完全データ入稿・オフセット・特殊加工なしなら、入稿後おおむね4〜7営業日で出荷、輸送1〜2日が目安です。校正や繁忙期、分納を挟む場合は追加日数を見込み、配布開始日の2週間前の入稿が安心です。
この記事でわかること
- 入稿から着荷までの工程別の日数目安と逆算の手順
- 簡易校正・本紙色校正・本機校正で加算される日数の違い
- データ不備や締め切り時刻など納期が遅れる典型パターン
- 複数納品日・複数納品先の分納を依頼するときの進め方
「チラシを3万枚つくりたい。ただし一度に全部届くと置き場所がない」——販促担当者からよくいただくご相談です。3万枚のA4チラシは梱包すると段ボールでおよそ15〜30箱規模になり、オフィスの一角では現実的に置ききれないこともあります。さらに、キャンペーンを月をまたいで展開する場合や、本社・支店・配布会社など複数の宛先に送りたい場合は、納品の「回数」と「先」をどう設計するかが実務上の肝になります。
この記事では、ポスティングを伴わない印刷のみの外注を前提に、チラシ印刷3万枚の納期の目安、校正・色校を挟んだ場合の追加日数、繁忙期の影響、そして分納(複数納品日・複数納品先)を依頼するときの具体的な手順と注意点を整理します。料金はすべて目安であり、用紙・部数・納期・色数・エリアによって変動する前提でお読みください。当社はA4両面カラー1万〜3万枚の印刷を得意とし、配布を伴わない印刷単体のご依頼にも対応しています。
チラシ印刷3万枚の納期の目安|入稿から納品までの標準的な流れ
チラシ印刷3万枚は、印刷会社にとっては「中ロット」にあたる標準的な数量です。特殊な加工がなければ設備の空き状況次第で比較的スムーズに流れますが、納期を正しく読むには工程を分解して理解しておく必要があります。ここではA4両面フルカラー・コート90kg・完全データ入稿という一般的な条件を前提に、入稿から着荷までの流れを時系列で整理します。なお、以下の日数はあくまで目安であり、印刷会社の設備・混雑状況・用紙在庫・納品先の地域によって変動します。
入稿から着荷までの工程と日数の目安
- データ入稿(0日目):PDF入稿が主流。締め切り時刻を過ぎると翌営業日入稿扱いになります。
- データチェック(0〜1営業日):サイズ、塗り足し、カラーモード、フォント、解像度を確認。不備があればここで止まります。
- 面付け・刷版(1営業日前後):オフセットの場合はCTPで刷版を出力します。
- 印刷(1〜2営業日):3万枚(A4両面)であれば印刷機の稼働自体は数時間規模ですが、他案件との順番待ちが発生します。
- 乾燥・断裁(1営業日前後):インキの乾燥時間を確保してから仕上げ断裁します。
- 梱包・出荷(0〜1営業日):3万枚はおおよそ段ボール10〜15箱程度(用紙厚により変動)。
- 輸送・着荷(1〜2日):首都圏・大阪・福岡・仙台など主要都市圏なら翌日〜翌々日着が一般的です。
合計すると、完全データ入稿・オフセット印刷・特殊加工なしで入稿後おおむね4〜7営業日で出荷、輸送1〜2日というのが標準的な目安です。短納期プランを持つ印刷会社なら3営業日出荷に対応する場合もありますが、割増料金や受付枚数の上限が設定されていることが多く、事前確認が欠かせません。
オンデマンドと小ロットの考え方
3万枚規模ではオフセットが単価・品質の両面で有利です。オンデマンド印刷は刷版が不要なぶん1〜3営業日程度で出せますが、数千枚を超えると1枚あたりの単価が上がりやすく、3万枚では向きません。ただし「まず3,000枚だけ先に欲しい」といった先行分だけをオンデマンドで出し、残りをオフセットで後追いする組み方は現実的です。単票か折り加工かの選び方によっても工程日数は変わり、二つ折り・巻き三つ折りを入れると折り加工で1〜2営業日が加算されると考えておきましょう。
遅延の典型パターンと締め切り時刻
納期が崩れる原因の大半はデータ不備です。以下は特に多いチェックポイントです。
- 塗り足し3mm不足:裁ち落としに白フチが出るため再入稿となり、1〜2営業日の遅れ。
- RGBのまま入稿:CMYK変換で色味が沈み、確認のやり取りが発生。
