ポスティング配布報告書の形式とチェック項目|法人提出の実務ガイド

ポスティングの配布報告書に必要な項目(配布日・エリア・枚数・配布方法・担当体制・GPSログ・写真)と、受領後の確認手順を解説。法人の社内報告や取引先提出に使える形式、提出タイミング、保存方法まで実務目線でまとめました。

配布報告書は、いつ・どこへ・何枚・どの方法で配布したかを記録した実施証跡の書類です。配布日、エリア、枚数、配布方法、担当体制、GPSログ、配布写真の7項目を押さえることが基本とされています。

この記事でわかること

  • 法人が配布報告書を求められる場面と未配抑止の役割
  • 報告書に必ず含めたい基本7項目と記載の粒度
  • GPSログ・配布写真で分かること、分からないこと
  • 推奨記載項目と、提出タイミング・保存の考え方

ポスティングを外注したとき、担当者が社内や取引先に提出するのが「配布報告書」です。上司や本部、あるいは広告主である取引先から「本当に全部配り切ったのか」「どのエリアに何枚入れたのか」と問われたとき、口頭の説明だけでは説得力がありません。配布報告書は、実施内容を事実ベースで可視化し、社内説明と未配防止の両方を支える実務資料です。

この記事では、法人として提出する配布報告書に含めるべき項目、受け取った側が何をどの順番でチェックすべきか、提出タイミングと保存ルールまでを実務目線で整理します。GPSログや配布写真といった客観データの読み方、報告書に誇張を書かないための考え方もあわせて解説しますので、はじめてポスティングの報告書を扱う販促担当の方も、既存業者の報告内容を見直したい方も、そのままチェックリストとして使える内容です。

目次

配布報告書とは何か|法人が提出を求められる理由

配布報告書とは、ポスティング会社が「いつ・どこへ・何枚・どの方法で」チラシを配布したかを記録し、発注者へ提出する実施証跡の書類です。日報や作業完了報告書と呼ばれることもありますが、法人取引で求められるのは、単なる「完了しました」という連絡ではなく、第三者が見ても配布実態を追える客観的な記録です。GPSログ、配布エリアの地図、配布枚数の内訳、作業日、配布方法(軒並み/集合住宅中心/エリア指定)、現場写真などが揃って、はじめて報告書として機能します。

ポスティングは「配ったことが外から見えない」業務

ポスティングは、折込チラシのように新聞社の記録が残るわけでも、Web広告のように管理画面でインプレッション数が確認できるわけでもありません。発注者は配布現場に立ち会えないため、原理的に「配られたかどうか」を自力で検証しにくい業務です。だからこそ、実施の裏づけを文書と客観データで残す必要があります。口頭の「配り終わりました」や請求書だけでは、金額の根拠は示せても、実施の事実そのものを証明する資料にはなりません。

法人が報告書を必要とする3つの場面

  • 社内稟議・予算の説明責任:販促費を承認した上長や経理部門に対し、「承認した金額が計画どおりの枚数・エリアで執行された」ことを示す資料が要ります。報告書がないと、支出の妥当性を担当者個人の説明に頼ることになります。
  • 本部・フランチャイズ本部への実績報告:多店舗展開では、店舗ごとの配布枚数・エリアを本部が横並びで管理します。書式が揃った報告書があれば、店舗間の比較や販促費の配分見直しに直接使えます。
  • 広告代理店・クライアントへの納品物:代理店が中間に入る場合、報告書はそのまま納品物の一部です。クライアントに転送できる体裁(配布日、エリア地図、枚数、写真)であるかが、代理店側の信用に直結します。

未配リスクと、報告書が持つ抑止力

ポスティング業界で最も警戒されるのが、配らずに破棄する「未配」です。報告書の提出が前提になっていると、配布員は配布ルートや作業時間の記録を残しながら動くことになり、作業そのものの透明性が上がります。つまり報告書は、事後の確認資料であると同時に、事前の抑止装置でもあるのです。発注側としても、ポスティングの配布証拠を残す方法を発注前に取り決めておくと、トラブル時の対応が格段に楽になります。

報告書は「後から効いてくる」社内資産

報告書の価値は提出時点で終わりません。実務では次のような場面で効いてきます。

  1. 翌期の予算申請:過去の配布エリア・枚数・時期が残っていれば、「前回はこの範囲で◯万枚、反響は◯件」という具体的な根拠をもとに増減を提案できます(数値はあくまで自社実績の目安として扱います)。
  2. 効果検証:問い合わせ件数や来店数と配布日・エリアを突き合わせることで、どのエリアが反応しやすいかを判断できます。報告書の日付とエリア情報が粗いと、この照合ができません。
  3. 経費の説明・社内保存資料:広告宣伝費として計上した支出について、実施内容を示す資料を社内規程に沿って保存しておくと、監査や内部確認の際に説明が早く済みます。

つまり配布報告書は、「支払いの正当性」「実施の証明」「次回の判断材料」という3つの役割を一枚で担う書類です。次章では、その報告書に必ず含めておきたい基本項目を具体的に整理します。

報告書も任せられる配布、次の一手は?

