ポスティングを続けていると、「勝手に入れるな」「お断りと書いてあるのに入っていた」といった苦情の連絡を受けることがあります。大切なのは、その一本の連絡を「トラブル」で終わらせず、二度目を起こさない仕組みに変えることです。苦情そのものはゼロにできませんが、受電時の対応、配布業者への情報連携、除外登録、配布員への再教育という流れを整えておけば、同じ住所・同じエリアからの再発は大きく減らせます。
この記事では、実際に苦情を受けた店舗オーナーや販促担当の方が「今日、何をどの順番でやればよいか」がわかるように、発生後の実務フローをステップで整理します。特に軸足を置くのは、配布代行業者との情報共有と再発防止の運用ルールです。GPSによる配布報告があれば、苦情のあった日時・エリアの配布状況を照合し、原因の切り分けまで進められます。自社配布・業者委託のどちらの場合にも使える内容として、記録の残し方やチェックリストもあわせて紹介します。
苦情が入った直後の一次対応:聞き取るべき5項目と記録の残し方
ポスティングの苦情は、電話・来店・メール・SNSのメッセージなど、さまざまな経路で届きます。発生後の初動で最も大切なのは、相手の話を遮らずに最後まで聞き切ることです。途中で「うちの業者はそんなことはしないはずです」と否定すると、事実確認以前に感情の問題へ発展し、対応が長期化します。まずは「ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」という範囲の一般的な謝意表明にとどめ、法的責任の所在や賠償の有無をその場で約束しないことが原則です。事実関係は業者への共有と配布記録の照合を経てから判断します。
聞き取るべき5項目
感情的なやり取りを避けつつ、再発防止に使える情報を残すため、以下の5項目を必ず確認します。
- 住所:町名・番地だけでなく、建物名・棟・部屋番号まで。集合住宅は共用ポストか各戸ドアポストかも確認します
- 投函された日付と時間帯:正確でなくても「先週の木曜の夕方ごろ」など推定で構いません。配布報告との照合に使います
- チラシの種類・デザイン:複数商材を配っている場合は、色味・キャッチコピー・裏面の有無まで聞くと特定が早くなります
- お断り表示の有無と場所:ポスト面のシール、門扉の貼り紙、集合住宅の掲示板など、どこに何と書かれていたか
- 相手の要望:今後投函しないでほしい/チラシを回収してほしい/責任者から連絡がほしい、のどれかを明確にします
電話メモのフォーマット例
担当者が不在でも同じ品質で対応できるよう、受付メモは1枚のシートに統一しておきます。
- 受付日時/受付者名/連絡経路(電話・来店・メール)
- 申出者の呼称(名乗られた範囲のみ。無理に氏名を求めない)と連絡先
- 上記5項目の回答欄
- 相手の発言の要旨(要約せず、できるだけそのままの表現で)
- その場で伝えた内容(謝意表明の文言、折り返し予定)
- 業者への共有日時/照合結果/最終回答日
言い回しと折り返しの目安
応対の原則は3つです。否定しない・推測で断定しない・即答できないことは「確認して折り返す」。「配布員が捨てたのでは」「他社のチラシと混ざったのでは」といった推測は、たとえ内心そう思っても口にしません。折り返しは当日中、遅くとも翌営業日を目安に設定し、その場で「本日17時までに、または明日の午前中にご連絡します」と時刻まで伝えると、二次クレームを大きく減らせます。回答がまだ出ていなくても、期日には「確認中である」旨を必ず連絡します。
記録の残し方と苦情台帳
通話を録音する場合は、冒頭で録音している旨を伝えるのが基本です。録音が難しい場合でも、通話終了直後にメモを清書し、記録した日時と記録者名を残します。記憶が新しいうちに書くことが精度を左右します。
さらに、個別のメモをExcelやスプレッドシートの苦情台帳に集約します。列構成の例は「受付日/受付者/経路/住所(建物・棟・部屋)/推定投函日時/チラシ種別/お断り表示の有無/要望内容/業者共有日/照合結果/除外登録済みチェック/完了日/備考」。この形にしておくと、同一エリア・同一時期に集中していないか、特定のチラシだけで起きていないかを後から集計でき、配布禁止エリアリストの作成にもそのまま活用できます。苦情を一件の出来事で終わらせず、次の配布設計に返すためのデータとして蓄積する姿勢が、再発防止の出発点になります。
