ポスティングで警察に通報されたら?その場の対応と通報を防ぐ実務ポイント

ポスティング中に警察へ通報された、住民に声をかけられた——そんな事態に備える実務対応をまとめました。不審者と誤解されない装備、投函を控える判断基準、通報を未然に防ぐ運用、GPS配布報告の活用までを事業者目線で解説します。

通報されても違法と確定したわけではなく、作業を止め、身分証・依頼主と配布物・連絡先の3点を提示し、事実を簡潔に説明するのが基本です。指示があれば即中止し、責任者へ連絡して記録を残します。

この記事でわかること

  • 夜間配布やオートロック前の滞留など通報されやすい典型シーン
  • 声をかけられた際の対応手順と提示すべき3点
  • 中止判断と当日中に残す報告記録の項目
  • 不審者と誤解されないための装備・服装・時間帯の工夫

チラシ配布(ポスティング)は、地域に確実にアプローチできる販促手段として今も高い費用対効果を持っています。一方で、配布スタッフが住民から声をかけられたり、「不審な人がうろついている」として警察に通報されたりするケースは、業種や地域を問わずゼロではありません。悪意がなくても、見知らぬ人物が夜間に集合住宅の敷地内を歩いていれば、住民が不安を覚えるのは自然なことです。

この記事では、チラシ配布中に警察へ通報された場合の落ち着いた対応手順と、そもそも通報される状況を作らないための運用上の工夫を、実務目線で整理します。法律の細かな解釈を断定するのではなく、「判断に迷う場所には投函しない」という現実的な運用ルールを軸に、腕章や身分証などの装備、住民対応のスクリプト、配布記録の残し方まで具体的に解説します。自社スタッフで配る場合にも、配布代行を依頼する場合にも役立つ内容です。

目次

チラシ配布中に警察へ通報されるのはどんな場面か

ポスティングは住宅街を歩いて回る仕事である以上、「見慣れない人が敷地を出入りしている」と受け取られる可能性が常にあります。実際に警察へ通報されるケースは、配布者に落ち度がない場面でも起こります。まずは、どんな状況が通報につながりやすいのかを具体的に把握しておきましょう。

通報が起きやすい典型シーン

  • 夜間・早朝の配布:暗い時間に懐中電灯やスマホのライトを使いながら敷地内を歩くと、防犯上の警戒を強く招きます(深夜・早朝配布のリスクと時間帯ルールも併せて確認を)。
  • オートロック前での滞留:マンション入口で立ち止まって集合ポストを覗く、住民の入館に続いて中へ入る、といった行為は最も通報されやすい行動です。
  • 戸建ての敷地奥への立ち入り:門扉を開けて玄関先まで進む、庭を通る、駐車場の車の間を抜けるなど。
  • 「チラシお断り」表示があるポストへの投函:住民が意思表示をしているため、投函されると強い不信感につながります。
  • 同じ区画を何度も往復する:配布漏れの確認や枚数調整で行き来すると「うろついている」と判断されがちです。
  • 服装が黒っぽくリュックを背負っている:顔が見えにくい帽子やマスクとの組み合わせで、さらに不審に映ります。

通報する側の心理を理解しておく

近年は地域の防犯意識が高まり、見守り活動や自治会の巡回、SNSでの「不審者情報」の共有も日常的です。住民にとっては「念のため通報する」ことが正しい防犯行動であり、悪意があるわけではありません。つまり配布者が適切に振る舞っていても通報されうるという前提で体制を組む必要があります。

通報=違法ではない

通報されたからといって、その配布行為が違法と確定したわけではありません。警察は安全確認のために臨場し、身元と目的を確認して、問題がなければそれで終わるのが通常の流れです。過度に恐れる必要はない一方で、現場スタッフがその場で慌てたり、説明できずに立ち去ったりすると、かえって疑いを強めてしまいます。だからこそ、企業側で身分証・受託内容・連絡先をすぐ提示できる体制をマニュアル化しておくことが実務上の要点になります。

業種によって偏るエリア事情

不動産は売却見込みの戸建て中心、飲食は店舗から半径1〜2kmの住宅密集地、学習塾は通塾圏の小中学校周辺、治療院・整体院は徒歩圏の生活導線と、いずれも配布エリアが住宅地に集中しやすいのが実情です。同じ地域を繰り返し配布する設計になるため、住民の目に触れる回数も増えます。だからこそ、時間帯・服装・敷地への入り方といった基本ルールを最初に固めておくことが、トラブル予防の出発点になります。

