ポスティング配布時期の決め方|決算セール・月別販促カレンダー

ポスティングの配布時期を月別に整理。決算セールや季節需要に合わせた年間販促カレンダーの作り方、小ロットテスト配布、年間分割配布の考え方、料金目安まで販促担当者向けに実務解説します。

チラシのポスティングは「何を配るか」と同じくらい「いつ配るか」で反響が変わります。同じ内容のチラシでも、購買意欲が高まる時期に届けば手に取ってもらえ、需要のない時期に届けばそのまま資源ゴミへ——というのは、小売・飲食の販促担当者であれば実感としてお持ちではないでしょうか。とくに決算セールや季節の催事、新生活シーズンなど、生活者側の「買う理由」が生まれるタイミングと配布日を合わせられるかどうかは、年間の販促費の効率を大きく左右します。

この記事では、年間の販促設計を担当する方に向けて、月別に動きやすい業種と訴求、配布タイミングを決める実務的な考え方、年間分割配布や小ロットテストの進め方、料金の目安レンジまでを整理します。なお、本記事で触れる反響率や料金はあくまで目安であり、商材・エリア・チラシ内容・配布方法によって変動します。自社の条件に当てはめる前提としてお読みください。

目次

なぜポスティングは「配布時期」で反響が変わるのか

同じチラシ、同じエリア、同じ枚数でも、投函した時期が2週間ずれるだけで反響数が変わることは珍しくありません。理由はシンプルで、チラシは「読み手に買う理由が生まれているタイミング」に手元へ届いたときだけ行動につながるからです。配布時期の設計は、生活者側の購買サイクルと、事業者側の在庫・決算という2つの軸を重ねて考えると整理しやすくなります。

軸1:生活者の購買サイクルから逆算する

家計には季節ごとのリズムがあります。以下のタイミングは財布のひもが緩みやすく、あるいは新しい商品・サービスを検討し始める節目です。

  • 給料日前後(25日以降〜月初):外食・美容・日用品のまとめ買いなど、単価の高い消費が動きやすい
  • 賞与・ボーナス期(6〜7月、12月):リフォーム、車、家電、高額サービスの検討が増える
  • 新生活期(1〜3月):引越し、不動産、学習塾、クリーニング、生活インフラの見直し
  • 長期休暇(GW・お盆・年末年始):帰省・来客に伴う片付け、外食、レジャー需要
  • 年中行事(母の日、お中元、七五三、クリスマス等):ギフト・記念日需要

重要なのは、これらの「当日」ではなく需要が生まれる少し前に届けることです。例えば新生活需要なら2月、年末大掃除なら11月下旬〜12月上旬が検討開始の時期にあたります。

軸2:業種ごとのリードタイムの違い

来店・問い合わせまでの検討期間は業種で大きく異なります。

  • 短い(当日〜1週間):飲食店、テイクアウト、美容室、クリーニング → 使ってほしい日の直前に配布
  • 中程度(2週間〜1か月):整体・治療院、ハウスクリーニング、害虫駆除 → 需要期の2〜4週間前
  • 長い(1〜3か月):不動産、学習塾、リフォーム、外壁塗装 → 検討開始期に先回りし、複数回接触

検討期間が長い業種ほど1回勝負ではなく、半年〜1年の継続配布設計で接触回数を積み上げるほうが結果につながりやすくなります。

曜日・週の選び方

月単位だけでなく、週内のどこに着地させるかも反響を左右します。

  1. 週末集客型(飲食・小売のセール):水曜〜金曜着。土日のチラシは他社と重なりやすく、木金着で冷蔵庫や玄関に残る状態を作る
  2. 平日ランチ・法人向け:月初・週初に着地させ、1週間の予定に組み込んでもらう
  3. 検討型(塾・不動産):土日にじっくり読んでもらう前提で、金〜土着を狙う

