ポスティング予算100万円で全国複数店舗に配布する設計手順と単価目安

予算100万円で全国の複数店舗にポスティングする際の配布設計を実務解説。店舗ごとの商圏設定、都市部と地方の単価・日数差、予算配分、時期の一斉/分散判断、GPS報告の一元管理まで手順化してご紹介します。

「全国の各店舗でチラシを配りたいが、予算100万円をどう割り振ればいいのか分からない」「店舗ごとに業者を探すと発注も請求もバラバラで管理しきれない」——複数店舗・フランチャイズ本部の販促責任者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。1店舗単位のポスティングと、10店舗・50店舗を同時に動かす全国規模の配布は、考え方がまったく異なります。枚数が増えれば単価は下がりやすい一方で、都市部と地方では配布単価も配布日数も変わり、同じ枚数でも消化スピードに差が出ます。

この記事では、予算100万円規模を前提に、店舗ごとの商圏設定から1店舗あたりの予算配分、配布時期を一斉にするか分散するかの判断基準、実施後の報告書の一元管理までを手順として整理します。あわせて、まとめ発注で単価が下がる理由や、全国の窓口を一本化することで発注・請求・進捗確認の手間がどれだけ減るのかも具体的に解説します。料金はあくまで相場レンジの目安であり、エリア・枚数・時期によって変動する点を前提にお読みください。

目次

予算100万円規模のポスティングでまず決めるべき3つの前提

ポスティング予算100万円で全国の複数店舗に配布する場合、最初にやりがちな失敗が「1枚いくらだから何枚配れる」という枚数からの逆算です。大規模配布では、枚数は最後に出てくる結果であって、出発点にはなりません。先に決めるべきは①目的、②対象店舗の優先度、③評価指標の3つです。この3点が曖昧なまま発注すると、配布は完了しても「効果があったのか分からない」という状態になり、翌期の予算獲得にもつながりません。

① 目的を1つに絞る

目的は大きく、新規顧客の獲得、リニューアル・改装の告知、既存商圏での再想起(思い出してもらう)、新店オープン告知に分かれます。目的が違えば、配布エリアも紙面も枚数も変わります。たとえば新店オープンなら店舗至近の高密度エリアに厚く、既存商圏の再想起なら過去の来店データがある地域に薄く広く、といった設計になります。全国一律の紙面で全目的を兼ねようとすると、どの店舗でもメッセージがぼやけます。店舗群ごとに目的を分け、紙面もその単位で分けるのが現実的です。

② 対象店舗を3分類して優先度をつける

100万円を全店に均等配分するのは、最もありがちで最も成果が出にくいパターンです。20店舗あれば1店5万円、都市部なら数千枚程度で終わり、商圏内の世帯に1回届いて終了。これでは反響も検証もできません。対策として、店舗を次の3分類に分けます。

  • 重点店:売上規模が大きい、伸びしろがある、または立て直しが必要な店舗。予算の5〜6割を集中投下し、同一エリアに複数回配布する。
  • 維持店:安定している店舗。年1〜2回の再想起目的で最小限の枚数に絞る。
  • テスト店:新しい訴求・エリア条件を試す店舗。少枚数で仮説検証を行い、結果を重点店に横展開する。

この分類を先に決めておくと、社内での予算配分の説明もしやすくなります。エリア単位の絞り込み手順はポスティング配布エリアの優先順位の付け方も参考になります。

③ 評価指標を配布前に決める

評価指標は、来店数、クーポン・持参チラシの回収率、Web予約数、電話問い合わせ数などから、店舗側が確実に集計できるものを選びます。チラシに店舗別のQRコードや専用電話番号、クーポンコードを入れておくと、全国複数店舗でも反響の出方を比較できます。反響率は業種・エリア・時期により幅があり、一般的な目安として0.01〜0.3%程度とされますが、これはあくまで目安で、保証される数値ではありません。重要なのは絶対値より、店舗間・回次間の差を自社データとして蓄積することです。

