10万枚の全国一斉配布は、配布完了日・一斉着地か波状展開か・配布方法などの前提を先に文書で固め、枚数は店舗数の均等割りではなく商圏世帯数とカバー率から逆算して配分するのが基本です。
この記事でわかること
- 全国一斉配布の前に決めるべき5つの前提条件
- 商圏の切り出しから世帯数・カバー率で枚数を決める手順
- 重点・標準・検証に分ける三層のエリア配分の考え方
- 発注仕様書に書く項目と印刷分納・報告形式の整理
全国に店舗網を持つチェーン本部で「新商品キャンペーンに合わせて、全店舗の商圏へ10万枚のチラシを一斉に配布したい」という計画が立ち上がると、途端に悩ましくなるのが段取りです。1店舗だけなら5,000枚を1週間で配れば済む話ですが、20店舗・30都市となると、エリア配分・印刷物の納品先・配布開始日の足並み・進捗の確認方法まで、すべてを同時に設計しなければなりません。配布が終わったのか終わっていないのかが見えないまま、店舗から「チラシを見たというお客様が来ない」と連絡が来る——これは本部担当者にとって最も避けたい事態です。
この記事では、ポスティング10万枚を全国の複数都市へ一斉配布する際の進め方を、エリア配分の考え方から世帯数を起点にした枚数設計、印刷物の分納スケジュール、配布期間の組み方、料金の目安、そして配布後の検証までを手順の形で整理します。数字はあくまで目安として示し、エリアや時期による変動も併せて説明しますので、社内稟議や代理店への発注仕様書づくりにそのままお使いいただける内容を目指しました。
全国一斉配布を始める前に決めておく5つの前提条件
10万枚規模の全国一斉配布は、チラシのデザインや単価よりも先に「配布設計の前提」を固めるかどうかで成否がほぼ決まります。全国に店舗網があるチェーン本部の場合、1都市あたり2,000〜5,000枚を20〜50都市に割り付けるケースが一般的で、前提が曖昧なまま各社に見積りを投げると、都市ごとに配布方法も期間もバラバラの提案が返ってきて比較できなくなります。まずは次の5点を文書で確定させてください。
1. 訴求期限から逆算した「配布完了日」
来店期限やクーポン有効期限がある販促では、配布完了日が最優先の制約条件になります。たとえばクーポン有効期限が5月31日なら、反響が集中する投函後3〜10日を考慮して「5月15日までに全都市配布完了」と決め、そこから印刷納品日(配布開始の3〜5営業日前)、入稿日、デザイン確定日を逆算します。先に期限を固定しないと、印刷の遅れがそのまま配布の遅れに転嫁されます。
2. 全店舗同時着地か、波状展開か
全都市で同じ週に届ける「一斉着地型」は、テレビCMや全国キャンペーンと連動させる場合に有効です。一方、エリアを数ブロックに分けて1〜2週ずつずらす「波状展開型」は、問い合わせ対応の人員負荷を平準化でき、先行エリアの反響を見て後半エリアの枚数や訴求を微調整できます。どちらを選ぶかで配布員の手配計画が変わるため、見積り依頼時点で明示します。
3. 業態による配布方法の向き不向き
飲食・物販のようにリピート来店を狙う業態は、店舗近隣への反復配布が向きます。学習塾は学区とファミリー世帯の集中する戸建て・ファミリー向けマンション、不動産(売買)は持ち家層の多い戸建て中心、賃貸や治療院は単身・集合住宅比率の高いエリアと、ターゲット世帯の居住形態で最適解が変わります。
4. 配布方法の選択肢を統一する
- 軒並み配布:エリア内の全世帯に投函。認知拡大・広域告知向き
- 集合住宅集中:効率が高く単価を抑えやすい。単身・若年層向け
- 戸建て中心:持ち家層・ファミリー層狙い。住宅・教育・リフォーム系と相性が良い
- エリア指定:町丁目単位で指定。商圏が明確な店舗に有効
全都市で同一方法に揃えるのか、都市特性で変えるのかを決めておくと、ポスティング配布単価の相見積もりの条件を揃えやすくなります。
5. 店舗ごとの商圏半径
目安として、徒歩商圏の飲食・コンビニ型は半径500m〜1km、学習塾・治療院は1〜2km(学区・通院圏)、車移動が前提の郊外型店舗や住宅・自動車関連は3〜5kmが一つの基準です。都市部と郊外では同じ半径でも世帯数が数倍違うため、半径ではなく「対象世帯数」で枚数を決めるのが実務的です。
発注仕様書に書くべき項目
- 総枚数と都市数、店舗別の内訳
- 配布方法(軒並み/集合住宅/戸建て/エリア指定)
- 希望配布期間と配布完了日
- 印刷物の納品形態(分納・各拠点直送か一括か)
- 報告形式(GPSログ・配布エリア地図・写真の有無、提出期限)
- 予備枚数の扱いと残部の返却・保管方法
あわせて、配布お断り表示のある集合住宅や各戸への投函は行わない前提を共有し、計画枚数と実配布数にズレが出る可能性も見込んでおきます。さらに、クレームや問い合わせの連絡窓口を本部に一本化するのか各店舗で受けるのかを事前に決め、チラシ上の連絡先表記と社内の対応フローを揃えておくことが、全国規模の配布では欠かせません。
全国一斉配布、いまの検討段階は?