- 画像のリンク切れ・低解像度:実寸350dpi程度を基準に確認。
- フォント未アウトライン:文字化け・置換のリスク。
- トンボ・仕上がりサイズの不一致:面付けで止まります。
また「当日入稿扱い」の締め切り時刻は各社で異なり、正午、15時、17時などの設定が一般的です。17時入稿でもデータチェック完了が翌朝になれば、実質的には翌営業日スタートです。土日祝を営業日に含めない会社が多いため、金曜夕方の入稿は月曜スタートになる点にも注意してください。
納品希望日からの逆算ステップ
- 配布開始日(またはイベント開催日)を確定する。
- 配布準備日(仕分け・納品先での検品)として1〜2日を確保する。
- 輸送1〜2日を差し引き、出荷日を決める。
- 出荷日から印刷工程4〜7営業日を遡り、入稿期限を算出する。
- さらに予備日を2営業日上乗せして、社内の入稿締め切りとする。
この逆算でいくと、3万枚を特急扱いにせず確実に届けるには、配布開始日の2週間前には入稿できる体制が理想です。校正や色校正を挟む場合はさらに日数が必要になります。
チラシの印刷と配布、次の一手は?
納期と分納の考え方を踏まえ、かんたん3問であなたに合う進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
配布エリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
配布する量と時期の見通しは?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
今回の配布の位置づけは?
当てはまる方を選んでください
診断結果:配布費用の目安を出して比べる進め方がおすすめです
チラシのサイズ、配布したいエリア、おおよその配布量を入力して、配布費用の目安を確認するところから始めましょう。印刷のみの場合、配布まで含める場合など、条件を変えて見比べると社内で予算を相談しやすくなります。金額は仕様・時期・エリアで変動する目安ですので、気になる点はそのままご相談ください。
診断結果:エリアと配布量を伝えた見積り相談がおすすめです
配布したいエリア、必要な量、配布開始の希望日を共有いただければ、配布プランとお見積りをご案内します。納品日や納品先を分ける分納、印刷のみのご依頼もあわせて相談できます。繁忙期は印刷枠が埋まりやすいため、配布開始日から逆算して早めにご連絡いただくと、スケジュールを組みやすくなります。
校正・色校正を挟むと何日増える?スケジュールの組み方
3万枚の印刷で納期が読めなくなる最大の要因は、印刷工程そのものではなく「校正にかかる日数」です。データ入稿から出荷までの製造工程は比較的読みやすい一方、校正は社内の確認スピードに左右されるため、ここを設計できるかどうかで全体スケジュールが決まります。まずは校正の種類と、加算される日数の目安を整理しておきましょう。
校正3種類と加算日数の目安
- 簡易校正(PDF校正):印刷会社が面付け後のPDFを送付し、画面上で文字・レイアウトを確認する方法。往復で1営業日前後が目安。追加費用がかからないケースが多く、文字中心のチラシならこれで十分な場合もあります。
- 本紙色校正(簡易色校):本番用紙またはそれに近い用紙に出力した見本を郵送で確認する方法。発送・確認・返送・再入稿まで含めて3〜5営業日程度が目安。色の傾向はつかめますが、本番機とは出力方式が異なるため完全一致ではありません。
- 本機校正:本番と同じ印刷機・用紙・インキで刷る方式。色再現の精度は最も高いものの、機械を押さえる必要があるため5営業日以上の加算と、相応の費用を見込むのが一般的です。
いずれも日数は目安で、印刷会社の混雑状況や郵送先の地域によって前後します。見積り段階で「校正を入れた場合の納品日」を必ず併記してもらってください。
最大のボトルネックは社内の承認フロー
実務で遅れるのは、印刷会社側ではなく発注側の確認待ちであることが多いものです。販促担当→課長→役員→加盟店本部…と確認者が増えるほど、1日で戻る想定が3日、4日とずれ込みます。対策は次の3点です。