3問に答えるだけで、配布報告まで見据えた次の進め方がわかります(約30秒)

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診断結果:サイズ・エリア・枚数から費用の目安をつかむのがおすすめです

まずはチラシのサイズと配りたいエリア、枚数の条件を整理し、配布費用の目安を出して比べてみましょう。条件を揃えて並べると、配布方法やGPSログ・配布写真など報告内容の違いも見えてきます。気になる点は問い合わせの段階で確認でき、社内の稟議資料づくりにも役立ちます。

サイズ・エリア・枚数から参考見積もりを出す

診断結果:エリアと枚数を伝えて見積りと配布プランの相談がおすすめです

配布するエリアと枚数が見えているなら、具体的な見積りと配布プランの相談に進みましょう。町丁目単位のエリア指定や配布方法、GPSログ・配布写真を含む報告書の形式、提出タイミングまで発注時に取り決めておくと、社内や取引先への報告がまとめやすくなります。継続配布のローテーション設計もあわせて相談できます。

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配布報告書に必ず含めるべき基本項目7つ

配布報告書は「配りました」という一文では成立しません。社内稟議や取引先への説明に耐えるには、第三者が読んでも事実関係を追える粒度が必要です。ここでは法人提出で必須となる7項目を、なぜ必要かとどこまで書くかのセットで整理します。

①配布日(開始日・終了日・日別内訳)

「◯月第2週」ではなく、開始日と終了日を日付で明記します。複数日にまたがる場合は日別に枚数を割り付けた内訳を添えると、反響の立ち上がり日と配布日を突き合わせた効果検証ができます。雨天順延があった場合も当初予定と実績の両方を残します。

②配布エリア(市区町村・町丁目単位)

「◯◯市周辺」では検証に使えません。町丁目単位で列挙し、可能なら地図上の色分け画像を添付します。次回ローテーションを組む際、重複配布や未配布エリアの把握に直結するため、エリア表記の粒度は報告書の価値を大きく左右します。

③配布枚数(契約枚数・実配布枚数・差異と理由)

契約枚数と実配布枚数を並記し、差異があれば必ず理由を書きます。空き家の増加、配布禁止物件の増加、区画の世帯数見込み違いなど、原因は具体的に。概算で丸めた数字より、根拠のある実数のほうが信頼されます。不足を隠さず書くことが、長期取引では最も効きます。

④配布方法

軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定/事業所配布のいずれかを明示します。あわせて、お断り表示のある物件の除外方針を記載しておくと、苦情発生時に対応の妥当性を説明しやすくなります。

⑤担当体制

配布スタッフの人数、管理責任者名(または担当者コード)、1人あたりの担当エリアを記載します。1人で非現実的な枚数を担当していないかは、品質を判断する重要な手がかりです。

⑥GPSログ

配布スタッフの移動軌跡データを添付します。取得方法(専用アプリ・記録間隔)と、建物内や高層階では測位がずれる場合があるという精度の考え方も併記しておくと、受け取る側が誤解しません。

⑦配布写真

投函状況、配布物の現物、エリアの様子を撮影した写真を添えます。日時情報が残る形が望ましく、枚数は数点で十分ですが、エリアが広い場合は区画ごとに分散させます。

あわせて入れたい推奨項目

  • 配布物の名称・サイズ・部数(A4両面カラー/B5など)
  • 当日の天候、中断や順延の有無とその時間帯
  • クレーム発生の有無、内容、対応結果と再発防止策
  • 残部の枚数と処理方法(返却・保管・廃棄のいずれか)

これらは必須ではありませんが、社内で「なぜ枚数が足りないのか」「苦情は来ていないか」と必ず聞かれる項目です。先回りして記載しておけば、確認の往復が減り、報告書一枚で稟議が通る状態に近づきます。

