整体院のポスティング|初回割引訴求の注意点とエリア設計

整体・整骨・鍼灸院のポスティングで使える初回割引の見せ方と広告表現の注意点を解説。誇大表現を避けるコツ、徒歩・自転車圏のエリア設計、費用と反響の目安、通院導線の作り方まで実務的にまとめました。

整体院・整骨院・鍼灸院の集客において、ポスティングは今も有効な手段のひとつです。来院者の多くが徒歩や自転車で通える範囲に住んでいる業種だからこそ、地域を絞って紙のチラシを届ける手法と相性が良いからです。一方で、施術に関する広告は表現に配慮が必要な分野でもあり、「必ず治る」「◯回で改善」といった断定的な言い回しや、効果を保証するような体験談の使い方には注意が求められます。せっかく費用をかけて配布しても、表現でつまずいたり、初回価格ばかりが目立って2回目以降に繋がらなかったりするケースは少なくありません。

この記事では、整体院がポスティングで初回割引を訴求する際の具体的な注意点を、広告表現・価格の見せ方・通院導線・エリア設計・費用と反響の目安という順で整理します。あわせて、クレームを防ぐ配布上の配慮や、配布後に効果を検証する方法も解説します。数字はあくまで目安として示し、判断材料として使えるレベルまで具体的に落とし込みました。開業直後の院長も、既存院のテコ入れを考えている方も、実務でそのまま使える内容になっています。

目次

整体院の集客でポスティングが向いている理由と前提

整体院・整骨院・鍼灸院の集客を考えるとき、最初に押さえておきたいのが「商圏の狭さ」です。腰痛や肩こりを抱えた人が、痛みを我慢しながら電車を乗り継いで通い続けることは現実的ではありません。実際に来院する方の多くは、徒歩10分圏、自転車で15分圏、車利用の地域でも10分程度の範囲に集中しやすい業種です。つまり、院の周囲に半径1〜2kmの円を描いた範囲が、そのまま集客の主戦場になります。この「狭くて濃い商圏」に、紙のチラシを一軒ずつ届けられるポスティングは構造的に相性が良い手法だといえます。

Web広告では届きにくい「潜在層」に接触できる

MEO(Googleビジネスプロフィール)やリスティング広告は、「〇〇駅 整体」「腰痛 整骨院」と自ら検索している人に届く手法です。これは今すぐ通いたい顕在層に強い一方、検索していない人には一切表示されません。ところが整体院の見込み客の多くは、不調は感じているが、まだ院を探していない層です。

  • デスクワークで肩が重いが、病院に行くほどではないと放置している
  • 産後の腰の違和感が続いているが、子連れで行ける院を知らない
  • 週末のスポーツで足を痛めたが、様子を見ている
  • 親の付き添いで通える近所の院を探そうか迷っている

こうした人たちに「歩いて行ける距離に、こういう院がある」と気づかせる役割を担うのがポスティングです。Web広告と競合するのではなく、顕在層はWeb、潜在層は紙、という補完関係で設計すると無駄がありません。

ポスティングが効きやすい場面

  • 開業前・開業直後の認知づくり:まだ検索されない段階では、地域に存在を知らせる手段が限られます
  • 移転・リニューアル・院名変更:既存患者への再告知と新規開拓を同時に行えます
  • 平日昼間の空き枠埋め:主婦層・シニア層が多い住宅地に絞れば、埋まりにくい時間帯の予約を狙えます
  • 特定メニューの立ち上げ:産後骨盤ケア、交通事故後の施術など、新設メニューの周知
  • 季節要因:年末年始の疲れ、花粉の時期の不調、夏の冷房による肩こりなど

「1回で判断しない」ことが最大の前提

整体院のポスティングで最も多い失敗は、5,000枚を一度だけ配って「反響が少なかったからチラシは効かない」と結論づけてしまうことです。腰が痛くなるタイミングは人それぞれで、チラシを見た瞬間に通いたい状態の人は限られます。だからこそ、同一エリアに時期をずらして繰り返し接触する設計が前提になります。目安としては、同じエリアに1〜2か月おきに3回以上配布し、3回分の反響を合算して評価するのが実務的です。配布頻度と間隔の比較を踏まえ、予算を一度に使い切らず分割する計画を立てましょう。