内訳(配布費・印刷費・デザイン費)を最初に把握する

全国規模の発注で見落としやすいのが費用の内訳です。100万円は「配布費100万円」ではありません。デザイン費、印刷費、折り加工、各エリアへの発送費が乗り、配布に回せる金額が想定より2〜3割減るケースがあります。目安としては配布費70〜80%、印刷費20〜25%、デザイン費は残り数%という配分で計画すると、枚数の見通しが立てやすくなります。デザイン・印刷・配布を別々に発注すると、各社への発送調整や納期管理の手間も増えるため、ワンストップで発注できる体制のほうが総コストとスケジュールを見通しやすくなります。

いきなり全額を投じない:2段階設計

100万円を一度に使い切る必要はありません。まず15〜20万円程度でテスト店・テストエリアに配布し、反響率と紙面の反応を確認したうえで、残額を本配布に回す2段階設計が安全です。テストで得られるのは反響率だけでなく、配布日数の実績、集合住宅比率、苦情の有無といった運用情報でもあります。これらを本配布の指示内容に反映させることで、同じ予算でも成果の再現性が高まります。料金は枚数・エリア・時期によって変動するため、複数パターンの見積りを取って比較するとよいでしょう。

配布費用の目安を、先に知っておきませんか?

サイズ・エリア・枚数を選ぶだけで、配布費用の目安がその場で出ます。見積り依頼にもそのまま引き継げます。

料金シミュレーターで計算する →

店舗ごとの商圏設定:半径ではなく「行動導線」で切る

全国複数店舗のポスティングで最も反響差が生まれるのが、店舗ごとの商圏設定です。予算100万円を均等に割っても、商圏の切り方が甘い店舗は反響が伸びず、結果として「全国平均では効果が曖昧」という評価になりがちです。まずは業種別の商圏目安を押さえたうえで、地図上の半径円ではなく生活者の行動導線で調整していきます。

  • 飲食・美容室:徒歩10〜15分圏=半径500m〜1km程度
  • 学習塾:通学圏=半径1〜2km(小学校・中学校の学区が基準)
  • 整体院・治療院:半径1〜2km(自転車・徒歩で通える範囲)
  • 不動産・住宅リフォーム:半径3〜5km(検討期間が長く広域でも反応あり)
  • 大型小売・ホームセンター:車で10〜15分圏(幹線道路沿いは広がる)

ただし、これらはあくまで目安です。半径円で機械的に切ると、川・線路・幹線道路・山・大規模工場などで商圏が分断され、「地図上は近いが実際には来店しない世帯」に予算を使ってしまいます。駅までの動線、通学路、生活道路の流れ、競合店の位置を地図に重ね、円を歪ませる作業が必要です。

①候補エリアの棚卸し

店舗を中心に町丁目単位で候補を書き出し、実際の来店客の住所データ(会員情報・アンケート・デリバリー履歴など)と突き合わせます。既存客が集中している方角は「伸ばすエリア」、まったく来ていない方角は「分断要因があるエリア」と仮説を立てます。

②世帯数と住宅形態の確認

町丁目ごとの世帯数、戸建て比率、集合住宅比率、単身/ファミリー構成を確認します。同じ1万世帯でも、戸建て中心のエリアと単身向けワンルーム中心のエリアでは、配布効率も反響も大きく変わります。世帯構成データを使ったエリア設計を取り入れると、店舗ごとの優先順位づけが客観的になります。

③競合との重複エリアの調整

複数店舗を展開していると、自社店舗同士の商圏が重なる「カニバリ」が起こります。同じ世帯に同じチラシが2回届けば、費用は二重でも反響は増えません。重複エリアは主担当店舗を決め、もう一方は配布対象から外す、あるいは訴求内容(店舗名・地図・電話番号)を変えて出し分けるのが実務的です。競合他社の店舗位置も重ね、真正面で戦うより自社が近いエリアを厚く押さえる判断が有効です。

