店舗からの距離帯で配布密度を変えるのが基本です。半径500m圏は全戸・毎回、500m〜1km圏は隔週や強化週、1〜2km圏は集合住宅集中や月1回、2km超はスポット配布が目安とされています。
この記事でわかること
- 折込が届かない層をポスティングで補うハイブリッド設計の考え方
- 半径500m・1km・2km圏ごとのカバー率と配布頻度の目安
- 競合店との中間地点を撤退型・侵攻型で判断する基準
- 会員データの浸透率で同心円を実勢商圏に引き直す手順
「以前は新聞折込だけで商圏をカバーできていたが、最近は部数が落ちて特売日の来店数が読みにくくなった」——スーパーや食品チェーン、ドラッグストアの販促担当者から、こうした相談が増えています。新聞購読率が長期的に低下傾向にあることは公的統計でも確認でき、折込チラシ1枚あたりの到達世帯数は以前と同じ前提では考えにくくなりました。とはいえ、生鮮・日配を軸とする小売業にとって、週単位の特売告知は来店頻度を支える生命線です。
そこで現実的な選択肢になるのが、店舗周辺の商圏をポスティングで面として押さえるという設計です。本記事では、店舗からの距離帯(半径500m/1km/2km)ごとに配布密度を変える考え方、週次・隔週など定期配布サイクルの組み方、特売日から逆算した投函タイミング、そして1店舗あたり1〜3万枚/回を想定した枚数シミュレーション例を、あくまで目安として具体的に解説します。継続発注によるコスト最適化や、GPS配布報告で「本当に配られたか」を確認する運用面まで、現場で使える形で整理します。
折込部数の減少で何が起きているか|スーパーの商圏カバー戦略を見直す
スーパーや食品チェーンの販促といえば、長らく新聞折込が主役でした。週末の特売、月初の日替わり、月末のポイント倍デー——これらを折込チラシで告知するサイクルは、多くのチェーンで標準フォーマットになっています。しかし近年、販促担当者から「同じ枚数を折り込んでいるのに来店数が伸びない」「チラシ経由の客数が読みにくくなった」という声が増えています。背景にあるのが、新聞の発行部数・購読率が長期的に低下傾向にあるという構造変化です。これは公的な統計でも確認できる一般的な傾向で、特定エリアの数字は商圏ごとに異なるため、自店の商圏では販売店に実配布部数を確認するのが実務的です。
折込は「新聞購読世帯にしか届かない」構造
折込の最大の制約は、新聞を取っている世帯にしか物理的に届かないことです。つまり、折込部数が減るということは、同じ商圏に同じ枚数を投じてもカバーできる世帯数そのものが縮んでいるということになります。結果として、1来店あたりの販促コスト(CPA)が静かに上昇していきます。到達が特に薄くなりやすいのは次のような層です。
- 単身世帯・共働き世帯(新聞を購読していないケースが多い)
- 20〜40代のファミリー層(情報取得がスマホ中心)
- 大規模マンション・賃貸集合住宅の居住者
- 新興住宅地・分譲が進んだばかりのエリア
スーパーにとってこの層は、平日夕方や週末のまとめ買いを担う重要な客層です。折込だけに依存すると、最も取り込みたい世帯に告知が届かないという逆転が起きかねません。
ポスティングは購読有無に関係なく全世帯へ
一方でポスティングは、新聞購読の有無にかかわらず集合住宅・戸建てを問わず投函できます。さらに実務上のメリットとして、丁目単位・街区単位・集合住宅単位でエリアを細かく指定できる点が挙げられます。「駅前の大型マンション3棟だけ」「線路の向こう側は競合店の商圏だから外す」といった、折込では難しい細かな取捨選択が可能です。競合店が出店した方面を厚く、自店が圧倒的に強い方面は薄く、といった配布密度のコントロールもできます。
折込かポスティングかではなく「ハイブリッド設計」で考える
重要なのは、折込とポスティングを対立で捉えないことです。折込で届く購読世帯(比較的シニア層・持ち家層が多い)はそのまま押さえつつ、届かない層をポスティングで補完する——このハイブリッド設計が、折込減少時代の現実解になります。見直しの手順としては以下が実務的です。
- 販売店に商圏内の町丁目別の折込部数を確認する
- 自治体の世帯数統計と突き合わせ、町丁目ごとのカバー率を算出する
- カバー率が低い町丁目・集合住宅をポスティングで補完する
- 補完分を含めた総到達世帯数ベースで、販促コストを再計算する
商圏は移動手段で変わる
そのうえで前提になるのが、自店の商圏をどこまでと見るかです。スーパーの商圏は来店客の移動手段で大きく変わります。目安として、徒歩中心の都市型店舗は半径500m〜1km、自転車利用が多い住宅地型は2km前後、駐車場を備えたロードサイド型は3kmを超えることもあります。同じ3万枚でも、この商圏タイプによって「どこに何枚配るか」はまったく別の設計になります。なお紙媒体全体の投資判断を俯瞰したい場合は、紙チラシの広告費の推移も併せて押さえておくと社内説明がしやすくなります。次章では、この距離帯ごとに配布密度をどう変えるかを具体的に設計していきます。
スーパーのチラシ定期配布、次の一手は?