全国へのチラシ配布、3つの質問に答えると次の進め方がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
配布するエリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
総枚数や配布完了日の決まり具合は?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
今回の配布の位置づけは?
当てはまる方を選んでください
診断結果:サイズ・エリア・枚数から費用の目安を比べるのがおすすめです
まずはチラシのサイズ、配布したい市区町村、おおよその総枚数という三つの条件を整理してみてください。これがそろうと、配布方法ごとの費用の目安を並べて比べられ、社内の稟議資料づくりにも使えます。商圏は店舗数で均等に割らず、町丁目単位の世帯数とカバー率から逆算するのが基本です。目安をつかんだうえで、条件を揃えてご相談ください。
診断結果:エリアと枚数を伝えて配布プランを相談するのがおすすめです
配布エリアと枚数の見当がついているなら、店舗別の配分表と配布完了日を添えて見積りを依頼する段階です。一斉着地型か波状展開型か、配布方法や印刷物の直送分納、報告形式まで伝えると、条件のそろった配布プランが返ってきます。全国対応のポスティング代行として、エリアごとの体制を踏まえた具体的な進め方をご提案します。
世帯数から逆算する枚数設計|10万枚のエリア配分表の作り方
全国一斉配布でもっとも失敗しやすいのが「とりあえず店舗数で割る」という配分です。10万枚を20店舗で均等割りすれば1店舗5,000枚ですが、商圏の世帯数も競合状況も出店時期も店舗ごとに違うため、均等配分は結果として過剰配布と過少配布を同時に生みます。枚数は店舗数ではなく世帯数から逆算するのが原則です。
ステップ1|商圏を市区町村・町丁目単位で切り出す
まず各店舗の商圏を地図上で定義します。徒歩・自転車中心の業態なら半径1〜2km、車移動前提なら3〜5kmが一つの目安です。このとき円で描いただけで終わらせず、町丁目単位のリストに落とし込みます。川や線路、幹線道路、山地などは実際の来店動線を分断するため、円の内側でも除外する判断が必要です。逆に、商圏外でも主要道路でつながっている住宅団地は加える、といった調整を行います。
ステップ2|公開データで世帯数を把握する
切り出した町丁目ごとに、国勢調査ベースの公開統計や自治体の住民基本台帳から世帯数を拾います。戸建中心か集合住宅中心かも併せて確認しておくと、配布方法(軒並み配布か集合住宅集中か)の判断材料になります。集合住宅比率が高いエリアは、投函禁止表示のある建物が一定数含まれるため、配布禁止表示と除外率を見込んで実配布可能世帯を見積もることが重要です。
ステップ3|カバー率を決めて枚数に換算する
商圏世帯数に対し、何割へ届けるかという配布カバー率を設定します。考え方はシンプルです。
- 商圏世帯数20,000世帯/カバー率50%=10,000枚
- 商圏世帯数20,000世帯/カバー率25%=5,000枚
- 商圏世帯数8,000世帯/カバー率100%=8,000枚
この3ステップを全店舗分並べたものが、そのままエリア配分表になります。表には「店舗名/対象市区町村/町丁目数/商圏世帯数/カバー率/配布枚数/納品先」を列として持たせると、印刷の分納指示にもそのまま使えます。
均等割りをやめる|三層配分モデル
10万枚を20店舗に配る場合、次のように重み付けします。
- A:重点都市(3〜5店舗)=新規出店・リニューアル・テコ入れ対象に8,000〜12,000枚。カバー率を高めに取り、面で認知を押し上げる。
- B:標準都市(10〜13店舗)=既存の安定店舗に4,000〜6,000枚。前回反響のよかった町丁目を優先。
- C:検証都市(3〜5店舗)=未検証エリアや新商圏候補に2,000〜3,000枚の小ロット。結果次第で次回の重点候補に繰り上げる。