配布方法は店舗ごとに指定する

商圏が決まったら、配布方法を選びます。

  • 軒並み配布:エリア内をくまなく回る。認知拡大や新規オープン時など「面で押したい」場面に向く
  • 集合住宅集中:マンション・アパートを中心に配布。単身層やファミリー層を狙うとき、また1時間あたりの配布効率が高く単価を抑えたいときに有効
  • エリア指定:戸建て比率や住宅グレードに合わせて町丁目単位で絞る。住宅・リフォーム・学習塾など、対象世帯が明確な業種向き

全国展開では、都心の店舗は集合住宅中心、地方郊外の店舗は戸建て中心と住宅形態がまったく異なります。本部が一律のマニュアルで「全店軒並み配布」と指定すると、どちらかの店舗で必ず無駄が出ます。店舗別に配布方法を指定し、指示書に落とし込むのが正解です。ポスティングくんでは軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定を店舗ごとに選べるため、全国分をまとめて発注しながら、店舗単位で最適な配り方に調整できます。

都市部と地方の地域差:単価・配布日数・消化枚数はどう変わるか

全国複数店舗のポスティングで見積りが読みにくくなる最大の要因は、地域差です。同じ「1万枚」でも、政令指定都市の駅前商圏と、郡部の戸建て中心エリアでは、単価・配布日数・そもそも配れる枚数の上限がまったく違います。ここを均一に想定したまま予算100万円を割り振ると、「一部の店舗だけ枚数が消化できず期末に余る」「逆に都市部は2週間で配り終わって次の一手がない」という事態が起こります。

配布単価の相場レンジは、あくまで目安として1枚あたり3〜10円程度です。軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定(セグメント配布)といった配布方法、都市部か地方か、1回あたりの枚数規模、チラシのサイズや紙厚によって変動し、同じ条件でも時期によって動きます。エリア・枚数・時期で変わる前提で、店舗ごとに個別見積りを取るのが基本です。単価差の背景はポスティング単価と人口密度の関係も合わせて確認しておくと社内説明がしやすくなります。

配布可能世帯数の上限を先に確認する

地方では、商圏内の配布可能世帯数そのものが少なく、1店舗で10万枚を配れないエリアが実際にあります。「予算があるから枚数を増やす」という発想は都市部でしか通用しません。発注前に次を確認してください。

  • 商圏内の総世帯数と、投函お断り・管理会社NGを除いた有効投函先の概数
  • 同一エリアに年何回まで重ねて配れるか(同じ世帯への再配布間隔)
  • 集合住宅比率と戸建て比率(都市部はオートロックで有効先が減りやすい)

地方は期間を長めに取る

都市部は世帯密度が高く、配布員1人あたりの1日消化枚数が伸びやすいため、短期間で配り切れます。一方、地方は戸建て中心で1軒ごとの移動距離が長く、同じ枚数でも配布日数が1.5〜2倍程度に伸びるのが一般的な目安です。全国一斉施策を組むときは、地方店舗の開始日を前倒しし、都市部を後ろに寄せると着地が揃いやすくなります。

政令市/県庁所在地/郡部の3層で単価想定を分ける

予算設計では、全国を3層に分けて単価と日数の前提を置くと精度が上がります。

  1. 政令市・大都市圏:単価は高めになりやすいが消化は早い。集合住宅対策が鍵。
  2. 県庁所在地・中核市:戸建てと集合住宅が混在。標準的な前提を置く層。
  3. 郡部・人口の少ない市町村:枚数上限が低く、日数と移動コストを見込む。