反応が落ちやすい時期・埋もれる時期

雨天が続く時期はチラシが濡れて印象を損ねやすく、猛暑・厳寒期は外出そのものが減ります。年末年始やお盆の帰省期間は在宅率が下がり、ポストに数日分のチラシが溜まって読まれないこともあります。また、決算セールが集中する3月・9月や年末商戦期は各社のチラシ量が増え、同じ品質の紙面でも埋もれるリスクが高まります。あえて競合の少ない時期にずらす、紙面サイズや色味で差をつけるといった判断も配布時期設計の一部です。

なお、ポスティングの反響率は一般に0.01〜0.3%程度が目安とされますが、これは商材の単価、エリアの世帯特性、チラシの内容や配布時期によって大きく変動します。数値はあくまで計画を立てるための仮置きとし、実配布の結果で毎回更新していく姿勢が、年間販促の精度を高めます。

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決算セールに合わせたポスティング配布スケジュールの組み方

決算セールは、年間販促のなかでも最も「期限」が明確なイベントです。3月決算・9月決算の企業が多く、小売や飲食でも2月下旬〜3月、8月下旬〜9月に大型セールを組むケースが目立ちます。期限がはっきりしている販促ほど、チラシの配布時期を数日ずらすだけで反響が変わります。ここでは3波構成を軸にした実務的な組み立て方を解説します。

告知・期間中・駆け込みの「3波構成」

決算セールのポスティングは、1回にまとめて配るより、複数回に分けたほうが来店の山を作りやすくなります。目安となる配分は次のとおりです。

  • 第1波(セール開始の7〜10日前):全体の約40%/「いつから・何が安くなるか」を伝える予告。来店の準備期間を作る。
  • 第2波(セール期間の序盤〜中盤):全体の約35%/目玉商品や在庫状況を具体化し、迷っていた層を動かす。
  • 第3波(最終週・残り3日前後):全体の約25%/「今週日曜まで」「残り◯点」と締切を訴求し、駆け込み需要を拾う。

枚数配分はあくまで目安で、単価の高い商材(家具・住宅設備・車関連など)は第1波を厚く、食品やテイクアウトなど即決型は第3波を厚くすると噛み合いやすくなります。

「安い理由」を書くと納得感が生まれる

決算セールのチラシで反響が鈍るのは、値引き率だけを大きく載せているケースです。読者は「なぜ今だけ安いのか」に理由を求めます。決算期の在庫処分/型落ちモデルの入れ替え/展示品限り/限定数量など、値引きの背景を一文でも明記すると、価格の信ぴょう性が上がります。あわせて、対象商品の点数、セール終了日、来店時に必要な持ち物(チラシ持参・クーポン部分など)を明示しておくと、問い合わせ対応の手間も減らせます。

逆算スケジュールのステップ

配布希望日から逆算して、以下の流れで準備すると無理がありません。

  1. 配布希望日の4〜5週間前:セール内容・期間・目玉商品を確定し、配布エリアと総枚数を決める。
  2. 3週間前:デザイン制作に着手。3波それぞれの原稿の差分(予告/目玉/締切)を同時に設計しておくと効率的。
  3. 2週間前:原稿確定・印刷入稿。部数は3波分をまとめて印刷すると単価を抑えやすい。
  4. 7〜10日前:配布業者へ正式依頼。エリア・配布方法・希望日を指示書で共有する。
  5. 配布日:第1波スタート。配布報告を確認し、次波のエリア調整に反映する。

繁忙期(年末年始・3月・夏休み前)は配布枠が埋まりやすいため、希望日が決まっているなら早めの仮押さえが安全です。詳しくはポスティングの配布開始日と納期の逆算スケジュールも参考にしてください。

