ポスティング指示書の書き方|依頼時の伝え方とテンプレート項目

初めてポスティングを依頼する方向けに、配布指示書の作り方を実務テンプレート形式で解説。エリア範囲・戸建て/集合住宅比率・枚数・除外条件・報告書形式など必須項目と発注前チェックリスト、GPS報告での照合方法まで具体的に紹介します。

配布エリアの範囲、戸建てと集合住宅の比率、配布枚数、希望配布期間、除外条件、投函お断り表示の扱い、報告書の形式、緊急連絡先の8項目をA4用紙1枚に箇条書きで明記するのが基本です。

この記事でわかること

  • 曖昧な依頼で起きるエリア・物件・タイミングの3つのズレ
  • 指示書に記載すべき8項目と悪い例・良い例の書き方
  • 町丁目や地形で範囲を区切るエリア指定のコツ
  • GPSログなど報告形式と提出期限の決め方

ポスティングを代行業者に依頼するとき、「この辺りに1万枚お願いします」という口頭ベースの発注だけで進めてしまうケースは少なくありません。しかし配布は数十名規模のスタッフが実際に街を歩いて行う作業のため、指示が曖昧なまま走り出すと、狙っていた商圏からズレた場所に配られたり、想定していた戸建て中心の配布が集合住宅に偏ったりと、後から取り返しのつかない結果になることがあります。トラブルの多くは業者の怠慢ではなく、発注側と受注側の認識のズレから生まれます。

この記事では、初めて配布代行に依頼する販促担当者・店舗オーナーの方に向けて、業者へ渡す「配布指示書」に何を書けばよいのかを、そのまま使えるテンプレート項目として整理しました。配布エリアの範囲指定の仕方、戸建てと集合住宅の比率、希望配布期間、投函お断り物件の扱い、報告書の形式や緊急連絡先まで、実務で必要になる情報を網羅します。あわせて、発注前に確認しておきたいチェックリスト、追加費用が発生する条件の書面化、GPS配布報告を使った「指示どおりに配られたか」の照合方法も解説します。料金や日数はあくまで目安であり、エリア・枚数・時期によって変動する点を前提にお読みください。

目次

なぜ「配布指示書」が必要なのか|曖昧な依頼が招く3つのズレ

ポスティングの依頼で最も多いつまずきは、「〇〇町あたりに5000枚お願いします」というメール一行で発注してしまうことです。発注側の頭の中には「駅の南側の戸建てエリア、ファミリー層に、セール初日の前に」という具体像があるのに、それが文字になっていないため、業者側は自社の常識で解釈します。この解釈の差が、配布後の「思っていた場所に入っていない」という不満につながります。指示書は業者を縛るための書類ではなく、営業担当から配布スタッフ一人ひとりまで意図を伝えるための共通言語です。

ズレ1:エリアのズレ

「駅周辺」「〇〇町一帯」といった主観的な範囲指定は、人によって想像する広さが違います。徒歩5分圏と考える人もいれば、行政区の町丁目全域と捉える人もいます。結果として、商圏外の世帯に部数が流れ、来店可能な範囲の世帯に届かないという逆転が起こります。町丁目名・道路や線路を境界にした除外指定・優先順位まで書面化しておけば、この解釈の幅は大きく縮まります。配布エリアの優先順位の付け方を整理してから指示書に落とすと、限られた部数を無駄なく使えます。

ズレ2:配布物件のズレ

次に多いのが物件タイプのズレです。同じ枚数でも、集合住宅のメールボックスに集中投函すれば短時間で終わりますが、戸建て中心の商材ではターゲットに届きません。逆に、ファミリー向けの学習塾や住宅リフォームのチラシが単身用アパートに偏ると、反響率は大きく落ちます。指示書には次のような粒度で書きます。

  • 戸建て中心/集合住宅中心/両方(比率の目安も記載)
  • 集合住宅は何戸以上の物件を対象とするか
  • 単身向けワンルームは対象に含めるか除外するか
  • 店舗・事務所・テナントビルの扱い

