配布開始前のエリア現地調査とは、配布予定エリアを実際に歩いて建物種別・投函可否・住戸数・配布効率を目視確認する作業です。机上の世帯数データだけでは分からない投函禁止表示や私道状況を事前に把握し、配布可能枚数の精度を高めます。
この記事でわかること
- 机上データで分かること・分からないことの違い
- 現地調査でチェックされる建物・環境の主な項目
- 投函禁止表示やオートロック、私道の実務上の扱い方
- 調査報告書を見積りや配布可能枚数の根拠に使う流れ
ポスティングを初めて大量に外注するとき、多くの法人担当者が不安に感じるのが「本当に計画どおりの枚数が配れるのか」「クレームになる物件に投函してしまわないか」という点です。机上の世帯数データだけでエリアを決めてしまうと、実際には投函禁止表示のある集合住宅やオートロック物件、私道奥の戸建てが多く、想定枚数に届かない・現場判断でエリアが膨らむといったズレが生じます。こうしたズレを事前につぶすのが、配布開始前のエリア現地調査です。
この記事では、ポスティング会社が配布前にどこまで調査を行うのか、発注者側から何を依頼できるのかを実務ベースで整理します。投函禁止表示やオートロックの扱い、私道・敷地内に立ち入る際の一般的な注意点、配布除外リストの作り方、調査結果が配布可能枚数の目安にどう反映されるか、そしてGPS配布報告と組み合わせて配布品質を担保する流れまで、大量配布の発注判断に必要な情報をまとめました。
配布開始前のエリア現地調査とは?机上データだけで決めない理由
ポスティングの配布開始前に行うエリア現地調査とは、配布予定エリアを実際に歩いて、建物の種別(戸建て・集合住宅・店舗併用)、投函の可否、おおよその住戸数、1時間あたりどれだけ回れるかという配布効率を、目視で確認する作業のことです。地図上で線を引いて「この町丁目で2万枚」と決めるだけでは、現場で何が起きるかは分かりません。実際に歩いて初めて、配布計画が現実的な数字に落ち着きます。
机上データで分かること・分からないこと
国勢調査の世帯数データや住宅地図、各社が持つエリアデータベースからは、次のような情報が読み取れます。
- 町丁目ごとの世帯数・人口の概算
- 戸建てと集合住宅のおおよその比率
- 世帯構成(単身・ファミリー)の傾向
- 幹線道路や鉄道による商圏の分断
一方で、机上データでは次の要素は把握できません。大量配布でズレを生むのは、たいていこちら側です。
- 「チラシお断り」「投函禁止」の掲示があるかどうか
- オートロックや管理人常駐で集合ポストに近づけない物件
- 長期空室・募集停止中の住戸、建て替え中・解体済みの区画
- 私道・通り抜け不可の路地、立入制限のある区域
- 郵便受けの形状と設置位置(玄関扉投入口のみ、敷地奥、集合ポストが施錠式など)
- 急坂・階段地形など、歩行効率を大きく落とす地勢
机上データだけに頼ると起きる3つの典型トラブル
- 想定枚数に届かず余部が出る:世帯数ベースで2万枚印刷したのに、投函禁止物件や空室を差し引くと実配布可能数が1万7千枚程度にとどまり、3千枚が在庫化するケース。印刷費がそのまま無駄になります。
- クレーム発生で途中中断:お断り表示のある物件へ投函してしまい、管理会社経由で苦情が入り、該当エリア一帯の配布を停止せざるを得なくなるケース。ブランド毀損のリスクも伴います。
- 配布効率の読み違いによる納期遅延:坂道や分散した戸建て中心のエリアで、平地の想定ペースで人員を組んだ結果、完配予定日を1週間超過するケース。キャンペーン開始日に間に合わない事態につながります。
法人発注ほど事前調査の価値が高い理由
法人の販促担当にとって、現地調査は単なる下準備ではなく社内説明の根拠資料です。「なぜこのエリアに何枚なのか」「なぜ見積りがこの金額なのか」を予算承認の場で説明する際、調査に基づく配布可能枚数の根拠があるかどうかで説得力が変わります。配布後に反響が想定を下回った場合も、エリア特性の記録があれば「次はこの地区を外す」「集合住宅比率の高い地区に寄せる」といった再発注の判断材料になります。事前の配布可能枚数の調べ方とあわせて押さえておきたいところです。
調査期間と費用の目安
調査期間はエリア規模によりますが、数千枚規模の単一エリアなら数日程度、数万枚規模で複数市区にまたがる場合は1〜2週間程度が目安です。繁忙期(年末年始・新年度前後)は確認作業が混み合い、さらに日数を要することがあります。費用については、既存の配布エリア内であれば見積りに調査が含まれるケースが多く、新規開拓エリアや特殊な条件指定がある場合は別途費用となるケースもあります。いずれもあくまで目安であり、エリア・枚数・時期によって変動するため、見積り依頼時に「調査費が含まれるか」を明示的に確認しておくと、後からの追加請求を防げます。
あなたに合うポスティングの進め方は?