GPSログと配布写真の見方|客観データで何が分かるか

配布報告書の信頼性を大きく左右するのが、GPSログと配布写真という客観データです。ただし、これらは万能の証明書ではありません。何が分かり、何が分からないのかを正しく理解したうえで使うことが、社内説明でも取引先への報告でも説得力につながります。

GPS報告の仕組み

GPS報告は、配布スタッフが携帯する端末の位置情報を一定間隔で記録し、移動軌跡(トラッキングログ)として地図上に表示する仕組みです。報告書には、配布日ごとの軌跡画像、開始・終了時刻、担当エリアが添付されるのが一般的です。株式会社ポスティングくんでもGPSによる配布報告に対応しており、「本当に配ったか」を発注者側が目で確認できる体制を取っています。

ログから読み取れる3つのポイント

  • 指定エリア内を歩いているか:発注時の配布エリア地図と軌跡を重ねて、範囲外に大きくはみ出していないか、逆に一部の町丁目が空白になっていないかを見ます。
  • 滞在時間と枚数のバランス:たとえば1人が1時間で配れる枚数には現実的な上限があります。報告枚数に対して作業時間が極端に短い場合は、内訳の確認が必要です。
  • 移動の自然さ:短時間で広範囲を直線的に移動している軌跡は、徒歩配布ではなく移動中の記録である可能性があります。移動と配布の区別がつく形式かを確認しましょう。

GPSログで読み取れないこと

一方で、GPSログは「その場所の近くに人がいた」ことを示すものであり、1軒ごとの投函の有無までを証明するものではありません。また、高層の集合住宅内や地下、ビルの谷間では測位が数十メートル単位でずれたり、軌跡が途切れたりすることがあります。こうしたズレを即座に「未配布」と判断すると、現場との信頼関係を損ないます。ログは「おおむね計画どおり作業されたか」を見る指標と位置づけ、違和感がある箇所だけを質問する運用が現実的です。より多角的に裏づけを取りたい場合は、ポスティングの配布証拠を残す方法も併せて確認しておくとよいでしょう。

配布写真は何を撮るべきか

写真は、ログだけでは分からない現場の状況を補完します。報告書に添付されると有効なのは次のような写真です。

  1. 配布前の配布物(チラシの表裏、折り加工の状態が分かるもの)
  2. 集合住宅の集合ポスト周辺の全景(棟名やポスト列が分かる引きの画角)
  3. エリアの目印となる場所(交差点名、公園、主要道路など位置が特定できるもの)

プライバシーへの配慮

一方で、個人宅の表札や部屋番号、ポストの中身が特定できる撮り方は避けるべきです。投函の瞬間を接写した写真は、証拠性が高いように見えて、居住者の氏名や生活状況が写り込むリスクを伴います。報告書を社外に共有する場面も想定し、引きの画角・個人情報が写らない構図を基本ルールとして委託先と共有しておきましょう。写真は枚数を競うものではなく、エリアごとに数カットあれば十分に実務的な裏づけになります。

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報告書を受け取ったら|担当者が行う確認手順6ステップ

配布報告書は「受け取って保管する」だけでは意味がありません。社内説明や次回の改善につなげるには、受領後に一定の手順で確認することが重要です。ここでは法人担当者が実務で使える6ステップを紹介します。毎回同じ順序で確認すれば、見落としが減り、業者との認識齟齬も早期に解消できます。

ステップ1:契約内容と報告書を突合する

発注書・見積書・配布指示書を並べ、エリア・枚数・配布方法・配布期間の4点が報告書と一致しているかを確認します。特に「軒並み配布」「集合住宅集中」「エリア指定」など配布方法の指定は、報告書上の記載と食い違いやすい箇所です。

  • 指定した市区町村・丁目が過不足なく記載されているか
  • 戸建て/集合住宅の内訳が指示と合っているか
  • 開始日・完了日が契約期間内に収まっているか

ステップ2:実配布枚数と契約枚数の差異を確認

実配布枚数が契約枚数を下回る場合、天候・配布不可物件の増加・世帯数の見込み差など理由があります。差異の理由と精算方法(返金・次回繰越・追加配布)は必ず書面やメールで確認し、口頭了承で終わらせないことがポイントです。上振れしている場合も、追加請求の有無を確認しておきます。

ステップ3:配布エリアの地図を確認する

添付地図を見て、指定外エリアへの配布や、同一エリアへの重複配布が起きていないかを確認します。商圏外への配布は反響単価を悪化させ、同一世帯への短期間の重複投函はクレームの原因にもなります。複数店舗で同時配布した場合は、店舗間でエリアが重なっていないかも併せて点検しましょう。

