特売初日を起点に全工程を逆算し、商品確定・校了・納品・配布完了の締切を日付で固定するのが基本です。配布期間には予備日を設け、連休や月末進行は前倒しで校了を組むと納期割れを防ぎやすくなります。
この記事でわかること
- 月2回(上旬・下旬)運用が定着している理由と負荷
- 特売初日から逆算した工程スケジュールの目安
- 年間スケジュール表を動かせない日から埋める手順
- 印刷と配布を分けた場合に起きやすいズレと対策
スーパーマーケットやドラッグストアをはじめとする小売チェーンでは、月2回(上旬・下旬)の特売に合わせてチラシを配布する運用が定着しています。ところが実務の現場では、「特売初日に間に合わなかった」「店舗ごとに何枚配るべきか毎回悩む」「本当に配られたのか確認できない」といった課題が繰り返し起きがちです。月次の枚数設計そのものよりも、決まったサイクルを毎月ぶれずに回し切るための運用設計が、販促担当者にとっての実質的な勝負どころになります。
この記事では、月2回の定期配布を前提に、入稿から印刷・配布完了までの逆算スケジュールの組み方、特売日に間に合わせる納期管理のポイント、店舗周辺の世帯数や集合住宅比率から店舗別の配布枚数を判断する材料、そしてGPS配布報告を翌月の枚数調整に生かす流れまでを順に整理します。首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)や大阪・福岡・仙台で複数店舗を展開するチェーンの販促担当者が、そのまま社内の運用フローに落とし込める形でまとめました。
小売チェーンが特売チラシを「月2回」で回す理由と運用の勘所
食品スーパーやドラッグストアの販促担当者と話すと、特売チラシの配布は「月2回」で固定している会社が非常に多くあります。理由はシンプルで、多くの小売チェーンの特売サイクルが上旬(1日〜)と下旬(15日〜)の2本立てになっているからです。月初は月替わりの目玉商品や新規取扱商品を打ち出し、月中は給料日前後の需要を取りにいく。この2つの山に合わせてチラシを届けると、販促カレンダーと配布スケジュールが自然に同期します。
週末集中型との違いと、競合との重なり
週末限定の催事チラシを毎週打つ方法もありますが、毎週だと原稿制作と校了の負荷が4倍になり、印刷単価も小ロットに寄って割高になりがちです。月2回なら1回あたりの配布枚数をまとめられるため、1枚あたりのコストを抑えやすいという実務上の利点があります。また、同一商圏に競合チェーンが複数ある場合、週末前の金曜に各社のチラシが集中し、ポストの中で埋もれやすくなります。上旬・下旬の配布日を競合とずらす、あるいは特売初日の1〜2日前に着地させるなど、タイミングを設計できる余地があるのも月2回運用の強みです。
月2回のメリットと、見落とされがちな負荷
- 接触頻度が記憶に残る:2週間おきの接触は「あの店は定期的にチラシが入る」という認識をつくりやすい
- 社内サイクルを固定できる:原稿制作・校了・入稿の締切を毎月同じ曜日に固定でき、担当者が変わっても引き継ぎやすい
- 印刷・配布の枠を押さえやすい:年間24回が読めるため、配布業者側でも配布員の体制を事前に確保しやすい
一方で負荷も明確です。原稿制作 → 校了 → 印刷 → 配布という4工程が、月に2周します。年間では24周。これを担当者1人の記憶と段取りに頼ると、繁忙期や人事異動で必ず破綻します。だからこそ、締切日・確認者・提出物をテンプレート化し、誰が回しても同じ品質で進む状態にしておくことが前提条件になります。
年間スケジュール表は「動かせない日」から埋める
年間24回分の表をつくるときは、埋める順番が重要です。
- 祝日・大型連休(年末年始、ゴールデンウィーク、お盆)を先に記入する
- 棚卸し日、決算セール、周年祭など社内で固定されている行事を入れる
- 季節催事(恵方巻、母の日、お中元、クリスマスなど)を重ねる
- 残った枠に通常の上旬・下旬特売を割り当て、逆算して入稿締切を書き込む
連休中は印刷会社も配布体制も動きが変わるため、この順番で埋めておくと「配布日は決まったのに印刷が間に合わない」という事故を防げます。年間の回数設計の考え方はポスティングの配布頻度と年間計画も参考になります。
なお、チラシの効果は業種・エリア・商品構成によって大きく異なります。食品スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、生鮮専門店のように「価格と品揃えが来店理由になる業種」はチラシと相性が良い傾向がありますが、反響率はあくまで目安として捉え、自社の実測値を積み上げて判断してください。
特売チラシの配布、次に何をすべき?