3つの質問に答えると、配布エリアの決め方と次の一歩がわかります。(約30秒)
質問 1 / 3
配布エリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
社内での検討はどの段階ですか?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
除外したい物件の情報は?
当てはまる方を選んでください
診断結果:まずは配布費用の目安を比べる進め方がおすすめです
チラシのサイズ、配りたいエリア、おおよその配布量という条件を整理すると、配布費用の目安を並べて比べやすくなります。机上の世帯数データだけでは投函禁止表示やオートロック物件の状況までは見えないため、目安は出発点として捉えておくと安心です。条件を変えながら比較し、社内説明に使える材料を集めていきましょう。
診断結果:エリアと枚数を伝えて見積りを相談する進め方がおすすめです
配布したいエリアと希望する配布量が固まっているなら、現地調査を含めた具体的な見積りと配布プランを相談する段階です。建物種別や投函禁止表示、オートロック、私道の状況を事前に確認してもらうことで、配布可能枚数の根拠が整理されます。除外したい住所も見積り依頼と同時に共有しておくと、計画とのズレを抑えやすくなります。
現地調査で実際にチェックされる10の項目
現地調査は「歩いて目で見る」作業です。調査員は配布予定エリアを実際に回り、机上の住宅地図やデータでは分からない情報をチェックシートに記録していきます。ここでは代表的な10項目と、それぞれが配布可能枚数・配布単価・所要日数のどこに影響するのかを整理します。
建物・世帯に関する項目
- ①建物種別:戸建、低層アパート、分譲マンション、社宅・寮、店舗併用住宅などを区分。ターゲットとの適合度を判断する基礎情報で、たとえば注文住宅のチラシなら戸建比率が低いエリアは除外対象になります。
- ②集合住宅の総戸数と郵便受けの基数:表札や集合ポストの口数を数え、実配布可能数を算出します。登記上の戸数と実際に投函できる基数はずれることが多く、ここが配布可能枚数の精度を決めます。
- ③投函禁止・チラシお断り表示:エントランス、ポスト本体、玄関脇など掲示場所まで記録。該当戸数は配布対象から差し引きます。枚数減の最大要因であり、クレーム防止の生命線です。
- ④オートロック・管理人常駐の有無と時間帯:管理人がいる時間帯に許可を得られるか、集合ポストがロック外にあるかで投函可否が変わります。再訪が必要なら所要日数が延びます。
- ⑤集合ポストの設置位置:エントランス外設置なら配布可、内部設置+オートロックなら不可と判定されるのが一般的です。
環境・効率に関する項目
- ⑥私道・敷地内通路の状況:通り抜け可否、門扉の施錠、「関係者以外立入禁止」表示の有無を確認。立入が難しい区画は除外します。
- ⑦空室率・新築/建替中の有無:ポストに郵便物が溜まっている、表札が外れている、工事中といった状況は空室の目安。無駄配布を減らす判断材料です。
- ⑧防犯カメラ・掲示板の管理規約記載:「チラシ投函禁止」が掲示板や規約として明示されている建物は、個別のお断り表示がなくても除外するのが安全です。
- ⑨道路幅・坂・一方通行などの地形:坂が多い、戸建が点在して移動距離が長いエリアは1枚あたりの作業時間が増え、配布単価と所要日数に反映されます。
- ⑩競合店・自社商圏との距離感:既存店や競合の立地、幹線道路や線路による生活動線の分断を確認。距離は近くても来店につながりにくい区画を見極めます。
報告書として受け取り、発注判断に使う
これらは口頭共有で終わらせず、チェックシート形式の調査報告書として受け取るのが実務的です。町丁目ごとに「戸建◯件/集合◯棟・◯戸/お断り表示◯戸/配布可能◯枚」とまとめてもらえば、見積りの根拠が明確になります。判断に迷う建物については、外観やお断り表示の写真付き報告を依頼できる場合もあるため、発注前に対応可否を確認しておくとよいでしょう。調査結果をもとにしたポスティング配布可能枚数の調べ方と併せて確認すれば、印刷部数の決定もぶれにくくなります。