波ごとに配布方法を変える

3波すべてを同じ撒き方にする必要はありません。第1波は商圏全体を広く押さえる軒並み配布、第2波は反応が見込める町丁目に絞ったエリア指定、第3波は短時間で枚数をこなせる集合住宅集中、といった使い分けが有効です。GPSによる配布報告があれば、どのエリアにいつ入ったかを確認したうえで次波の範囲を微調整でき、同じ世帯に短期間で重複投函するリスクも抑えられます。

【月別】販促カレンダーで見る需要が動く業種と訴求

配布時期を決めるときは、「自社が売りたいタイミング」ではなく「生活者の財布と関心が動くタイミング」に合わせるのが基本です。以下は月別に、需要が動きやすい業種と訴求例を整理したものです。自社の業種に当てはまる月に印を付け、年間の配布月を決める材料にしてください。

1月〜3月:新年・受験・決算の山場

  • 1月:初売り・福袋(小売)、新年キャンペーン(飲食)、新学期生募集(学習塾)。年始は「今年こそ」需要が強く、ダイエット・習い事・整体の体験訴求も反応が出やすい時期です。
  • 2月:バレンタイン企画(飲食・菓子)、受験直前〜合格後の入塾案内(学習塾)、引越し準備の見積り訴求(引越し・不用品回収・ハウスクリーニング)。定期テスト前を狙った学習塾チラシの考え方も併用すると配布月が絞りやすくなります。
  • 3月:決算セール(小売・家電・自動車)、新生活応援(家具・家電・通信)、不動産繁忙期(賃貸仲介・引越し)。1年で最も反響が集まりやすい月のひとつで、配布枠も埋まりやすいため早めの手配が必要です。

4月〜6月:新生活の後追いと梅雨需要

  • 4月:転入者向けの「近所のお店紹介」(飲食・美容・クリーニング)、習い事・スポーツ教室の体験募集。3月に決めきれなかった層への後追い配布が効きます。
  • 5月:GWの営業案内、母の日ギフト、エアコン点検・クリーニング(住宅設備)。夏本番前の「先取り」訴求が有効です。
  • 6月:梅雨対策として雨漏り・外壁塗装・屋根点検(リフォーム)、除湿・害虫対策、ボーナス商戦(家電・高額商材)。雨天は配布が遅延しやすいため、納期に余裕をもたせます。

7月〜9月:夏休み需要と下期のスタート

  • 7〜8月:夏期講習(学習塾/6月中旬〜7月上旬配布が目安)、夏休みの外食・テイクアウト、冷房機器の修理・買い替え、お盆の帰省需要(墓石・仏壇・実家の片付け)。
  • 9月:9月決算企業のセール、敬老の日ギフト、防災グッズ・住宅点検。季節の変わり目は治療院・整体の「体調の乱れ」訴求も相性が良い時期です。

10月〜12月:行楽・年末準備・年始の予約

  • 10月:秋の行楽・観光、リフォーム相談会(気候が良く工事依頼が動く)、七五三(写真館・着物)。
  • 11月:大掃除・ハウスクリーニングの早割、暖房機器、ふるさと納税の駆け込み前訴求、年末年始の予約受付開始(飲食)。
  • 12月:年末年始の営業案内、おせち・オードブル、忘年会・新年会プラン、年始セールの予告。12月中旬以降はポストが混み合うため、前倒し配布が有効です。

月別カレンダーを使う際のチェックポイント

  1. 自社の繁忙月・閑散月を書き出し、閑散月の1〜2か月前に配布を置く
  2. 競合が集中する月(3月・12月など)は、あえて2週間ずらして単独で届く日を作る
  3. 年間で反響が出た月・出なかった月を記録し、翌年の配布月を入れ替える

月別の傾向はあくまで目安です。地域の学校行事や商圏の生活リズムによってずれるため、初年度は記録を残し、2年目以降に自社専用の販促カレンダーへ育てていくことをおすすめします。