配布業者への情報連携:住所・日時・チラシ種別をセットで渡す
苦情の一次対応で情報を聞き取ったら、次は配布業者への連携です。ここでよくある失敗が「クレームが1件入ったので気をつけてください」という抽象的な連絡だけで終わらせてしまうこと。これでは業者側は誰がどの現場で何をしたのか追跡できず、配布員への具体的な指導もできません。結果として同じ住所から再び苦情が入り、店舗の信用だけが削られていきます。苦情の発生後は、原因特定と再発防止に必要な情報を「セット」で渡すことが鉄則です。
業者に必ず伝える5点セット
- 住所:市区町村・丁目・番地に加え、建物名・棟・部屋番号まで。戸建てか集合住宅かも明記する
- 投函日と時間帯:「◯月◯日 午前中」など。日付が不明なら「◯日〜◯日の間」と範囲で伝える
- チラシ種別:商材名・配布ロット名・印刷物の版(表面の主要コピーや色味でも可)
- お断り表示の有無:「チラシお断り」シールの有無、貼付位置(ポスト本体/集合ポスト脇/エントランス掲示)
- 相手の要望:今後の投函停止のみか、謝罪連絡を求めているか、管理会社への説明を求めているか
この5点が揃っていれば、業者は配布記録と突き合わせて「どの配布員が担当した区画か」までを短時間で特定できます。逆に住所が「◯◯町のマンション」程度だと、配布員全員に注意喚起するしかなく、再発防止としては精度が落ちます。
連絡は必ず文字で残し、受領確認をもらう
電話や口頭での伝達は、担当者の交代や配布員への伝言過程で内容が変質・欠落しやすいものです。メールやチャットなど文字で記録が残る経路で送り、必ず「受領しました」「除外リストに反映しました」という返信をもらう運用にしましょう。後日同じ住所から苦情が再発した場合、どこで伝達が途切れたのかを検証できます。連携のスピード目安は発生当日〜翌営業日まで。次回配布が迫っている場合は、配布開始前に反映が間に合うかどうかを明示的に確認します。
複数業者を併用している場合の切り分け
エリアごとに業者を分けている場合、「どの業者の配布か」の特定から始まります。突き合わせの軸は、①配布期間(各社の作業日程と苦情の投函日を照合)、②担当エリア(該当住所がどの社の割り当て区画か)、③チラシの版(A社にはA版、B社にはB版を納品していれば即判別可能)の3つです。あらかじめ業者ごとに印刷物の版や識別記号を変えておくと、切り分けが一気に楽になります。
配布報告があるとやり取りが1往復で済む
GPSによる配布報告が上がってくる体制であれば、報告書の該当ロット番号・配布日を添えて照会できるため、業者側も即座に該当範囲を絞り込めます。報告データを日頃から整理しておくことが、苦情発生後の初動を速くします(配布報告の保存と活用法も参考になります)。
そしてもう一つ重要なのが、契約時点で「苦情連絡の窓口」と「返答期限」を決めておくことです。担当営業のみが窓口だと不在時に止まります。共有メールアドレスや専用チャットを指定し、「苦情連絡は翌営業日までに一次回答」と取り決めておけば、緊急時にも判断が滞りません。
GPS配布報告で該当日時の配布状況を照合し、原因を切り分ける
苦情対応で最も難しいのは、「本当に自社のチラシがそのポストに入ったのか」を確かめることです。口頭のやり取りだけでは、配布した/していないの水掛け論になりがちで、謝罪すべき場面なのか、誤解を丁寧に解くべき場面なのかも判断できません。ここで力を発揮するのがGPSによる配布報告です。配布員の移動ルートと時間帯が記録として残っていれば、苦情の住所・日時と突き合わせて事実関係を客観的に確認できます。GPS報告は「疑いを晴らす」ためにも、「事実を認めて謝罪する」ためにも使える中立の材料だと考えてください。
照合の手順は3ステップ
- 苦情の住所・日時を報告データと突き合わせる:申し出のあった町名・丁目・建物名と、投函されたとされる日付・時間帯を、配布ルートの軌跡と稼働時間帯に重ねます。「◯月◯日の夜」という申し出に対し、その日の配布が午前中で終了していれば、時間帯の不一致が明確になります。