かんたんな質問に答えると、商圏への配布の進め方が見えます(約30秒)
質問 1 / 3
ポスティングの検討はどの段階ですか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
配布するエリアは決まっていますか?
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質問 3 / 3
配布の頻度はどう考えていますか?
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診断結果:エリアと枚数から費用の目安を比べるのがおすすめです
まずはチラシのサイズ、配布したいエリア、想定する枚数を決めて、配布費用の目安を出してみましょう。店舗から近い順にどこまで広げるかを仮置きすると、折込で届きにくい層をどれだけ補えるかが見えてきます。複数のパターンで比べれば、社内での説明もしやすくなります。条件が固まっていなくても、分かる範囲でお知らせいただければ目安をご案内します。
診断結果:エリアと枚数を伝えて配布プランを相談するのがおすすめです
配りたいエリアと枚数の見当がついているなら、具体的な見積りと配布プランの相談へ進みましょう。店舗からの距離帯ごとの配布密度、週次・隔週といったサイクル、特売日から逆算した投函タイミングまで含めて設計できます。配布エリアと希望時期をお伝えいただければ、継続配布を前提としたプランをご提案します。
距離帯別の配布密度設計|半径500m・1km・2kmで配り方を変える
スーパーや食品チェーンのチラシ定期配布で最も効率を左右するのが、「全エリアに同じ密度で配らない」という発想です。来店頻度は店舗からの距離に強く相関するため、商圏を同心円の帯に分け、帯ごとにカバー率と頻度を変える枚数設計を行います。限られた予算を、最も来店確率の高い世帯に厚く寄せるのが基本です。
帯ごとのカバー率と頻度の目安
- 半径500m圏(コア層):ほぼ全戸100%カバー。徒歩・自転車で日常的に来店する層なので、毎回の定期配布に含めます。軒並み配布で取りこぼしを作らないことが重要です。
- 500m〜1km圏(準コア層):全戸配布を基本としつつ、頻度は隔週、または週末特売・ポイント倍デーなど強化週に絞る設計が現実的です。
- 1km〜2km圏(周辺層):全戸では効率が落ちるため、世帯数の多い団地・大型マンションへの集合住宅集中配布に切り替えるか、月1回のまとめ配布に限定します。
- 2km超(外縁):新店オープン、周年祭、大型セールなど年数回のスポット配布に限定。恒常的に配る必要はありません。
この帯別設計は、軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定という配布方法の選択とそのまま直結します。帯ごとに「どの方法で、何枚」と指定できれば、同じ予算でも反響の密度は大きく変わります。
競合店との中間地点をどう扱うか
競合スーパーの至近エリアは、来店率が構造的に低くなります。判断は二択です。ひとつは密度を下げて予算をコア層に戻す「撤退型」。もうひとつは、目玉価格や自店限定の強み(鮮魚・惣菜・ポイント還元など)を前面に出し、価格訴求で攻める「侵攻型」。侵攻型を選ぶなら、1〜2回の単発ではなく3か月以上の継続配布で認知を積み上げる前提が必要です。どちらを選ぶかを帯ごとに決め、翌期に来店データで検証します。
円ではなく「実勢商圏」で引き直す
地図上の同心円は、あくまで出発点です。実際には、幹線道路の中央分離帯、線路、川、急な坂道といった物理的な分断によって、距離が近くても来店しにくいエリアが生まれます。逆に、主要道路沿いで駐車場に入りやすい方向は、2km離れていても来店が多いことがあります。
- ポイントカードやPOSの会員データから、来店客の居住エリア(町丁目単位)を集計する
- 町丁目ごとの「来店客数 ÷ 世帯数」で浸透率を算出し、高・中・低の3段階に色分けする
- 浸透率が高いのに配布していない町丁目を優先的に帯へ組み込む