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年間販促カレンダーの作り方と年間分割配布という考え方

配布時期を場当たりで決めていると、繁忙期に間に合わなかったり、閑散期に予算を使い切ったりしがちです。年間の販促カレンダーを一度つくっておけば、「いつ・どのエリアに・何枚」を先に決められ、印刷や原稿制作のスケジュールも逆算できます。ここでは小売・飲食の販促担当が実務で使える手順を5ステップで整理します。

手順1〜5:年間カレンダーの組み立て方

  1. 昨年の売上・来店データを月別に棚卸しする。売上高だけでなく、客数・客単価・新規/リピート比率まで分解すると、打つべき施策が見えます。POSや予約台帳、会員データがあれば月別に並べるだけで十分です。
  2. 閑散期と繁忙期を特定する。月別グラフにすると、毎年落ち込む月と伸びる月がはっきり出ます。天候やイベント、近隣の学校行事など外部要因もメモしておきます。
  3. 繁忙期の直前に投下し、閑散期は認知・リピート施策に回す。需要が立ち上がる2〜4週間前に配布を重ね、閑散期は割引よりも「店を思い出してもらう」内容や既存客向けの再来店訴求に切り替えます。
  4. 年間予算を月別に配分する。均等割ではなく、繁忙期前に厚く、閑散期は薄くというメリハリをつけます。決算セールや周年祭など大型企画には別枠を確保しておくと安心です。
  5. 配布エリアをA/B/Cにランク分けする。来店客の住所データから、A=主力商圏(年4〜6回)、B=準商圏(年2〜3回)、C=開拓エリア(年1回テスト)といった具合に頻度を変えます。配布エリアの優先順位の付け方を先に決めておくと、予算が限られていても配分で迷いません。

一度に大量配布より「年3〜6回の分割配布」が有利な理由

同じ3万枚の予算でも、1回で3万枚を撒くのと、同一エリアに5,000〜6,000枚を年5〜6回撒くのとでは残り方が変わります。チラシは受け取った瞬間に必要とされるとは限らず、「必要になったときに思い出してもらえるか」が勝負だからです。同じ屋号・同じデザイントーンで繰り返し接触することで、認知が積み上がり、想起されやすくなります。

  • 1回目は認知、2回目以降で「また入っていた」という見覚えが生まれる
  • 季節ごとに訴求を変えられるため、刺さるタイミングに当たる確率が上がる
  • 反響を見ながら次回のエリア・枚数を修正できる(一発勝負にならない)

反響を見てエリアを寄せるPDCAの回し方

分割配布の最大の利点は、途中で軌道修正できることです。1回目の配布後、来店客に「どこでお店を知ったか」「お住まいの町名」を聞き取り、クーポン回収やQRの読み取り数と合わせて、エリア別の反応を粗くでも数値化します。反響が出た町丁には次回の枚数を1.2〜1.5倍に寄せ、3回配って反応がほぼゼロのエリアは一旦外して別エリアのテストに回す、という判断を繰り返します。

GPS配布報告と来店データを突き合わせる

検証の前提になるのが「いつ・どこに配ったか」の記録です。GPSによる配布報告があれば、配布日と配布ルートがエリア単位で残るため、来店が増えた日と配布日のズレ(反響は配布後3〜10日に集中しやすい)も確認できます。配布報告・チラシの内容・反響数を1枚のシートに毎回残していくと、2年目以降は自社専用の販促カレンダーとして精度が上がっていきます。記録なしの配布はどれだけ回数を重ねても学びが蓄積しないため、初年度から必ず残す運用にしてください。

小ロットテストから始める配布設計と料金の目安

年間の販促カレンダーが描けたら、いきなり数万枚を投下するのではなく、まずは3,000〜5,000枚程度の小ロットテストから始めるのが実務的です。決算セールのような年に一度の重要施策ほど、事前に「どのエリアに、どの訴求で、どの配布方法で撒くと反応するか」を確かめておく価値があります。テストにかける費用は年間予算の1〜2割を目安に確保しておくと、本番の配布精度が大きく変わります。