- 該当エリアに配布記録がない場合:自社配布ではない可能性が高まります。この場合も否定から入らず、「該当日時に当該エリアでの配布記録が確認できませんでした」と事実を伝え、同業他社のチラシや無断投函の可能性も含めて丁寧に説明します。あわせて、今後の配布対象から外す除外登録は受け付ける姿勢を示すと、感情的な対立になりにくくなります。
- 記録がある場合:担当した配布員を特定し、当日の状況をヒアリングします。天候、集合住宅のポスト形状、お断り表示の有無、管理室・掲示板の確認状況など、具体的に聞き取ることが重要です。
切り分けたい5つのパターン
- お断り表示の見落とし:シールが小さい、ポスト内側にある、夕方以降で視認性が落ちていたなど、見落としの背景を確認します。
- 集合住宅の管理規約違反:掲示板や管理室の確認漏れで、投函禁止物件に入れてしまったケース。物件単位での可否管理が甘いと繰り返し起こります。
- 投函品質の問題:チラシの折れ、雨濡れ、はみ出し、複数枚の重複投函など。内容ではなく扱い方への不快感が苦情の主因になることもあります。
- 配布禁止指定の反映漏れ:過去に申し出があったのに、配布禁止エリアリストへ登録されていなかった、または最新版が配布員に渡っていなかったケースです。
- 第三者による投函:他社や無断配布によるもの。記録の不一致から判断します。
報告書と苦情台帳を紐づけて管理する
配布報告は、配布完了後すぐに確認して終わりにせず、社内で保管しておくことをおすすめします。目安として1〜2年程度(継続発注しているエリアは直近の複数回分をまとめて)保存し、苦情台帳の1件ごとに「該当する配布報告の日付・エリア・チラシ種別」を紐づけておくと、同じ住所からの再申し出や、特定エリアでの苦情の偏りにすぐ気づけます。
結論として、数字や記録の残らない配布では、原因の切り分けも再発防止の改善も回りません。苦情を減らしたいなら、まず「どこに・いつ・誰が配ったか」が後から確認できる状態をつくることが出発点になります。
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除外登録(配布禁止リスト)への反映と、次回配布までの確実な引き継ぎ
苦情の内容が「今後は入れないでほしい」という要望であれば、最優先すべき対応は謝罪の言葉より除外登録(配布禁止リスト)への確実な反映です。謝罪しても次回また投函されれば、苦情は一気に強いクレームへ発展します。逆に、一度の申し出で確実に止まれば、それ以上こじれることはほとんどありません。
除外登録の粒度を決める
除外は「どこまでの範囲を止めるか」を明確にしないと現場で判断がぶれます。一般的には次の4段階で整理します。
- 部屋単位:戸建て1軒、または集合住宅の特定の号室のみ除外。申し出た本人の要望が限定的な場合。
- 建物単位:集合住宅は原則こちらを推奨。配布員が号室を見分けるのは難易度が高く、建物ごと除外したほうが再投函の事故が起きません。管理会社・オーナーからの申し出は必ず建物単位で登録します。
- 町丁単位:自治会や複数世帯から同種の申し出が続くエリア。配布可能数への影響が大きいため、業者と相談のうえ判断します。
- 管理物件の一括除外:管理会社から「当社管理物件すべて不可」と言われた場合。物件リストを受け取り、建物名・住所単位でまとめて登録します。
反映タイミングを「次回のルート作成前」に固定する
除外リストは、次回配布のルート作成前までに反映されていなければ意味がありません。配布開始の直前に依頼した場合、すでに地図やエリア割りが確定していることがあります。その際は、配布日を数日ずらしてでも反映を優先する判断が結果的に安全です。依頼時は「いつの配布から適用されるか」を業者に必ず文面で確認しておきましょう。
よくある失敗3パターンと対策
- 口頭だけで伝えて次のロットで再投函:電話連絡は記録に残りません。住所・建物名・号室・申出日をメールやフォームなど文字で送り、業者側の登録完了返信まで受け取ってワンセットとします。
- 担当配布員が変わって引き継がれない:個人のメモ管理ではなく、エリアマスターに紐づくデータとして登録されているかを確認します。配布禁止エリアリストの作り方を参考に、業者と共通フォーマットを持つと引き継ぎ漏れが減ります。
- 複数業者に片方だけ登録した:エリアごとに業者を分けている場合、登録漏れが起きやすい典型です。除外情報は発注しているすべての業者へ同時配信するルールにします。