加えて、雨天・降雪は配布日数を直接押し上げます。年末年始、新学期前の3月、下半期スタートの9月などは依頼が集中する繁忙期で、希望日程の枠が埋まりやすく、単価も動きやすい時期です。全国複数店舗をまとめて動かす場合は、遅くとも配布開始の1〜2か月前に枠を確保し、天候による予備日を各エリア3〜5日程度組み込んでおくと、スケジュール全体が崩れにくくなります。

🖨 印刷だけのご依頼もOK。A4両面カラー1万〜3万枚は全国最安値クラスでお受けします →

100万円の予算配分シミュレーションと1店舗あたりの考え方

予算100万円を全国の複数店舗に配分する際、最も避けたいのは「店舗数で均等に割って、各店1回だけ薄く配って終わり」というパターンです。ここでは代表的な3つの配分モデルを目安として示します。単価・枚数はエリアの人口密度や配布方法、時期によって変動するため、あくまで設計の型としてご覧ください。

例A:10店舗均等型(全店の底上げが目的)

  • 1店舗あたり約10万円、配布単価@5円想定で約2万枚/店舗(印刷費別なら枚数は減ります)
  • 2万枚を一度に配らず、月1回×3回程度に分割(1回あたり約6,000〜7,000枚)
  • 全店で同じ条件にすることで、エリア差・店舗力の差を比較しやすい

新規施策の初年度や、どの店舗が伸びるか読めない段階に向いた配分です。結果データが揃えば翌期の重点配分の根拠になります。

例B:重点配分型(実績に基づくメリハリ)

  • 重点3店舗に合計50万円(1店舗約17万円/3〜4万枚規模)
  • 維持5店舗に合計30万円(1店舗6万円/1万枚強を年数回)
  • テスト2店舗に20万円(新商圏・新訴求の検証枠)

過去の反響実績や商圏人口が明確な場合は、この型が費用対効果を出しやすくなります。テスト枠を必ず残すのがポイントです。

例C:新店オープン集中型

新規出店がある期は、オープン店に40〜50万円を1〜2か月に短期集中させ、既存店は維持配布(各5〜8万円)に留める設計が有効です。認知ゼロの状態は反復接触の効果が大きいため、オープン前告知→オープン週→2週間後のフォローと3波に分けます。

1店舗あたりの「最低有効枚数」と頻度設計

同じ10万円を使うなら、広いエリアに1回薄く配るより、絞った商圏に複数回重ねる方が想起されやすくなります。目安としては、同一エリアに月1回×3か月の反復を1セットと考え、1回あたり5,000〜10,000枚を確保できる商圏サイズに絞るのが現実的です。商圏の切り分け方はポスティング配布エリアの優先順位の付け方も参考になります。

印刷費を抑える実務テクニック

印刷は部数が増えるほど1枚単価が下がります。全国複数店舗なら、次の方法で全社合算のロットを作れます。

  1. 版下(デザイン)を全店共通化し、商品・キャンペーン訴求は統一する
  2. 差し替えるのは店舗名・住所・電話番号・地図・クーポン番号のみ
  3. クーポン番号や二次元コードを店舗別に変え、反響の出どころを計測する

これにより制作費も1回分で済み、店舗ごとに一から作る場合と比べて総額を圧縮できます。

予備費を10%残す

100万円のうち約10万円は予備費として残し、初回配布の反響を見てから追加投下する運用をおすすめします。反応の良かったエリアに重ねる、逆に反応の薄いエリアは打ち切るという判断ができ、結果的に1件あたりの獲得コストを下げやすくなります。

配布時期は一斉か分散か:判断基準と全国スケジュールの組み方

予算100万円規模で全国複数店舗にポスティングを行う場合、同じ枚数・同じ単価でも「いつ配るか」で結果は大きく変わります。判断軸はシンプルで、全国で同じ話題を同時に作りたいか、それとも検証しながら反響を受け止めたいかです。