ズレ3:タイミングのズレ

三つ目は日程です。セール初日や講習会の申込締切に対して、配布完了が数日ずれるだけで反響は目に見えて下がります。さらに、雨天時に順延するのか、防水処理をして継続するのかを決めていないと、現場判断で予定が動きます。「開始日」「完了希望日」「この日より前には配らない」という下限日、雨天時の扱い、分割配布の場合は各回の期間まで指定しておきましょう。

責任の所在と見積り精度にも直結する

これら3つのズレが重なると、再配布が必要になったときに費用をどちらが負担するのかで話がもつれます。指示書があれば「指示と異なる配布だったのか」「指示自体が曖昧だったのか」を事実ベースで切り分けられます。現場は指示書をもとにルート分けと1日の配布量を決めるため、記載の細かさはそのまま配布精度に反映されます。また、対象物件や除外条件が明確であれば業者は必要な人員と日数を正確に読めるため、見積りの精度が上がり、後から「エリアが思ったより広かった」といった追加費用が発生しにくくなります。指示書づくりは手間ではなく、結果的にコストと手戻りを減らす作業です。

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診断結果:まずは配布費用の目安をつかむ進め方がおすすめです

チラシのサイズ、配りたいエリア、おおよその枚数を書き出すところから始めましょう。条件を具体的にするほど、費用の目安は比べやすくなります。あわせて、町丁目・半径・地図囲みのどの方式でエリアを指定するかも考えておくと、その後の相談がスムーズです。気になる点は、わかる範囲の条件を添えてお問い合わせください。

サイズ・エリア・枚数から参考見積もりを出す

診断結果:エリアと枚数を伝えて見積り相談する進め方がおすすめです

配布エリアの範囲と総枚数、エリア別の内訳、希望する配布期間、戸建てと集合住宅の比率、除外条件をまとめてお伝えください。指示書の項目に沿って共有いただくと、必要な人員や日数を踏まえた見積りと配布プランをご提案しやすくなります。報告書の形式や緊急連絡先の取り決めも、あわせてご相談いただけます。

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配布指示書に必ず記載すべき8項目【テンプレート】

配布指示書は、A4用紙1枚で十分です。難しい書式は不要で、以下の8項目を箇条書きで埋めるだけで、業者との認識のズレはかなり減らせます。そのままコピーして使えるよう、書き方のコツと悪い例/良い例を添えて整理します。

1. 配布エリアの範囲

「店舗の周辺」は最も危険な書き方です。町丁目単位・郵便番号単位・店舗からの半径〇km・地図への囲み指定のいずれかで明示します。悪い例:「〇〇駅周辺」/良い例:「〇〇市中央1〜3丁目、本町2丁目(地図に赤枠)」。半径指定の場合も「半径1.5km圏内、ただし川を越える北側は除外」のように地形での区切りを添えると精度が上がります。エリア設計に迷う場合は人口・世帯データを使ったエリア選定の手順も参考になります。

2. 戸建て/集合住宅の比率

同じ1万枚でも、戸建て中心と集合住宅中心では届く層が変わります。「戸建て7:集合3」「集合住宅のみ(3階建て以上を優先)」など数字で指定します。悪い例:「なるべく一戸建てに」/良い例:「戸建て8:集合2。単身向けワンルームは除外」。ファミリー商材なら戸建て比率を高め、単価の低いデリバリーなどは集合住宅比率を上げる、といった判断ができます。

3. 配布枚数(総枚数とエリア別内訳)

総枚数だけでなく、エリアごとの内訳まで書きます。良い例:「総数10,000枚/中央1丁目3,000枚、本町2丁目4,000枚、旭町3,000枚。予備200枚は返却」。予備分を「余ったら隣接エリアに配布」とするのか「返却」とするのかは、必ず取り決めておきます。