- 確認者と締切を先に決める:誰が何日までに何を見るかを、入稿前にカレンダーへ落とし込む。
- 修正回数の上限を決める:「赤字は2回まで」と社内合意しておくと、際限ない文言調整を防げます。
- 赤字は1回でまとめる:複数人の指摘を担当者が集約し、矛盾する指示(価格表記の揺れ、ロゴ位置の指定違い)を解消してから印刷会社へ渡す。小出しにすると往復のたびに1日ずつ失われます。
色校を入れるべき業種・省略できるケース
飲食店のメニュー写真、不動産の外観・内観パース、美容サロンの肌色や髪色、そしてコーポレートカラーを厳密に管理している企業は、色校を入れる価値があります。料理がくすんで見える、ブランドカラーが沈むといった仕上がりは、3万枚刷り直すほどの損失につながりかねません。逆に、セール告知や塾の説明会案内のような文字と図版が中心のチラシなら、PDF校正のみで進めて数日分の納期を短縮するほうが合理的です。写真を多用する場合は、単票か折り加工かという仕様の選び方とあわせて、紙の種類(マットかコート紙か)も早めに固めておくと色の相談がスムーズです。
スケジュールは「配布開始日」から逆算し、配布準備期間→納品日→出荷→印刷→校了→校正往復→入稿、の順に置いていきます。校正を入れるなら、この逆算に3〜5営業日の余白を上乗せしておくと、想定外の赤字が出ても配布日を動かさずに済みます。
繁忙期・用紙事情で納期は変わる|余裕を持つべき時期
3万枚のチラシ印刷は、同じ仕様・同じ入稿データでも、申し込む時期によって納期が数日単位で変わります。印刷工程そのものは数時間〜1日で終わっても、印刷機の空き枠が埋まっていれば順番待ちになり、用紙の在庫がなければ手配待ちになります。納期を読み違えないために、混み合う時期と用紙・配送の事情を押さえておきましょう。
印刷所が混み合いやすい時期
- 年末年始前(11月下旬〜12月中旬):年賀・カレンダー・歳末セールの案件が集中し、枠が埋まりやすい時期です。
- 年度末(2月〜3月):決算セール、引越し・不動産繁忙期、年度切り替えの告知物が重なります。
- 新学期前(2月〜4月):学習塾・スクール・習い事の募集チラシが一斉に動きます。
- 大型連休前後(GW・お盆・シルバーウィーク):連休前に出稿が集中し、連休中は工場・物流が止まるため前後で実質の営業日が減ります。
これらの時期は、通常なら入稿から中4〜5営業日で出荷できる内容でも、1週間前後まで延びることが珍しくありません。「いつもと同じ日数で行ける」と考えず、繁忙期は最初から長めの納期で見積もるのが安全です。
用紙の在庫状況で手配日数が変わる
コート紙90kg・コート紙110kgといった定番紙は常時在庫があり、当日〜翌日で печ刷にかかれます。一方で、厚手のコート紙やマットコート紙の特定斤量、上質紙の一部サイズ、エンボス紙・色上質などの特殊紙は在庫を持たず、紙問屋からの取り寄せになるケースがあります。取り寄せになると紙の入荷だけで2〜4営業日かかることもあり、ここが納期のボトルネックになります。急ぎの案件ほど、仕上がりの印象を大きく損なわない範囲で定番紙を選ぶのが現実的です。用紙と同じく、折り加工の有無も日数に影響するため、単票か折りかの選び方と費用目安も合わせて検討しておくと判断が早くなります。
配送事情で着荷日がずれることもある
印刷が予定どおり終わっても、着荷が遅れれば配布開始日はずれます。3万枚は箱数にすると相応のボリュームになり、路線便やチャーター便での輸送となるため、連休前の物流集中期は半日〜1日の遅延が起きやすくなります。また、工場の所在地によって配送日数に差が出ます。首都圏や大阪は翌日着が基本でも、福岡や仙台など長距離便になるエリアでは翌々日着になることがあり、離島や山間部はさらに加算されます。複数拠点に送る場合は、着荷日がそろわない前提でスケジュールを組んでください。
枚数ごとの費用感や、配布まで含めた場合の概算は法人の大量発注における枚数・期間・見積もりの目安で確認できます。料金・納期の試算は料金シミュレーターや料金・お見積りからその場で依頼でき、印刷のみの相談も可能です(金額はあくまで目安で、仕様・枚数・時期により変動します)。