なお、整体・整骨・鍼灸は広告表現に制約のある分野です。効果の断定や「治る」といった表現は避ける必要があり、初回割引の見せ方にも配慮が求められます。次章では、避けたい表現と安全な言い換えを具体的に整理します。

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施術効果を断定しない:整体院チラシで避けたい広告表現

整体院・整骨院・鍼灸院のチラシは、他業種より表現の制約に気を配る必要があります。健康や身体に関わる情報は、受け取った人が「治る」と誤認しやすく、結果としてトラブルや行政からの指摘、口コミでの評判低下につながることがあるためです。反響を狙うあまり強い言い切りに走るより、事実の積み上げで信頼を得るほうが、結果的に初回来院後の継続率も安定します。

避けたい表現の典型パターン

  • 効果の断定・保証:「必ず治る」「◯回で完治」「痛みが消える」「再発しません」など、結果を約束する言い回し。
  • 他院との優位の断言:「他院で治らなかった人も治る」「◯◯院より効果的」など、比較で優劣を言い切る表現。
  • 根拠のない最上級:「地域No.1」「日本一」「業界最高の技術」など、客観的な出典を示せない表現。
  • 不安を過度に煽る:「放置すると歩けなくなる」といった恐怖訴求。
  • 誤認を招くビフォーアフター:施術前後の写真や体験談を、誰にでも同じ結果が出るかのように見せる構成。

体験談や症例写真をどうしても載せたい場合は、個人の感想である旨、施術内容・回数・期間などの前提条件を併記し、演出的な加工は行わないのが基本です。判断に迷うなら載せない、という選択も十分に合理的です。なお、表現の可否は法令の解釈や最新の行政の考え方、関係団体の指針によって変わります。最終的な判断は所轄の窓口や広告に詳しい専門家に確認してください。

断定せずに魅力を伝える書き換え例

  • 施術内容・手技の説明:「骨盤まわりの筋肉をゆるめる手技と、日常動作のクセを見直すアドバイスを組み合わせています」
  • 対応している悩みのカテゴリ:「デスクワークによる肩・首のこり、産後の姿勢の悩みなどのご相談を承っています」
  • 通院ペースの考え方:「初回に状態を確認し、通院の目安と間隔をご提案します」
  • 院内環境・利便性の事実:「完全予約制/個室/21時まで受付/駐車場2台/ベビーカーのまま入れます」
  • 資格・経歴の事実記載:「柔道整復師/施術歴◯年/年間◯件の施術実績」など、確認できる事実のみ。

原稿の二重チェック運用

  1. デザイン入稿前に、院長と受付スタッフなど2名以上でキャッチコピー・本文・写真キャプションを読み合わせる。
  2. 「治る」「完治」「改善」「No.1」「最短」など、要注意ワードのチェックリストを作り、該当箇所に印を付ける。
  3. 印が付いた表現は、言い換えるか削るかを原則とし、残す場合は根拠資料を保存しておく。
  4. 前回配布分のチラシと見比べ、表現が徐々に強くなっていないかを確認する。

削って物足りなくなった分は、写真の質、地図の分かりやすさ、予約方法の明示など「行動しやすさ」で補うのが実務的です。表現を整えたチラシは、クレームを減らす配布運用と組み合わせることで、地域での信頼を損なわずに反響を積み上げられます。

初回割引の見せ方:値引き額より「不安の解消」を設計する

整体院のチラシで最も反応が動くのは、やはり初回価格です。「初回1,980円」「初回半額」といった訴求(いずれも目安であり、地域相場や施術内容により適正額は異なります)は問い合わせを増やしやすい一方、構造的なリスクも抱えています。価格が来院理由の中心になると、同じように安い院が近くにできたときに簡単に流出し、2回目以降の通常料金でつまずく「単発来院」が積み上がってしまうのです。値引きは入口を広げる手段であって、目的ではありません。チラシでは金額の大きさよりも、「初回に何が受けられるのか」「自分の症状でも大丈夫なのか」という不安の解消を主役に据える設計をおすすめします。