一斉配布が向くケース

  • 全国一斉キャンペーン・周年セールなど、期間限定のオファーを全店で揃えるとき
  • TVCMやWeb広告、SNS投稿と連動させ、接触回数を短期間に重ねたいとき
  • 季節商材(夏物・年末商戦・新生活など)で、需要のピークが全国ほぼ同時のとき
  • 本部側でコールセンターや予約システムを一元化し、問い合わせを受けきれる体制があるとき

分散配布が向くケース

  • 反響対応の人員が店舗ごとに限られ、同時に問い合わせが集中すると取りこぼすとき
  • 地域によって繁忙期がずれる業種(進学・受験、車検、空調、引越しなど)
  • 紙面やオファーをテストしながら改善したいとき
  • 予算を月割りして、期をまたいで平準化したいとき

分散の具体パターン

  1. エリア別ずらし配布:関東→関西→中部→九州のように、2〜3週ずつ間隔を空けて実施。反響の立ち上がりを見ながら次の配布に進められます。
  2. 重点店先行型:反響が読める主力店を先に配布し、反響率や来店単価を確認してから残りの店舗へ展開。紙面の差し替えもこの段階で行えます。
  3. 月次ローテーション:全店を3〜4グループに分け、毎月1グループずつ配布。年間で各店が3〜4回接触する設計になり、認知の維持に向きます。

反響の受け入れ体制と配布日を合わせる

ポスティングの反響は、投函された翌日から1週間ほどに集中しやすい傾向があります。せっかく問い合わせが来ても電話に出られない、予約枠が埋まっている、在庫が切れているという状態では機会損失になります。配布日が決まったら、店舗側に「配布開始日と対象エリア」を事前共有し、シフトを厚くする・予約枠を空けておく・在庫を前倒しで補充するところまでセットで指示しておきましょう。配布指示の内容を本部で標準化しておくと店舗間のばらつきも防げます(ポスティング指示書の書き方も参考になります)。

印刷納期から逆算するスケジュール(目安)

  1. 企画・オファー決定:配布開始の6〜8週前
  2. デザイン制作・店舗別情報(住所・電話・地図)の差し替え確認:4〜6週前
  3. 印刷入稿〜納品:2〜3週前(部数や加工内容、時期により変動)
  4. 配布エリア確定・業者への発注:2週前まで
  5. 配布実施:天候不良や繁忙期を想定し、予定期間+3〜7日のバッファを確保

梅雨・台風期や真夏・年末は配布日数が伸びやすく、印刷会社の繁忙期(年末や年度末)は納期も延びがちです。逆算の起点を「配布開始日」ではなく「反響を受けたい日」に置くと、無理のない計画になります。

また、全国を店舗ごとに別業者へ依頼すると、見積り取得・条件のすり合わせ・報告書のフォーマット統一に相当な工数がかかります。窓口を1社にまとめれば、配布日程の調整もエリア変更の相談も一本化でき、本部の担当者はスケジュール管理と紙面の改善に時間を使えます。全国スケジュール表(店舗名/エリア/枚数/配布開始日/完了予定日/報告受領日)を1枚で管理できる状態を目指しましょう。

🧮 サイズ・エリア・枚数を選ぶだけで、配布費用の参考見積もりがすぐ出せます →

報告書の一元管理とコスト最適化:GPS報告・明朗会計・窓口一本化

複数店舗・全国規模でポスティングを回すとき、本部が最も頭を抱えるのは「本当に配られたのか」の確認と、報告フォーマットが店舗ごとにバラバラになることです。店舗が個別に地場業者へ発注すると、A店はエクセル、B店は口頭報告、C店は報告なし——という状態になり、予算100万円を投じても店舗間比較ができません。まず整えるべきは、全店で同じ粒度の報告が上がってくる仕組みです。

GPS配布報告で「配布の事実」を可視化する

GPSによる配布報告があれば、配布員が実際に歩いたルートと実施エリアを地図上で確認できます。本部としては、店舗ごと・エリアごとの配布状況を同じフォーマットで並べて見られることが最大の利点です。報告書には次の項目を必ず含めるよう、発注時の指示書で統一しておきます。

