが曖昧なまま謝罪だけを繰り返すと、住民側は「また入る」と感じ、不信感が増幅します。逆に、配布日とコースを具体的に示して「その日の担当者に共有し、以後は除外します」と伝えられれば、多くのケースは一度の説明で収束します。
まずはチラシそのものから配布時期を逆算する
住民が現物を保管している場合は、写真を送ってもらうか、来店時に見せてもらいましょう。以下の情報から、かなりの精度で配布時期を絞り込めます。
- チラシの版(デザイン):第1版・第2版など、改訂のたびに差し替えているなら、どの期間に配ったものか特定できる
- キャンペーン期間・有効期限:「〇月末まで」の記載があれば、その直前の配布ロットに限定される
- 印刷ロット番号・管理記号:隅に小さく入れておくと、どの入稿分かが一発で分かる
- クーポンの通し番号やQRのパラメータ:配布回ごとに変えておけば、回数単位で追跡できる
この「版で配布回を識別できる状態」を平時から作っておくことが、最大の時短策です。デザイン改訂のたびに小さな管理記号を入れるだけで、クレーム時の調査負担は大きく下がります。
配布エリア指定書・配布日報と突き合わせる
次に、発注時の資料と実績報告を照合します。確認する順番は以下の通りです。
- 配布エリア指定書(地図・町丁目リスト)に、該当住所が含まれているかを確認する
- 含まれている場合、その町丁目を担当したコースと配布予定日を抽出する
- 配布日報・完了報告書で、実際にその日に配布が行われたかを確認する
- 枚数の消化状況から、該当エリアが「配布済み」か「未配」かを判断する
もしエリア指定書に該当住所が含まれていなければ、配布エリアが外れた苦情の原因と確認手順も併せて点検し、指定範囲の誤認か、別業者のチラシかを切り分けます。
GPS配布報告があると切り分けが一気に速くなる
紙の日報だけでは「このエリアを配った」という大まかな記録しか残らず、特定の番地まで踏み込めません。ここで効いてくるのがGPSによる配布報告です。
- 該当住所の前を通過したコースと担当日を地図上で確認できる
- そもそもその道を通っていなければ「当社の配布ではない可能性が高い」と判断できる
- 住民への説明時に「〇月〇日の配布分です」と日付を添えて謝罪・除外登録ができる
という形で、調査と説明の両方がスムーズになります。株式会社ポスティングくんではGPS配布報告で配布経路を確認できるため、クレーム発生時にも事実に基づいた回答ができ、除外対応の着手も早くなります。
逆に、報告が配布員の自己申告のみの業者では、経路の裏付けが取れません。結果として「配っていないとは言い切れない」状態になり、事実関係が不明なまま謝罪だけを繰り返すことになります。これは店舗側の信用にも関わる実務的なリスクです。クレーム対応力という観点でも、配布の証跡がどこまで残る仕組みかは、業者選定時に必ず確認しておきたいポイントといえます。
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除外リスト(配布禁止リスト)の作り方と現場への共有方法
クレーム対応で最も重要なのは、謝罪そのものよりも「二度と同じ住所に入らない仕組み」をつくることです。その核心が除外リスト(配布禁止リスト)の運用です。口頭で配布員に伝えるだけ、メモ書きで済ませるだけでは、担当者が変わった瞬間に再発します。リストは必ずデータとして一元管理し、配布のたびに参照される状態にしておきます。
登録する項目の例
- 住所:都道府県/市区町村/丁目/番地/号/建物名/部屋番号まで(部分的でも分かる範囲を記録)
- 登録日とクレーム経路(電話・メール・配布員への直接申し出・管理会社経由など)
- 対象チラシ(自社の特定チラシのみ不可か、全チラシ不可か)
- 除外範囲の区分(戸建て1軒/集合住宅の特定部屋/建物全体)
- 対応状況(謝罪済み・折り返し要・再発時の連絡先)
戸建て・集合住宅・建物全体を区別する