初回メニューの中身を「時間」で見える化する

初回価格の隣に、施術の内訳を時間とともに書き出すだけで、受け取る印象は大きく変わります。たとえば次のような並べ方です。

  • カウンセリング 約15分(いつから、どんな時に痛むかを丁寧にうかがいます)
  • 姿勢・可動域チェック 約10分(写真や検査で今の状態を確認)
  • 施術 約30分
  • 説明とセルフケアのご案内 約10分(今後の見通しをお伝えします)

合計時間と内訳が示されていれば、読者は「安いから雑に流されるのでは」という警戒を解きやすくなります。数字は必ず自院の実態に合わせ、守れない時間は書かないことが前提です。

価格表示は条件まで明記してトラブルを防ぐ

初回価格を載せるなら、小さな文字でも構わないので次の要素を必ず併記します。後からの「聞いていない」を防ぐための最低ラインです。

  1. 税込表示であること(総額表示)
  2. 対象者(初めてご来院の方限定、など)
  3. 有効期限(配布月から○ヶ月以内など、具体的な日付が望ましい)
  4. 適用条件(チラシ持参・提示、ご予約時に申告 など)
  5. 除外条件(他クーポンとの併用不可、保険施術は対象外 など)
  6. 2回目以降の通常料金の目安

特に2回目以降の料金を隠さないことは重要です。通常料金を伏せた初回訴求は、来院後の不信感につながり、口コミにも響きます。誠実に書いたほうが、結果として継続率は安定します。

クーポンは「切り取れる形」と「渡せる形」にする

チラシの端に切り取り線付きのクーポン枠を設けると、保管・持参されやすくなります。枠内には院名・電話番号・地図の簡略版まで入れておくと、切り取った後も来院できます。さらに、「ご家族・ご友人も同条件でご利用いただけます」と一文添えるだけで、紹介への展開が生まれます。冷蔵庫に貼れるサイズ、財布に入る名刺サイズなど、保管しやすい形状も検討の価値があります。

値引き以外のオファーで差をつける

価格競争から一歩離れるなら、次のような「無料だが価値のある」オファーが有効です。

  • 初回カウンセリング無料枠(1日3名まで など、枠を限定すると行動を促しやすい)
  • 姿勢チェック・体のゆがみ確認とその結果説明
  • 自宅でできるストレッチ資料のプレゼント
  • 駐車場○台完備/お子様連れ可・キッズスペースあり/女性スタッフ在籍/完全予約制で待ち時間なし

最後の項目群は割引ではありませんが、来院をためらう実際の理由を取り除く情報です。駐車場の有無や子連れ可否が分からず見送る人は少なくありません。こうした不安解消情報を初回オファーの近くに配置し、さらに配布の頻度を保って接触を重ねることで、価格だけに頼らない反響を積み上げられます。

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2回目・継続に繋がる通院導線とチラシの構成要素

整体院の売上は、初回来院数だけでは決まりません。初回割引で来院してもらっても、2回目に繋がらなければ広告費は回収しづらくなります。そこで大切なのが、チラシの段階から「通院の考え方」を伝えておくことです。来院前に前提が共有できていれば、初回施術後の提案が唐突に感じられず、離脱を抑えやすくなります。

「1回で終わり」ではない前提を、断定せずに伝える

ここで注意したいのは、効果や回数を断定しないことです。「3回で改善します」「通えば治ります」といった表現は避け、「症状の状態や生活習慣により、通院ペースは異なります」「初回のカウンセリングで、目安となる計画をご提案します」といった書き方に留めます。断定を避けながらも、複数回の来院が一般的であることは自然に伝わります。施術計画を「押しつける」のではなく「一緒に決める」姿勢を紙面で示すことが、信頼に繋がります。

チラシに必ず載せたい構成要素

  • 悩みの呼びかけ:「デスクワークで夕方になると首が重い」など、ターゲットの症状を本人の言葉で言語化する
  • 院の特徴・施術の流れ:問診→検査→施術→セルフケア説明まで、所要時間付きで図解的に
  • 料金表:初回料金と2回目以降の通常料金を併記し、後から高額になる不安を消す
  • 営業時間と定休日:最終受付時間も明記(仕事帰り層の判断材料になる)
  • 地図と目印:主要な交差点・コンビニ・駅からの徒歩分数
  • 駐車場・駐輪場:有無、台数、提携先まで具体的に
  • 予約方法:電話番号を大きく、LINE・Web予約はQRコードで
  • 院長の顔写真と挨拶:資格や経歴、施術にあたっての考えを数行で