店舗側でもマスターを持つ二重管理を
除外リストは業者任せにせず、発注側でもマスターを保有してください。業者変更や担当交代があっても情報が失われず、発注のたびに最新版を添付して渡せば、業者側の登録漏れも二重チェックできます。管理項目は「住所/建物名/号室(あれば)/除外範囲/申出日/申出元(本人・管理会社・自治会)/対応状況」の7項目で十分です。
お断り表示と管理会社確認を配布前提ルールに
除外登録は事後対応ですが、そもそも「チラシお断り」ステッカーや掲示がある世帯・建物には投函しないことを配布前提のルールとして業者と共有しておけば、苦情の母数自体が減ります。集合住宅では管理規約で投函が禁止されている場合があるため、管理会社・管理人への確認を優先する運用が安全です。
除外増加を見込んだ配布計画の見直し
除外が積み上がると、同じエリアでも配布可能数は確実に減ります。「1万枚配布」の前提が崩れ、未配と誤解されることもあります。除外登録を行ったら、次回の見積もり時にエリア内の有効世帯数を再算出し、不足分をどの隣接エリアで補うかまで含めて業者と詰めておきましょう。苦情対応を配布計画の更新につなげることが、実務としての再発防止です。
配布員への再教育と配布ルールの見直し:再発防止を仕組みにする
苦情が起きたあとに「気をつけます」で終わらせると、担当者が変わった瞬間に同じことが起こります。再発防止は個人の注意力ではなく、ルール(何をするか)・チェック(守れたか確認する)・記録(残して次に引き継ぐ)の3点セットで仕組み化することが前提です。以下は実際の現場で運用しやすい形に落とし込んだ手順です。
再教育で必ず押さえる4つの項目
- お断り表示の見落とし防止:ポスト投入口の面だけでなく、門扉・玄関まわり・集合ポストの掲示板やエントランス表示まで目視する。小さなシールや手書きの貼り紙も対象に含める。
- 投函の作法:先に入っている郵便物を押し込まない、チラシをはみ出させない、雨天時は濡らさない(防水対策が難しい日は配布を見合わせる判断も含む)、同一世帯への複数枚投函を禁止する。
- 集合住宅での立ち入りルール:管理規約や掲示での禁止表示がある建物には入らない。オートロック内への無断立ち入りはしない。管理人・住民と接触した場合は指示に従う。
- 声をかけられた際の対応:会社名と依頼主を正確に伝え、その場で言い返したり議論したりしない。連絡先を案内し、内容と時刻を即時に報告する。
教育のタイミングを3段階で設計する
- 発生後の速報共有:苦情を受けたら当日〜翌日に、該当エリアを担当する配布員全員へ事実と対応内容を共有する(個人を責める内容にしない)。
- 定期ミーティング:月1回など定例で、直近の苦情傾向と除外登録の追加分を確認する。
- 新規配布員の初回研修:ルール説明→同行配布→初回の抜き打ち確認、の順で必ず実地確認まで行う。
現場で回るチェックリストとブリーフィング例
- 配布前:担当エリアの配布禁止住所リストを地図に反映済みか確認する。
- 配布前:当日のチラシ種別・枚数・配布時間帯(早朝深夜を避ける)を口頭で復唱する。
- 配布中:お断り表示を見つけたら投函せず、住所をメモして持ち帰る。
- 配布後:気になった建物・住民対応の有無を報告フォームに記入する。
- 翌営業日:管理者が報告内容を確認し、必要な住所を除外リストへ追記する。
店舗・発注側でできる改善も同時に
苦情要因は配布動作だけではありません。チラシの内容と配布計画も見直しましょう。過度に煽る表現や、お得感が強すぎて誤認を招く表示は避け、紙面の隅に配布停止の連絡先(電話・フォーム)を明記しておくと、住民が業者ではなく発注主へ直接連絡でき、対応が早くなります。また、同一エリアへの高頻度投函は苦情の典型要因なので、ポスティング頻度と年間スケジュールの立て方を踏まえて間隔を調整してください。軒並み配布・集合住宅集中・エリア指定のどれを選ぶかでも接触頻度は変わります。
KPIは「1万枚あたりの苦情件数」で見る