- 浸透率が低く改善も見られない町丁目は、次回以降の配布対象から外す
この作業を四半期ごとに行えば、同心円は徐々に実態に沿った歪んだ商圏図へと洗練されます。継続配布のKPI設計と効果検証の考え方を併用すると、帯ごとの投資対効果が見えやすくなります。
配布可否とお断り表示への配慮
密度を上げる帯ほど、クレームリスクも比例して高まります。「チラシお断り」の表示がある世帯、管理会社が投函を禁止している集合住宅、オートロック物件などは事前調査で除外リストを作成し、配布スタッフ全員に共有します。表示がある以上は投函しないのが原則で、これを徹底することが長期の定期配布を安定させる前提条件です。除外によって帯のカバー率は100%には届きませんが、その分は隣接町丁目で補えば実配布枚数は維持できます。
週次・隔週・月1回|定期配布サイクルの組み方と業態別の最適解
スーパー・食品チェーンのチラシ定期配布で最初に決めるべきは「どの距離帯に、どの頻度で入れるか」です。枚数設計は頻度とセットで考えないと、年間予算が一気に膨らみます。まずは自店の販促カレンダー(週末特売、火曜市・水曜市などの曜日施策、月初・給料日後の買い回り、月末の締め、季節イベント)を書き出し、そこに配布日を重ねるところから始めます。
週次・隔週・月1回、それぞれが向くケース
- 週次配布が向く:生鮮主体で来店頻度が週2回以上、商圏内に競合スーパーが2店以上ある密集エリア。特売の鮮度がそのまま来店理由になるため、週単位で情報を更新する価値が高い業態です。
- 隔週配布が向く:食品+日用品の中型店、郊外で競合が少ない店舗。1回あたりの紙面を厚く(4〜8ページ相当)し、2週間分の目玉をまとめて訴求するほうがコスト効率は上がります。
- 月1回配布が向く:ドラッグストア、大型ロードサイド店、クーポン冊子型の販促。来店サイクルが2〜4週間に1回の業態では、月1回で十分に接触が成立します。
距離帯×頻度のマトリクス運用
全エリアを同じ頻度で配る必要はありません。おすすめは、コア半径500m圏は週次、500m〜1kmは隔週、1〜2kmの外周は月1回という段階設計です。たとえば総枚数3万枚の店舗なら、コア8,000枚を毎週、中間1万枚を隔週、外周1.2万枚を月1回とすることで、月間配布枚数を均等配布より抑えながら、来店頻度の高い近隣世帯への接触回数は維持できます。ポスティングの年間契約にまとめると、この配分を月別に固定したうえで単価も安定させやすくなります。
同じ紙面の繰り返しは飽きとクレームの元
毎週まったく同じ構成のチラシを同じ世帯に入れると、読み飛ばされるだけでなく「毎回うるさい」という苦情にも繋がります。紙面の役割をローテーションさせましょう。
- 第1週:特売号(目玉商品・価格訴求)
- 第2週:クーポン号(切り取り型・来店回数の底上げ)
- 第3週:新商品・レシピ号(献立提案で滞在単価を上げる)
- 第4週:イベント・季節号(催事、ポイント倍デーなど)
こうして情報の種類を変えると、同じ世帯への接触でも「毎回違う内容」と認識され、保存率が上がります。
業態差の補足と年間スケジュール化
ドラッグストアは医薬品・日用品の買い置きサイクルに合わせて月1〜2回、冷凍食品チェーンはまとめ買い需要が立つ給料日後と月末に集中、業務用スーパー型は飲食店需要も見込んで月初の仕入れタイミングを狙うなど、業態ごとに山が違います。最後は必ず年間スケジュール表に落とし、配布日・エリア・枚数・紙面テーマ・前年同月の売上/客数を1行ずつ並べて比較してください。前年実績と並べて見ることで「隔週に落としても客数が落ちなかった月」「週次に戻すべき月」が判断でき、翌年の枚数設計の精度が上がります。なお効果の読み取りは複数要因が絡むため、あくまで傾向把握の目安として扱うのが実務的です。
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特売日から逆算する配布タイミング|曜日・時間帯の設計