  • 配布日・配布時間帯(昼夜どちらで実施したか)
  • 配布エリア(町丁目単位)と対象店舗名
  • 配布枚数(指示枚数と実配布枚数の差異)
  • 配布方法(軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定)
  • GPSログ(ルート画像・実施範囲)
  • 担当者コメント(天候、投函不可物件、気づいた点)

本部KPI管理表への転記と店舗別比較

報告書が揃ったら、本部側で一枚のKPI管理表に転記します。運用手順はシンプルに固定するのがコツです。

  1. 店舗名・配布日・エリア・配布枚数・配布方法を行単位で入力
  2. チラシに刷った店舗別クーポン番号やQRの計測値を回収数として入力
  3. 反響率(回収クーポン数÷配布枚数)を自動計算し、店舗別・エリア別に並べる
  4. 上位エリアは次回増枚、下位エリアは訴求変更または配布エリア差し替えを判断

同じ紙面・同じ時期で配れば、差が出た要因は商圏特性か配布方法に絞り込めます。2〜3回繰り返すと、店舗ごとの「効くエリア」が見えてきます。

本部として整備すべきクレーム対策ルール

全国展開企業ほど、ブランドへの影響を考えたリスク管理が必要です。投函禁止・チラシお断りの表示がある住戸や集合住宅には投函しない、管理規約や管理会社の指示に従う、といった基本を業者と文書で共有しておきます。加えて、苦情が入った際の一次対応を本部窓口に集約し、除外リストへ即時反映する流れを決めておくと、店舗スタッフが判断に迷いません。ポスティング苦情の対応フローを事前に整理し、同一世帯への過度な重複投函を避ける配布間隔(例:同エリアは最低3〜4週間空ける)もルール化しておくと安心です。

コストが下がる理由と予算管理のしやすさ

複数店舗を一括で発注すると、単価が下がりやすい理由があります。配布エリアを商圏データで最適化して無駄打ちを減らせること、複数店舗分をまとめることで配布の段取りが効率化され割引が適用しやすいこと、小ロットから大量配布まで同じ窓口で対応できること、デザイン・印刷までワンストップで進められ本部の管理工数が削減できることです。いずれも「安くする」のではなく「無駄を削る」発想です。料金はエリア・枚数・時期によって変動するため必ず見積りで確認が必要ですが、追加料金なしの明朗会計であれば、稟議書に総額を確定させて出せるため、予算管理と実績報告が格段に楽になります。

まとめ:全国複数店舗のポスティングは設計と一元管理で成果が変わる

予算100万円規模の全国ポスティングは、単に「たくさん配る」施策ではなく、店舗ごとの条件差を前提に配分を決める設計作業です。本記事で解説した流れを、発注前のチェックリストとして整理します。

設計手順の再整理

  1. 目的と店舗優先度を決める:新規来店、再来促進、新店の認知など目的を1つに絞り、売上伸び代・商圏人口・競合状況から重点店とテスト店を分ける。
  2. 行動導線で商圏を切る:半径○kmの円ではなく、幹線道路・線路・川・坂・駅までの動線を見て、実際に来店しうる範囲だけを配布対象にする。
  3. 地域差を踏まえて単価と日数を想定する:都市部は集合住宅が多く消化が早い一方、地方は戸建て中心で移動距離が長く、人口密度による単価差と配布日数の差を計画に織り込む。
  4. 重点配分と反復を組む:1回勝負にせず、同一エリアへ2〜3回の反復を前提に枚数を割る。
  5. 一斉か分散かを判断する:全国同時キャンペーンやTVCM連動なら一斉、検証と改善を重ねたいなら地域ブロックごとの分散が向く。
  6. GPS報告で一元管理する:配布ルートと日時の記録を本部で横並び比較し、次回の配分根拠にする。