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まずはチラシのサイズ・配布したいエリア・枚数の3点を整理し、配布費用の目安を出して比べてみましょう。条件を変えて見比べることで、自社に合う配布範囲や進め方のイメージがつかめます。配布時間帯や「チラシお断り」表示への対応など、運用ルールの考え方も併せて確認しておくと、検討がスムーズに進みます。

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配布したいエリアと枚数が固まっているなら、具体的な見積りと配布プランを相談する段階です。配布時間帯や集合住宅の扱い、配布禁止リストの運用、GPSによる配布報告の内容まで含めて詰めておくと、住民からの問い合わせがあった際も経路と時刻を客観的に説明できます。継続配布の設計も併せてご相談ください。

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通報されたときの現場対応手順|落ち着いて示すべき3つのこと

配布中に警察官から声をかけられること自体は、必ずしも違反を意味しません。多くは「見慣れない人がポストを触っている」という住民からの通報を受けた確認行為です。重要なのは、現場スタッフが慌てず、「誰が」「何を」「どこで」配っているかをその場で明確に示せることです。以下の手順をマニュアル化し、配布員全員が同じ対応を取れる状態にしておきましょう。

ステップ1|作業を止め、手を見える位置に出して応対する

まず配布作業をいったん中断し、ポストや門扉から手を離します。バッグの中を探る動作は誤解を招きやすいため、声をかけられたら一度手を体の前で見える位置に出し、相手の話を最後まで聞いてから動くのが基本です。歩きながら答えたり、背を向けたまま応じたりすると不審に見えます。マスク・フード・帽子で顔が隠れている場合は、可能な範囲で外して顔を見せると誤解が早く解けます。

ステップ2|身分証・依頼主・配布物の3点を提示する

落ち着いて示すべきは次の3つです。

  • 身分証明:社員証・配布員証・名刺など、所属会社名と氏名が分かるもの
  • 依頼主と配布物:手元のチラシそのものを提示し、どの店舗・企業の販促物かを説明する
  • 連絡先:配布管理者・事務所の電話番号。その場で確認してもらえる状態にしておく

この3点が揃っていれば、多くの場合は数分の確認で終わります。逆に「頼まれただけで会社名は分からない」という状態が最も長引きます。配布員証の携行は必須ルールにしてください。

ステップ3|配布内容を簡潔に説明する

「◯◯という会社の依頼で、△△店のチラシを、この町丁目で午前10時から午後4時の予定で配布しています」と、チラシの種類・エリア・時間帯を一文で答えられるようにしておきます。長々と正当性を主張する必要はありません。聞かれたことに事実だけを返すのが最短です。

ステップ4|指示があれば即中止し、責任者へ連絡する

警察官や管理者から「このエリアは控えてほしい」と言われた場合は、その場で判断せずに配布を中止します。現場スタッフが独断で反論したり、「法律違反ではない」と言い返したりすると、話が大きくなり依頼主の評判にも影響します。口論しない・言い訳しない・その場で結論を出さないを徹底し、責任者へ即時連絡して指示を仰ぐ運用にしてください。

ステップ5|報告フォーマットに記録を残す

対応が終わったら、必ず当日中に記録します。記載項目は、日時/場所(町丁目・建物名)/対応した配布員名/警察署名や担当者名の有無/受けた指示内容/その後の配布可否、の6点です。この記録があると、同じエリアでの再発防止や、依頼主への説明がスムーズになります。

依頼主(店舗・企業)側に必要な備え

後日「うちのポストに入っていたが誰が配ったのか」と問い合わせが来ることもあります。そのとき「どのエリアを、いつ、どの配布員が回ったか」を説明できる体制があるかどうかで、印象は大きく変わります。GPSによる配布報告があれば、配布経路と通過時刻を後から客観的に示せるため、事実確認が短時間で済みます。配布報告データの保存と活用まで含めて発注時に確認しておくと、万一の際に慌てずに済みます。

不審者と誤解されないための装備・服装・時間帯の基本

警察への通報の多くは「見慣れない人が住宅街をうろついている」という不安から始まります。逆に言えば、ひと目で「チラシを配っている人だ」と分かる状態をつくれば、通報リスクは大きく下げられます。ここでは装備・服装・時間帯・立ち居振る舞いの4点から、現場で実行できる予防策を整理します。