スーパーのチラシは「配った日」ではなく「読まれた日」で成果が決まります。投函から来店までのリードタイムは、食品小売の場合おおむね1〜3日が目安です。チラシを見た人が「今日の夕飯」「週末のまとめ買い」を考えるタイミングに手元にある状態をつくることが、配布タイミング設計の出発点になります。
基本は「特売初日の1〜2日前に投函完了」
早すぎるとポストの中で他のチラシに埋もれ、冷蔵庫に貼られる前に捨てられます。逆に特売当日の投函では、すでに献立と買い物計画が決まっており、来店の意思決定に間に合いません。実務上は次のような逆算が扱いやすい形です。
- 金土日の週末特売:木曜日中〜金曜午前までに投函完了。木曜夕方に到達すると、金曜の献立検討と週末のまとめ買い計画に乗りやすい
- 火曜市・水曜市:前日の夕方〜当日の午前中に到達。週の中日は「買い足し需要」が中心のため、直前到達のほうが反応しやすい
- 月初・給料日後のセール:25日前後の給料日直後、月初の買い置き需要に合わせて前日投函
- 月末の節約訴求:家計が締まる時期は「底値」「まとめ買い」訴求を前日〜2日前に
曜日・時間帯のチェックポイント
- 特売初日と曜日を確定する(週次サイクルなら固定化する)
- 到達希望日を初日の1〜2日前に設定する
- 到達希望日から配布日数を引いて配布開始日を決める
- 雨天・祝日・連休の予備日を1日分確保する
- 配布完了後、報告データで到達日を検証する
天候も無視できません。雨天はポスト周りでの作業が遅れ、紙面が濡れて印象を損ねるリスクもあります。梅雨時期や降雪期は配布日程に1日の余裕を持たせ、必要に応じて防水対策や配布順の入れ替えを依頼しておくと安心です。
「配布期間のばらつき」を距離帯で管理する
1店舗1〜3万枚規模になると、配布には数日を要します。つまり初日に投函された世帯と最終日の世帯では、特売日までの残り日数が変わるということです。ここを放置すると「早すぎる層」と「ちょうど良い層」が混ざり、効果検証が曖昧になります。
実務で有効なのが、距離帯ごとに配布日を分ける方法です。来店頻度の高いコア圏(半径500m前後)は特売前日に到達するよう最終日に回し、来店決定に時間がかかる外周エリア(1.5〜2km)は先行して配る。外周の読者は「今週末どこへ行くか」を早めに考える傾向があるため、この順序が噛み合いやすくなります。
- 外周2km圏:特売初日の3日前から配布開始
- 中間1km圏:2日前
- コア500m圏:前日〜当日午前に完了
この設計が機能したかどうかは、感覚ではなくデータで確かめます。GPSによる配布報告ならいつ・どのエリアを配ったかが日付入りで残るため、特売日との整合を後から検証できます。「コア圏の到達が1日ずれていた週は来店が鈍かった」といった仮説が立てば、次回の逆算精度は確実に上がります。配布日データとPOSの日別売上を突き合わせる運用は、継続配布の効果検証の基本動作として定着させておきたいところです。
1店舗1〜3万枚のシミュレーション例|枚数・コスト・反響の目安
ここから紹介する数字は、あくまで設計の出発点としての目安です。実際の最適枚数は、店舗周辺の世帯密度、競合店の位置、商材単価、紙面の訴求力によって大きく変わります。自店の数字に置き換えて使ってください。
枚数の出し方(4ステップ)
- 商圏を距離帯で区切る:半径500m/1km/2kmの同心円を地図上に描き、幹線道路・川・線路などの分断要因で実際の到達範囲を補正する。
- 各帯の世帯数を把握する:国勢調査や自治体の町丁目別世帯数、住宅地図ベースの集計から、帯ごとの総世帯数を出す。
- カバー率を決める:コア帯は80〜100%、外周帯は30〜50%など、距離が遠いほど絞る。世帯数×カバー率=配布枚数。
- 配布不可分を差し引く:お断り表示のある住戸、管理規約で不可の集合住宅などを見込み、実配布可能枚数で予算を組む。
モデルケース3例
- 例A:住宅密集地の小型スーパー(商圏世帯数約2万)/コア500m圏6,000枚を週次、1km圏8,000枚を隔週。月あたり約3.2万枚。来店頻度の高い近隣客に特売情報を毎週届けつつ、外周は隔週で認知を維持する設計。