改善の効果は感覚ではなく数字で追います。おすすめは配布1万枚あたりの苦情件数を算出し、四半期ごとに推移を見る方法です。件数そのものはエリア特性や配布物の内容でも変わるため絶対的な基準にはできませんが、同じ商圏で同じ配布方法を続けているなら、施策前後の比較指標として十分機能します(あくまで社内管理上の目安としてご活用ください)。数値が悪化した四半期はエリア・時間帯・デザインのどれが変わったかを切り分け、次の配布計画に反映させていきます。
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まとめ:苦情を「改善データ」に変える体制づくりと無料相談のご案内
ポスティングの苦情は、発生後の動き方で結果が大きく変わります。本記事で解説した流れをもう一度整理します。まず一次対応で住所・日時・チラシ種別・投函状況・相手の要望の5項目を聞き取り、その場で記録に残す。次に業者への情報連携として、聞き取った内容をセットにしてメールなど履歴が残る形で共有する。続いてGPS配布報告との照合で該当日時に本当に自社のチラシが配布されたかを確認し、自社配布分か他社・他媒体の混同かを切り分ける。原因が特定できたら除外登録(配布禁止リスト)に反映し、次回配布の指示書へ確実に引き継ぐ。最後に配布員への再教育と配布ルール・時間帯・エリアの見直しを行い、年間の配布計画に反映させる。この一連のサイクルを回すことで、1件の苦情が次回以降の品質を上げる改善データになります。
苦情はゼロにできない前提で「記録が残る体制」を持つ
どれだけ丁寧に配布しても、チラシそのものを望まない世帯は一定数存在します。したがって目標は「苦情ゼロ」ではなく、発生したときに事実を確認でき、同じ住所で二度繰り返さない状態をつくることです。配布日時と経路が記録として残っていれば、事実確認に基づいた誠実な説明ができ、話が長引きにくくなります。逆に記録がないと、身に覚えのない苦情まで引き受けることになり、社内の対応コストだけが膨らみます。記録が残る配布体制こそ、店舗や企業の信用を守る最大の防御です。あわせて配布禁止エリアリストの作り方を整備しておくと、除外情報が属人化せず蓄積されていきます。
業者選定時に確認すべきチェックポイント
- 配布報告の有無と内容:配布日・エリア・枚数だけでなく、GPSログや写真など第三者が見て確認できる形式か
- 苦情受付窓口と返答期限:連絡先が明確か、報告から何営業日で一次回答があるか
- 除外リストの管理方法:登録の反映タイミング、次回配布指示書への引き継ぎ方法、担当者が変わっても継続するか
- 配布員教育の体制:お断り表示への対応、投函マナー、時間帯ルールの周知・確認方法
- 料金の内訳が明確か:配布単価・エリア設定・報告費用などの区分が示されているか。料金はエリア・枚数・時期により変動する目安であり、追加料金の発生条件を事前に確認しておく
株式会社ポスティングくんでは、GPSによる配布報告で「いつ・どこを配ったか」を確認できる体制を整え、全国対応・明朗会計(追加料金なし)でご依頼をお受けしています。小ロットのテスト配布から大量配布まで対応し、軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定といった配布方法もご要望に応じて選択いただけます。苦情が発生した際の除外登録や配布ルールの見直しについても、担当者が窓口となって対応します。
苦情対応の運用づくりから配布計画の見直しまで、まずはお気軽にご相談ください。無料査定・法人お見積りを承っております。現在の配布エリア・枚数・頻度をお知らせいただければ、費用の目安(エリア・枚数・時期により変動します)と再発防止を組み込んだ配布プランをご提案します。お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ポスティングの苦情はどこに言えばいい?連絡先別の特徴と使い分け
「ポスティングの苦情はどこに言えばよいのか分からない」という声は、チラシを受け取った住民側からも、問い合わせを受けた広告主側からも多く寄せられます。結論から言うと、最短で止まるのは「チラシに記載された広告主(依頼主)」か「チラシ下部・裏面に小さく記載された配布業者」への直接連絡です。行政や警察は、原則として投函そのものを止める権限を持たないため、まずは配布の実行者につながるルートを選ぶのが実務的です。
連絡先ごとの役割と向き不向き