「◯◯マンション301号室だけ不可」なのか「建物全体が不可」なのかを混同すると、せっかく登録しても事故が再発します。管理会社やオーナーから建物単位で断られた場合は、部屋単位ではなく建物全体を除外として登録し、エントランス投函も含めて一切行わない扱いにします。判断に迷うケースは集合住宅配布の可否確認フローを参考に、掲示物確認から管理会社への問い合わせまで手順化しておくと安全です。
更新頻度と現場への反映
更新は「配布のたび」が最低ライン、理想は配布前に全件照合することです。リストがあっても現場に届いていなければ意味がないため、次のように落とし込みます。
- 配布コース表・地図に除外住所を明示(色分け・付箋・マーカーなど一目で分かる形に)
- 出発前のミーティングで新規追加分を読み上げ、配布員に口頭確認
- 配布後、除外箇所を通過した事実と未投函を報告書に記録
「チラシお断り」表示への対応ルール
リストに載っていなくても、現場での表示は最優先で尊重します。配布員に徹底する基準はシンプルに言語化しておきます。
- ポストや玄関に「チラシお断り」「投函禁止」のステッカー・掲示があれば投函しない
- 管理人室や掲示板に禁止の貼り紙がある集合住宅は建物ごと見送り、帰社後に報告
- 表示が古い・判読しづらいなど迷ったら入れない
- 住民から声をかけられたら、その場で投函を止めて住所を控え、言い争わない
これらは入社時研修でチェックリスト化し、新人配布員には同行で実地確認するのが確実です。
自社配布と業者委託での運用ポイント
自社で配っている場合は、クレーム受付窓口(電話・問い合わせフォーム)を一本化し、受けた担当者が即日リストに登録するフローを決めておきます。スタッフが少人数でも、共有スプレッドシート1枚で十分運用できます。
業者に委託している場合は、除外リストを共有できるか、追加依頼から何日で反映されるかを契約前に確認してください。報告書に未配エリアや除外対応が記載される業者であれば、反映状況を発注側でも検証できます。弊社ではGPSによる配布報告と合わせて除外住所の管理を行い、次回配布に確実に引き継ぐ体制をとっています。
クレームを未然に防ぐ配布設計:配布方法・時間帯・デザインの工夫
クレームは「起きてから対応する」よりも「起きにくい配り方を設計する」ほうが圧倒的にコストが低く済みます。無断投函だと言われた経験がある場合こそ、配布方法・時間帯・チラシの体裁という3つの切り口で配布設計を見直しておきましょう。
配布方法の違いと業種別の向き不向き
ポスティングの配布方法は大きく3種類あり、どれを選ぶかでクレームの起きやすさも変わります。
- 軒並み配布:指定エリア内のポストへ順番に配布。配布効率が高く枚数を稼げる一方、関心のない世帯にも届くため苦情の母数は増えやすい。
- 集合住宅集中:マンション・アパートの集合ポストに絞る方法。短時間で多く配れるが、管理規約で禁止されている建物も多く、事前の可否確認が必須。
- エリア・属性指定:町丁目単位や持ち家/賃貸比率などで絞り込む方法。無駄配布が減り、結果的に苦情件数も抑えられる。
業種別に見ると、徒歩・自転車圏が商圏になる飲食店や治療院は、店舗から半径1〜2km程度の軒並み配布が相性良好です。一方、不動産や学習塾、英会話教室のようにターゲット世帯が限られる業種は、持ち家率・賃貸比率でのエリア選定を行い、対象外の世帯への投函を減らすほうが反響率も上がります。
現場マナー:時間帯・サイズ・雨天対応
苦情の多くは、チラシの内容そのものより「配り方」に起因します。次の点を委託先と事前に取り決めておきましょう。
- 早朝・深夜を避ける:目安として9時〜18時台の配布に限定する。足音やポストの開閉音は夜間ほど目立ち、不審者と誤解されるリスクも高まります。
- ポストからはみ出さないサイズ・用紙にする:投函口が狭いポストではA4をそのまま入れると大きくはみ出し、「雨で濡れた」「不在が分かって防犯上困る」という苦情につながります。投函口が狭いポストへの対応と折り方を踏まえ、三つ折りやA5サイズも検討を。