この三層にすると、総量は同じでも「攻める予算」と「守る予算」「試す予算」が分離され、社内でも説明しやすくなります。
面取り型と反復型のどちらを選ぶか
同じ10万枚でも、配り方は2通りあります。面取り型は10万世帯へ1回ずつ配り、到達世帯数を最大化する方法。認知の広がりを優先する新店告知に向きます。反復型は5万世帯へ期間を空けて2回配る方法で、同じ世帯に繰り返し接触するため想起されやすい一方、1回目と2回目の反響が混ざり、「どちらの配布で動いたか」の単純比較が崩れます。反復型を選ぶなら、クーポン番号や問い合わせ導線を回次ごとに分けておくと検証が可能です。
なお、チラシの反響率は業種・商材・時期・デザイン・配布エリアの条件で大きく変動します。一般的に0.01〜0.3%程度といった数値が語られますが、これはあくまで目安であり保証値ではありません。初回は検証都市で得た実測値を基準に、次回以降のカバー率を上下させる運用に切り替えていくのが現実的です。
印刷物の分納スケジュールと納品先の組み方
10万枚規模の全国一斉配布でつまずきやすいのが、印刷物の物流です。10万枚を本部や倉庫など1か所にまとめて納品してしまうと、保管スペースの確保に加えて、各地の配布拠点へ送り直す再発送コストと手間が二重に発生します。全国一斉配布の進め方としては、印刷会社から各都市の配布拠点へ直接送る「直送分納」を前提に段取りを組むのが基本です。
直送分納の基本手順
- 納品先リストの作成:エリア配分表が確定したら、拠点名・住所・担当者名と連絡先・受入可能日・荷受時間帯(例:平日10〜16時、土日不可)を一覧化します。マンションの管理人対応や、営業時間外の受取可否も事前に確認しておきます。
- 箱数・重量の算出:A4・90kg紙のチラシなら1箱4,000枚前後・約20kgが目安です。1拠点8,000枚なら2箱・約40kgという計算になり、荷受側に「何箱届くか」を先に伝えられます。用紙の厚さやサイズによって変動するため、印刷会社に実数を確認しましょう。
- 着地日の逆算:配布開始日の3〜5営業日前に全拠点着地させるのが安全圏です。印刷完了日から輸送日数を引き、さらに予備日を加えて入稿締切を決めます。
スケジュールで余裕を持たせるべきケース
- 離島・山間部・積雪地域:中継便や天候による遅延が起こりやすく、通常より1〜2日多く見積もります。
- 物流繁忙期:年末年始、3〜4月の引越シーズン、大型連休前後は輸送枠が逼迫します。配布開始日が繁忙期に重なる場合は、着地目標を1週間前に前倒しする判断も有効です。
- 拠点の荷受体制が弱い場合:小規模店舗や個人宅扱いの拠点は、まとめて大量の箱を受け取れないことがあります。分割納品や配布会社の倉庫受けに切り替えます。
現場の取り違えと仕分け工数を減らす工夫
拠点数が増えるほど、「別エリア用のチラシが届いた」「枚数が合わない」といったトラブルが起きやすくなります。防ぐポイントは次の3つです。
- 納品書と配布指示書をセットで同梱する:箱の中に配布エリア名・枚数・配布開始日・配布方法(軒並み/集合住宅中心など)を明記した指示書を入れ、外装にもエリア名を大きく表示します。
- 梱包単位を配布エリア別に小分けする:1箱を複数エリア分で混載せず、「A区3,000枚」「B市1,000枚」のように小分け梱包しておくと、現場での仕分け工数が大きく減り、配布初日の立ち上がりが早くなります。
- 着荷連絡のルールを決める:各拠点から本部へ「到着・箱数・破損有無」を所定の様式で報告させ、未着があれば配布開始前にリカバリーできる状態にしておきます。
なお、デザイン・印刷からポスティングまでをワンストップで任せると、納品先の調整と配布指示の伝達が一本化され、本部側は拠点ごとの個別やり取りから解放されます。チェーン店の一括発注と分納・直送の進め方も参考に、印刷単価だけでなく輸送費と管理工数まで含めた総額で比較すると、結果的にコストを抑えやすくなります。
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配布期間の組み方|一斉着地型と波状展開型の使い分け