4. 希望配布期間

開始日・完了希望日・雨天時の順延ルール・曜日や時間帯の指定を書きます。良い例:「4月10日開始〜4月16日完了希望。雨天時は翌日以降に順延可。日曜午前は配布不可」。イベント告知なら「開催3日前までに完了必須」と締切を明確にします。配布時間帯の考え方もあわせて指定しておくと安心です。

5. 除外条件

競合店舗の隣接区画、法人オフィス、路面のテナント店舗、過去にクレームがあった物件など、「配ってほしくない先」を列挙します。悪い例:「常識の範囲で」/良い例:「〇〇町5丁目のマンションA棟は投函不可。1階が店舗の建物は住戸部分のみ」。除外リストは発注のたびに更新し、業者と共有しておきます。

6. 投函お断り表示の扱い

「チラシお断り」「無断投函禁止」等の表示がある場合は投函しない、と明記します。当たり前に思えても、書面に残しておくことで配布員全員への周知が徹底され、後のトラブル防止になります。

7. 報告書の形式と提出期限

GPSログ、配布完了報告書、配布状況の写真など、必要な形式と提出期限(例:完了後3営業日以内)を記載します。良い例:「GPS配布ログ(PDF)+エリア別完了枚数の報告書を、完了後3営業日以内にメール提出」。

8. 緊急連絡先

配布当日に連絡が取れる担当者の携帯番号と、不在時の代理者を記載します。問い合わせ対応や急な中止判断がスムーズになります。

あわせて、配布物の仕様(サイズ・紙厚・総枚数・折りの有無・同時配布物の有無)も記載しておくと、作業設計の精度が上がります。B4の厚紙とA4の薄紙では1回に持てる枚数が変わり、配布日数の見積りにも影響するためです。

配布エリアの指定方法|町丁目・半径・地図指定の使い分け

指示書で最もトラブルが起きやすいのが「どこに配るか」の書き方です。エリア指定には大きく町丁目指定・半径指定・地図囲み指定の3方式があり、業種と商圏の形に合わせて選ぶのが実務のコツです。以下では、それぞれの特徴と向いている業種、そして枚数設計との関係を整理します。

町丁目指定|集計と再現性に強い基本形

「○○市△△町1〜3丁目」のように行政区画で指定する方法です。配布報告と突き合わせやすく、世帯数データが公表されているため枚数の見積り精度も高くなります。複数回配布で「前回は1〜3丁目、今回は4〜6丁目」とローテーションを組む管理にも向いており、年間計画を立てる事業者に最も扱いやすい方式です。エリアの優先順位を決める段階から人口・世帯データを使ったエリア選定の手順を踏んでおくと、指示書の説得力も増します。

半径指定|徒歩・自転車商圏の店舗に

「店舗から半径1.5km以内」のような指定は、飲食店・治療院・美容室・クリーニングなど来店距離が短い業種に向きます。ただし注意点があります。

  • 幹線道路・線路・河川で分断されていると、地図上は近くても生活動線が別方向になる
  • 坂や高低差がある地域では、実際の来店範囲が半径より内側に縮む
  • 円の外周部は世帯が薄く、配布効率が落ちる場合がある

そのため半径指定を使うときは「半径1.5km、ただし○○川の南側は除外」のように除外条件を併記すると、実商圏とのズレを防げます。

地図囲み指定|学区・沿線で商圏が決まる業種に

不動産・住宅展示場・学習塾・自動車販売などは、学区や沿線、通学路といった行政区画とは一致しない範囲が商圏になります。この場合は地図に手描きで囲んだ画像やオンライン地図のスクリーンショットを添付し、「囲み線内の戸建て中心」と補足するのが確実です。囲み範囲は縮尺と目印(駅・学校・交差点名)を必ず入れておきましょう。