遅れを防ぐ3つの実務対策
- 繁忙期は希望納品日の2〜3週間前に入稿予約を入れる:データが完成していなくても、枚数・仕様・希望日を先に伝えて枠を押さえておくと安心です。
- 用紙は定番紙から選ぶ:コート紙90〜110kg程度に絞れば、在庫待ちのリスクをほぼ回避できます。
- 予備日を2営業日確保する:配布開始日の2日前に着荷する計画にしておけば、データ不備の差し戻しや配送遅延があっても吸収できます。
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分納(複数納品日・複数納品先)とは?依頼できる3つのパターン
分納とは、1回の印刷注文でつくった成果物を、複数の納品日または複数の納品先に分けて届けてもらう依頼方法です。3万枚のチラシは枚数が多く、オフィスに一度に届くと置き場所に困りがちです。印刷自体は3万枚をまとめて行い、印刷会社の倉庫で保管しながら小出しに出荷する方式が一般的で、こうすると刷り直しによる色ブレも起きず、単価も分割発注より有利になります。依頼できるパターンは大きく3つです。
(1)同一納品先に日付を分けて届ける「分割納品」
届け先は1か所のまま、出荷日だけを分けます。例えば3万枚を1万枚×3回、毎月初旬に納品するといった形です。店舗配布やイベント配布を月ごとに展開する場合、毎回必要な分だけ届くので社内の保管スペースを圧迫しません。指示の際は「第1便:4月1日・1万枚」「第2便:5月1日・1万枚」のように、日付と枚数をセットで一覧化して伝えます。
(2)複数拠点へ同時に振り分ける「分散納品」
本社・支店・倉庫・配布代行会社など、複数の住所へ枚数を割り振って同日に発送する方法です。首都圏の本社に5,000枚、大阪支店に1万枚、福岡の営業所に5,000枚、残りを配布会社の倉庫へ——といった指定ができます。複数校舎の広域配布を配分する手順のように、拠点ごとの配布計画が先に決まっていると枚数の振り分けがスムーズです。
(3)(1)と(2)の組み合わせ
「4月は本社と大阪支店へ、5月は福岡と仙台へ」というように、日付と納品先の両方を分けるパターンです。自由度は高い一方で出荷回数が増えるため、送料や作業費の扱いを見積り段階で必ず確認してください。
納品先一覧表に入れる項目
- 納品日(希望日・時間帯/午前・午後の別)
- 納品先名称と住所(郵便番号・建物名・階数まで)
- 受取担当者名と連絡の取れる電話番号
- 受取可能時間と休業日(土日祝の受取可否)
- 納品枚数と箱数、搬入経路(エレベーターの有無、路上荷降ろしの可否)
この一覧表をそのまま見積り依頼に添付すると、やり取りが一往復で済みます。
箱数と保管期間の目安を押さえる
段ボール1箱あたりの入り数は、A4・コート紙90kg程度でおおむね2,000〜2,500枚が目安(用紙の厚さや折り加工の有無で変動します)。3万枚ならおよそ12〜15箱、1箱あたり10kg前後になる計算です。受取側がこの量を置けるか、搬入時に人手が必要かを事前にイメージしておきましょう。
また、保管して小出しにする方式では無償で預かれる期間に上限があるのが通常です。「納品完了から○か月以内」「最終出荷まで90日まで無料、以降は保管料」といった条件が会社ごとに異なるため、発注前に保管期間の上限・超過時の費用・途中で納品先を変更できるかの3点を確認しておくと安心です。
分納のメリットと注意点|保管スペース・配布計画・追加費用
3万枚のチラシは、A4両面カラーで段ボール6〜8箱前後になることも珍しくありません。これを一度に店舗や事務所へ納品すると、バックヤードが一気に圧迫されます。分納は「印刷は一括、納品は分割」という考え方で、この問題を解消する実務的な手段です。ここではメリットと、見落とされがちな注意点を整理します。
分納の主なメリット
- 保管スペースが要らない:必要な分だけ受け取れるため、店舗の在庫圧迫や通路を塞ぐといったトラブルを避けられます。
- 配布・発送計画に合わせられる:月1万枚ずつ3カ月、あるいは週単位のDM発送など、運用スケジュールに合わせて小分けで受け取れます。