テストは「1回1変数」で比較する

比較のコツは、一度に変える条件を1つに絞ることです。

  • エリア違い:店舗から半径1km圏と2〜3km圏で同じチラシを2,000枚ずつ配り、距離と反響の関係を見る
  • 訴求違い:同一エリアで「割引訴求」と「品揃え・こだわり訴求」のA/B版を配り分ける
  • 配布方法違い:軒並み配布と集合住宅集中配布で、世帯タイプ別の反応差を確認する

反響を必ず計測できる仕掛けを入れる

テストは計測できて初めて意味を持ちます。紙面に次のいずれかを必ず仕込んでください。

  1. 版ごとに末尾を変えたクーポン番号(例:A版=SP-01、B版=SP-02)
  2. エリア別に分けたQRコード(計測用パラメータ付きの遷移先を分ける)
  3. 電話予約用の「チラシを見たと伝えてください」という一言と、スタッフ側のヒアリングルール

受付時に「どの版か」を記録する運用まで決めておくことが重要です。ここが曖昧だと、せっかくのテストが「なんとなく手応えがあった」で終わってしまいます。

見るべき指標は3つ

  • 反響件数・反響率:配布枚数に対する問い合わせ・来店数。業種や訴求によりますが0.01〜0.3%程度が一般的な目安とされます
  • 客単価:反響客が実際にいくら使ったか。反響率が低くても単価が高ければ成立します
  • 獲得単価(CPA):配布費用÷成約件数。ここが最重要の判断軸です

たとえば5,000枚で3万円をかけ、6件成約・客単価1万円なら獲得単価は5,000円。粗利率50%なら1件あたり粗利5,000円で収支はほぼ均衡、リピートまで含めれば黒字と判断できます。この獲得単価から逆算し、「決算セールで新規60件を取りたいなら約5万枚」といった適正配布枚数を組み立てていきます。反応が芳しくなかった場合は、ポスティングで反響がなかった時の改善手順を参考に原因を切り分けてから増枚するのが安全です。

料金の目安とコストを抑えられる理由

配布料金は1枚あたり4〜10円程度が一般的な目安で、エリアの人口密度・配布枚数・時期・配布方法(軒並み/集合住宅集中/エリア指定)によって変動します。ポスティングくんでは次の理由でコストを抑えられます。

  • エリア最適化:世帯数・集合住宅比率のデータをもとに無駄撒きを削る
  • まとめ配布の割引:年間分割配布をまとめて契約することで単価を下げられる
  • デザイン・印刷までワンストップ:外注の中間コストと進行の手間を圧縮
  • 小ロット対応:数千枚のテストから無理なく始められる

料金は追加料金のない明朗会計で、配布後はGPSによる配布報告で実際に歩いたルートを確認できます。「本当に配られたのか」が見えるため、反響データを信頼して次の判断ができます。

なお、3月・9月の決算期と年末商戦は配布枠が埋まりやすい時期です。テストを含めた逆算スケジュールを立て、遅くとも配布希望日の1〜1.5か月前には相談・予約しておくことをおすすめします。

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クレームを防ぎ、継続配布を成功させるための注意点

年間を通じて同じエリアに繰り返し配布する設計では、1回きりの配布以上に「配り方の質」が問われます。苦情が増えると配布禁止住戸が積み上がり、翌年以降に配れる世帯数そのものが減ってしまうためです。販促カレンダーを長く回すには、現場ルールの徹底とチラシ内容のチェックを仕組み化しておくことが欠かせません。