投函禁止表示・オートロック・私道の扱い——トラブルを避ける実務判断
現地調査の結果で最も判断が割れるのが、「投函禁止表示」「オートロック物件」「私道・敷地内」の3つです。ここの運用ルールが曖昧なままだと、配布スタッフごとに判断がばらつき、クレームや悪印象につながります。発注前に配布会社と取り決めておくべき実務判断を整理します。
1. 投函禁止表示がある物件の扱い
「チラシお断り」「投函禁止」「広告物の投函を固くお断りします」といった掲示がある場合、投函しないのが基本運用です。掲示は居住者・管理者の明確な意思表示であり、これを尊重することが前提になります。判断が分かれやすいのは、表示の「範囲」です。
- 集合ポスト全体・エントランスに掲示:その建物全戸を配布除外とするのが安全な運用
- 個別ポストにシール・貼り紙:その住戸のみ除外し、他の住戸へは配布する運用が一般的
- 管理会社名での掲示:建物全体の方針とみなし、全戸除外
個別お断りシールの扱い(どこまでを「お断り」とみなすか、剥がれかけの表示はどうするか)は、スタッフ判断に委ねず事前に文書でルール化しておきます。発注者側としても、自社ブランドを守るために配布マニュアルの共有を求め、内容を確認しておくべきです。
2. オートロック物件の判断
オートロック物件は、集合ポストの位置で扱いが変わります。
- エントランス外(自動ドアの手前)にポストがある:立ち入りを伴わないため、投函禁止表示がなければ配布可能と判断されるケースが多い
- オートロック内側にポストがある:無断での立ち入りは行わないのが原則。この場合は配布除外として枚数から差し引く
ただし、管理会社や管理人に事前確認を取ることで、条件付き(配布時間帯の指定、特定業種のみ可など)で許可が得られる物件もあります。大規模マンションが商圏の中心にある場合は、調査段階で管理会社への確認を依頼する価値があります。許可の有無は記録に残し、次回以降の配布にも引き継げる形にしておくと効率的です。
3. 私道・敷地内への立ち入り
戸建て配布では、門扉や敷地の扱いが論点になります。住居侵入に関する一般的な論点がある領域であり、配布のために社会通念上許容される範囲にとどめるのが実務の基本です。
- 門扉の外にポストがある場合は、敷地に入らず投函する
- 門扉が閉じている、施錠されている場合は無理に入らない
- 「立入禁止」「セールスお断り」等の表示がある場合は投函しない
- 私道であっても通行が常態化している道は通るが、明確に通行を制限する表示がある場合は入らない
- 防犯カメラ・インターホンへの不要な接触を避け、滞在時間を最小にする
これらは法的な線引きが一律に決まるものではないため、「迷ったら投函しない」を共通ルールにしておくのが現実的です。除外した分は配布可能枚数から差し引かれるため、調査段階でおおよその除外率を把握しておくと、見積りと実配布のズレを防げます。クレームリスクをさらに下げたい場合は、配布時間帯の設定と除外運用もあわせて設計しておくと効果的です。
かんたん診断あなたに合うポスティングの進め方は?30秒でチェック ▲
🖨 印刷だけのご依頼もOK。A4両面カラー1万〜3万枚は全国最安値クラスでお受けします →
配布除外リストの作り方——発注者が事前に指定できること
現地調査で配布会社側が把握できるのは「投函禁止表示」や「オートロック」など物件側の事情までです。一方で、既存顧客や競合テナントといった発注者側の都合による除外は、依頼主が伝えなければ誰にも分かりません。配布除外リストは、この情報ギャップを埋めるための実務資料です。以下の5ステップで作成すると、抜け漏れを抑えられます。
ステップ1:自社都合の除外対象を洗い出す
- 既存顧客宅・契約済み物件(新規向けチラシが届くと不信感につながる)
- 過去にクレームや投函拒否の申し出があった住所
- 自社・関連会社の事務所、社員寮、工場などの施設
- 加盟店・代理店の商圏(商圏が重なると本部へ苦情が入りやすい)
- 競合企業の本社や、競合テナントが入居するビル
営業部門・店舗・コールセンターなど、顧客接点を持つ部署に横断で確認するのが確実です。部署ごとにリストが分散しているケースは珍しくありません。