ステップ4:GPSログと作業時間の整合を見る

GPSログの日時が報告されたスケジュールと一致しているか、軌跡に不自然な点がないかを確認します。

  • 枚数に対して作業時間が極端に短くないか
  • 住宅地を飛ばして幹線道路だけを移動していないか
  • 同じ区画を何度も往復していないか

疑問が出たら、配布証拠の確認手順も参考に、該当日時・該当区画を特定したうえで事実確認を依頼します。

ステップ5:写真と報告内容の整合を確認

配布写真の撮影日時・枚数・写っている建物や街並みが、報告されたエリアや日程と矛盾しないかを見ます。すべての写真を精査する必要はありませんが、エリアごとに数枚ずつ抜き取りで確認するだけでも精度は上がります。

ステップ6:クレーム・お断り表示・残部の処理

最後に、クレームの有無とその対応記録、「チラシお断り」表示物件への対応方針、残部の返却・保管・廃棄の処理を確認します。クレームが発生していた場合は、件数だけでなく内容と初動対応まで記録しておくと、次回の配布エリア設計に活かせます。

疑問が出たときの問い合わせ方

不明点があっても、感情的に詰めるやり取りは解決を遅らせます。「〇月〇日・〇〇町2丁目のログで作業時間が短く見えるため、経緯を確認したい」のように、日時・エリア・該当箇所を特定して事実確認を依頼するのが実務的です。誠実な業者であれば、配布員への聞き取り結果や補足データを提示してくれます。やり取りはメールなど記録の残る形で行い、報告書と一緒に保存しておきましょう。

提出タイミング・形式・保存方法の実務ルール

配布報告書は「いつ・どんな形で受け取り、どこに保存するか」を決めておくかどうかで、実務の負担が大きく変わります。発注のたびに形式がバラバラでは、社内回覧も効果検証も進みません。発注時点でルールを固めておきましょう。

提出タイミングは発注時に決めておく

もっとも多いトラブルが「報告書がいつ届くか分からない」というものです。配布完了後◯営業日以内という納期を、見積もり・発注の段階で取り決めておくのが基本です。目安としては配布完了後3〜7営業日程度で提出されるケースが多いですが、枚数やエリア数によって変わるため、必ず事前に確認します。

  • 短期・小ロット:配布完了後にまとめて1回提出
  • 長期・大量配布:週次または区域単位で中間報告を設定し、遅延や未配布エリアを早期に把握する
  • キャンペーン連動:クーポン締切・効果検証会議の日程から逆算し、集計に間に合う日を納期に設定する

特に複数エリアを順次配布する案件では、全部終わってから報告が来ると軌道修正ができません。中間報告を挟むだけで、残りのエリアに修正を反映できます。

形式はPDFが基本、データはExcel/CSVで別添

社内回覧や取引先提出を考えると、レイアウトが崩れないPDFが基本形式です。エリア地図、GPSログ画像、配布写真、枚数内訳を1ファイルにまとめてもらうと、メール転送や稟議資料への添付がしやすくなります。

一方で、エリア別の枚数内訳や丁目単位のリストは、Excel/CSVで別添してもらうと分析に使えます。反響データと突き合わせて「どの町丁目が効率よかったか」を計算するには、数値がデータ形式で手元にあることが前提です。ポスティングのKPI設定と効果検証を継続的に回すなら、最初からデータでもらう習慣をつけておくと後が楽です。

社内提出用は1枚サマリーに要約する

受け取った報告書をそのまま上長に回しても、ページ数が多いと読まれません。実務テクニックとして、要点を1枚にまとめたサマリーを自分で作ると稟議が格段に通りやすくなります。記載する項目は次の5つで十分です。

  1. 配布期間(開始日・完了日)
  2. 配布エリア(市区町村・町丁目の代表例)
  3. 配布枚数(予定枚数と実配布枚数)
  4. 費用総額(印刷費・配布費の内訳)
  5. 1枚あたり単価と、反響1件あたりの概算コスト

詳細な地図やGPS画像は添付資料に回し、サマリーで全体像を示す構成にすると、決裁者が短時間で判断できます。

保存は「案件フォルダ単位」でセット保管

報告書だけを保存しても、後から振り返るときに役立ちません。配布物の現物デザインデータ、報告書、請求書、見積書を同じ案件フォルダにまとめて保管します。ファイル名は「日付_エリア_配布物名」のように統一すると、担当者が変わっても検索で辿り着けます。