持ち物・装備チェックリスト

  • 社名入りの腕章またはビブス・ベスト(遠目から所属が分かるもの)
  • 写真付きの身分証・従業員証(提示を求められたら即出せる位置に携帯)
  • 社名やロゴの入った配布バッグ・カート(無地の黒いリュックは避ける)
  • 明るい色の帽子・上着(黒一色、フード深被り、マスク+サングラスの併用は誤解を招きやすい)
  • 夜間・薄暮時の反射材(たすき・リストバンド)とライト
  • 配布物のサンプル(何を配っているか即座に示すため)
  • 依頼主名・配布エリア・責任者連絡先を記した書面またはカード
  • 配布禁止・お断り宅を記録するメモまたは端末

チラシは常にバッグから見える状態で持ち、住民と目が合ったら会釈しながら軽く手元を示すだけでも印象は変わります。逆にポケットに手を入れて敷地を覗き込む動作は、空き巣の下見と誤解されやすい代表例です。

時間帯は「日中」が原則

配布は原則としておおむね9時〜17時台の日中を基本にします。早朝・夜間・深夜は生活音への苦情が増えるだけでなく、「暗がりで人が動いている」こと自体が通報の引き金になります。特に冬は日没が早く、17時前でも暗くなる地域があるため、季節ごとの日没時刻に合わせた時間帯設計を配布計画に組み込むと安全です。やむを得ず日没後に配布する場合は、反射材とライトを必ず装着し、集合住宅の共用部中心に切り替えるなどの配慮が要ります。

敷地内でのふるまい6原則

  1. インターホンは押さない(用がある場合を除き接触しない)
  2. 門扉・車庫・宅配ボックスを勝手に開けない
  3. ポストが敷地奥にある場合は無理に立ち入らず投函を見送る
  4. 共用部やエントランスで長時間立ち止まらない、座り込まない
  5. 管理人・住民に会ったら立ち止まって会釈し、社名と用件を名乗る
  6. 写真撮影は建物やポストの外観に限り、住民や室内が写る撮り方をしない

自転車・バイクと近隣への配慮

移動手段の停め方も通報要因になります。マンション来客用スペースや店舗前、私道への駐輪・駐車は避け、路上に長時間置かないこと。バイクはエンジン音が響くため、住宅街では入口付近に停めて徒歩で回る方が無難です。

研修とローテーションで「不自然さ」を消す

装備が整っていても、動きがぎこちなければ怪しく見えます。配布員には事前研修で、挨拶の徹底、名乗り方、断られた場合の引き際、お断り表示の見分け方を共有しておきます。加えて、同一人物が同じ区画に不自然に長く滞在しないよう担当エリアをローテーションし、1人あたりの滞在時間を区切る運用も有効です。ポスティングくんでは、GPSによる配布記録で「いつ・どのエリアを回ったか」を可視化しているため、万一の問い合わせにも客観的な記録で説明できます。

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「チラシお断り」表示と投函を控える判断基準

ポスティングをめぐっては、住居侵入やプライバシー、迷惑行為に関する論点が指摘されることがあります。ただし、どの行為がどう評価されるかは、敷地の構造・表示の有無・態様・繰り返しの程度など個別事情によって大きく変わり、一律の結論を出せるものではありません。だからこそ現場で必要なのは、法律の解釈を配布スタッフに判断させることではなく、「迷ったら投函しない」を社内ルールとして明文化することです。1枚の投函で得られる反響より、通報や苦情によって失う信用のほうがはるかに大きい、という前提を共有しておきます。

投函を控えるべき代表的なケース

  • 「チラシお断り」「ビラ投函禁止」のステッカー・掲示がある郵便受け、玄関、門扉、エントランス
  • 管理規約でチラシ投函を禁止すると明示されているマンション・アパート
  • 管理人や管理会社から口頭で断られた物件(口頭でも記録に残す)
  • 郵便受けが敷地の奥にあり、門扉や玄関扉を開けなければ届かない戸建て
  • 投函口がテープ等で塞がれている、あるいは古いチラシがあふれて落ちそうな状態
  • 郵便物が長期間たまっているなど空き家・長期不在と推測される住宅
  • 官公庁・学校・警察関連施設・医療機関・介護施設など、私的なチラシの投函になじまない建物
  • 敷地内にカメラ付きインターホンや防犯表示があり、立ち入りを明確に拒んでいると読める住宅