ステップ2:住所リストの整形
除外は粒度の統一が命です。戸建てなら「市区町村+丁目+番地」、集合住宅なら「建物名+部屋番号」まで記載します。「○○マンション」だけだと建物全戸が除外対象になり、配布可能枚数が想定以上に減ることがあります。氏名や電話番号など配布に不要な個人情報は渡さず、住所情報のみに絞るのが基本です。受け渡しはパスワード付きファイルや指定の共有方法を用い、保管期間と廃棄方法も取り決めておきます。
ステップ3:配布会社側の除外情報と突合する
配布会社は、投函禁止物件リストや過去にクレームが発生した物件の情報を独自に蓄積しています。自社リストと突合すると、重複分と新規分が切り分けられ、実際に減る枚数が見えてきます。この段階で配布可能枚数の調べ方を踏まえて再計算しておくと、後工程の混乱を防げます。
ステップ4:地図への落とし込みと配布員への共有
リストは文字情報のままでは現場で使えません。配布地図上に除外箇所を明示し、配布員が一目で判断できる形にします。除外が点在する場合は、ルート設計そのものを見直したほうが効率的なこともあります。チーム全体の朝礼や配布前ブリーフィングで、除外理由の概要(例:既存顧客のため)まで共有すると、判断の揺れが減ります。
ステップ5:配布後の更新運用
除外リストは一度作って終わりではありません。配布中にクレームや投函拒否の申し出があれば即時追加し、次回以降に反映します。継続配布を行う企業では、配布ごとにリストをメンテナンスする担当者とタイミング(配布完了報告の受領時など)をあらかじめ決めておくと運用が安定します。
業種別の除外観点の例
- 不動産:契約済み物件、管理物件、自社仲介済みの入居者
- 学習塾:在籍生徒宅、競合塾が入るテナントビル
- 治療院:継続通院中の患者宅、提携医療機関
- 飲食:同業店舗、商業施設内の競合テナント区画
最後に重要なのが、除外が多いほど配布可能枚数は減り、単価や配布日数に影響するという点です。1万枚予定のエリアで2割が除外対象になれば、目標枚数を満たすにはエリア拡大か日程延長が必要になります。除外リストは見積り依頼と同時、遅くとも配布計画の確定前に共有しておくことが、大量配布を予定どおり進める前提条件になります。
調査結果が配布可能枚数と見積りに反映される流れ
現地調査は「調べて終わり」ではありません。調査結果は集計され、投函可能戸数の積み上げと除外分の控除を経て、最終的な配布可能枚数と見積りに落とし込まれます。ここでは、初めて大量配布を外注する法人担当者が全体像をつかめるよう、エリア指定から見積り確定までを時系列で整理します。
エリア指定から見積り確定までの8ステップ
- エリア指定:町丁目単位、店舗からの半径(例:2km圏)、路線・駅からの徒歩圏、自社の商圏図のいずれかで配布範囲を提示します。
- 現地調査:指定範囲を実際に巡回し、建物種別・戸数・投函可否・配布のしやすさを確認します。
- 建物別の投函可能戸数を集計:戸建て、集合住宅(階数・戸数)、店舗・事務所などに分けて積み上げます。
- 投函禁止・除外分の控除:お断り表示、オートロック、管理会社から配布不可とされている物件、発注者指定の除外先を差し引きます。
- 配布可能枚数の目安を算出:控除後の戸数を、実際に投函できる枚数の目安として提示します。
- 配布方法別のシミュレーション:軒並み配布、集合住宅集中、エリア指定(戸建てのみ等)の各パターンで、枚数・単価・想定日数を比較します。
- 印刷部数と予備部数の決定:配布可能枚数に予備を上乗せして印刷部数を確定します。
- スケジュールと見積り確定:配布期間、開始日、報告書の提出時期を含めて最終見積りを固めます。
机上世帯数と実配布可能枚数のギャップをどう読むか
国勢調査などの机上世帯数は、あくまで「そこに住んでいる世帯の数」であり、投函できる戸数とは一致しません。オートロック比率の高い都市部では机上世帯数の6〜8割程度に落ち着くケースもあれば、戸建て中心の郊外ではほぼ近い数字になることもあります。これは地域特性による幅のある目安で、現地調査を行って初めて精度が上がります。ポスティング配布可能枚数の調べ方を押さえておくと、提示された数字の妥当性を自社でも検証しやすくなります。