10万枚規模の全国配布は、一般的に2〜4週間程度で消化される目安です。ただしこれは配布都市数と、各エリアの配布員体制によって大きく変動します。1都市あたり5,000枚なら数日で終わる一方、同じ週に20都市へ同時着地させようとすると、特定エリアの配布キャパシティを超えて納期が延びることがあります。まずは「同時に動かせる都市数」を配布会社と確認したうえで、下記のどちらの型で組むかを決めます。
パターンA:一斉着地型
全都市で同じ週に配布を完了させる方法です。テレビCM・Web広告・全国同時のセール告知と連動させる場合や、期間限定クーポンの開始日を全店で揃えたい場合に有効です。注意点は次の通りです。
- 地方都市ほど配布員数が限られ、同週完了が難しいケースがある
- 印刷の分納納期も同時に逼迫するため、入稿を通常より1週間前倒しする
- 雨天や連休が重なると全都市で同時に遅れが出るので、予備日を2〜3日確保する
パターンB:波状展開型
主要都市から順に2〜3波に分けて展開する方法です。第1波で政令市など反響母数の大きいエリアを配布し、問い合わせ件数やクーポン利用率を見てから、第2波以降のチラシ内容やオファー(割引率、特典、申込期限)を微調整できます。版下を共通部分と差し替え部分に分けておけば、後続分の刷り直しコストも抑えられます。本部一括発注での分納・版下共通化と組み合わせると運用しやすい型です。
パターンC:曜日・時期設計
業種によって届くべきタイミングが異なります。あくまで目安ですが、次のような着地設計が一般的です。
- 飲食:来店検討が動く木・金の着地。週末セールは水曜着地も有効
- 学習塾:入会検討期の2〜3月、7月、11月の直前に着地
- 不動産:転勤・進学需要が動く1〜3月を繁忙期として前倒し配布
- 小売・量販:給料日後の週末前を狙う
配布期間中に押さえる運用ルール
- 雨天順延の扱いを事前合意:順延時の最終完了日と、連絡経路(本部窓口一本化か店舗個別か)を契約前に決めておく
- 日報の提出頻度を決める:一斉着地型は日次、波状展開型は波ごとの週次が実務的。GPSログと配布枚数の突合タイミングも指定する
- 店舗側の受け入れ準備:配布開始日をスタッフへ事前告知し、クーポンの読み取り・回収体制、来店者アンケート(「チラシを見た」の選択肢追加)を整える
- 中間レビュー:全体の3〜5割消化時点で反響を集計し、未着手エリアの枚数配分を微調整する
配布は「撒いて終わり」ではなく、着地日と店舗の受け皿がそろって初めて数字になります。期間設計の段階で、各店舗がいつ何を準備するかまで一覧化しておくことが、10万枚を無駄にしない最大のポイントです。
10万枚の料金はどう決まるか|見積りで確認すべき項目と費用の目安
全国一斉配布の予算を組むとき、最初に押さえておきたいのは「ポスティングの単価に全国共通の定価はない」という点です。公開されている相場はあくまで目安であり、エリア・枚数・配布方法・時期によって変動します。10万枚を複数都市に分けて配る場合、同じ10万枚でも都市構成によって総額が変わるのが普通です。だからこそ、単価の数字だけを見るのではなく「何が単価を動かしているのか」を理解したうえで見積りを読むことが、本部担当者の実務では重要になります。
単価を構成する5つの要素
- 配布方法:軒並み配布(エリア内の住戸をもれなく配る)が最も効率がよく単価は抑えやすい一方、集合住宅集中、戸建てのみ指定、丁目単位のエリア指定など条件が細かくなるほど、1人あたりの配布効率が落ちて単価は上がります。
- 人口密度:都市部は1棟あたりの投函数が多く移動距離が短いため効率的です。郊外や地方は住戸が点在し、移動時間が増えるぶん単価が上がりやすくなります。10万枚を全国に散らすと、都市部の低単価と地方の高単価が混ざった加重平均になります。
- 配布枚数のボリューム:まとめて発注するほどスタッフ手配や管理が効率化され、割引が効きやすくなります。全国分を本部で一括発注すると、店舗ごとにバラバラに頼むより有利になるケースが多いです。