  • 例:20XX0415_○○市中央区_春のキャンペーン_配布報告書.pdf
  • 保存期間は社内規程や会計書類の保存ルールに合わせて設定する
  • 共有ドライブに置き、担当者個人のPCに残さない

反響データを同じフォルダに紐づける

最後に重要なのが、配布後の反響データを同じ案件フォルダに追記することです。来店数、問い合わせ件数、クーポン回収枚数、Web経由の流入数などを、配布後2〜4週間のタイミングで記録しておきます。

この積み重ねが、次回のエリア選定の根拠になります。「前回このエリアで回収率が高かったから枚数を増やす」「反応が薄かった区域は外す」といった判断が、感覚ではなく実績に基づいて行えるようになります。報告書を提出して終わりにせず、次回計画の一次資料として扱う発想に切り替えることが、継続配布で成果を伸ばす近道です。

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報告書に書くべき言葉・書くべきでない言葉|信頼される報告のコツ

配布報告書は「感想文」ではなく「記録」です。社内稟議や取引先への提出で信頼されるかどうかは、事実のみを、数値と日付で簡潔に書けているかで決まります。主観や予測が混ざった瞬間に、報告書は検証の材料ではなく営業資料に変わってしまい、次回以降の判断材料として使えなくなります。

避けるべき表現の具体例

  • 主観・感想:「好評でした」「反応が良さそうでした」——配布員が受け取り手の反応を正確に把握することはできません。
  • 予測・期待:「今後の反響が期待できます」「効果が見込めます」——報告書ではなく提案書に書く内容です。
  • 根拠のない達成率:実測に基づかない「配布率100%」「完了率99%」。枚数の根拠(持ち出し枚数・残部枚数・GPS走行記録)とセットでなければ意味を持ちません。
  • 配布できなかった事実の省略:除外物件や中止区画を書かないと、後からクレームや枚数の食い違いが出たときに説明できなくなります。

書くべき表現のかたち

原則は「いつ・どこで・何枚・誰が・どうなったか」。そして、できなかったことは必ず理由と対応案をセットで記載します。たとえば次のような書き方です。

  • 「3月12日、午後より降雨のため配布を中断。残3,200枚は3月14日に同一区画で配布完了。」
  • 「お断り表示のある集合住宅18棟・計420世帯を除外。差分は隣接丁目の戸建てへ振替配布。」
  • 「管理規約により投函不可と管理人より申し出があったため、当該物件(96世帯)を除外。次回以降は配布禁止リストへ登録。」

このように、減った枚数の行き先まで書かれていれば、発注者は「枚数が足りない」ではなく「理由があって振り替えた」と理解できます。玄関の貼り紙への対応基準を事前に共有しておくと、除外判断のブレも減ります。

クレーム発生時に記録すべき4項目

  1. 日時と場所(住所・棟名・受付時刻)
  2. 申し出内容(相手の言葉をそのまま要約。評価を加えない)
  3. 対応内容(謝罪・チラシ回収・配布中止の有無、対応者)
  4. 再発防止策(配布禁止リストへの登録、配布員への周知、区画変更)

クレームを報告書に書くと印象が悪くなると考える担当者もいますが、実際は逆です。記録が残っていれば、次回以降に同じ物件で繰り返す事故を防げます。隠された不具合こそが、取引先からの信頼を失う最大の原因になります。

報告書の品質は「発注時」に決まる

どれだけ丁寧に確認しても、契約時に報告形式を決めていなければ、出てくる書類の粒度は業者任せになります。見積段階で次の点を確認しておきましょう。

  • 提出形式(PDF/Excel/Web管理画面)とファイル名の命名ルール
  • GPSログ・配布写真の有無と、どの単位(日別・区画別)で出るか
  • 除外物件やクレームの記載ルール
  • 提出期限(配布完了後◯営業日以内)

なお、ポスティングの料金はエリア・枚数・配布方法・時期によって変動する目安であり、単価だけで比較すると報告体制の差が見えません。単価が数十銭違っても、報告書が曖昧で再配布や説明工数が発生すれば結果的に割高になります。価格と報告体制をセットで比較する——これが法人発注で失敗しないための基本姿勢です。

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まとめ|配布報告書を整えて、社内説明と効果検証を同時に強くする