予備部数は何%見るべきか
印刷部数は配布可能枚数ちょうどではなく、予備を見込むのが実務の基本です。予備が必要になる主な理由は次の3つです。
- 配布誤差:現地調査後に新築物件が増えるなど、戸数が想定より上振れすることがある
- 雨天・破損分:搬送中や配布中の折れ・濡れによる差し替え
- 再配布・予備エリア分:未配が判明した区画への補填や、余力が出た際の隣接エリアへの追加配布
目安としては配布枚数の3〜5%程度を予備に見る例が多く、天候が不安定な時期や初回配布では多めに設定しておくと安心です。
費用の考え方と「見積りが跳ね上がらない」安心感
配布単価はエリア(都市部か郊外か)、枚数、配布方法、時期(年末年始や新生活シーズンなどの繁忙期)によって変動する目安です。コストを抑えられるかどうかは、安さを掲げるかどうかではなく、組み立て方で決まります。配布エリアを現地調査に基づいて最適化すれば無駄な枚数を減らせますし、複数エリア・複数回をまとめて発注すれば巡回効率が上がります。小ロットから対応できる体制であれば、テスト配布で反応を確かめてから本配布に進むという段階設計も可能です。さらに、デザイン・印刷・配布をワンストップで手配すれば、入稿調整や分納手配の手間と中間コストを圧縮できます。
そして法人担当者が最も気にするのが、「調査後に見積りが変わるのでは」という不安です。ポスティングくんでは、現地調査を踏まえた配布可能枚数と単価を提示したうえで見積りを確定し、追加料金が発生しない明朗会計を基本としています。社内稟議に通した金額がそのまま実行額になることは、予算管理の面でも大きな意味を持ちます。
🧮 サイズ・エリア・枚数を選ぶだけで、配布費用の参考見積もりがすぐ出せます →
GPS配布報告との組み合わせで配布品質を担保する
事前の現地調査が担うのは「計画の精度」です。どのエリアに何枚、どの住戸タイプへ配るかを、机上データではなく現地の実態に合わせて決める工程になります。一方で、計画どおりに実行されたかを確認するのは別の仕組みが必要です。そこで役割を果たすのがGPSによる配布報告です。計画(事前調査)と実行確認(GPSログ)をセットで運用することで、大量配布の品質ははじめて検証可能なものになります。
GPS配布報告で分かること
- 配布ルート:配布員が実際に歩いた軌跡。指定エリアの内側を網羅できているか、エリア外へ流れていないかが地図上で確認できます。
- 配布日時:開始・終了時刻が記録されるため、早朝・夜間など苦情につながりやすい時間帯を避けられているかを点検できます。
- 未配布エリアの有無:軌跡が通っていない区画が可視化され、進入できなかった私道や工事中区画などの事情も合わせて確認できます。
- 配布員ごとの進捗:日別・担当別の消化枚数が分かるため、納期遅れの兆候を早い段階で把握できます。
報告書の見方と社内共有
受け取った報告書は、まず「地図(軌跡)」「日時」「枚数」の3点を突き合わせます。枚数だけが合っていてもルートが偏っていれば計画どおりとは言えません。社内共有では、エリア名・配布日・枚数・軌跡画像を1枚にまとめ、営業部門や店舗側にも配布範囲を周知しておくと、問い合わせ対応がスムーズです。チェック観点を体系的に整理したい場合は、配布報告書で未配を見抜く判定基準も参考にしてください。
除外リストとGPSログの突き合わせ
事前に作成した配布除外リスト(投函禁止表示のある建物、過去にクレームのあった物件、競合テナントなど)は、GPSログと照合してはじめて守られたかどうかを検証できます。除外物件の所在地付近に軌跡が残っている場合は、通過しただけなのか投函したのかを配布員に確認し、記録として残します。
クレーム発生時のトレース手順
- 申し出内容から日時と場所を特定する
- 該当日のGPSログで担当配布員と通過時刻を照合する
- 配布員に状況を確認し、投函の有無・掲示の見落としを把握する
- 当該物件を除外リストへ追加し、謝意を伝えて再投函を停止する
- 次回配布の指示書に反映し、同じ物件が再発しない運用にする