- 例B:郊外中型店/1km圏12,000枚+2km圏の集合住宅中心に8,000枚で、1回2万枚を月2回。車来店が前提のため距離帯を広げ、外周は集合住宅集中配布で効率を取る。
- 例C:ドラッグストア/月1回3万枚の一斉配布。月初または目玉企画に合わせ、広く薄くカバーして来店サイクルに合わせる。
費用の考え方
費用は配布単価×枚数+デザイン費+印刷費が基本構成です。単価はエリアの世帯密度、配布方法(軒並み/集合住宅集中/エリア指定)、枚数規模、繁忙期かどうかで変動します。一般にまとまった枚数や継続発注では単価が下がりやすく、チラシ印刷と配布をまとめて依頼することで入稿や納品の手間と輸送コストを圧縮できます。月3万枚規模なら、年間計画で発注した方が1回ごとのスポット発注より総額を抑えやすくなります。
反響の見方と測定方法
チラシの反響率は商材・紙面・時期で大きく変わるため、一律の数値は示せません。食品小売のように購買頻度が高い業態では、単発の問い合わせ率より来店客数と客単価の変化で見るのが現実的です。測定は次の方法を組み合わせます。
- 切り取りクーポンの持参枚数(持参率=持参数÷配布枚数)
- 配布日・翌日の来店客数とレジ通過数の前週比・前年同週比
- レジや店頭での簡易アンケート(「何でお知りになりましたか」)
- 紙面のQRコード読取数、LINE公式アカウントの友だち追加数
評価はCPA(1来店あたり販促費)で行います。配布費用÷推定増加来店数で算出し、客単価や粗利率と突き合わせて採算ラインを判断します。重要なのは1回の結果で判断せず、距離帯別・配布日別に数字を残し、3〜6か月の推移で「どの帯に何枚が効くか」を見極めることです。GPSによる配布報告と突き合わせれば、反響が弱い帯が配布漏れなのか紙面の問題なのかを切り分けられます。
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継続発注でコストを最適化する|クレーム対策とGPS報告の活用
スーパーや食品チェーンのチラシ定期配布は、単発で発注するよりも継続前提で組んだほうが、同じ予算でより多くの枚数を配れます。これは値引き交渉の結果ではなく、配布業務そのものの効率が上がるためです。理由を理解しておくと、見積もりの妥当性も判断しやすくなります。
継続発注で単価が下がる4つの理由
- 配布エリアの固定によるルート最適化:毎回同じ丁目・同じ集合住宅を回るため、配布員が地形・ポストの位置・入れにくい物件を記憶します。回数を重ねるほど1日あたりの配布枚数が伸び、作業効率が配布単価に反映されます。
- まとめ発注・年間契約での単価調整:週次や隔週で年間数十回分をまとめて計画すると、人員の手配が前もってできるため、繁忙期の割増リスクを抑えやすくなります。ポスティングの年間契約の考え方は、多店舗チェーンほど効果が出ます。
- 印刷のロットメリット:1店舗1万枚でも、10店舗分を同一紙面でまとめれば10万枚のロットになります。店舗名や価格だけを差し替える「版替え」で済ませれば、印刷コストはさらに圧縮できます。
- デザインのテンプレート流用:紙面の型(上段に目玉商品、中段に日替わり、下段に地図とクーポン)を固定し、毎回は商品写真と価格だけを差し替える運用にすると、制作費と校正工数が毎回かかりません。
当社は小ロットから大量配布まで対応できるため、「A店は5,000枚、B店は2万枚」といった規模差のある多店舗を一本の発注にまとめられます。料金は追加料金なしの明朗会計で、エリア・枚数・時期により変動する点を前提としつつも、年間の予算が読める形でご提示します(金額はいずれも目安です)。
クレームを未然に防ぐ運用ルール
定期配布は同じ世帯に繰り返し投函するため、マナー面の徹底が欠かせません。最低限、次の項目を発注時に確認してください。
- 「チラシお断り」表示世帯への投函回避:貼り紙・ステッカーのある世帯はリスト化し、以降の配布でも恒久的に除外する。