「配布禁止リスト」を資産として運用する

一度でも苦情や指摘があった住所は、その場限りの対応で終わらせず、住所・建物名・部屋番号・申し出日・内容をセットで記録し、配布禁止リストとして全スタッフに共有します。次回以降の配布データから自動的に除外できる形にしておくことが重要で、リストがスタッフの記憶頼みになっていると、担当者が変わった瞬間に同じ住所へ再投函して「前にも断ったのに」と強い反発を招きます。苦情発生後の共有と再発防止の手順も合わせて整備しておくと、リストが確実に更新されていきます。

運用のチェックポイントは次の3点です。

  1. 更新頻度:申し出を受けたら当日中にリストへ反映し、次回配布前に必ず最新版を配る
  2. 単位の精度:集合住宅は「建物全体」か「特定の部屋のみ」かを明記し、過剰除外も取りこぼしも防ぐ
  3. 発注者への共有:除外件数を報告し、配布枚数とエリアの整合が取れるようにする

断り表示の無視は依頼主のブランドを傷つける

お断り表示を無視した投函は、通報リスクが上がるだけでは終わりません。投函されたチラシには依頼主の店名・電話番号・所在地が印刷されているため、住民の不快感はそのまま広告主への悪印象として残ります。SNSや口コミに書き込まれれば、配布した1枚のコストとは比べものにならない損失になります。配布スタッフには「1軒スキップしても誰も困らないが、1軒のトラブルは全体を止める」と伝え、判断に迷う住宅は飛ばす運用を徹底しましょう。表示への配慮を徹底する姿勢そのものが、長く安心して配布を続けられる体制づくりの土台になります。

住民から声をかけられたときの対応スクリプトとクレーム処理

通報に発展するトラブルの多くは、その前段階である「住民からの声かけ」で止められます。逆に、この場面で反論したり早足で立ち去ったりすると、相手の不安が一気に高まり通報につながります。現場対応と、後日会社に入るクレーム対応は性質が違うため、それぞれ別の手順として用意しておくのが実務的です。

現場での基本スクリプト5原則

  1. 立ち止まって会釈する:作業を止め、相手の正面に体を向ける。歩きながらの応答はしない。
  2. 社名と配布物を名乗る:「〇〇のチラシをお届けしております、△△と申します」と短く伝え、求められれば身分証や配布物を提示する。
  3. 苦情ならまず謝罪し、その場で投函を中止:「ご不快な思いをさせて申し訳ありません。こちらのお宅は今後お控えします」と明言する。
  4. 回収を求められたら応じる:投函済みのチラシを抜いてほしいと言われたら、住民の立ち会いのもとで受け取り、無理に自分でポストへ手を入れない。
  5. 議論・反論はしない:説明は「控えます」「報告します」の2点に絞り、その場で是非を争わない。

言ってはいけない禁句

  • 「法律違反ではありません」「違法じゃないので問題ないです」
  • 「他のお宅にも同じように配っています」
  • 「お断りの表示が見えませんでした」など言い訳から入る言葉
  • 「会社に言ってください」と突き放す表現

正しさを主張した瞬間に、相手の関心は「チラシ」から「態度」へ移り、話が長期化します。現場の役割は解決ではなく、不安の火消しと情報の持ち帰りだと割り切ることが大切です。

依頼主側・受電時の処理フロー

  1. 謝罪と傾聴:まず謝意を示し、相手の話を途中で遮らない。
  2. 正確な聞き取り:住所(建物名・部屋番号まで)、日時、配布物の種類、要望(今後不要/回収希望/担当者からの連絡希望)を記録する。
  3. 配布禁止リストへ登録:その場で登録し、「次回以降の配布対象から外します」と具体的に伝える。
  4. 再発防止策の説明:配布員への共有方法と反映時期を簡潔に伝える。曖昧な「気をつけます」で終えない。
  5. 必要に応じて折り返し報告:確認に時間がかかる場合は期限を約束し、必ず連絡する。