3つの質問に答えるだけで、月2回配布の進め方の方向性がわかります(約30秒)
質問 1 / 3
配布エリアは決まっていますか?
当てはまる方を選んでください
質問 2 / 3
配布の時期や回数は?
当てはまる方を選んでください
質問 3 / 3
いま知りたいことに近いのは?
当てはまる方を選んでください
診断結果:まずは配布費用の目安を比べるのがおすすめです
チラシのサイズ、配布エリア、枚数の3点を仮置きすると、配布費用の目安を出して比較できます。月2回で回す場合は、年間24回分の見通しも立てやすくなります。想定する店舗と配布範囲を置いたうえで条件を変えながら概算を確認し、社内の予算承認を進める材料として使ってみてください。
診断結果:エリアと枚数を伝えて見積りの相談がおすすめです
店舗別の配布範囲と枚数の見当がついているなら、特売初日から逆算した日程と合わせて相談するとスムーズです。配布開始日・完了希望日・配布方法(軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定)を添えると、見積りと配布プランを具体化しやすくなります。首都圏・大阪・福岡・仙台の複数店舗の進行もまとめて整理できます。
入稿から配布完了までの逆算スケジュール:特売初日に間に合わせる組み方
月2回の特売チラシで最も事故が起きやすいのが「特売初日にチラシが届いていない」という納期割れです。防ぐ方法はシンプルで、特売初日(D日)を起点に全工程を逆算し、各工程の締め切りを日付で固定してしまうこと。以下は一般的な進行の目安で、枚数・エリア・印刷仕様・時期によって前後します。実際の日数は発注前に配布会社と印刷会社に確認してください。
特売初日から逆算した日程の目安
- D-1〜D-2:配布完了(チラシが全世帯のポストに入り切っている状態)
- D-5前後:配布開始(配布期間として3〜5日を確保。数万枚規模ならさらに余裕を見る)
- D-7前後:チラシ納品(配布拠点・デポへの着荷。検品と部数確認の時間を1日見込む)
- D-10前後:校了(印刷・加工・配送に3〜5営業日)
- D-14前後:初校提出(校正往復を2回想定し、修正指示は48時間以内に返す)
- D-16〜18前後:掲載商品と価格の確定(仕入れ・バイヤー承認を含む)
月2回なら、この流れが半月ごとに重なって走ります。次号の商品確定と今号の配布が同時進行になるため、「商品確定日」「校了日」だけは担当者全員が共有するカレンダーに固定しておくと混乱が減ります。
工程チェックリスト
- 掲載商品・数量の確定(バイヤー/店舗要望の集約)
- 価格の社内承認(表示価格・税表記・注記の最終確認)
- デザイン制作(店舗別の差し替え箇所を一覧化)
- 校正(価格・日付・店舗住所・営業時間を二重チェック)
- 校了(以降の修正は原則不可と社内に周知)
- 印刷・梱包(店舗別・エリア別に分納指示を出す)
- 配送・着荷確認(部数と納品先のズレをその日のうちに照合)
- 配布開始(エリア・日割りの進行を共有)
- 配布完了報告の受領(GPSログと配布枚数を確認)
前倒しが必要な時期と予備日の考え方
年末年始、ゴールデンウィークやお盆などの大型連休、そして月末進行の時期は印刷所も配布員の稼働も混み合います。こうした時期は通常より3〜5日ほど前倒しで校了を設定しておくのが安全です。配布員の枠そのものが埋まることもあるため、繁忙期の配布員の枠を早めに押さえる逆算術も合わせて確認しておくとよいでしょう。
さらに、雨天・台風・降雪は配布の延期要因になります。ポスト内でチラシが濡れると読まれないばかりかクレームにもつながるため、悪天候時は配布を止める判断が必要です。そのため配布期間には1〜2日の予備日を織り込み、「D-1に完了」ではなく「D-2に完了、D-1は予備」と組むと安心です。
印刷と配布を分けるとズレが生まれやすい
印刷会社と配布会社を別々に手配すると、納品日が1日ずれただけで配布開始が後ろ倒しになり、どちらの責任かも曖昧になりがちです。デザイン・印刷・配布をワンストップで発注できれば、校了日から逆算して納品日と配布開始日を同じ担当者が管理でき、工程が途切れません。結果として全体の納期短縮にもつながります。