投函時の基本ルール

  • 「チラシお断り」の表示がある住戸には投函しない。ステッカー・手書きの貼り紙・インターホン脇の掲示など、表示の形はさまざまなので現場での確認を徹底します。
  • ポストからはみ出さないように奥まで入れる。はみ出したチラシは風で飛んで近隣の迷惑になり、留守を知らせる目印にもなるため防犯面でも嫌われます。
  • 深夜・早朝の配布を避ける。目安として朝8時前・夜20時以降は控え、住宅街では日中帯を中心に組みます。時間帯の分け方はポスティングの配布時間帯の考え方も参考になります。
  • 同一世帯への短期重複投函を避ける。決算セールの告知とリマインドを2回打つ場合でも、最低2〜3週間は間隔を空け、同月内に複数商材のチラシを重ねないよう配布履歴で管理します。
  • 集合住宅は管理規約・掲示に従う。「チラシ投函禁止」の掲示がある建物、オートロックで共用部に立ち入る必要がある建物は無理に配らず、除外リストに登録します。判断に迷う物件は事前に管理会社へ確認するのが安全です。

クレーム発生時の対応フロー

  1. 受付窓口を一本化する。チラシには問い合わせ先を明記し、店舗・本部・配布会社のどこで受けても同じ担当に集約される流れを決めておきます。
  2. 事実確認と謝罪を当日中に行う。配布日時・エリア・担当者を配布報告から特定し、状況を確認したうえで速やかに連絡します。
  3. 該当住所を配布禁止リストに登録する。番地・建物名・部屋番号まで記録し、次回以降の配布指示書に反映させます。
  4. 再発防止をスタッフに共有する。同じ建物・同じ原因の苦情が繰り返されていないか、月次で件数と類型を振り返ります。

チラシ内容面のチェックポイント

配布方法だけでなく、紙面表記もクレームの火種になります。特にセール系のチラシでは、価格と期間の表記を明確にしてください。

  • セール期間の開始日・終了日を明記する(「決算セール開催中」だけでは不十分)。
  • 割引率や特価の根拠を曖昧にしない。比較対照の価格を示す場合は、実際に販売していた価格であることが前提です。
  • 「限定◯個」「先着◯名」は実数を守る。数量・条件・除外品の注記を小さすぎない文字で入れます。
  • 「必ず」「日本一」などの断定・最上級表現は避ける。効果や成果に触れる場合は個人差・条件差がある旨を添えます。
  • 問い合わせ先・所在地・営業時間を正確に記載する。情報の誤りは信頼低下に直結します。

信頼できる配布会社を選ぶ基準

年間で継続配布を任せる以上、業者選びは反響そのものを左右します。次の3点は必ず確認しましょう。

  • 配布報告の有無と精度:GPSログや現場写真で、いつ・どこを配ったかが後から検証できるか。
  • スタッフ教育の体制:お断り表示の判断、投函マナー、身分証の携行などが研修で徹底されているか。
  • 禁止リストの管理:過去の苦情住戸・投函禁止物件をデータとして蓄積し、次回配布に自動で反映できるか。

これらが整っていれば、同じエリアに年数回配っても苦情は抑えられ、販促カレンダー通りの配布を安定して回せます。

まとめ:配布時期の設計で年間の販促効率は変わる

ポスティングは「どこに配るか」と同じくらい「いつ配るか」で反響が変わります。本記事で整理した要点を、年間販促カレンダーを組むときの判断軸として改めてまとめます。

配布時期を決める5つの要点

  • 需要が動く直前に届ける:来店・問い合わせが起きるタイミングから逆算し、検討が始まる1〜2週間前に着地させる。印刷・入稿の期間も含めて逆算する。
  • 決算セールは多波構成にする:予告→本番→ラストの2〜3波に分けることで、1回では拾えなかった層を取りこぼしにくくなる。
  • 月別カレンダーで先回りする:新生活、梅雨、夏季、年末年始など、業種ごとに需要が立ち上がる月を先に押さえ、繁忙期に慌てて動かない体制をつくる。
  • 年間分割配布で接触回数を確保する:同じ総枚数でも、1回に集中させるより年数回に分けたほうが認知の積み上げが期待できる。
  • 反響率も料金も「目安」である:エリアの世帯構成、枚数、配布時期、商材によって数値は変動します。自社の実測値を蓄積することが最も確かな指標になります。