- チラシのサイズ・重量:A4単ページとB4、厚紙、冊子型では1人が一度に持てる枚数が変わります。重量物は補充回数が増えるため単価に反映されます。
- 時期:年度末、新学期前、年末商戦などの繁忙期は配布枠が埋まりやすく、希望日程を押さえるための条件が変わることがあります。
見積りで必ず確認する項目
ポスティング費用は配布単価だけで完結しません。業者によっては以下が別建てになっており、合計すると想定より膨らむことがあります。
- 印刷費(用紙・加工の指定を含む)
- デザイン費・版下作成費
- 各配布拠点への配送費・分納手数料
- 配布報告書の作成費、GPSログの提供可否
- エリア指定の変更手数料、再配布・キャンセル時の扱い
確認すべきは2点だけです。「最終的に総額でいくらか」と「追加料金が発生する条件は何か」。この2つを書面で明確にしておけば、稟議後に金額が動くという事態を避けられます。ポスティングくんでは追加料金のない明朗会計を基本としており、見積り時点の金額のまま配布完了まで進められます。小ロットのテスト配布から10万枚規模の全国一斉配布まで、同じ基準でお見積りが可能です。
複数社を比較するときのコツ
相見積もりで最も多い失敗が、条件が揃っていないまま単価だけを並べてしまうことです。A社は軒並み配布、B社は戸建て指定、C社は集合住宅中心——これでは単価の高低に意味がありません。比較の際は、対象エリア(市区町村・丁目レベル)、配布方法、チラシサイズと重量、配布期間、報告形式の5項目を同一条件で提示し、各社に同じ前提で出してもらいます。ポスティング配布単価の相見積もりで条件を揃えるチェックリストを使えば、依頼時の漏れを防げます。あわせて、複数回の配布を前提にするなら年間での発注量をまとめて相談したほうが、1回ごとに都度発注するより条件が整理しやすくなります。
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配布状況の見える化とクレーム対応|GPS報告で進捗を管理する
10万枚を全国で一斉に動かすとき、本部担当者が最も不安を感じるのは「本当に配られているのか」という一点です。遠隔地の配布状況は目視で確認できないため、報告の精度がそのまま社内説明の信頼度になります。ポスティングくんでは配布スタッフの移動軌跡をGPSログとして記録し、都市ごと・エリアごとの進捗を可視化します。配布完了後の事後報告だけでなく、配布期間中に進捗を把握できることが大きな利点で、遅れている都市があれば増員やスケジュール調整といった手を打てます。
本部が確認すべき3つのポイント
- 配布エリアが指示通りか:GPSの軌跡が指定した町丁目の範囲内に収まっているか。商圏外の余白エリアに流れていないかを地図上で照合します。
- 配布日が計画通りか:都市ごとの着地日が販促カレンダー(セール初日・来店特典の開始日)とずれていないか。ログの日付で確認できます。
- 残枚数の有無:納品枚数と配布完了枚数の差分を都市別に突き合わせ、未配分がある場合は追加配布に回すか回収するかを早めに判断します。
確認の観点を事前に整理しておきたい場合は、GPSログ・写真の実務チェックリストもあわせて参照すると、報告書の読み方が社内で統一できます。
クレームを未然に防ぐ配布現場の運用
全国規模になるほど、1件のクレームが本部に届くリスクは高まります。現場では次の運用を徹底することが基本です。
- 「チラシお断り」の表示がある住戸・集合住宅へは投函しない
- ポストからチラシがあふれないよう、滞留している住戸は投函を見送る
- 深夜・早朝の配布を避け、住民の生活時間帯に配慮する
- 管理会社や自治会から申し入れのあった物件は配布除外リストとして管理し、全国の配布スタッフ間で共有する
お断り表示や集合住宅のルールにより、計画枚数と実配布数には一定のズレが生じます。これは品質を守るうえで避けられない調整であり、見積り段階で前提として共有しておくと、報告時の認識齟齬を防げます。
問い合わせが入ったときの連絡フロー例
- 住民からの連絡先は原則として本部または店舗の代表窓口に一本化する