- 複数枚を無理に押し込まない:満杯のポストへの重ね投函は最も苦情になりやすい行為。入らない場合は投函せず、未配として記録するルールにします。
- 雨天時の濡れ対策:防水バッグの使用、はみ出さない投函、荒天時は配布日を振り替えるなど、濡れたチラシが玄関前に落ちる状況を作らない。
- お断り表示の尊重:「チラシお断り」の掲示があるポストには投函しない。これは現場の鉄則として、スタッフ全員に共有します。
デザインで苦情の受け皿を作る
意外に見落とされがちなのが、チラシ面での配慮です。発行元の社名・住所・電話番号を明記し、さらに小さくても構わないので「配布停止のご連絡先」を記載しておくと、不快に感じた方の声が直接こちらに届きます。連絡先が無いチラシは、苦情の行き場がSNSや口コミサイトに向かいやすく、本来なら一本の電話で解決した話が評判の低下に発展しかねません。
窓口は一本化するのが鉄則です。店舗電話・代行会社・本部にバラバラに連絡が入ると、除外リストへの反映漏れが起き、同じ住所へ再投函してしまいます。受付窓口を1つに決め、受けた内容は日付・住所・対応者をセットで記録し、配布スタッフへ即日共有できる流れを作っておきましょう。
そして最後に効いてくるのが配布エリアの最適化です。商圏外へ広く配るほど、反響は薄まり苦情だけが増えます。来店客の住所データや商圏の境界(川・線路・幹線道路)を手がかりにエリアを絞り込むことは、無駄配布の削減とクレーム防止を同時に実現する、最も費用対効果の高い対策といえます。
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委託先の選び方と料金の目安:クレーム対応体制で業者を見極める
「無断投函だ」と言われた経験がある事業者ほど、次の発注では「安いかどうか」より「言われたときに止められるか」を基準にすべきです。クレームは配布員の判断と業者の管理体制で発生率が大きく変わります。ここでは委託先を見極めるチェックポイントと、料金の考え方を整理します。
発注前に確認したい6つのチェックポイント
- 客観的な配布報告があるか:GPSログや配布完了報告書など、「いつ・どのエリアを・誰が回ったか」を第三者的に確認できる形で残るか。報告が口頭や「完了しました」の一文だけの業者は、苦情時に事実確認ができません。
- 除外リストの管理方法と反映タイミング:住所・物件名を登録したら次回配布から確実に外れるか、反映までに何日かかるか、配布員の手元のどの資料に落とし込まれるかを確認します。
- クレーム発生時の連絡体制:受付窓口(電話・メール)と営業時間、発注者への一次報告までの目安時間、報告書の提出有無。「誰に連絡すれば配布を止められるか」が明確な業者を選びます。
- 配布員の教育体制:お断り表示の見方、投函口からはみ出さない入れ方、敷地内に立ち入る範囲、住民に声をかけられた際の受け答えなど、研修やマニュアルの有無を質問します。
- 禁止表示物件への対応ルール:「チラシお断り」「関係者以外立入禁止」の掲示がある場合に投函しない運用が徹底されているか、集合住宅は管理会社の可否確認を前提にしているか。
- 再配布・補填の扱い:配布中止や未配が出た際、残部の返却・再配布・精算のどれで対応するか。契約前に書面で確認しておくとトラブルになりません。
料金はあくまで「目安」。変動要因を理解する
1枚あたりの配布単価は、配布方法(軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定)、地域、枚数、依頼時期によって変わる目安です。一般に、集合住宅中心の配布は1棟で多くの部屋を回れるため効率がよく、戸建てが点在する低密度エリアや山間部は移動距離が伸びるぶん条件が変わります。年末年始・新学期・セール期などの繁忙期は希望日程が取りにくく、単価や納期の条件が通常と異なる場合もあります。正確な金額は、エリアと枚数を伝えて見積もりを取って確認してください。枚数別の見積もりと単価の考え方も合わせて参考になります。