| 連絡先 | できること | 停止までの目安 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 広告主(チラシ記載の店舗・会社) | 配布業者へ除外依頼を転送。次回配布から対象外に | 数日〜次回配布分から | 連絡先が明記されている一般的なチラシ |
| 配布業者(チラシ隅に社名記載がある場合) | 配布禁止リストへ住所を直接登録 | 登録即日〜次回配布分 | 同じ業者の複数チラシが届く場合 |
| 管理会社・大家(集合住宅) | 共用部の掲示・ポスト周りの表示、立入ルールの徹底 | 掲示後の次回配布から | マンション全体で投函が多い場合 |
| 自治体の消費生活センター等 | 一般的な相談・助言 | 即時の停止力はない | 連絡先不明・対応が得られない場合 |
| 警察 | 住居侵入等、明確なトラブルがある場合の相談 | 個別判断 | 無断立入や威圧的な行為を伴う場合 |
広告主側が「どこに」で迷わないための準備
苦情を受けた広告主側は、受付窓口を一本化しておくと対応が安定します。実務上は次の3点を事前に決めておくと混乱しません。
- 受付窓口:店舗代表番号/問い合わせフォームのどちらで受けるかを決め、スタッフ全員に共有
- 一次回答の型:謝罪 → 住所の確認 → 配布停止の約束 → 折り返し期限(目安48時間以内)
- 業者への連絡経路:担当者名・メールアドレス・緊急時の電話番号を1枚にまとめて掲示
ポスティングくんでは、配布に関するお問い合わせ窓口を明確にしたうえで、該当住所を配布禁止リストへ反映する流れを標準としています。全国対応のため、複数エリアに同時配布している場合でも、停止依頼の窓口が分散しない点も負担軽減につながります。
苦情連絡先が分からないチラシへの対処と、広告主が整えるべき表示
「どこに言えばいいか分からない」最大の原因は、チラシに連絡先が読み取りにくいことです。受け取った側・依頼した側の双方で、確認すべきポイントと改善策を整理します。
チラシから連絡先を特定する手順
- 表面の店舗情報(電話番号・住所・サイトURL)を確認する
- 裏面の下部・端に小さく入る配布業者名や「配布に関するお問い合わせ」表記を探す
- QRコードがある場合は遷移先の企業情報ページで運営者を確認する
- 社名のみで番号がない場合は、社名+「ポスティング」で検索し公式サイトの問い合わせ窓口を使う
- いずれも不明な場合は、投函日・時間帯・チラシの写真を記録し、集合住宅なら管理会社へ共有する
記録は「日付・時間帯・チラシ名・投函状況(ポストからはみ出していた等)」の4点を残すと、業者側で配布ルートの照合がしやすくなります。GPS配布報告を取得している業者であれば、記録された日時・ルートと照合して自社の配布分か他社分かを切り分けることができ、心当たりのない苦情を抱え込まずに済みます。
広告主が事前に整えておく表示・運用
| 項目 | 推奨する対応 | 効果の目安 |
|---|---|---|
| チラシ上の問い合わせ表記 | 「配布中止のご連絡先」を裏面下部に明記 | 苦情の行き先が明確になり一次対応が短縮 |
| お断り表示への配慮 | 「チラシお断り」掲示のポスト・玄関は投函しないルールを徹底 | 苦情そのものの発生を抑制 |
| 配布方法の選択 | 軒並み配布/集合住宅集中/エリア指定を目的別に選ぶ | 不要層への投函を減らし反響効率も改善 |
| 配布禁止リスト | 受付した住所を即時登録し次回配布前に反映 | 同一住所からの再苦情を防止 |
なお、集合住宅の投函可否は管理規約や掲示の有無で異なり、トラブルを避けるには「掲示があれば入らない」という運用の徹底が基本です。ポスティングくんでは、配布方法を目的に応じて選べるほか、小ロットからの配布やデザイン・印刷までの一括対応により、費用を抑えながらテスト配布で反応を確かめることも可能です。料金はエリア・枚数・時期により変動するため、具体的な金額は目安としてお見積りでご確認ください。苦情対応の体制づくりも含め、無料相談でご案内しています。
ポスティングを依頼する前に
よくある質問(FAQ)
「ポスティング 苦情 どこに」について、より詳しくまとめた記事があります。あわせてご覧ください。
ポスティング中止依頼の連絡先は?個人でできる止め方と手順