- まとめ発注の単価メリットを取れる:1万枚を3回に分けて発注するより、3万枚を一括印刷して分納したほうが版や段取りの費用が1回分で済み、1枚あたりの単価は下がる傾向があります。
- デザインの一貫性が保てる:同一データ・同一ロットで刷るため、刷り直しによる色味のブレや内容の食い違いが起きません。
- 複数拠点へ直送できる:本社・支店・配布会社の倉庫など、納品先を分けて指定できるため、社内での再発送の手間と送料が省けます。
注意しておきたい5つのポイント
- 出荷ごとの送料・手数料:分納は回数分の配送が発生します。1回あたりの送料や出荷手数料が別途加算される場合があるため、回数を増やしすぎるとコスト増になります。
- 保管料の有無と期間:印刷会社が預かる形になるので、無償で預かれる期間(例:1〜3カ月程度)と、それを超えた場合の保管料を必ず確認します。
- 追加出荷のリードタイム:倉庫にある在庫でも、出荷指示から到着まで1〜3営業日程度は見ておくのが目安です。「明日欲しい」は通らない前提で、配布日の1週間前には指示を出しましょう。
- 途中での内容変更はできない:全量を最初に印刷するため、2回目以降だけ価格や日付を差し替えることは不可能です。期間限定の価格やキャンペーン日付を入れる場合は、全期間で有効な表記にするか、版を分けて別発注にします。
- 受取側の体制:店舗納品は営業時間・休業日・受取担当者の在席を事前に共有してください。不在での再配達は数日のロスになります。エレベーターのない2階以上の事務所も、搬入方法を伝えておくと安心です。
見積りは「分納条件込みの総額」で比較する
印刷単価は用紙の種類と厚み、部数、納期の緩急、色数(片面/両面、特色の有無)で変動します。3万枚クラスのA4両面カラーであれば単価は低く抑えやすい部数帯ですが、条件次第で幅が出るため、ネット上の単価表だけで判断せず実見積りを取るのが確実です。単票か折り加工かの選び方でも総額は変わります。比較の際は、印刷代だけでなく「分納3回分の送料・保管料・出荷手数料を含めた総額」を同条件で出してもらい、1枚あたりに割り戻して検討しましょう。
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ポスティングなしの印刷のみでも依頼できる|見積り依頼時に伝える項目
「配布は自社スタッフや既存の取引先で行うので、印刷だけ頼みたい」という相談は少なくありません。当社は配布とセットでの受注が多い一方で、ポスティングを伴わない印刷単体のご依頼にも対応しています。特にA4両面カラー1万〜3万枚のロットは日常的に扱っており、納品先は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)および大阪・福岡・仙台が中心です。それ以外の地域への納品は、配送便の都合と納期を確認したうえでのご相談ベースとなります。
見積り依頼時に伝えるべき11項目
見積りの精度は、最初に渡す情報の量でほぼ決まります。以下をまとめて伝えていただくと、やり取りの往復が減り、結果として納期にも余裕が生まれます。
- 仕上がりサイズ:A4・B5・A5など。変型の場合は寸法をミリ単位で
- 部数:3万枚ちょうどか、予備を含めるか(予備は100〜300枚程度が目安)
- 用紙と斤量:コート90kg、マットコート110kgなど。迷う場合は「手触りを厚めに」等の希望でも可
- 色数:両面4色(カラー)/片面4色・裏面1色 など
- 加工の有無:二つ折り・三つ折り、ミシン目、角丸など。単票か折りかの選び方で迷う場合は用途も添えてください
- 希望納品日:「いつ使うか」ではなく「いつ手元にあれば安心か」を基準に
- 分納の回数と各納品日:1万枚×3回など、回数と日付をセットで
- 納品先の数と住所:拠点が複数ある場合は各住所と部数の内訳
- 受取時間帯と荷受け条件:午前指定、エレベーターの有無、トラックの横付け可否など
- 入稿データの形式:PDF入稿か、Illustratorの元データか、デザインから依頼か
- 校正の有無:データ確認のみか、簡易校正・色校正を挟むか
「後から増えない見積り」の考え方