月2回の進行で何日必要か、枚数とエリアによる費用はどのくらいかは、チラシ印刷の見積もり項目の内訳も参考にしながら、早めに概算を取っておくと社内の予算承認もスムーズです。料金は配布エリア・枚数・時期によって変動するため、あくまで目安として押さえたうえで、初回は余裕を持った日程で試すことをおすすめします。
月2回配布の納期管理:遅延を防ぐチェックポイントと社内フロー
月2回の特売チラシは、1回でも遅れると次の配布サイクルに影響し、特売初日に間に合わない事態につながります。納期遅延は「突発的な事故」ではなく、毎回ほぼ同じ場所で起きます。原因を型として把握し、社内フローに組み込んでおくことが安定運用の近道です。
遅延の典型原因と対策
- 商品・価格の確定遅れ:もっとも多い原因です。バイヤー・仕入部門と「価格確定日」をカレンダーで固定し、販促部門の入稿日から逆算した締切を共有します。確定が間に合わない商品は目玉から外す、または「数量限定」など表記を工夫して差し替え対応できる枠を用意しておきます。
- 校正の往復回数が多い:各部署がバラバラに修正を出すと、2回で済む校正が4回5回に膨らみます。校正担当を一本化し、関係部署の指摘を集約してから1回でまとめて出す運用に変えるだけで、2〜3日短縮できることもあります。
- 店舗ごとの差し替え:店舗名・住所・地図・店舗限定品など、店舗ごとに変わる要素は共通面と分けて設計します。共通面(目玉商品・価格・期間)を先行入稿し、店舗面だけ後追いで固める構成にすれば、確定待ちで全体が止まりません。
- 配送トラブル:印刷物を本部に納品してから各拠点へ横持ちすると、1〜2日余計にかかります。印刷会社から配布拠点へ直送する手配にしておけば、輸送事故のリスクも工程も減らせます。
- 天候:雨天が続くと配布ペースは落ちます。配布期間は希望完了日に対して2〜3日の余裕日を見込み、特売初日の前日までに完了する設計にしておくと安全です。
複数店舗・複数エリアの進行管理表
首都圏・大阪・福岡・仙台など複数エリアを同時に回す場合は、1枚の進行管理表に「エリア/店舗/枚数/入稿日/印刷完了日/納品先/配布開始日/完了希望日」を横並びで持たせます。エリアごとに配布可能な日数や天候条件が異なるため、全体を同じ日程で管理せず、完了希望日から逆算した個別の着手日を列に持たせるのがポイントです。遅延が起きたときも、どのエリアがクリティカルパスかが一目で分かります。
また、社内の担当窓口は一本化しましょう。店舗や地区ごとに別々の担当が配布会社とやり取りすると、枚数変更や原稿差し替えの情報が錯綜し、二重手配や配布漏れの原因になります。窓口を1名(+副担当)に絞れば、配布枚数の途中変更が発生した際の判断も早くなります。
配布会社へ渡す情報は毎回同じ形式で
発注時に伝える情報を固定フォーマットにしておくと、見積もりも手配も精度が上がります。最低限、次の3点は毎回同じ書式で渡してください。
- 配布開始日(特売初日から逆算した日付)
- 完了希望日(余裕日を含めた確定日)
- 配布方法(軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定のいずれか、店舗ごとに指定)
これに「店舗別の枚数」「納品先住所」「お断り表示物件の扱い」を添えれば、やり取りの往復が減り、配布会社側も配布員の枠を早めに押さえられます。月2回の運用では、この依頼フォーマットをテンプレート化して毎回使い回すこと自体が、納期管理の仕組みになります。
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店舗別に配布枚数を変える判断材料:商圏の世帯数と集合住宅比率
チェーン全店で「1店舗あたり2万枚」と決め打ちしてしまうと、無駄と不足が同時に起こります。駅前で商圏世帯が密集している店舗では2万枚でも半径1km圏を覆えてしまい、同じ世帯に月2回届く一方、郊外の戸建中心店舗では2万枚配っても商圏の外縁まで届かず、来店動機の薄い遠方エリアにチラシが流れてしまう。特売チラシは「近い人に繰り返し届ける」ほど効きやすい販促なので、店舗ごとの商圏の形に合わせて枚数と配布方法を変えることが、月2回運用のコスト効率を決めます。
枚数を決めるときに見る5つの材料