- 受け付けた店舗は、物件名・住所・日時・内容を所定フォーマットで本部に即時共有する
- 本部から配布会社へ連絡し、該当エリアのGPSログと配布担当を照合して事実確認する
- 配布会社は当該物件を除外リストに登録し、以後の配布から外す
- 本部は対応結果を店舗へ返し、必要に応じて謝意を伝える
この流れを配布開始前に全店舗へ周知しておくと、現場での判断迷いがなくなり、初動が遅れて話が大きくなることを防げます。
都市別の反響計測と次回の配分見直し
効果検証は都市単位で分けて測ることが前提です。チラシに都市ごとの専用クーポンコードやQRコードの遷移先を設定し、店頭アンケートで「チラシを見た」の回答数を記録すれば、同じデザインでも地域差が数値で見えてきます。反響率は業種や時期によって幅がありますが、あくまで目安として、配布枚数に対する問い合わせ件数・来店数・獲得単価を都市別に並べて比較します。反響の高かった都市は次回の枚数を厚く、低かった都市は配布方法(軒並み配布か集合住宅集中か)やエリアの絞り込みを見直す、という形で配分表を更新していくと、回を重ねるごとに全国配布の精度が上がっていきます。
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まとめ|10万枚の全国一斉配布は設計段階で8割決まる
全国規模の10万枚配布は、配り始めてからできる調整がほとんどありません。だからこそ、着地日・エリア配分・印刷分納・報告方法を事前に固めておくことが成果を左右します。本文で解説した流れを、発注前のチェックリストとして再整理します。
進め方の全体フロー(6ステップ)
- 前提条件の確定:目的(来店・問合せ・認知)、KPI、着地日、予算上限、原稿の確定日、対象店舗リストを先に決める。ここが曖昧だと以降の設計がすべてぶれます。
- 世帯数からの枚数設計:各店舗の商圏世帯数を把握し、主力商圏・準商圏・拡張商圏の三層に分けて配分。10万枚を店舗数で機械的に割らず、世帯数と売上規模で重み付けします。
- 印刷物の分納・直送:版下は全国共通、店舗情報のみ差し替える構成にし、配布拠点へ直送。納品日は配布開始の数日前に設定し、余剰分の保管先も決めておきます。
- 配布期間の選択:テレビCMや全国キャンペーンと連動するなら一斉着地型、エリアごとの反応を見て改善するなら波状展開型。目的に応じて使い分けます。
- 見積り項目の精査:配布単価だけでなく、エリア設定費・報告書作成費・再配布対応・都市部と郊外の単価差などを項目別に確認します。
- 進捗管理と効果検証:GPS報告と配布日報で進捗を把握し、配布後はエリア別の反響を集計してCPAを算出。次回の配分に反映させます。
数値はあくまで目安として扱う
反響率や配布単価は、商材・エリア・時期・チラシの内容によって大きく変動します。記事内で示した水準はあくまで目安であり、同じ10万枚でも都市部中心か地方中心かで総額も反応も変わります。社内稟議の際は「見込み値」と明記し、実測値で更新していく前提で組み立てるのが安全です。
初回は小ロットのテスト配布から
いきなり10万枚を投じるのが不安な場合は、主要都市3〜5エリアで各3,000〜5,000枚程度のテスト配布を行い、都市別の反応差を確認してから本番規模へ広げる進め方も現実的です。テスト段階で反応の良かった属性・エリアに重点配分すれば、本番の10万枚の費用対効果を高めやすくなります。大量配布の効果検証と見直し手順も併せて設計しておくと、2回目以降の判断がスムーズです。
株式会社ポスティングくんは全国対応で、GPSによる配布報告と追加料金のない明朗会計により、法人・チェーン本部の大量配布にも対応しています。店舗リストをご提供いただければ、世帯数をもとにしたエリア配分案の作成を含めてご提案が可能です。10万枚規模の全国一斉配布をご検討の際は、無料査定・法人向けお見積りからお気軽にご相談ください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