LINE公式アカウントを「2回目」の受け皿にする

チラシからの導線でおすすめなのが、LINE公式アカウントの友だち追加です。電話予約だけだと、来院しなかった人との接点はそこで切れます。LINEであれば、予約リマインド、次回予約の案内、セルフケア情報の配信まで繋げられます。「友だち追加でセルフケア動画プレゼント」など、来院前でも登録したくなる理由を用意すると追加率が上がります。

回数券・メンテナンス案内は控えめに

回数券や定期メンテナンスの案内は、チラシの主役にはしません。紙面の下部に小さく「継続される方向けのプランもございます」程度に留め、詳細は来院時に説明する形が無理がありません。初回チラシで押し売り感が出ると、来院そのものをためらわせます。

判型とバージョン展開

情報量が多くなりがちな整体院のチラシは、A4両面が扱いやすい判型です。表面は「悩みの呼びかけ+初回料金+予約方法」に絞り、裏面に施術の流れ・料金表・地図・院長紹介を配置します。コストを抑えたい小ロット配布ならB5片面でも成立しますが、要素は思い切って削る必要があります。また、「腰痛特化版」「産後骨盤ケア版」「肩こり・頭痛版」のように症状別バージョンを作り、エリア特性に合わせて出し分けると反応差を検証しやすくなります。季節要因(年末年始の疲れ、花粉時期の姿勢不良など)を切り口にした差し替えも有効で、配布の間隔に合わせて内容を入れ替えれば、同じエリアへの反復配布でも飽きられにくくなります。

配布エリアの絞り込みとタイミング:徒歩・自転車圏で設計する

整体院・整骨院の来院者は、そのほとんどが院の近隣に住む人です。腰痛や肩こりで通院する人にとって「通いやすさ」は施術内容と同じくらい重要な判断材料になるため、配布エリアは広く薄くではなく、狭く濃く設計するのが基本です。

一次商圏は半径500m〜1.5kmで考える

徒歩なら10〜15分、自転車なら5〜10分で来られる範囲が一次商圏の目安です。院を中心に地図上で円を描いたら、次のポイントで「実際に歩ける範囲か」を補正します。

  • 川・線路・高架:橋や踏切が遠いと、距離が近くても生活動線は分断されます
  • 幹線道路:横断歩道や歩道橋の位置で、向こう側が商圏外になることがあります
  • 大型施設・大学・工場:敷地が大きいと迂回距離が伸びます
  • 坂道:高低差がある地域は、自転車での実質到達範囲が縮みます

駐車場を備えた院なら、車で10分程度(半径3km前後)まで二次商圏として広げられます。ただし枚数が増えるほど1件あたりの反響コストは読みにくくなるため、まずは一次商圏を反復配布し、余力で二次商圏に広げる順序が安全です。

配布方法はターゲットで使い分ける

  • 軒並み配布:エリア内をもれなくカバー。認知づくりと地域密着の訴求に向く
  • 戸建て中心:ファミリー層・高齢者層を狙いたいとき。産後の腰痛や膝痛の訴求と相性が良い
  • 集合住宅集中:単身・若年層向け。デスクワークによる肩こり・頭痛の訴求に向く
  • エリア指定:特定の町丁目だけ、来院者の多い方面だけを狙う

既存カルテの住所を地図に落とし、来院者が多い町丁目から優先配布すると精度が上がります。

タイミングと反復の設計

身体の不調は「思い立った時」に動くため、行動のきっかけが増える時期を狙います。連休前後(長距離移動や旅行疲れ)、給料日後(自費施術の検討がしやすい)、季節の変わり目(寒暖差による不調)などが目安です。

そのうえで重要なのが反復です。1回の配布で反応がなくても、同一エリアへ月1回・3〜6か月と続けることで「近所にある院」として記憶に残り、痛みが出たときに思い出してもらえます。半年〜1年の継続配布設計を前提に枚数と予算を割り振ると、単発配布より無理なく認知を積み上げられます。