苦情は件数より「内容」を分析する

クレームは0件を目標にしつつ、発生したら記録を残して傾向を見ます。特定エリア・特定の集合住宅・特定の時間帯に偏っていないか、同一配布員に集中していないかを確認すると、原因は運用側にあることが多いと気づけます。詳しい共有手順はポスティング苦情の発生後にすべきことも参考にしてください。

代行業者を使う場合の契約前チェック

  • クレームの一次対応は業者か依頼主か、窓口が明確になっているか
  • 配布禁止リストが次回以降・担当者変更後も引き継がれるか
  • 苦情内容が報告書として共有されるか(発生日時・エリア・対応結果)
  • 回収対応や現場での謝罪方法が配布員教育に含まれているか

この4点が明文化されている業者であれば、万一の際も対応が属人化せず、通報リスクを大きく下げられます。

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通報を未然に防ぐ運用設計|配布計画・研修・記録の3点セット

現場での対応力も大切ですが、そもそも通報や苦情が起きにくい状態をつくることが本質です。トラブルは「個人の心がけ」ではなく「仕組み」で減ります。ここでは配布計画・研修と体制・記録の3点セットで運用を設計する方法を整理します。

①配布計画:地図で区切り、無理のない枚数にする

まず配布エリアを地図上で明確に区切り、どこを配るのか/配らないのかを文字と線で確定させます。曖昧な「○○駅周辺」といった指示は、配布員が判断に迷い、敷地内に入り込むなどの逸脱を招きます。

  • 投函禁止物件(管理会社からお断りのある集合住宅、掲示のある建物)をリスト化して除外する
  • 過去に苦情が入った住所・棟を「配布除外リスト」として引き継ぎ、次回以降は必ず外す
  • 1日あたりの配布枚数を無理のない水準に設定し、急ぎすぎによる雑な投函(はみ出し・二重投函)を防ぐ
  • 時間帯は日中中心に設定し、日没後や早朝の作業は避ける

枚数と日数の見積もりが甘いと現場が焦ります。配布期間に余裕を持たせる考え方はポスティング頻度と年間スケジュールの立て方も参考になります。

②研修と体制:身分を示せる状態を標準にする

不審者と誤解される最大の原因は「身元が分からないこと」です。配布員が自分の立場をすぐ説明できる状態を、会社側が用意します。

  1. 事前教育:投函可否の判断基準、敷地に立ち入らない範囲、声をかけられた際の受け答えを共有する
  2. 身分証・腕章の発行:社名と連絡先が確認できるものを常時携帯させる
  3. 緊急連絡先の携帯:その場で責任者に取り次げる番号を必ず持たせる
  4. 即時報告ルール:警察や住民から声をかけられた時点で、解決の有無にかかわらず責任者へ報告する

「小さな声かけは報告しない」運用にすると、後で状況が分からなくなります。報告のハードルは意図的に下げておくのが実務上有効です。

③記録:いつ・どこを・誰が配ったかを残す

通報や問い合わせが入ったとき、最も説得力があるのは客観的な記録です。配布日・エリア・担当者・開始終了時刻を残しておけば、事実確認が短時間で終わります。

とくにGPSによる配布報告があれば、配布ルートと通過時刻を地図上で確認でき、「その時間にその場所を配布していたのか」を後から客観的に説明できます。逆に、該当エリアを配っていなかったことの確認にも使えるため、無関係な案件と切り分けられる点も実務的なメリットです。

配布方法の選び方でリスクとコストは変わる

軒並み配布は到達世帯が多い一方、投函不可物件との接触機会も増えます。集合住宅集中は効率が高い反面、管理規約の確認が要になります。エリア指定配布は商圏を絞れるため無駄が少なく、苦情リスクの高い区域を外す設計もしやすくなります。目的と地域事情に合わせて選び分けることが大切です。

また、明朗会計で追加費用が発生しない体制であれば、まず小ロットでテスト配布し、反応と苦情の発生状況を確認してから本格展開する進め方が取れます。費用は枚数・エリア・時期により変動するためあくまで目安ですが、段階的に広げる運用はリスク管理としても有効です。

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まとめ|トラブルに強いポスティング体制を整えて安心して集客する

チラシ配布中の通報は、配布員の悪意やルール違反がなくても起こり得ます。住宅街で見慣れない人物が一軒ずつポストに近づく行為は、住民の目には「不審な動き」として映りやすいからです。逆に言えば、誤解を生まない見た目・動き方・時間帯を整えておけば、通報の大半は未然に防げます。本記事の要点を、実務チェックリストとして整理します。