世帯数を踏まえた枚数設計

指定エリアの配布可能世帯数を超える枚数を発注すると、余った分は隣接エリアへ広がります。これ自体は悪いことではありませんが、「狙ったエリアに集中投下したい」意図があるなら、指示書に「指定エリア内で完結。不足分は再配布せず報告」と書いておくと意図どおりに運用されます。目安として、配布密度を上げた方が同一エリア内での認知は積み上がりやすい傾向があり、1回きりより同一エリアへ複数回配布する設計のほうが反応が安定しやすいとされています(反響率はいずれも目安で、業種・季節・チラシ内容により変動します)。

フォーマットを統一すれば多店舗でも運用できる

これら3方式の指定は、全国どのエリアでも同じ手順・同じ指示書フォーマットで依頼できます。本部が指示書のひな形を用意しておけば、地方出店や新店の販促でも「エリア指定方式・枚数・除外条件」を埋めるだけで発注が完了し、店舗ごとの結果比較も同じ基準で行えます。

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トラブルを防ぐ配慮事項|投函お断り表示・クレーム対応の取り決め

ポスティングで発生するトラブルの多くは、「配ってはいけない場所に入ってしまった」「投函の仕方が雑だった」という現場レベルの行き違いが原因です。逆に言えば、指示書の段階で配慮事項を明文化しておけば、防げる苦情がかなりあります。依頼時の伝え方として、次の項目は必ず書面に落とし込んでおきましょう。

投函しない場所を明確にする

基本ルールは「断りの意思表示があるところには入れない」です。指示書には以下のように具体的に書くと、配布員まで正しく伝わります。

  • 「チラシお断り」「投函禁止」のステッカー・掲示がある郵便受け、建物には投函しない
  • 管理規約や掲示でチラシ配布を禁止している集合住宅は除外する
  • オートロック物件は、共用部に立ち入らず、外側に郵便受けがある場合のみ投函(無理な入館はしない)
  • 管理人常駐物件は、管理人の指示に従い、断られた時点で中止する
  • 過去に配布停止を申し出た住戸・建物は除外リストに登録し、以後配布しない

除外リストは一度作って終わりではなく、配布のたびに更新される前提で運用します。誰が管理し、どのタイミングで共有するか(例:配布完了報告と一緒に追加分を連携)まで決めておくと抜け漏れが減ります。入館可否の判断に迷う物件がある場合は、管理会社への投函可否の確認手順も併せて整理しておくと安心です。

投函の仕方と時間帯の現場ルール

投函の丁寧さは、そのまま会社の印象になります。次のような点を指示書に一文入れておくだけで、現場の意識が変わります。

  • 郵便受けからはみ出す投函をしない(他の郵便物が抜き取られる原因・防犯上の指摘につながる)
  • 郵便物の上に重ねず、奥まで確実に入れる。ポストが満杯の場合は投函を見送る
  • 雨天・降雪時は濡損を防ぐため、投函口の向きに配慮する、または配布日を順延する
  • 深夜・早朝の配布は避ける(一般的には朝9時〜夕方の明るい時間帯が基本。夜間配布を行う場合も常識的な時刻までとする)
  • 配布員は社名入りの服装・身分証を携行し、住民から声をかけられたら配布内容と連絡先を伝える

苦情が出たときの窓口と対応フローを先に決める

クレームはゼロにはできません。重要なのは、発生時に誰がどう動くかを事前に取り決めておくことです。指示書または発注書には、次の項目を記載しておきます。

  1. 一次対応窓口:配布に関する苦情は配布業者が受けるのか、広告主が受けるのか
  2. 連絡を受けてからの初動(配布の一時停止、該当エリアの再確認、除外登録)と報告期限
  3. チラシ紙面への問い合わせ先・配布停止の連絡先の記載有無(「今後の投函を希望されない方はご連絡ください」の一文を入れる)
  4. 物損など万一の事故が起きた場合の連絡経路と責任範囲