配布後に測る指標とPDCA
品質確認と並行して、反響の記録も残します。問い合わせ件数、クーポン回収率、Web流入数やQRコードの読み取り数、来店・来場者数などを配布エリア単位で集計すると、どの地区が相性が良いかが見えてきます。反響率は業種・エリア・時期・原稿内容によって大きく変わる目安であり、一定の数値が保証されるものではありません。だからこそ、1回ごとの結果を蓄積して比較することに価値があります。
大口の発注では、いきなり全域に投入せず、まず数千枚規模のテスト配布を行い、エリア別の反響と現地調査の想定とのズレを検証したうえで本配布に進む段階設計をおすすめします。テスト→検証→本配布の流れなら、原稿やエリア配分を修正してから大量投下でき、費用対効果の振れ幅を抑えやすくなります。
かんたん診断あなたに合うポスティングの進め方は?30秒でチェック ▲
まとめ:配布前の現地調査が大量配布の成否を分ける
数万枚規模のポスティングは、発注してから「思ったより配れなかった」「クレームが出た」と気づいても取り返しがつきません。だからこそ、配布開始前のエリア現地調査が成否を分けます。本記事の要点をあらためて整理します。
本記事の5つの要点
- 机上データだけでは配布可能枚数は読めない:国勢調査や世帯数データはあくまで出発点です。実際には投函禁止表示、管理人常駐、空室、事業所化、集合ポストの形状などで、実配布可能数は机上値を下回るのが通常です。配布可能枚数の調べ方を押さえたうえで、現地で確定させる流れが安全です。
- 投函禁止・オートロック・私道は事前のルール決めが必須:判断を現場任せにするとエリア間で基準がぶれます。「お断り表示があれば投函しない」「オートロックは管理者許可がなければ共用部に入らない」など、文書で統一しておきます。
- 除外リストは発注者側の準備が品質を左右する:過去にクレームのあった住所、競合店舗、自社店舗周辺、取引先、関係者宅などは、発注者しか知り得ない情報です。住所一覧の形で事前提出すると確実です。
- 調査結果は枚数・単価・日数に直結する:配布可能戸数が確定すれば、必要枚数・印刷部数・配布日数が逆算でき、見積りの精度が上がります。予備枚数の扱いも事前に決めておきます。
- GPS報告で実行を検証しPDCAに回す:配布ルートの記録と報告書を突き合わせれば、計画どおりに配られたかを客観的に確認できます。次回のエリア配分や枚数見直しの根拠にもなります。
社内稟議を通すために用意しておきたい資料
- 配布エリア地図(町丁目単位の区分と、戸建て/集合住宅の内訳)
- 現地調査にもとづく配布可能枚数の目安と、その算出根拠
- 配布方法の選択理由(軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定のいずれか)
- 印刷・配布・デザインを含む総額見積りと、追加費用が発生しない旨の記載
- 配布スケジュール(入稿日・納品日・配布開始日・完了予定日)
- 配布報告書とGPS記録のサンプル(実施後の検証方法を示す)
- クレーム対応フローと除外リストの運用方針
この7点がそろっていれば、稟議の場で問われやすい「本当に配られるのか」「追加費用は出ないのか」「効果はどう測るのか」という質問に、根拠をもって答えられます。
株式会社ポスティングくんは全国対応で、数百枚の小ロットから数万枚規模の大量配布まで承っています。料金は明朗会計で、見積り後の追加料金は発生しません(金額はエリア・枚数・時期により変動するため、あくまで目安としてご確認ください)。軒並み配布、集合住宅集中、エリア指定など配布方法も選べ、GPSによる配布報告で実施状況を可視化します。
エリアの現地調査や配布可能枚数の目安、法人向けのお見積りは無料でご相談いただけます。配布計画の初期段階からお手伝いできますので、まずは無料査定・法人お見積りのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)
「ポスティング エリア」について、より詳しくまとめた記事があります。あわせてご覧ください。
ポスティング配布エリア拡大のタイミングと判断基準【小ロット検証から】