- 距離帯別の世帯数:半径500m(徒歩圏)、1km(自転車圏)、2km(車・自転車の外縁)で世帯数を分けて把握します。食品スーパーなら500m〜1kmで全体の7割程度、ドラッグストアは車利用が増えるため2kmまで広げる、といった配分が目安です。
- 集合住宅比率:町丁別にマンション・団地の比率を見ます。集合住宅が多い町丁は1棟あたりの投函効率が高く、同じ枚数でも短時間で配り切れます。戸建中心エリアは1軒ごとの移動距離が伸びるため、同じ枚数でも日数がかかる前提で組みます。
- 分断要因:川・線路・幹線道路・大きな公園や工業地帯は、地図上は近くても実際の来店動線が切れます。橋や踏切の位置を確認し、「渡らないと来られない」エリアは優先度を下げます。
- 競合店の位置:競合店が自店と重なる方向にある場合、その先のエリアは反応が鈍りやすい。逆に競合の空白地帯は、距離があっても枚数を厚くする価値があります。
- 既存顧客の居住分布:ポイントカードやアプリ会員の町丁別構成比は最も確度の高い材料です。会員が多い町丁=来店動線が成立している証拠なので、ここを毎回配る「コア」、周辺を月1回の「拡張」と分けると無駄が減ります。
エリアの性格で配布方法を選び分ける
- 軒並み配布:戸建と集合住宅が混在する一般的な住宅地に。商圏内をくまなく覆いたい主力エリア向けで、特売チラシの基本形です。
- 集合住宅集中:首都圏のタワーマンションや大規模団地が集まる地域、大阪・福岡・仙台の都心部に。短時間で多くの世帯に届き、単価効率が高くなります。ファミリー比率の高い団地は食品特売との相性も良好です。
- エリア指定:線路や川で分断された側を外す、競合店寄りの町丁だけ回数を落とすなど、町丁単位で細かく調整したいときに。既存会員分布と重ねて指定すると精度が上がります。
首都圏と地方都市での組み方の違い
首都圏の駅近店舗は、半径500m圏に集合住宅が集中するため「集合住宅集中+軒並み配布」の組み合わせで枚数を絞っても十分な世帯数に届きます。一方、郊外の戸建中心地域は1kmあたりの世帯密度が低いので、同じ世帯数を狙うなら配布範囲を2倍近くに広げる必要があり、日数も人員も増えます。大阪・福岡・仙台でも、都心部の店舗は集合住宅中心、周辺部の店舗は戸建中心と性格が分かれるため、同じチェーンでも1店舗あたり1万枚〜3万枚と幅が出るのが自然です。
これらの枚数はあくまで目安で、エリアの世帯密度・時期・特売の内容によって変動します。初回から正解を出す必要はなく、2〜3回配って反応を見ながら調整する前提で組んでください。運用途中での増減については配布枚数の途中変更の実務ルールも参考になります。
GPS配布報告を翌月の枚数調整に生かすPDCAの回し方
月2回という高頻度サイクルの最大の利点は、1回ごとの結果を次回にすぐ反映できることです。年に数回の配布では「効果があったかどうか」を判断する材料が集まる前に次の企画が来てしまいますが、月2回なら半年で10〜12回分のデータが蓄積されます。そのデータを感覚ではなく記録で扱うために役立つのが、GPSによる配布報告です。いつ・どのエリアを・どの範囲まで配ったかが地図と記録で確認でき、配布漏れや重複の有無、商圏に対するカバー率を客観的に把握できます。
ステップ1:配布報告の地図と販促データを町丁単位で突き合わせる
まず、配布報告の地図と、店舗側で取得している数字を同じ粒度で並べます。突き合わせの候補は次のとおりです。
- 店舗別の日次売上・客数(特売初日〜3日目の立ち上がり)
- チラシ持参クーポンの回収枚数と回収エリア
- アプリ会員の新規登録数、来店スタンプの押印データ
- 特売目玉商品の単品販売数
重要なのは町丁単位まで落として見ることです。市区単位では平均化されてしまい、どの通りまで反応があったのかが見えません。配布報告のエリア別枚数と社内データの照合手順は、配布報告のエリア別枚数を突合する確認手順も参考になります。
ステップ2:反応が薄いエリアは減らすか、配布方法を変える
複数回続けて反応が見られないエリアは、単純に枚数を減らすだけでなく、原因を分けて考えます。距離的に遠く来店動機が弱いのか、競合店の方が近いのか、それとも集合住宅が多く軒並み配布では効率が悪いのか。配布方法を「軒並み配布」から「集合住宅集中」へ切り替えるだけで反応が変わることもあります。いきなりゼロにせず、まずは2割程度の減枚から試すと判断を誤りにくくなります。