「薄く全店」より「重点店に頻度」

100万円は決して小さくない予算ですが、全国の全店に均等に薄く配ると、1店舗あたりの枚数が検証に足りない水準まで下がり、結果が出ても偶然か施策効果か判断できません。反響率も単価も、エリア・枚数・時期・業種・紙面内容によって大きく変動するため、比較できる条件をそろえて反復することが改善の前提になります。重点店を絞り、同じ商圏に頻度を重ねて反応を測り、勝ちパターンが見えた段階で他店へ横展開する——この順番のほうが、限られた予算からの学習量は多くなります。

なお本記事で示した単価・枚数・日数・反響率はいずれも一般的な目安であり、実際の見積りは配布エリアの住宅構成、依頼枚数、繁忙期かどうか、配布方法(軒並み/集合住宅集中/エリア指定)などによって変わります。数字は固定値ではなく、計画の出発点として扱ってください。

複数店舗の発注を1つの窓口にまとめる

ポスティングくんは全国対応で、GPSによる配布報告により「どこに・いつ配ったか」を店舗ごとに確認できます。追加料金なしの明朗会計、小ロットから大量配布までの対応に加え、複数店舗・複数エリアの発注、請求、進捗確認を一つの窓口に集約できるため、本部側の管理負担を抑えたまま全国展開の配布が進められます。エリアごとに業者を分けて依頼するより、報告フォーマットや単価の考え方がそろい、比較検証もしやすくなります。

店舗リストと総予算、狙いたい客層をお知らせいただければ、エリア別の配布可能枚数と単価目安、配布時期の案を含めた配布プランをご提案します。全国複数店舗・フランチャイズ本部の案件も歓迎です。無料査定・法人向けお見積りはお気軽にお問い合わせください。


よくある質問(FAQ)

Q. 予算100万円で全国に配る場合、何枚くらい配布できますか?
A. 配布費に回せるのが全体の7〜8割程度(デザイン・印刷費を除く)と考えると、目安として60〜80万円前後が配布原資になります。単価はエリア・配布方法・枚数・時期によって変動するため一律には言えませんが、都市部と地方でも差が出ます。正確な枚数は、対象店舗の商圏と配布方法を決めたうえでお見積りでご確認ください。
Q. 複数店舗分をまとめて発注すると、1店舗ずつ頼むより安くなりますか?
A. まとめ発注は、印刷の版・部数の集約、配布計画の一括最適化、発注・請求業務の削減により、単価が下がりやすい傾向があります。ただし店舗数が多くても配布エリアが極端に分散している場合は、移動や人員手配のコストが影響することもあります。金額はあくまで目安で、エリア・枚数・時期により変動するため、店舗リストをご提示いただいたうえで個別に算出します。
Q. 全国の複数店舗で、本当に配布されたかどうかはどう確認できますか?
A. 当社ではGPSによる配布記録を用いた報告で、どのエリアをいつ回ったかを可視化しています。全国の店舗分を同じ形式の報告書で受け取れるため、店舗間の比較や社内報告の一元管理がしやすくなります。あわせて配布日程や集合住宅比率、苦情の有無なども共有し、次回の配布設計に活かせます。


よく読まれている関連ガイド

🧮 サイズ・エリア・枚数を選ぶだけで、配布費用の参考見積もりがすぐ出せます →

🖨 印刷だけのご依頼もOK。A4両面カラー1万〜3万枚は全国最安値クラスでお受けします →

CONTACT
チラシのポスティング、まるごとお任せください

全国対応/GPSによる配布報告/小ロット〜大量まで対応/明朗会計・追加料金なし。軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定など、目的に合わせた配布をご提案します。

資料請求・お見積りは無料です。エリアと枚数だけで参考見積もりをお出しします。

お電話でも受付:03-6821-8170
株式会社ポスティングくん(全国対応のポスティング代行)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次