「最安値」より「報告の精度と対応体制」で選ぶ
単価が極端に安い場合、1人あたりの配布枚数ノルマが重く、確認を省いた投函が増えるリスクがあります。苦情が出て配布を止め、謝罪と再設計に追われれば、節約した数万円はすぐに吹き飛びます。価格差の理由が「人件費を削った結果」なのか「効率化の結果」なのかを必ず聞きましょう。
ポスティングくんは全国対応で、GPSによる配布報告により「本当に配ったか」を確認できる体制を整えています。料金は明朗会計で追加料金はなく、小ロットのテスト配布から大量配布まで対応可能です。安さの理由は品質を落とすことではなく、配布エリアの最適化によるムダな移動の削減、複数案件のまとめ配布による効率化、デザイン・印刷から配布までワンストップで行うことによる中間コストの圧縮にあります。クレームが起きた際も、どの日のどのコースかを記録から特定し、除外登録まで一貫して対応できる点を選定基準にしてみてください。
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まとめ:言われたら止める・記録する・再発させないの3原則
「無断で入れるな」と言われたとき、対応の良し悪しを分けるのは法律論の勝ち負けではなく、初動の速さと記録の精度、そして再発防止の仕組みです。ここまで解説した内容を、現場で使える3原則に整理して振り返ります。
原則1:言われたら、まず止める
連絡を受けた時点で「ポスティング自体は違法ではない」といった説明から入るのは逆効果です。相手が求めているのは正当性の議論ではなく、自分のポストにもう入らないこと。まずは不快な思いをさせたことへの謝罪を述べ、その場で住所・建物名・部屋番号を確認し、該当エリアの配布を一時停止します。配布中であれば現場の配布員にも即時連絡し、同じ棟・同じコースへの投函を止める。ここでのスピードが、二次クレームや管理会社・警察への相談に発展するリスクを大きく下げます。
原則2:客観的な記録で事実を特定する
「うちは入れていない」と言い切るのも、「たぶん当社です」と曖昧に認めるのも危険です。GPS配布報告や配布日報を使い、いつ・どのコースを・誰が歩いたかを照合して事実を確定させます。記録が残っていれば、他社のチラシと混同されているケースも丁寧に説明でき、逆に自社分であれば配布員への具体的な指導につながります。クレーム内容・受付日時・対応者・回答内容を一覧で残しておくと、同じ住所から再度連絡が来たときにも即座に経緯を追えます。配布エリアが外れた苦情の原因と確認手順もあわせて確認しておくと、原因切り分けが速くなります。
原則3:除外リストと配布設計で再発させない
対応の最後は必ず除外登録です。住所・部屋番号・登録日・理由をフォーマット化し、配布前に全配布員へ共有する運用にしておけば、担当が替わっても情報が引き継がれます。あわせて、お断り表示のあるポストは投函しない、集合住宅は掲示物と管理会社の意向を確認する、早朝・夜間の配布を避ける、投函口に無理なく収まるサイズにする——といった基本の徹底が、クレーム件数そのものを押し下げます。
クレームゼロは不可能、しかし仕組みで激減できる
配布枚数が増えれば一定の確率で苦情は発生します。重要なのは件数をゼロにすることではなく、発生時に誠実かつ迅速に処理し、同じ原因を繰り返さない体制を持つこと。丁寧に対応された住民が、その企業姿勢を評価してくれることも少なくありません。クレーム対応は販促のコストではなく、地域での信頼を守る投資だと捉えてください。
配布エリアの設計から除外リストの運用、GPSによる配布報告まで含めた体制づくりは、株式会社ポスティングくんが無料でご相談を承ります。配布エリアの無料査定・法人お見積りをお気軽にお問い合わせください(料金はエリア・枚数・配布方法・時期により変動するため、提示する金額はあくまで目安です。追加料金のない明朗会計でご案内します)。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