- 郵便受け以外への放置禁止:ポストに入らない場合はドアノブや玄関前に置かず、持ち帰る。
- 時間帯配慮:早朝・深夜は避け、生活時間帯に配布する。
- オートロック物件・管理規約の順守:共用部への無断立ち入りはせず、管理会社のルールに従う。
- 問い合わせ窓口の明示:チラシ下部に配布に関する連絡先を記載し、申し出があれば即座に除外対応する。
GPS配布報告が多店舗管理で効く理由
定期配布で最も不安なのが「本当に配られたのか」という点です。当社はGPSによる配布報告で、配布日時と実際に歩いたルートを可視化します。これにより、店舗側は配布実績を数字と地図で確認でき、本部への報告や社内稟議の添付資料としてもそのまま使えます。
また、「うちには入っていない」「配布を断ったのに投函された」といった申し出があった際も、該当エリアの配布有無と時間帯をすぐ照合できるため、初動対応が早くなります。推測で謝罪するのではなく、事実を確認したうえで除外登録まで進められる点が、継続配布を長く安全に回すための土台になります。
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まとめ|距離帯×頻度の設計で、折込減少時代の商圏を押さえる
折込部数の減少によって、これまで新聞折込だけで覆えていたスーパー・食品チェーンの商圏には、確実に「配れていない世帯」の穴が生まれています。その穴を埋める手段としてポスティングを使う際は、ただ枚数を増やすのではなく、距離帯と頻度の組み合わせで設計することが要点でした。本記事の内容を、実務で使えるチェックリストとして整理します。
この記事の要点5つ
- 折込の穴を前提に商圏を描き直す:折込到達率は年々変動するため、商圏世帯数に対する実到達世帯を把握し、不足分をポスティングで補う発想に切り替える。
- 距離帯で配布密度を変える:半径500m圏は高頻度・全戸、1km圏は中頻度、2km圏は特売や季節催事のタイミングに絞るなど、同心円ごとに密度と回数を分ける。
- 特売日から逆算して到達させる:目安として特売初日の1〜2日前に投函完了。配布日数と印刷納期を含めてスケジュールを組む。
- 1店舗あたり1〜3万枚/回を起点に世帯数ベースで調整:枚数・料金・反響率はいずれも目安であり、エリア特性・枚数・時期・競合状況によって変動します。
- 継続発注でルートと単価を最適化:同一エリアを繰り返し配ることで配布効率が上がり、GPS配布報告で「どこに配ったか」を検証して次回のエリア調整に反映できる。
最初から完璧を目指さず、テスト配布でPDCAを回す
多店舗チェーンの場合、いきなり全店で定期配布を始めると、効果が出ない設計のまま予算だけが消費されてしまいます。現実的な進め方は次の順序です。
- 来店客データや会員データから、反応の良い距離帯・エリアを仮説として洗い出す
- 1〜2店舗をテスト店として選び、距離帯別に枚数を割り当てて配布する
- クーポン回収数、配布週の客数・客単価、チラシ掲載商品の販売数などで反響を測定する
- 反応の薄い丁目を外し、反応の良い丁目に枚数を寄せてエリアを再配分する
- 設計が固まったら他店舗へ横展開し、本部一括での定期サイクルに乗せる
この流れはポスティングのKPI設定と効果検証の考え方と同じで、1回の配布を「出稿」ではなく「検証データの取得」と捉えることが、折込減少時代に商圏を押さえ続ける近道になります。クレーム対策としては、お断り表示のあるポストへは投函しない運用を徹底し、問い合わせ窓口を社内で一本化しておくと安心です。
株式会社ポスティングくんは全国対応・明朗会計(追加料金なし)で、GPSによる配布報告をお付けしています。小ロットのテスト配布から、多店舗チェーンの週次・隔週の定期配布まで対応可能です。商圏エリアの世帯数をもとにした枚数シミュレーションを含め、無料査定・法人お見積りを承っておりますので、店舗名・住所と想定予算をお知らせのうえ、お気軽にお問い合わせください。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