精度を上げるのは「データ×実配布の検証」

世帯数や集合住宅比率などの統計はエリア選定の出発点として有効ですが、最終的な精度は実際に配って反響を測ることでしか上がりません。おすすめは、初回に小ロットでテスト配布し、反応のあった丁目・住宅形態に次回の枚数を寄せていく進め方です。配布日・エリア・枚数・チラシ内容・問い合わせ件数を1枚の表で管理しておけば、翌年の年間の分割配布計画を組む際の判断材料がそのまま揃います。

年間計画を立てる前のチェックポイント

  1. 売上が落ち込む月と伸びる月を、過去1〜2年の実績から洗い出したか
  2. 決算セールなど販促の山を、何波に分けて配布するか決めたか
  3. 年間総枚数と配布回数の配分(繁忙期に厚く、閑散期に薄く)を決めたか
  4. 反響を測る導線(クーポン、専用番号、QRなど)をチラシに入れたか
  5. 配布希望日から逆算した入稿締切を、印刷会社と共有したか

商圏の広さ、商材の検討期間、競合の出稿状況によって最適な配布時期は変わります。「どの月に、どのエリアへ、何枚配るのが妥当か」で迷われる場合は、商圏データをもとにしたエリア選定と枚数配分のご提案が可能です。年間計画のご相談だけでも歓迎です。

配布エリアの無料査定・法人様のお見積りは無料で承っております。GPSによる配布報告で実際に配った軌跡を確認でき、全国対応・追加料金なしの明朗会計、小ロットのテスト配布から大量配布までご対応いたします。年間の販促カレンダーづくりから、お気軽にお問い合わせください。


よくある質問(FAQ)

Q. 決算セールのチラシは、セール開始の何日前に配布すればいいですか?
A. 目安としては、告知波をセール開始の7〜10日前、期間中の再配布を開始2〜3日後、駆け込み波を終了3〜5日前に着地させる3波構成が組みやすい設計です。配布には数日の作業期間を要するため、印刷入稿を含めて開始2〜3週間前から逆算して発注すると余裕が持てます。業種の検討期間(飲食は直前、不動産・塾は1〜3か月前)によって前倒し幅は変わります。
Q. 3月や年末など競合のチラシが多い時期は、配布を避けたほうがいいですか?
A. 必ずしも避ける必要はありませんが、チラシ量が増える時期は埋もれやすくなるため、紙面サイズや色味を変える、配布日を競合とずらす、集合住宅集中や軒並みなど配布方法を絞るといった工夫が有効です。あえて閑散期に単独で届けて認知を取る戦略もあり、どちらが合うかは商材と在庫サイクル次第です。判断に迷う場合は、小ロットで両方の時期をテストして反響を比較するのが現実的です。
Q. 時期を変えて何度もテスト配布すると費用がかさみませんか?料金の目安を教えてください。
A. ポスティングの費用はエリア・枚数・配布方法・時期によって変動するため一律ではありませんが、一般には1枚あたり数円台からの単価が目安とされ、まとめ配布や年間分割の契約で単価を抑えられる場合があります。まずは5,000〜10,000枚程度の小ロットで時期・エリアを絞って検証し、反応の良い条件に予算を寄せる進め方が無駄を減らしやすい方法です。ポスティングくんでは小ロットから全国対応が可能で、GPSによる配布報告で実配布の状況を確認できるため、テスト結果を次回の配布時期の判断材料にしやすくなります。


「ポスティング 期間」について、より詳しくまとめた記事があります。あわせてご覧ください。
ポスティング繁忙期の発注スケジュール|法人が押さえる逆算手順

「ポスティング 頻度」について、より詳しくまとめた記事があります。あわせてご覧ください。
飲食店ポスティングの枚数・エリア設定方法|商圏計算から業態別目安まで

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