トラブルを防ぐ4つの土台

  • 装備:社名入りベスト・名札・配布物一式を携行し、身元をすぐ示せる状態にする。夜間は反射材とライトを併用する。
  • 時間帯:早朝・深夜を避け、原則として日中〜日没前に配布。季節による日の長さの違いも考慮して終了時刻を決める。
  • 投函判断:「チラシお断り」表示、施錠された門扉や敷地内、管理規約で禁止されている集合住宅には投函しない。迷ったら入れない。
  • 記録:配布日・時間・エリア・担当者・枚数を残す。GPSによる配布報告があれば、いつどこを回ったかを客観的に説明できる。

万一通報されたときの基本姿勢

  1. 作業をいったん中止し、走らず、その場で落ち着いて待つ。
  2. 身分証・名札・チラシを提示し、依頼主と配布業務であることを簡潔に説明する。
  3. 質問には誠実に答え、注意を受けた箇所は当日のうちに配布ルールへ反映する。
  4. 発注者にも状況を共有し、必要ならそのエリアを配布対象から外す。

やましい点がなければ、多くの場合は事情の確認だけで終わります。慌てて立ち去ることが最も誤解を広げるため、「止まって・見せて・説明する」を徹底してください。あわせて、苦情発生後の共有と再発防止の手順まで決めておくと、同じトラブルの再発を抑えられます。

効果はあくまで目安、テスト配布で検証する

反響率や費用は、地域の世帯構成・業種・季節・チラシの内容によって大きく変動します。一般的な目安として語られる数値をそのまま自社に当てはめるのではなく、まずは小ロットでテスト配布を行い、問い合わせ数や来店数を記録して次回のエリア・枚数・時期を調整していく姿勢が有効です。配布記録と反響データを突き合わせることで、「どの地域が効いているか」が見えてきます。

ポスティングくんは、全国対応・GPSによる配布報告で「本当に配ったか」を可視化し、追加料金のない明朗会計で運用しています。小ロットのテスト配布から大量配布まで対応し、軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定など配布方法も選べます。クレーム対策や投函判断のルール運用も含めてご相談いただけます。

配布エリアや枚数の決め方、予算に応じたプランづくりまで、まずはお気軽にご相談ください。無料査定・法人見積りのお問い合わせはこちらから受け付けています。


よくある質問(FAQ)

Q. チラシ配布中に警察官から職務質問されたら、必ず答えないといけませんか?
A. 職務質問への回答は任意ですが、実務上は身分証・依頼主名・配布エリアの3点を落ち着いて示したほうが、その場で誤解が解けて早く終わります。無言で立ち去ると疑いを強めてしまうため、配布員証や委託内容が分かる書類を常時携帯させる運用が安心です。判断に迷う場面では、その場で自社の管理者や配布代行会社の担当者に電話をつないでもらうのも有効です。
Q. ポストに投函しただけで住居侵入などの違法行為になりますか?
A. 一般に、集合住宅の共用部や戸建ての敷地内への立ち入りは、管理者や居住者の意思に反するかどうかが問題になり得るとされており、個別の事情で判断が分かれます。実務では法解釈を争うより、「オートロック内には入らない」「門扉を開けて敷地奥へ進まない」「お断り表示のあるポストには投函しない」という運用ルールを徹底するほうが確実です。判断に迷う物件は投函せず、スキップして記録に残す運用をおすすめします。
Q. 配布代行を頼めば、通報やクレームの対応も任せられますか?
A. 弊社では配布員への身分証携帯・腕章着用・投函禁止物件のルール共有を事前に徹底し、現場で声をかけられた際の対応手順もマニュアル化しています。万一問い合わせが入った場合も、GPSによる配布報告で「いつ・どのエリアを配布したか」を確認できるため、事実にもとづいた説明が可能です。ただし通報やクレームが絶対に起きないと保証するものではなく、発生時の連絡体制を含めて事前にご案内しています。


「ポスティング 通報」について、より詳しくまとめた記事があります。あわせてご覧ください。
ポスティングは早朝何時から?苦情を防ぐ配布時間帯の実務ルール

「ポスティング 通報 され た」について、より詳しくまとめた記事があります。あわせてご覧ください。
ポスティングで通報された時の対応|法人担当者が取るべき手順と再発防止

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