印刷の見積りでトラブルになりやすいのは、配送費・分納の追加便・時間指定・データ修正費といった後出しの費用です。当社は明朗会計を基本とし、納品先の数や回数、受取条件まで含めた前提を最初の見積書に明記します。逆に言えば、上のチェックリストが空欄のままだと「1か所納品・平日日中・時間指定なし」といった標準条件で算出せざるを得ず、後から条件が変わると金額も変わります。見積り段階で確定していない項目は「未定」と書き添えていただければ、想定幅を含めてご提示できます。
なお、印刷だけで進めた結果「配布まで手が回らない」「自社配布の進捗が読めない」となるケースもあります。その場合は途中から配布を切り出して依頼することも可能で、GPSによる配布報告でどのエリアをいつ回ったかを確認できる体制をとっています。印刷のみ・印刷+配布のどちらでも、まずは部数と希望納品日を添えてご相談ください。
かんたん診断チラシの印刷と配布、次の一手は?30秒でチェック ▲
まとめ|3万枚の納期は逆算、分納は条件の事前共有がすべて
チラシ印刷3万枚の納期と分納について、ここまでの要点を実務で使える形に整理します。納期トラブルの大半は「工程を知らずに希望日だけ伝えた」ことが原因です。逆算と事前共有の2点を押さえれば、3万枚規模でも落ち着いて進行できます。
この記事の要点チェックリスト
- 標準納期の目安:A4片面・両面カラー、コート紙など定番用紙で完全データ入稿なら、入稿から出荷まで営業日ベースで3〜5日前後、着荷まで含めて5〜7日程度が一般的な目安(部数・用紙・加工・印刷会社の混み具合で変動)。
- 校正を挟むと加算:データ修正を伴う簡易校正(PDF確認)で1〜2営業日、本機・本紙の色校正を入れると往復と確認で3〜5営業日程度が上乗せになります。
- 繁忙期は前倒し:年末年始、年度末の3月、入学・新生活シーズン、大型連休前、セール期などは印刷も配送も混み合います。特殊な用紙や厚紙は在庫状況で待ちが出ることもあるため、通常より1週間程度の余裕を見込みます。
- 分納は条件の事前共有:納品先一覧(住所・宛名・担当者・電話番号・受け取り可能時間帯・荷下ろし条件)と、各納品日・各箇所の数量を見積り依頼の段階で提示します。分割分の送料や梱包費が加算されるかも、総額ベースで確認しておきます。
- 保管と配布計画:3万枚はダンボールで数箱規模になります。社内保管か倉庫保管か、湿気・直射日光を避けられるかを事前に決めておくと、到着後に慌てません。
スケジュール設計のテンプレート
- 希望着荷日を決める(配布開始日やイベント日の最低3日前に設定)
- - 輸送2日(遠隔地・離島相当エリア・繁忙期はさらに加算)
- - 印刷・加工5日(折り加工や特殊用紙がある場合は余裕を上乗せ)
- - 校正3日(色校正を行う場合は5日で見積もる)
- - データ制作・社内承認(修正回数を想定して5〜10日程度)
この順に引き算すると、着荷日の2〜3週間前にはデザイン着手が必要だと分かります。社内の承認フロー(上長確認、法務チェックなど)が長い会社ほど、ここを厚めに取ってください。配布まで視野に入れるなら、全戸配布を法人で大量発注する際の枚数と期間の考え方も合わせて確認しておくと、印刷と配布のスケジュールを一本化しやすくなります。
見積り依頼時に伝えるべき最小セット
- 部数(総数と分納ごとの内訳)
- サイズ・用紙・斤量・片面/両面・加工(折りの有無)
- 希望着荷日と、納品先の住所・受け取り条件
- データ入稿予定日と校正の有無
この4点がそろえば、ポスティングを伴わない印刷のみの依頼でも概算はすぐに出せます。部数・用紙・納品日・納品先をお知らせいただくだけで、分納の可否と追加費用まで含めた総額をご提示します。料金の当たりを付けたい段階なら「料金シミュレーター」で概算を、具体的な条件が固まっているなら「料金・お見積り」から無料査定・法人お見積りをご依頼ください。納期が厳しい案件も、まずは希望着荷日をお伝えいただければ現実的な進行プランをご案内します。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