ステップ3:反応が見られたエリアは厚くする
逆にクーポン回収率が高い町丁は、枚数を増やすか、月2回のうち両方に必ず入れる扱いにします。削った分をそのまま振り替えれば、総枚数と予算を変えずに精度だけを上げられます。配布枚数の途中変更や増減の相談ルールを事前に確認しておくと、月単位の調整がスムーズです。
ステップ4:3〜6か月(6〜12回)のスパンで傾向を見る
単月の増減だけで判断しないことが鉄則です。売上は天候、競合チラシの重なり、給料日や月末の曜日配列、季節商材の有無など多くの要因で動きます。少なくとも3〜6か月分を並べ、同じエリアで繰り返し同じ傾向が出ているかを確認してください。ポスティングの効果測定はあくまで目安であり、来店要因を完全に切り分けることはできません。
測定の仕掛けを紙面に入れる
データを取りやすくする工夫も合わせて行います。
- クーポンの券面に小さくエリア記号を入れ、回収時に地区を判別できるようにする
- QRコードの遷移先を配布回ごとに分け、読み取り数を計測する
- チラシ持参での来店特典を設け、レジで持参有無を記録する
- 目玉商品を回ごとに変え、単品販売数で反応の違いを見る
こうした仕掛けを月2回のサイクルに組み込めば、配布報告という「配った事実」と、来店という「結果」を結びつけて検証できます。半年も回せば、自店の商圏でどのエリアが効くのかが社内の共有資産になっていきます。
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継続配布のコスト設計とクレーム・配布品質への配慮
月2回の特売チラシは、年間に直すと24回の継続配布になります。1回ごとの単価だけを見るのではなく、年間24回×店舗数という総量で予算を組み立てるのが小売チェーンの販促担当にとって現実的な考え方です。ポスティングの料金はエリア(都市部か郊外か)、1回あたりの枚数、配布時期(年末年始や3月など繁忙期は配布員の確保が難しくなる)、配布方法(軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定)によって変わるため、ここで示せるのはあくまで目安です。見積もりは必ず自社の店舗条件で取り直してください。
継続配布でコストを抑えられる理由
- 配布エリアの最適化:来店実績や商圏データをもとに反応の薄い丁目を外し、反応の良い町丁に枚数を寄せる。同じ予算でも「無駄打ち」が減るぶん、実質的な単価効率が上がります。
- 小ロット対応:店舗ごとに5,000枚、8,000枚といった細かい単位で発注できれば、全店一律の枚数設定による過剰配布を避けられます。
- まとめ配布による割引:複数店舗・複数エリアを同一回でまとめて発注することで、配布員の移動や手配の効率が上がり、単価を抑えやすくなります。年間契約や継続前提の相談も同様です。
- デザイン・印刷・配布のワンストップ発注:入稿データの受け渡し、印刷物の納品先指定、配布開始の連絡といった工程が一本化され、担当者の管理工数そのものが圧縮されます。別々の業者に分けると、納期ズレの調整コストが毎回発生します。
さらに、追加料金のない明朗会計であることは年間予算を組むうえで重要です。「部数が少し増えた」「エリアを一部変更した」といった場面で想定外の費用が積み上がると、24回分では大きな差になります。見積もり段階で、持ち込み印刷物の保管料・再配布費・報告書作成費などが含まれているかを確認しておきましょう。配布枚数の増減については配布枚数の途中変更の実務ルールも合わせて確認しておくと安心です。
配布品質とクレーム対策のチェックポイント
月2回という高頻度の配布は、裏を返せば同じ世帯に年24回チラシが届くということです。地域との関係を悪化させないために、以下を配布ルールとして明文化しておきます。
- 「チラシお断り」表示のあるお宅・ポストには投函しない。表示の有無は配布員が現地で確認し、該当住戸はリスト化して次回以降も除外します。
- マンション管理規約・オートロック物件への配慮。投函禁止の掲示がある集合住宅は避け、管理人から中止要請があった場合は即時対応します。