配布報告書は、単なる「作業完了の連絡」ではありません。発注した枚数が、指定したエリアに、指定した期間で配布されたことを客観的に示す記録であり、社内稟議・取引先報告・次回の施策設計までを支える実務資料です。本記事の要点を、提出する側・受け取る側の双方の視点で整理します。

本記事の要点チェックリスト

  • 必須7項目:件名(案件名)、配布エリアと町丁目、配布枚数(計画/実績)、配布期間・日別実績、配布方法(軒並み/集合住宅/エリア指定)、担当・配布体制、特記事項(配布不可・お断り表示・残部処理)。
  • 受領後の6ステップ:①計画枚数と実績枚数の一致確認 ②エリア区分と地図の照合 ③日別進捗と期間の妥当性確認 ④GPSログの軌跡とエリアの重なり確認 ⑤配布写真の日時・場所の整合 ⑥差異・残部の理由を書面で確認。
  • 提出タイミングと保存:配布完了後に速やかに受領し、PDFで原本保存。ファイル名は「日付_案件名_エリア_枚数」で統一し、年度単位でフォルダ管理。広告費の証憑や効果検証データとひも付けて保管する。
  • 記載は事実ベース:「おそらく」「多めに配布」などの推測・曖昧表現を避け、数字・日付・エリア名で書く。反響や効果の断定も避け、あくまで配布実績の記録として整える。

報告書は「抑止力」であり「次回の資産」

報告書とGPSログを前提に運用すること自体が、未配布や手抜き配布を防ぐ抑止力になります。同時に、どのエリアに何枚配ったかの記録が残っていれば、反響件数と突き合わせて反響単価を算出でき、次回のエリア選定や枚数配分の根拠になります。単発で終わらせず、ポスティングのKPI設定と効果検証の考え方と合わせて蓄積していくと、社内説明の説得力は回を重ねるごとに高まります。

ポスティングくんの配布報告と対応範囲

  • GPSによる配布報告で、どのエリアをいつ配布したかを客観データで確認できます。
  • 全国対応。複数拠点・多店舗の案件もまとめて依頼できます。
  • 明朗会計で追加料金なし。見積り段階で費用の内訳を提示します。
  • 小ロットから大量配布まで対応。テスト配布から全域配布まで設計可能です。
  • 軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定など、目的に応じて配布方法を選べます。

料金はエリア・枚数・配布方法・時期によって変動するため、ここでお伝えできるのはあくまで目安です。正確な金額は、配布希望エリアと枚数をお知らせいただければ無料でお見積りいたします。配布報告書のサンプル形式や、社内稟議で必要な報告項目のご相談も承っていますので、「この項目を報告書に入れてほしい」というご要望があれば事前にお申し付けください。

無料査定・法人向けお見積りはお気軽にどうぞ。配布エリア・枚数・希望時期をお伝えいただくだけで、費用目安と配布スケジュール、提出する配布報告書の形式までまとめてご案内します。ご相談・お見積りはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。


よくある質問(FAQ)

Q. ポスティングの配布報告書はいつまでに提出してもらうべきですか?
A. 一般的には配布完了から3〜7営業日以内が目安で、発注時に提出期限を契約書や発注書に明記しておくと安心です。社内稟議や本部報告の締切が決まっている場合は、その日付から逆算して業者に伝えておくとスムーズです。複数日にまたがる大型案件では、途中経過の中間報告をもらう取り決めにしておくと未配リスクの早期発見につながります。
Q. GPSログが付いた配布報告書は追加料金がかかりますか?
A. 業者によって扱いは異なり、標準サービスに含まれる場合と、オプション扱いで別料金になる場合があります。ポスティングくんではGPSによる配布報告を標準でご用意しており、追加料金なしの明朗会計を基本としていますが、枚数・エリア・配布方法によって総額は変動するため、必ず事前見積りで確認してください。料金はあくまで目安として捉え、見積書の内訳に報告書作成費が含まれるかをチェックするのが確実です。
Q. 配布報告書を見れば、チラシの反響率まで分かりますか?
A. 報告書で分かるのは「いつ・どこへ・何枚・どの方法で配ったか」という実施の事実までで、反響率そのものは示されません。反響を測るには、配布日・エリアと問い合わせ件数や来店数を自社側で突き合わせる作業が必要です。業種やエリア、チラシ内容によって結果は大きく変わるため、一般的に言われる反響率の数値も目安として扱い、自社の実績データを蓄積して判断材料にすることをおすすめします。


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