クレーム対策と配布実績の可視化

地域密着の院にとって、近隣からの苦情は集客以上に痛手です。次の点は業者と事前に共有しておきましょう。

  1. 「チラシお断り」表示のあるポストには投函しない
  2. ポストからはみ出さないよう奥まで入れる(防犯上も重要)
  3. 雨天時は濡れないよう配慮するか、配布日をずらす
  4. ポスティング禁止の集合住宅や管理会社の指示には従う

また、狭いエリアを反復配布する整体院ほど「本当にその町丁目に配られたか」が結果を左右します。GPSによる配布報告があれば、配布ルートと実績を地図で確認でき、次回のエリア調整も数字と地図に基づいて行えます。配布の見える化は、クレーム発生時の状況把握にも役立ちます。

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費用と反響の目安・効果測定の実務

整体院のポスティングは「いくらかけて、何人来院したか」を数字で追えるかどうかで、2回目以降の成果が大きく変わります。ここでは費用の内訳と反響の見方、そして測定の実務手順を整理します。

費用の内訳と目安レンジ

ポスティングの費用は大きく分けて3つです。いずれもあくまで目安で、エリア・枚数・時期・配布方法によって変動します。

  • 配布単価:1枚あたり3〜8円程度が目安。軒並み配布は比較的安く、集合住宅集中やエリア細分指定、B4など大判サイズは単価が上がる傾向があります。
  • 印刷費:A4カラー両面で1枚1〜5円程度が目安。枚数が増えるほど単価は下がり、少部数ほど割高になります。
  • デザイン費:1〜5万円程度が目安。テンプレート利用か、写真撮影を含むオリジナル制作かで差が出ます。

見積もりを取る際は、エリア選定料・配布報告書の作成料・持ち込み手数料・キャンセル規定など、配布単価以外に追加料金が発生しないかを必ず事前に確認してください。明朗会計の業者であれば、見積書の段階で総額が確定します。

反響率は「目安」であり保証できない

整体・整骨・鍼灸院のポスティング反響率は、一般に0.01〜0.1%程度が目安とされます。1万枚配布なら1〜10件程度という計算です。ただしこれは業種・エリアの競合密度・オファー内容・紙面の品質・配布時期で大きく振れる数値で、誰にも保証できません。初回配布は「相場の下限でも成立するか」を前提に予算を組むのが安全です。

CPAとLTVで採算を判断する

反響率そのものより、次の2つの数字で見ると判断を誤りません。

  • CPA(1件あたり獲得コスト)= 総費用 ÷ 新規来院数
  • LTV(顧客生涯価値)= 平均単価 × 平均来院回数(回数券・継続コースを含む)

たとえば総費用10万円で新規5名ならCPAは2万円。初回割引価格が2,000円でも、その後平均6回通い1回6,000円なら、LTVは約3.8万円となり採算は成立します。初回単価ではなくLTVで判断するのが整体院のポスティングの基本です。あわせて、配布頻度の間隔比較も踏まえて年間の投下コストを設計しておくと計画が立てやすくなります。

効果測定の具体的な方法

  1. チラシ持参クーポン:切り取り式にし、回収した枚数を配布エリアごとに集計する。
  2. 専用QR・LINE友だち追加:チラシ専用の流入経路を作り、登録数と予約数を分けて計測する。
  3. 電話番号の分け方:可能なら計測用の番号を別途用意し、チラシ経由の入電を切り分ける。
  4. 来院時ヒアリングの徹底:問診票に「当院を何で知りましたか」欄を設け、スタッフ全員が必ず確認する運用にする。
  5. 配布日と予約数の照合:配布完了日から7日・14日・30日の予約数を記録し、反応の立ち上がりと減衰を把握する。

A/Bテストと改善サイクル

変える要素は一度に1つだけにします。たとえば同じ枚数を2エリアに分け、片方は「腰痛」訴求、もう片方は「肩こり・デスクワーク」訴求にして結果を比べる。次回はキャッチコピーを固定してオファー(初回割引か、カウンセリング無料か)を比較する。さらに判型(A4とB5)やポストでの見え方を検証する、という順序です。GPSによる配布報告があれば、どのエリアに何枚入ったかが明確なので、エリア単位の反響比較の精度も上がります。この記録を3回分積み上げれば、自院にとって「効くエリア」と「効く訴求」が言葉ではなく数字で見えてきます。