- はみ出し防止。ポストから紙がはみ出すと不在が分かり防犯上の懸念を招きます。奥までしっかり入れる、入りきらない場合は投函を見送る、を徹底します。
- 雨天時の濡れ対策。防水袋への収納、または配布日の延期判断を事前に決めておきます。濡れた特売チラシは価格が読めず、クレームにも直結します。
- 同一世帯への重複投函を避ける。複数店舗の商圏が重なるエリアでは、どちらの店舗のチラシを入れるか境界を決め、二重投函を防ぎます。
- 苦情発生時の報告・是正フロー。苦情を受けた住所・内容を当日中に共有し、除外リストへ登録、担当配布員へ周知。次回配布前に反映されたかを発注側でも確認します。
継続配布は、1回限りの配布よりもクレームリスクが積み上がる一方で、丁寧な運用を続ければ「この店のチラシは毎月決まった時期に届く」という生活情報としての信頼も積み上がります。GPS配布報告で配布実態を確認できる体制と、除外リストの更新運用をセットで回すことが、24回を安定して続けるための土台になります。
かんたん診断特売チラシの配布、次に何をすべき?30秒でチェック ▲
まとめ:月2回の特売チラシ配布は「逆算スケジュール」と「配布報告の活用」で回る
小売チェーンの特売チラシを月2回のペースで回すには、毎回ゼロから考えるのではなく「決まった型」を作ってしまうことが近道です。ここまで解説した要点を、実務でそのまま使えるかたちで整理します。
月2回運用の要点チェックリスト
- 特売初日から逆算した工程表を固定する:配布完了日→配布開始日→納品日→印刷入稿日→デザイン校了日→商品・価格確定日の順に日数を割り付け、毎月同じ曜日基準で回す。
- 商品確定日を社内ルールとして固定する:バイヤー・店舗・販促の三者で「この日を過ぎた差し替えは原則不可」と合意し、例外対応の手順も先に決めておく。
- 店舗別の枚数は商圏の世帯数と集合住宅比率で判断する:半径1〜2kmの世帯数を基礎に、集合住宅が多い商圏は効率が上がりやすく、戸建中心の商圏は配布日数を長めに見積もる。
- GPS配布報告を翌回の調整材料にする:どのエリアをいつ配ったかを記録として残し、来店数やレジ客数の動きと突き合わせて、次回の枚数配分を増減する。
- 年間24回を前提にコストを設計する:1回あたりではなく年間総額で考え、印刷と配布をまとめることで単価と手間を抑える。ポスティングの配布頻度と年間計画の考え方もあわせて検討するとぶれにくくなります。
- お断り表示や投函マナーへの配慮を徹底する:投函禁止表示のある集合住宅・住戸は除外し、問い合わせ窓口と再発防止の手順を社内で共有しておく。
なお、本文で挙げた枚数・日数・反響の水準はいずれも目安であり、エリアの住宅構成、配布枚数、季節や繁忙期、天候によって変動します。初回は小さめの枚数で試し、2〜3回分の結果を見てから本格的に枚数を広げる進め方が安全です。
月2回の定期配布をまとめて任せたい方へ
株式会社ポスティングくんでは、東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏と大阪・福岡・仙台で、小売チェーンの複数店舗を対象とした定期配布に対応しています。チラシのデザイン・印刷から配布までワンストップで発注でき、店舗ごとに原稿を出し分ける運用も可能です。配布後はGPSによる配布報告で「いつ・どのエリアを配ったか」を確認でき、社内報告や翌回の枚数調整にそのまま活用いただけます。料金は追加料金のない明朗会計で、見積り段階の金額から後出しの請求が発生しない形にしています。
店舗数・各店の希望配布日・1回あたりの想定枚数をお知らせいただければ、年間24回分のスケジュール表と概算のお見積りを作成します。枚数の目安を先に知りたい場合は料金シミュレーター、条件を整理して比較したい場合は料金・お見積りのページをご覧ください。複数店舗の年間運用やご予算に合わせた設計のご相談は、無料査定・法人見積りのお問い合わせから承ります。現在お使いの工程表やチラシ原稿をお送りいただければ、納期が間に合うかどうかの確認も含めてご提案いたします。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)