連絡先が紙面にないと、住民は行き場を失い、SNSや自治体への相談に発展することもあります。小さく1行でも窓口を記載しておくことは、実務上とても有効です。

チラシの表現自体が苦情の原因になることもある

意外に見落とされがちなのが、紙面の表現です。根拠の示せない効果の断定、過度な煽り、価格の表示条件が分かりにくい記載などは、配布方法に問題がなくても苦情につながります。医療・美容・不動産・金融など、表示に関するルールが定められている分野では、必要な表示事項が抜けていないかをデザイン段階で確認しておきましょう。判断に迷う表現は、業界団体のガイドラインや所管の窓口、必要に応じて専門家に相談するのが安全です。配布ルールと紙面表現の両方を整えて初めて、トラブルの少ないポスティングになります。

発注前チェックリストと見積り確認|追加費用の条件を書面化する

指示書ができあがったら、発注ボタンを押す前に「抜け漏れがないか」をひと通り確認します。ポスティングのトラブルの多くは、配布中ではなく発注前の確認不足から生まれます。以下のチェックリストを、業者の担当者と画面共有しながら一緒に潰していくのがおすすめです。

発注前チェックリスト8項目

  1. 指示書の内容を業者と読み合わせたか。メール添付で送って終わりにせず、電話やオンラインで1回は口頭確認します。「この町丁目は集合住宅が多いので軒並みだと効率が落ちる」など、現場側の知見が返ってくることも多く、ここで指示書が実用的に修正されます。
  2. 配布エリアの世帯数と枚数が整合しているか。指定エリアの世帯数が8,000で発注枚数が12,000枚では、そもそも配り切れません。逆に世帯数2万に対し5,000枚なら、どの範囲から優先配布するかの指示が必須です。
  3. 配布期間と印刷物の納品日が逆算できているか。チラシが配布拠点に届いてから配布開始、というのが基本の流れです。イベント日が決まっているなら「配布完了日→配布期間→納品日→印刷日→入稿日」と逆算して確認します。
  4. 雨天順延・未配時の対応が明記されているか。荒天による順延の判断基準、配布不可だった分の返却か再配布か、精算方法までを文面に残します。
  5. 報告書の形式と提出期限を合意したか。GPSログ、配布日・エリア別の枚数、写真の有無、提出は完了後何営業日以内か。ここを決めておくと、社内報告の段取りも組みやすくなります。
  6. 追加費用が発生する条件が書面にあるか。具体的には、配布エリアの追加、枚数の追加、短納期の急ぎ対応、重量物・A3などの大判サイズ、複数種の同梱、封入作業の有無などです。チラシ複数枚を同封するルールのように作業が増える指示は、単価が変わる前提で見積りを取り直します。
  7. キャンセル・延期の期限と条件。配布員の手配後はキャンセル料が発生するのが一般的です。「配布開始の何日前まで無料」かを数字で確認します。
  8. 請求タイミングと支払条件。前払いか後払いか、報告書提出後の請求か、締め日と支払期日はいつか。初回取引は前払いというケースも珍しくありません。

見積りは「単価×枚数」だけで判断しない

ポスティングの料金は、1枚あたり数円〜十数円程度が一つの目安とされますが、エリアの人口密度、枚数、配布方法(軒並み/集合住宅集中/エリア指定)、時期の繁閑によって変動します。必ず自社の条件で見積りを取り、総額で比較してください。日数についても、指示書の確定から印刷・配布完了まで、おおむね1〜3週間程度を見ておくと安全です。年末年始や新学期前など繁忙期はさらに余裕を持たせます。

単価が抑えられる場合、その理由は明確です。配布ルートの最適化で移動ロスを減らすこと、小ロット対応で無駄な枚数を買わずに済むこと、同一エリアへのまとめ配布による割引、そしてデザイン・印刷から配布までのワンストップ化で中間コストが減ることです。逆に、理由の説明がない極端に安い見積りは、配布方法や報告体制を細かく確認したほうがよいでしょう。見積書は指示書とセットで保管し、次回発注時の基準資料として使い回すと、社内の稟議も通しやすくなります。