まとめ:表現とエリア設計を整えて、無理のない反響を積み上げる

整体院のポスティングは、「強い言葉で驚かせる」よりも「近所にある安心できる院だと知ってもらう」方向に設計したほうが、結果的に予約へつながりやすくなります。ここまでの要点を、実務の順番で整理します。

チラシ作成前に確認したいチェックポイント

  • 効果の断定を避ける:「必ず治る」「◯回で改善」といった施術効果の保証表現は使わず、施術内容・所要時間・当日の流れなど事実ベースの情報で信頼を作る。体験談を載せる場合も個人の感想である旨を明記する。
  • 初回価格は条件を明記する:金額だけを大きく見せず、「初回のみ/所要◯分/カウンセリング+検査+施術/2回目以降◯円」まで一体で提示する。有効期限や対象外の施術も小さくても必ず記載する。
  • 体験内容を可視化する:写真で院内・ベッド・施術者の顔を見せ、「何をされるか分からない」という不安を先に消す。着替えの有無、強い刺激の有無、女性スタッフの在籍なども具体的に。
  • 2回目への導線を用意する:初回で通院の目安を説明する方針、次回予約の取り方、回数券や継続プランの考え方をチラシ段階で軽く触れておく。
  • 連絡手段を複数置く:電話・LINE・Web予約を並記し、営業時間外でも予約できる受け皿を作る。

エリアと配布設計の要点

  1. 徒歩・自転車で通える半径1〜2km、車利用が中心の地域でも15分圏を上限に商圏を切る。
  2. その中で世帯特性(ファミリー・高齢者・単身)と集合住宅比率を確認し、軒並み配布と集合住宅集中を使い分ける。
  3. 1回で判断せず、同一エリアへ月1回程度を3〜6か月繰り返し、認知を積み上げる。半年〜1年の継続配布設計の考え方が参考になります。
  4. 費用も反響率もあくまで目安であり、エリア・枚数・時期・競合状況で変動する前提で計画する。
  5. チラシに配布回ごとの識別(クーポン記号など)を入れ、来院時に「何を見て来たか」を必ず記録して次回に反映する。

ポスティングくんができること

  • GPSによる配布報告で、いつ・どのエリアを回ったかという配布実態が数値と軌跡で確認できます。
  • 全国対応・小ロットから大量配布まで対応。まずは数千枚のテスト配布から始められます。
  • 軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定など、商圏と客層に合わせて配布方法を選択できます。
  • 追加料金のない明朗会計。配布エリアの最適化、まとめ配布の割引、デザイン・印刷までのワンストップ対応により、無理のない費用でご提案します。

院の所在地と診療圏をお知らせいただければ、世帯構成や住宅タイプを踏まえた配布プランを無料で査定いたします。枚数・配布方法・スケジュールを含む法人お見積りも承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


よくある質問(FAQ)

Q. 整体院のポスティングは何枚から始めるのが現実的ですか?
A. 院から半径1〜2kmの住宅エリアに絞り、1回あたり3,000〜5,000枚程度から始めるのが実務的な目安です。予算を一度に使い切らず、1〜2か月おきに3回配布できる枚数へ分割すると、反響の波を平準化して判断できます。小ロットでも配布エリアを指定して手配できるため、まずは反応の良い町丁目を見極める試験配布から入る方法もあります。
Q. 整体院のチラシの反響率はどのくらいが目安ですか?
A. 業種・エリア・季節・オファー内容で大きく変わるため一概には言えませんが、ポスティング全体では0.01〜0.3%程度がひとつの目安として語られます。整体院は商圏が狭く反復接触で効きやすい業種のため、1回の数字ではなく3回分を合算して評価するのが現実的です。数値を保証するものではないので、初回来院数と再来院率の両方を記録して自院の基準値を作ってください。
Q. 「配布お断り」の表示がある家やクレームへの対応はどうなりますか?
A. 投函お断りの表示があるポスト、管理規約で禁止されている集合住宅、貼り紙のある共用部などは投函せず、無理な差し込みや郵便物の抜き取りも行わない運用が基本です。ポスティングくんではGPSによる配布報告で配布ルートと範囲を確認できるため、苦情があった際も該当エリアの状況を確認し、以後の除外設定に反映できます。チラシに院名・住所・電話番号を明記しておくと、問い合わせ時の対応もスムーズです。


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