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GPS配布報告で「指示どおりに配られたか」を照合する方法

指示書を丁寧に作っても、配布後に検証しなければ次の改善につながりません。配布報告書は「本当に指示どおり配られたか」を確認する証拠であり、同時に次回の配布設計を磨くためのデータでもあります。GPSログ付きの報告書を受け取ったら、提出されて終わりにせず、指示書と並べて照合する習慣をつけましょう。

報告書を受け取ったらまず見る4つのポイント

  1. エリア範囲の一致:GPSの軌跡を指示書で指定した町丁目・地図の範囲と重ね、範囲外への配布や、未着手のまま残っているエリアがないかを確認します。境界付近のはみ出しは、次回の指示書で「◯◯通りより北側は対象外」と明記して解消します。
  2. 配布日・時間帯:指定した日程内に収まっているか、昼夜の時間帯指定を守れているかをタイムスタンプで確認します。夜間の投函を避けたい場合は特に重要な確認項目です。
  3. エリア別の配布枚数内訳:全体枚数だけでなく、A地区5,000枚・B地区3,000枚といった内訳が指示と一致しているかを見ます。差異があれば、集合住宅の投函不可や空室率など現地事情が理由であることが多いため、理由の説明を求めます。
  4. 残数と持ち帰り分の扱い:配布しきれなかった枚数がどう処理されたかも報告書で確認しておくと安心です。

途中経過を含めた確認の流れは進捗報告の依頼方法とGPS報告の実務もあわせて参考にしてください。

反響とエリアを突き合わせてPDCAを回す

報告書の価値は、反響データと結びつけたときに一気に高まります。来店・問い合わせ・クーポン利用の件数を町丁目単位で記録し、配布枚数と並べて反響率を算出します。ポスティングの反響率は一般的に0.01〜0.3%程度が目安とされますが、業種・商材・オファー内容・エリアの属性によって大きく変動するため、他社の数字と比べるより自社の前回実績と比べることが実践的です。

  • 反応の良かった町丁目は次回の配布枚数を増やす
  • 反応が弱かったエリアは、訴求やオファーを変えて一度だけ再検証する
  • 2回続けて反応が薄いエリアは配布対象から外し、その分を好反応エリアの2回目配布に振り替える

この積み重ねで、同じ予算でも反響が安定しやすくなります。

計測できるチラシにしておく実務テクニック

エリア別の反響を追うには、チラシ側に計測の仕掛けが必要です。

  • エリア別の限定クーポン:クーポン番号の末尾や色をエリアごとに変え、回収時に判別できるようにする
  • QRコード:エリアごとに異なる計測パラメータ付きURLを設定し、アクセス数と予約数を計測する
  • 専用電話番号:チラシ専用の番号を用意し、電話経由の反響を他媒体と切り分ける
  • 来店時のヒアリング:「何でお知りになりましたか」を接客フローに組み込み、記録を残す

計測の仕組みは印刷前に決めておく必要があるため、指示書を作る段階で「今回はどの数字で効果を判断するか」まで決めておくのが理想です。GPS報告で配布の実行を確認し、反響データで配布先の妥当性を確認する。この二段構えができれば、ポスティングは勘に頼らない再現性のある集客手段になります。

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まとめ|指示書を整えれば、ポスティングは再現性のある集客になる

ポスティングは「チラシを刷って配る」だけの単発作業ではなく、指示書という設計図があるかどうかで結果の再現性が大きく変わります。依頼時の伝え方が曖昧なままだと、エリアの解釈違い・配布方法の食い違い・追加費用の認識ズレが起きやすく、反響が出なかったときも原因を特定できません。逆に指示書が具体的であれば、配布精度は上がり、費用のブレも小さくなり、次回の改善点が明確になります。

この記事の要点を5つに整理

  1. 配布指示書に8項目を明記する:目的・ターゲット・エリア・枚数・配布方法・配布期間(希望日と許容幅)・報告形式・禁止事項を一枚にまとめる。口頭やチャットの断片的なやり取りで済ませない。
  2. エリア指定は商圏に合わせて方式を選ぶ:来店型なら店舗からの半径指定、住民属性で絞るなら町丁目指定、線路・幹線道路・川で分断される商圏なら地図指定。迷う場合は「優先エリア」「余力があれば配布するエリア」を分けて書く。
  3. お断り物件・クレーム対応を事前に取り決める:投函お断り表示のある住戸や集合住宅は投函しない前提を明記し、除外リストの共有方法、苦情が入った際の一次受付と連絡フロー、再発防止の記録方法まで決めておく。
  4. 追加費用の条件を書面化する:部数不足時の扱い、悪天候による延期、エリア変更、余剰チラシの返送・保管など、費用が動きうる場面を見積書と指示書の両方に残す。
  5. GPS報告で照合しPDCAを回す:指示したエリアと実際の配布ルートを突き合わせ、反響のあった地域に次回の枚数を寄せる。配布エリアの優先順位の付け方を踏まえて配分を見直すと、同じ予算でも反響効率が改善しやすくなります。

初回は「検証できる形」で発注する

初めて配布代行に依頼する場合は、最初から全エリアに大量配布するより、エリアを2〜3分割して同条件で配り、どの地域から反響が出たかを測れる形にしておくのが実務的です。指示書に「A・B・Cエリア別に報告希望」と一行加えるだけで、データとして使える配布になります。

株式会社ポスティングくんは全国対応で、GPSによる配布報告により「指示どおりに配られたか」を確認いただけます。料金は明朗会計で追加料金はなく、小ロットのテスト配布から大量配布まで対応。軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定など配布方法もご要望に合わせて選べます。指示書の書き方やエリアの切り方がまだ固まっていない段階からご相談いただけますので、目的とご予算だけお伝えいただければ、こちらで配布プランの叩き台をご提案します。なお、料金・配布日数はいずれも目安であり、エリア・枚数・時期により変動します。

「自分の商圏でどのくらいの枚数が妥当か知りたい」「指示書のテンプレートをもとに見積りを出してほしい」という方は、無料査定・法人お見積りをお気軽にお問い合わせください。エリアと枚数の設計からご一緒に整えます。


よくある質問(FAQ)

Q. 配布指示書は必ず紙やPDFで作らないといけませんか?メールの本文でも大丈夫ですか?
A. 形式は問わず、メール本文に箇条書きで書く形でも問題ありません。大切なのは「文字として残っていること」と、業者側から内容確認の返信をもらって双方の認識を一致させることです。地図への囲み指定など図が必要な部分だけ画像やPDFで添付し、条件は本文に書く方法が実務的です。後から確認できる状態にしておけば、再配布の費用負担などで話がもつれにくくなります。
Q. 指示書に書いた内容と違う配布をされていないか、あとから確認する方法はありますか?
A. GPSによる配布報告を使えば、実際にスタッフが歩いたルートや日時を地図上で確認でき、指示したエリア・期間と照合できます。発注時に「GPS報告あり」「報告書の提出期限は配布完了後〇日以内」と指示書に明記しておくと確実です。なお報告はあくまで配布の実施状況を示すものなので、反響の有無は別に自店側で計測する必要があります。
Q. 指示書を細かく書きすぎると、追加料金が上乗せされたり割高になりませんか?
A. 除外指定が極端に多い場合や特定物件のみを狙う配布は作業効率が落ちるため、料金の目安が上がることはあります。一方で、エリアや対象物件が明確だと業者側が必要な人員と日数を正確に読めるため、見積りの精度が上がり「思ったより広かった」といった後出しの追加費用は起きにくくなります。料金はエリア・枚数・時期によって変動するので、指示書を添えて見積りを取り、追加費用が発生する条件も書面で確認しておくと安心です。


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